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公開番号
2025008261
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110261
出願日
2023-07-04
発明の名称
ゲートドライバ回路、それを用いたモータ駆動装置、電子機器
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H03K
17/16 20060101AFI20250109BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】フライホイルダイオードの逆回復電流に起因する貫通電流やリンギングを抑制可能なゲートドライバ回路を提供する。
【解決手段】ターンオン回路410は、ハイサイドトランジスタMHのゲートに電流I
HG_ON
をソースするよう構成される。第1電流源CS1は、出力電流Ixが、第1電流量Iaと第1電流量Iaより少ない第2電流量Ibで切り替え可能である。第1スイッチSW1は、第1カレントミラー回路CM1の第1出力ノードout1とハイサイドトランジスタMHのゲートの間に接続される。第2電流源CS2は、第2電流Iyを生成する。第2スイッチSW2は、第2カレントミラー回路CM2の第1出力ノードout1とハイサイドトランジスタMHのゲートの間に接続される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
スイッチング回路を構成するパワートランジスタを駆動するゲートドライバ回路であって、
前記パワートランジスタのゲートに電流をソースするよう構成されたターンオン回路と、
前記パワートランジスタの前記ゲートから電流をシンクするよう構成されたターンオフ回路と、
前記ターンオン回路および前記ターンオフ回路を制御する制御回路と、
を備え、
前記ターンオン回路は、
第1電流量と前記第1電流量より少ない第2電流量で切り替え可能な第1電流を生成するよう構成された第1電流源と、
前記第1電流源が接続された入力ノードと、第1出力ノードと、を有する第1カレントミラー回路と、
前記第1カレントミラー回路の前記第1出力ノードと前記パワートランジスタの前記ゲートの間に接続された第1スイッチと、
第2電流を生成する第2電流源と、
前記第2電流源が接続された入力ノードと、第1出力ノードと、を有する第2カレントミラー回路と、
前記第2カレントミラー回路の前記第1出力ノードと前記パワートランジスタの前記ゲートの間に接続された第2スイッチと、
を含み、
前記制御回路は、前記第1スイッチ、前記第2スイッチ、前記第1電流源、前記第2電流源を制御するよう構成され、
前記制御回路は、前記パワートランジスタのターンオンの指示に応答して、
(i)第1期間において、前記第1電流を前記第1電流量とし、前記第1スイッチをオン、前記第2スイッチをオフとし、
(ii)第2期間において、前記第1電流を前記第2電流量とし、前記第1スイッチをオン、前記第2スイッチをオフとし、
(iii)第3期間において、前記第1スイッチをオフ、前記第2スイッチをオンとするように構成される、ゲートドライバ回路。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記第3期間において前記パワートランジスタのゲートに供給される電流は、前記第1期間および前記第2期間において前記パワートランジスタのゲートに供給される電流よりも多い、請求項1に記載のゲートドライバ回路。
【請求項3】
前記ターンオン回路は、
前記パワートランジスタのゲートと、前記パワートランジスタのゲート電圧のハイレベルに相当するハイ電圧が発生するハイレベルラインとの間に接続された第3スイッチをさらに含む、請求項1または2に記載のゲートドライバ回路。
【請求項4】
前記ターンオン回路は、
前記第2カレントミラー回路の前記第1出力ノードと、前記パワートランジスタのゲート電圧のハイレベルに相当するハイ電圧が発生するハイレベルラインとの間に接続された第3スイッチをさらに含む、請求項1または2に記載のゲートドライバ回路。
【請求項5】
前記第1カレントミラー回路および前記第2カレントミラー回路はそれぞれ、第2出力ノードをさらに有し、
前記ターンオフ回路は、
前記第1カレントミラー回路の前記第2出力ノードの接続された入力ノードと、出力ノードと、を有する第3カレントミラー回路と、
前記第3カレントミラー回路の前記出力ノードと前記パワートランジスタの前記ゲートの間に接続された第4スイッチと、
前記第2カレントミラー回路の前記第2出力ノードの接続された入力ノードと、出力ノードと、を有する第4カレントミラー回路と、
前記第4カレントミラー回路の前記出力ノードと前記パワートランジスタの前記ゲートの間に接続された第5スイッチと、
を含む、請求項1または2に記載のゲートドライバ回路。
【請求項6】
