TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024101890
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2023006090
出願日2023-01-18
発明の名称給電制御装置
出願人TPR株式会社
代理人IAT弁理士法人
主分類B60W 20/13 20160101AFI20240723BHJP(車両一般)
要約【課題】小型の発電機を利用しながら電欠車両へ十分な給電を行う。
【解決手段】電気自動車の駆動用バッテリに給電可能なエンジン駆動の移動体に搭載された給電制御装置1は、エンジン11によって駆動され発電する発電機14と、エンジン11と発電機14との間の動力伝達経路を断続可能なクラッチ15と、発電機14によって発電された電力を駆動用バッテリ3へ給電する給電部と、給電部から駆動用バッテリ3へ給電が開始されたことを判断する給電開始判断部と、給電開始判断部によって給電開始が判断されたときクラッチ15を開放してエンジン11の回転速度を上昇させるエンジン制御部18と、エンジン制御部18によってエンジン11の回転速度がクラッチ締結許容値より高くなったときクラッチ15を滑らせながら徐々に締結させるクラッチ制御部19と、を備える。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
電気自動車の駆動用バッテリに給電可能なエンジン駆動の移動体に搭載された給電制御装置であって、
前記移動体のエンジンによって駆動され発電する発電機と、
前記エンジンと前記発電機との間の動力伝達経路を断続可能なクラッチと、
前記発電機によって発電された電力を前記駆動用バッテリへ給電する給電部と、
前記給電部から前記駆動用バッテリへ給電が開始されたことを判断する給電開始判断部と、
前記給電開始判断部によって給電開始が判断されたとき前記クラッチを開放して前記エンジンの回転速度を上昇させるエンジン制御部と、
前記エンジン制御部によって前記エンジンの回転速度がクラッチ締結許容値より高くなったとき前記クラッチを滑らせながら徐々に締結させるクラッチ制御部と、
を備えることを特徴とする給電制御装置。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記給電部を流れる電流値を検出する電流検出部をさらに備え、
前記給電開始判断部は、前記クラッチが締結された後に前記電流値が給電開始判断値より高くなったとき給電が開始されたと判断する、
ことを特徴とする請求項1に記載の給電制御装置。
【請求項3】
前記給電開始判断部は、前記クラッチが締結された後に前記発電機の回転速度が所定の発電機回転速度より低下したとき給電が開始されたと判断する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の給電制御装置。
【請求項4】
前記給電開始判断部は、前記クラッチが締結された後に前記エンジンの回転速度が所定のエンジン回転速度より低下したとき給電が開始されたと判断する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の給電制御装置。
【請求項5】
前記移動体は自動二輪車である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の給電制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気自動車の駆動用バッテリに給電可能なエンジン駆動の移動体に搭載された給電制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車は、走行中に駆動用バッテリのバッテリ残量がゼロになる、いわゆる電欠状態になると、駆動用の電動モータを回転させることができないため自走することができなくなる。また、エンジンによって駆動輪を駆動する従来の車両と比べて、相対的に航続距離が短いため自走不能となる可能性が高い。
【0003】
このような事態に対応するため、電源車が電欠発生現場に赴いて電欠した車両に最低限給電するロードサービスなどがある。しかし、エンジンを搭載したトラックなどの四輪自動車が電源車として用いられている。よって、例えば高速道路上で電欠した車両を起点に渋滞が生じている場合には、渋滞の車列の隙間を走行する必要があり、電欠発生現場に到達することが困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-088106号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1には、自動二輪車のエンジンによって発電した電力を、冷蔵庫や電子レンジなどの家庭用電気機器に給電することが開示されている。このような自動二輪車を電欠した車両のための電源車として利用すると、車体が小型であるため渋滞の車列の隙間を容易に走行できると考えられる。
【0006】
しかし、電欠した車両への給電には発電容量の大きな発電機が必要であるが、自動二輪車のような小型の移動体に本来搭載されている小型の発電機(オルタネータ)では電欠車両への給電には容量不足となる可能性がある。
【0007】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、エンジンを搭載した移動体に本来搭載されている小型の発電機(オルタネータ)とは別に付加した発電機を利用して電欠車両へ十分な給電を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面の給電制御装置は、電気自動車の駆動用バッテリに給電可能なエンジン駆動の移動体に搭載された給電制御装置であって、移動体のエンジンによって駆動され発電する発電機と、エンジンと発電機との間の動力伝達経路を断続可能なクラッチと、発電機によって発電された電力を駆動用バッテリへ給電する給電部と、給電部から駆動用バッテリへ給電が開始されたことを判断する給電開始判断部と、給電開始判断部によって給電開始が判断されたときクラッチを開放してエンジンの回転速度を上昇させるエンジン制御部と、エンジン制御部によってエンジンの回転速度がクラッチ締結許容値より高くなったときクラッチを滑らせながら徐々に締結させるクラッチ制御部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、比較的小さなエンジンを搭載する移動体に新たな発電機を付加して、電欠車両へ十分な給電を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る給電制御装置の概要を示す構成図である。
本発明の実施形態に係る給電制御装置が搭載された自動二輪車の概要を示す側面図である。
本発明の実施形態に係る給電制御装置を用いて電気自動車に給電する際の手順を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係る給電制御装置による給電開始時の処理を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係る給電制御装置による給電開始時の様子を示すタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社ジェイテクト
キャパシタ用電極、その製造方法及び電気化学キャパシタ
14日前
石福金属興業株式会社
触媒担持カーボン、それを用いた固体高分子形燃料電池用膜電極接合体および固体高分子形燃料電池
1か月前
個人
設置部材
4か月前
個人
車両用エアー傘
2か月前
個人
電池交換式自動車
27日前
個人
車内雨傘載置収納具
3か月前
個人
自動車盗難防止装置
2か月前
個人
荷台雨除け装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
4か月前
個人
キャンピングトレーラー
3か月前
株式会社タイヨー産業
補助枕
3か月前
個人
連結式、キャンピングカー
1か月前
個人
全自動解除式シートベルト
2か月前
個人
移動手段のミラーカバー。
1か月前
株式会社豊田自動織機
電動車両
2か月前
日本精機株式会社
運転支援装置
6日前
日本精機株式会社
表示システム
7日前
日本精機株式会社
表示システム
3か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
3か月前
個人
車両の座席装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
3か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
3か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
3か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
日本化薬株式会社
ガス発生器
1か月前
個人
セパレート型キャンピングカー
2か月前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
2か月前
アピオ株式会社
荷物用支持具
1か月前
個人
視認ペダル操作システム
2か月前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
2か月前
株式会社ニフコ
カップホルダ
3か月前
株式会社クボタ
作業車
3か月前
ダイハツ工業株式会社
レバー
1か月前
株式会社クボタ
作業車
3か月前
続きを見る