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公開番号
2024117869
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-30
出願番号
2023023930
出願日
2023-02-20
発明の名称
電子部品ユニットおよびワイヤハーネス
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
H02G
3/16 20060101AFI20240823BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】電気接続箱と接続ユニットとの接続作業の作業性をより高めることのできる電子部品ユニットおよびワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】電子部品ユニットは、電気接続箱20(一方)に設けられ軸線方向Xに沿って突出した突出部31と、接続ユニット10(他方)に設けられ軸線方向Xの一端が開放され突出部31が挿入される挿入空間部32fが設けられたポケット部32と、を有した第1位置決め部30と、ポケット部32の内面に設けられ相互に嵌合可能である凸部41aおよび凹部42aの一方によって形成されるポケット部側嵌合部41と、突出部31の外面に設けられ凸部41aおよび凹部42aの他方によって形成される突出部側嵌合部42と、を有し、ポケット部32におけるポケット部側嵌合部41の周縁部に当該ポケット部側嵌合部41を板バネ状に撓ませるための切欠部43が設けられた第2位置決め部40と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
導電性を有する配索材の端末に設けられるコネクタを有した接続ユニットと、
前記コネクタと電気的かつ機械的に接続される相手側コネクタを有した電気接続箱と、
前記接続ユニットおよび前記電気接続箱のうち一方に設けられ前記配索材の軸線方向に沿って突出しかつ前記軸線方向と交差した締結方向にボルトが締結される第1貫通孔が設けられた突出部と、前記接続ユニットおよび前記電気接続箱のうち他方に設けられ前記軸線方向の一端が開放され前記突出部が挿入される挿入空間部および当該挿入空間部における前記締結方向の一方側の上壁および前記締結方向の他方側の下壁に一対で設けられ前記第1貫通孔と前記締結方向に並んで前記ボルトが挿入される第2貫通孔が設けられたポケット部と、を有した第1位置決め部と、
前記ポケット部の内面に設けられ相互に嵌合可能である凸部および凹部の一方によって形成されるポケット部側嵌合部と、前記突出部の外面に設けられ前記凸部および前記凹部の他方によって形成される突出部側嵌合部と、を有し、前記ポケット部における前記ポケット部側嵌合部の周縁部に当該ポケット部側嵌合部を板バネ状に撓ませるための切欠部が設けられた第2位置決め部と、
を備えた、電子部品ユニット。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1位置決め部および前記第2位置決め部は、前記コネクタおよび前記相手側コネクタを挟むように前記締結方向から見て前記軸線方向と交差した幅方向の両側に一対で設けられる、
請求項1に記載の電子部品ユニット。
【請求項3】
前記ポケット部側嵌合部と前記切欠部とは、前記ポケット部における前記幅方向の一方側で前記上壁と前記下壁との間に渡って延びた側壁に設けられ、
前記突出部側嵌合部は、前記突出部における前記側壁と前記幅方向に対向する側面に設けられる、
請求項2に記載の電子部品ユニット。
【請求項4】
前記凸部および前記凹部は、前記締結方向から見た場合に円弧状に構成される、
請求項3に記載の電子部品ユニット。
【請求項5】
前記ポケット部の前記挿入空間部の開放端部には、前記軸線方向の一方側に向かうにつれて少なくとも前記幅方向の両側に広がるように傾斜したテーパ面が設けられる、
請求項2に記載の電子部品ユニット。
【請求項6】
導電性を有する配索材と、
前記配索材の端末に設けられるコネクタを有した接続ユニットと、
前記コネクタと電気的かつ機械的に接続される相手側コネクタを有した電気接続箱と、
前記接続ユニットおよび前記電気接続箱のうち一方に設けられ前記配索材の軸線方向に沿って突出しかつ前記軸線方向と交差した締結方向にボルトが締結される第1貫通孔が設けられた突出部と、前記接続ユニットおよび前記電気接続箱のうち他方に設けられ前記軸線方向の一端が開放され前記突出部が挿入される挿入空間部および当該挿入空間部における前記締結方向の一方側の上壁および前記締結方向の他方側の下壁に一対で設けられ前記第1貫通孔と前記締結方向に並んで前記ボルトが挿入される第2貫通孔が設けられたポケット部と、を有した第1位置決め部と、
前記ポケット部の内面に設けられ相互に嵌合可能である凸部および凹部の一方によって形成されるポケット部側嵌合部と、前記突出部の外面に設けられ前記凸部および前記凹部の他方によって形成される突出部側嵌合部と、を有し、前記ポケット部における前記ポケット部側嵌合部の周縁部に当該ポケット部側嵌合部を板バネ状に撓ませるための切欠部が設けられた第2位置決め部と、
