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公開番号2024167759
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-04
出願番号2023084046
出願日2023-05-22
発明の名称放電回路および電源システム
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人
主分類G05F 1/56 20060101AFI20241127BHJP(制御;調整)
要約【課題】改良した放電回路および電源システムを提供する。
【解決手段】放電回路14,20は、電源回路12の出力電圧によって充電される出力コンデンサ11が放電される際に、出力コンデンサ11からの放電電流が流れる放電経路15,22と、調整回路18,24と、を備える。放電経路15,20は、出力コンデンサ11からの放電電流が流れる放電抵抗154,224を有する。調整回路18,24は、出力コンデンサ11の充電電圧に応じて、放電抵抗154,224にかかる電圧を調整する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電源回路の出力電圧によって充電される出力コンデンサが放電される際に、前記出力コンデンサからの放電電流が流れる放電経路と、
調整回路と、を備え、
前記放電経路は、前記放電電流が流れる放電抵抗を有し、
前記調整回路は、前記出力コンデンサの充電電圧に応じて、前記放電抵抗にかかる電圧を調整する、
放電回路。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記調整回路は、前記出力コンデンサの充電電圧を分圧する分圧回路を有し、
前記放電抵抗は、前記分圧回路によって分圧された電圧を受ける、
請求項1に記載の放電回路。
【請求項3】
前記放電経路は、前記放電抵抗と直列接続されたスイッチング素子をさらに有し、
前記調整回路は、増幅器をさらに有し、
前記増幅器は、非反転入力端子に前記分圧回路によって分圧された電圧が入力され、反転入力端子が前記放電抵抗の上流側の端部に接続され、前記スイッチング素子に出力信号を出力するように配置される、
請求項2に記載の放電回路。
【請求項4】
前記放電回路は、前記放電経路を第1放電経路とするとき、前記第1放電経路とは異なる第2放電経路をさらに有し、
前記調整回路は、前記出力コンデンサの充電電圧に基づいて、前記出力コンデンサを放電する経路を前記第1放電経路と前記第2放電経路とで切り替えるように構成される、
請求項3に記載の放電回路。
【請求項5】
前記調整回路は、比較器をさらに有し、
前記第2放電経路は、前記放電抵抗を第1放電抵抗とし、前記スイッチング素子を第1スイッチング素子とするとき、直列接続された第2スイッチング素子および第2放電抵抗を含み、
前記増幅器は、前記分圧回路によって分圧された電圧が基準電圧以上である場合に、前記第1スイッチング素子がオンとなるように、前記第1スイッチング素子に出力信号を出力し、
前記比較器は、前記分圧回路によって分圧された電圧と基準電圧とを比較し、前記分圧回路によって分圧された電圧が前記基準電圧未満である場合には、前記第2スイッチング素子がオンとなるように、前記第2スイッチング素子に出力信号を出力する、
請求項4に記載の放電回路。
【請求項6】
前記放電経路は、前記出力コンデンサの充電電圧に比例した放電電流が流れるように構成される、
請求項2に記載の放電回路。
【請求項7】
前記調整回路は、前記出力コンデンサの充電電圧が高いほど前記放電電流が小さくなるように、前記放電抵抗にかかる電圧を調整する、
請求項1に記載の放電回路。
【請求項8】
前記調整回路は、カレントミラー回路と、前記カレントミラー回路の入力端に接続された入力抵抗と、前記カレントミラー回路の出力端に接続された出力抵抗と、を有し、
前記入力抵抗は、前記カレントミラー回路とは反対側の端部に前記出力コンデンサの充電電圧が供給されるように配置され、
前記出力抵抗は、前記カレントミラー回路とは反対側の第1端に基準電圧が供給され、前記カレントミラー回路側の第2端の電圧が前記放電抵抗に供給されるように配置される、
請求項7に記載の放電回路。
【請求項9】
前記放電経路は、前記放電抵抗と直列接続されたスイッチング素子をさらに有し、
前記調整回路は、増幅器をさらに有し、
前記増幅器は、非反転入力端子に前記出力抵抗の前記第2端が接続され、反転入力端子に前記放電抵抗の上流側の端部が接続され、前記スイッチング素子に出力信号を出力するように設けられる、
請求項8に記載の放電回路。
【請求項10】
前記電源回路と、
請求項1~9のいずれか一項に記載の放電回路とを備える、
電源システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、放電回路および電源システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
スイッチングレギュレータおよびリニアレギュレータなどの電源回路には、その出力電圧を安定化させるために出力コンデンサが設けられる。出力電圧によって充電された出力コンデンサは、必要に応じて放電回路によって放電される(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-18417号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、電源回路の出力コンデンサを放電する従来の放電回路には改良する余地があった。
【0005】
本開示はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その例示的な目的の一つは、改良した放電回路および電源システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のある態様は、放電回路である。この放電回路は、電源回路の出力電圧によって充電される出力コンデンサが放電される際に、出力コンデンサからの放電電流が流れる放電経路と、調整回路と、を備える。放電経路は、出力コンデンサからの放電電流が流れる放電抵抗を有する。調整回路は、出力コンデンサの充電電圧に応じて、放電抵抗にかかる電圧を調整する。
【0007】
本開示の別の態様は、電源システムである。この電源システムは、電源回路と、上記放電回路とを備える。
【0008】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、改良した放電回路および電源システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、参考技術に係る電源システムの回路図である。
図2は、第1実施形態に係る電源システムの概略構成図である。
図3は、第1実施形態に係る放電回路の構成を説明するための回路図である。
図4(a)は、充電電圧に対する放電する経路の抵抗値の変化をシミュレーションした結果を示す図である。図4(b)は、充電電圧に対する放電電流の変化をシミュレーションした結果を示す図である。
図5(a)は、充電電圧の時間変化をシミュレーションした結果を示す図である。図5(b)は、放電電流の時間変化をシミュレーションした結果を示す図である。
図6は、第2実施形態に係る放電回路の構成を説明するための回路図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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