TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024101403
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-29
出願番号
2023005366
出願日
2023-01-17
発明の名称
電源装置
出願人
ニチコン株式会社
代理人
弁理士法人みのり特許事務所
主分類
G05F
1/56 20060101AFI20240722BHJP(制御;調整)
要約
【課題】ノイズに起因してサイリスタが局所的に導通した場合に、サイリスタの故障および劣化を抑制できる電源装置を提供する。
【解決手段】電源装置Aは、ゲート端子2Gにハイレベルのゲート信号が入力されることでアノード端子2Aからカソード端子2Kに電流が流れるサイリスタ2と、指令信号を受けて、ゲート端子2Gにハイレベルのゲート信号を出力するサイリスタ駆動回路3と、所定のタイミングで上記指令信号である第1指令信号をサイリスタ駆動回路3に出力する第1指令部5と、アノード端子2Aとカソード端子2Kとの導通を検出する導通検出部6と、第1指令部5が第1指令信号を出力していないタイミングで導通検出部6により上記導通が検出されたとき、上記指令信号である第2指令信号をサイリスタ駆動回路3に出力する第2指令部7とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ゲート端子にハイレベルのゲート信号が入力されることでアノード端子からカソード端子に電流が流れるサイリスタと、
指令信号を受けて、前記ゲート端子にハイレベルの前記ゲート信号を出力するサイリスタ駆動回路と、
所定のタイミングで前記指令信号である第1指令信号を前記サイリスタ駆動回路に出力する第1指令部と、
前記アノード端子と前記カソード端子との導通を検出する導通検出部と、
前記第1指令部が前記第1指令信号を出力していないタイミングで前記導通検出部により前記導通が検出されたとき、前記指令信号である第2指令信号を前記サイリスタ駆動回路に出力する第2指令部とを備える
ことを特徴とする電源装置。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
前記導通検出部は、前記アノード端子から前記カソード端子に流れる電流の検出結果に基づいて、前記導通を検出する
ことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
【請求項3】
前記導通検出部は、前記アノード端子と前記カソード端子との間の電圧の変化の検出結果に基づいて、前記導通を検出する
ことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、サイリスタを介して負荷に電流を出力する電源装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
強磁場発生装置等を構成する誘導性負荷に大電流を供給するための電源装置として、予め蓄えた電力を、放電用スイッチをオフ状態からオン状態に切り替えることで、誘導性負荷に大電流として供給する電源装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
放電用スイッチとしては、FET(Field Effect Transistor)、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、またはサイリスタ等の半導体スイッチを採用できるが、大きなサージ電流に耐えられることからサイリスタが広く採用されている。サイリスタは、ゲート端子にハイレベルのゲート信号が入力されることでアノード端子からカソード端子に電流が流れるように構成されており、ゲート端子にハイレベルのゲート信号の入力が無くなった状態でも、アノード端子とカソード端子との導通の維持(すなわちサイリスタのオン状態の維持)が可能であるという利点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-150622号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、大電流が流れる電源装置内では過大なノイズが発生し易く、サイリスタのゲート端子に意図しないハイレベルのノイズ信号が短時間だけ入力された場合には、サイリスタが局所的に導通し、サイリスタのアノード端子からカソード端子に大電流が流れる。このため、サイリスタの局所的な導通領域に大電流が流れ、サイリスタが過剰に発熱して故障したり劣化したりするおそれがあった。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、ノイズに起因してサイリスタが局所的に導通した場合に、サイリスタの故障および劣化を抑制できる電源装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明に係る電源装置は、ゲート端子にハイレベルのゲート信号が入力されることでアノード端子からカソード端子に電流が流れるサイリスタと、指令信号を受けて、前記ゲート端子にハイレベルの前記ゲート信号を出力するサイリスタ駆動回路と、所定のタイミングで前記指令信号である第1指令信号を前記サイリスタ駆動回路に出力する第1指令部と、前記アノード端子と前記カソード端子との導通を検出する導通検出部と、前記第1指令部が前記第1指令信号を出力していないタイミングで前記導通検出部により前記導通が検出されたとき、前記指令信号である第2指令信号を前記サイリスタ駆動回路に出力する第2指令部とを備える。
【0008】
上記構成によれば、第1指令部が第1指令信号を出力していないタイミングで導通検出部によりアノード端子とカソード端子との導通が検出されたとき、すなわちノイズに起因して意図しないタイミングでサイリスタが導通しているとき、第2指令信号が第2指令部からサイリスタ駆動回路に出力される。このため、ハイレベルのゲート信号がゲート端子に入力されることで、サイリスタが局所的に導通している状態が解消され、サイリスタが過剰に発熱することを抑止でき、サイリスタの故障および劣化を抑制できる。
【0009】
また、上記電源装置において、前記導通検出部は、前記アノード端子から前記カソード端子に流れる電流の検出結果に基づいて、前記導通を検出することもできる。
【0010】
また、上記電源装置において、前記導通検出部は、前記アノード端子と前記カソード端子との間の電圧の変化の検出結果に基づいて、前記導通を検出することもできる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ニチコン株式会社
電力供給システムおよび自動切替分電盤
21日前
個人
方向検出器
1か月前
ugo株式会社
移動体
1か月前
個人
車両レバー操作装置
2か月前
神港テクノス株式会社
制御装置
1か月前
株式会社ダイヘン
移動体
1か月前
株式会社ダイヘン
移動体
1か月前
トヨタ自動車株式会社
自律移動体
1か月前
トヨタ自動車株式会社
配送システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
搬送ロボット
2か月前
トヨタ自動車株式会社
搬送システム
2か月前
株式会社フジキン
流体制御装置
1か月前
アズビル株式会社
パラメータ調整装置
7日前
トヨタ自動車株式会社
位置推定システム
1か月前
株式会社ダイフク
搬送設備
1か月前
トヨタ自動車株式会社
自律移動システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
ロボットシステム
6日前
トヨタ自動車株式会社
ロボットシステム
2か月前
株式会社栗本鐵工所
操作装置
2か月前
株式会社FUJI
工作機械の操作システム
2か月前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
2か月前
ローム株式会社
電源回路
1か月前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
1か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
6日前
ローム株式会社
電源回路
29日前
CKD日機電装株式会社
モデルフリーポジカスト制御
2か月前
トヨタ自動車株式会社
群制御システム及び方法
1か月前
東フロコーポレーション株式会社
流量制御装置
27日前
村田機械株式会社
搬送車システム
1か月前
株式会社ダイフク
情報表示システム
27日前
トヨタ自動車株式会社
操作装置及び移動ロボット
2か月前
日本信号株式会社
自律走行ロボットシステム
2か月前
ローム株式会社
リニア電源
1か月前
ローム株式会社
リニア電源
1か月前
ローム株式会社
放電回路および電源システム
1か月前
株式会社日立製作所
移動体制御システム
1か月前
続きを見る
他の特許を見る