を備えた、ワイヤハーネス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品ユニットおよびワイヤハーネスに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の電子部品ユニットに関する技術として、例えば、特許文献1には、導電性を有する配索材の端末に設けられる端子を有した接続ユニットと、接続ユニットの端子とボルトを介して電気的かつ機械的に接続される接続端子を有した電気接続箱と、を備えた電子部品ユニットが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-188525号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した特許文献1に記載の電子部品ユニットでは、例えば、電気接続箱と接続ユニットとの接続作業の作業性向上の点で更なる改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、接続作業の作業性をより高めることのできる電子部品ユニットおよびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る電子部品ユニットは、導電性を有する配索材の端末に設けられるコネクタを有した接続ユニットと、前記コネクタと電気的かつ機械的に接続される相手側コネクタを有した電気接続箱と、前記接続ユニットおよび前記電気接続箱のうち一方に設けられ前記配索材の軸線方向に沿って突出しかつ前記軸線方向と交差した締結方向にボルトが締結される第1貫通孔が設けられた突出部と、前記接続ユニットおよび前記電気接続箱のうち他方に設けられ前記軸線方向の一端が開放され前記突出部が挿入される挿入空間部および当該挿入空間部における前記締結方向の一方側の上壁および前記締結方向の他方側の下壁に一対で設けられ前記第1貫通孔と前記締結方向に並んで前記ボルトが挿入される第2貫通孔が設けられたポケット部と、を有した第1位置決め部と、前記ポケット部の内面に設けられ相互に嵌合可能である凸部および凹部の一方によって形成されるポケット部側嵌合部と、前記突出部の外面に設けられ前記凸部および前記凹部の他方によって形成される突出部側嵌合部と、を有し、前記ポケット部における前記ポケット部側嵌合部の周縁部に当該ポケット部側嵌合部を板バネ状に撓ませるための切欠部が設けられた第2位置決め部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る電子部品ユニットおよびワイヤハーネスは、電気接続箱と接続ユニットとの接続作業時に、第1位置決め部の突出部をポケット部の挿入空間部に挿入することによって接続ユニットのコネクタと電気接続箱の相手側コネクタとの位置合わせを容易に行うことができる。また、このとき、第2位置決め部のポケット部側嵌合部を板バネ状に撓ませながら突出部側嵌合部に篏合することによって突出部の第1貫通孔とポケット部の第2貫通孔との位置合わせを行いつつ、接続ユニットを電気接続箱に対して仮固定することができる。この結果、電子部品ユニットおよびワイヤハーネスは、電気接続箱と接続ユニットとの接続作業の作業性をより高めることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るワイヤハーネスに適用される電子部品ユニットの例示的な斜視図である。
図2は、実施形態に係るワイヤハーネスに適用される電子部品ユニットの例示的な斜視図であって、図1とは異なる角度から見た図である。
図3は、実施形態に係るワイヤハーネスに適用される電子部品ユニットの第1位置決め部および第2位置決め部の例示的な斜視図である。
図4は、実施形態に係るワイヤハーネスに適用される電子部品ユニットの第1位置決め部および第2位置決め部の例示的な断面図であって、挿入完了前の状態を示した図である。
図5は、実施形態に係るワイヤハーネスに適用される電子部品ユニットの第1位置決め部および第2位置決め部の例示的な断面図であって、挿入完了後の状態を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、下記実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。なお、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
【0010】
[実施形態]
図1は、実施形態に係るワイヤハーネスWHに適用される電子部品ユニット1の斜視図である。図1に示される本実施形態の電子部品ユニット1は、自動車等の車両に配索されるワイヤハーネスWHに組み込まれるものである。ここで、ワイヤハーネスWHは、例えば、車両に搭載される各装置間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる複数の配索材Wを束にして集合部品とし、コネクタ11等で当該複数の配索材Wを各装置に接続するようにしたものである。
(【0011】以降は省略されています)
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