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公開番号2024101806
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2023005949
出願日2023-01-18
発明の名称運転者監視装置
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類G06T 7/00 20170101AFI20240723BHJP(計算;計数)
要約【課題】様々な状況について運転者の適切な監視を可能にすると共に、画像等のデータを処理する処理装置の処理負荷を低減する運転者監視装置を提供する。
【解決手段】運転者監視装置は、車両の運転者50を撮像可能な1つ以上の撮像部と、撮像部が撮影した像に基づいて運転者を含む動体検出処理を行う画像処理部とを有する。画像処理部は、運転者の脇見運転を検知したときに、撮像部が撮影した像i01~i03の全体の領域の中で、事前に定めた一部分の処理対象領域A01又はA02のみに限定して処理を実行する領域限定部を含む。検知した運転者の視認方向、車載装備品の位置情報、検知した運転者の体の位置などのいずれかを反映するように処理対象領域を決定する際に、事前に定めた領域のデータを保持する処理領域テーブルを利用して、領域の特定を容易にする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両の運転者を撮像可能な位置に配置された少なくとも1つの撮像部と、前記撮像部が撮影した像に基づいて動体検出処理を行う画像処理部とを有し、
前記画像処理部は、少なくとも前記運転者の脇見運転を検知したときに、前記撮像部が撮影した像全体の領域の中で、事前に定めた一部分の所定領域に限定して処理を実行する領域限定部を含む、
運転者監視装置。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記画像処理部は前記運転者の視認方向を検知する視認方向検知部を有し、
前記領域限定部は、前記視認方向検知部が検知した視認方向に基づいて前記所定領域を特定する、
請求項1に記載の運転者監視装置。
【請求項3】
前記領域限定部は、該当する車両に存在する装備品の位置情報に基づいて前記所定領域を特定する、
請求項1に記載の運転者監視装置。
【請求項4】
前記画像処理部は前記運転者の体の各部位の位置を検知する運転者位置検知部を有し、
前記領域限定部は、前記運転者位置検知部が検知した体の特定部位の位置を基準にして前記所定領域を特定する、
請求項1に記載の運転者監視装置。
【請求項5】
前記領域限定部は、前記運転者の体の特定の姿勢を検知したときに、その時の手の位置を基準にして、前記所定領域の位置を修正し記憶する、
請求項1に記載の運転者監視装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、運転者監視装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年では、例えば道路交通法の改正に伴って、車両の運転者に新たな義務が科されたり、車両に搭載しなければならない新たな装置が増える状況にある。例えば、車両の自動運転中は運転者に安全運転義務が科されるため、車両上のシステムが運転者の運転状況を正しく把握して運転者の安全運転を支援したり、安全運転の実際の状況を正しく記録する必要性が高まる。
【0003】
例えば、特許文献1は、カメラの撮像範囲外の危険運転要素を検知可能とする運転者モニタ装置を開示している。具体的には、運転者の顔部の輝度分布から顔の向きなどを判断してわき見運転などを検出したり、瞳部の位置や瞳部の動きなどからわき見運転や居眠り運転等を判断することを示している。また、顔部の瞳や眼鏡部(メガネ)に映り込んだスマートホンなどを検知することを示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-43637号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
運転中の運転者の状況を車載システムがモニタリングする場合には、基本的な機能として居眠り運転、わき見運転、異常な姿勢などを検知可能であることが必要とされる。したがって、車載システムは運転者の目や顔の細部まで情報をしっかりと把握する必要がある。また、例えば運転者がスマートホンを操作しながらのながら運転を行っている場合のような危険な運転状況を検出する機能も車載システムに必要とされる。
【0006】
しかしながら、上記のような機能を実現するためには、実際の運転状況とは無関係に、運転席に着座している運転者の体を含む広い範囲を死角が発生し難い場所から解像度の高いカメラで常時撮影すると共に、撮影した画像を常時データ処理して細部まで状態を監視しなければならない。そのため、画像データの処理などを実施する処理装置の負荷が大きくなり、消費電力の増大や発熱量の増大が懸念される。また、処理装置の負荷が大きくなるため、処理装置のリソースの大部分を常時消費する状態になり、運転者を監視する以外の別の用途では処理装置のリソースを使えない状況が想定される。したがって、既存の処理装置に新たな機能を追加するような設計変更も困難になる。
【0007】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、様々な状況について運転者の適切な監視を可能にすると共に、画像等のデータを処理する処理装置の負荷を低減することが可能な運転者監視装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
車両の運転者を撮像可能な位置に配置された少なくとも1つの撮像部と、前記撮像部が撮影した像に基づいて動体検出処理を行う画像処理部とを有し、
前記画像処理部は、少なくとも前記運転者の脇見運転を検知したときに、前記撮像部が撮影した像全体の領域の中で、事前に定めた一部分の所定領域に限定して処理を実行する領域限定部を含む、
運転者監視装置。
【発明の効果】
【0009】
本発明の運転者監視装置によれば、様々な状況について運転者の適切な監視を可能にすると共に、画像等のデータを処理する処理装置の負荷を低減することが可能になる。すなわち、運転者の脇見運転を検知した後で、監視対象とする画像の領域が一部分の所定領域だけに限定されるため、高解像度のカメラで広い範囲を撮影した画像を処理する場合でも、実際に処理する画像のデータ量は大幅に削減され、処理の負荷が小さくなる。しかも、所定領域は事前に決定されるので、データ処理を行いながら監視対象の領域の位置を逐次探索する必要がなくなり、データ処理の内容を簡略化できる。
【0010】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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