前記ターンオフ回路は、
前記パワートランジスタのゲートと、前記パワートランジスタのゲート電圧のローレベルに相当するロー電圧が発生するローレベルラインとの間に接続された第6スイッチをさらに含む、請求項1または2に記載のゲートドライバ回路。
【請求項7】
前記ターンオフ回路は、
前記第4カレントミラー回路の前記出力ノードと、前記パワートランジスタのゲート電圧のローレベルに相当するロー電圧が発生するローレベルラインとの間に接続された第6スイッチをさらに含む、請求項5に記載のゲートドライバ回路。
【請求項8】
前記第1電流源は、
出力ノードと、
前記出力ノードと接続された第1定電流回路と、
前記出力ノードと接地の間に直列に接続された第7スイッチおよび第2定電流回路と、
前記第2定電流回路の出力と前記接地の間に直列に接続された第8スイッチおよび第3定電流回路と、
を含む、請求項1または2に記載のゲートドライバ回路。
【請求項9】
前記第2電流源は、
出力ノードと、
前記出力ノードと接続された第4定電流回路と、
前記出力ノードと接地の間に直列に接続された第9スイッチおよび第5定電流回路と、
を含む、請求項1または2に記載のゲートドライバ回路。
【請求項10】
前記パワートランジスタのゲートソース間電圧を第1しきい値電圧と比較する第1センサをさらに備え、
前記制御回路は、前記第1期間において前記第1センサの出力変化に応答して、前記第2期間に移行する、請求項1または2かに記載のゲートドライバ回路。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ゲートドライバ回路に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
モータドライバ回路やDC/DCコンバータ、電力変換装置などにおいて、パワートランジスタを用いたハーフブリッジ回路、Hブリッジ回路、三相ブリッジ回路(以下、ブリッジ回路と総称する)が多用されている。
【0003】
図1は、ブリッジ回路10の回路図である。ブリッジ回路10は、電源端子と接地端子の間に直列に設けられた上アーム12および下アーム14を備える。上アーム12は、並列に接続されるハイサイドトランジスタMHおよびフライホイルダイオードDiを含む。下アーム14は、並列に接続されるローサイドトランジスタMLおよびフライホイルダイオードDiを含む。ブリッジ回路10の出力端子には、負荷であるインダクタ(コイル)L1が接続される。
【0004】
ブリッジ回路10は、ハイサイドトランジスタMHとローサイドトランジスタMLの両方がオフである状態(ハイインピーダンス状態)φ1、ハイサイドトランジスタMHがオン、ローサイドトランジスタMLがオフである状態(ハイ出力状態)φ2、ハイサイドトランジスタMHがオフ、ローサイドトランジスタMLがオンである状態φ3(ロー出力状態)を取り得る。各状態φ1~φ3それぞれについて、ブリッジ回路10から電流I
OUT
が吐き出される(図中、右向きに流れる)電流ソース状態と、ブリッジ回路10が電流I
OUT
を吸い込む電流シンク状態(図中、左向きに流れる)が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-82575号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明者は、図1のブリッジ回路について検討した結果、以下の課題を認識するに至った。
【0007】
電流ソース状態において、ハイインピーダンス状態φ1から、ハイ出力状態φ2への遷移を考える。状態φ1において、出力電流I
OUT
は、下アーム14のフライホイルダイオードDiを経由して負荷に供給される(電流ソース)。状態φ1における出力電圧V
OUT
は、-Vfである。VfはフライホイルダイオードDiの順方向電圧である。
【0008】
状態φ2では、ブリッジ回路10の出力電流I
OUT
は、ハイサイドトランジスタMHを流れる。また下アーム14のフライホイルダイオードDiには、カソードからアノードに向かって、逆回復電流Ircが流れる。したがって、ハイサイドトランジスタMHには、出力電流I
OUT
と逆回復電流Ircの両方が流れる。この状態は、貫通電流が流れていることと等価である。貫通電流が流れると、ブリッジ回路10の出力電圧V
OUT
が不安定となり、リンギングが発生する。リンギングは不要な放射の原因となるため好ましくない。
【0009】
本開示は係る課題に鑑みてなされたものあり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、フライホイルダイオードの逆回復電流に起因する貫通電流やリンギングを抑制可能なゲートドライバ回路の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示のある態様は、スイッチング回路を構成するパワートランジスタを駆動するゲートドライバ回路に関する。ゲートドライバ回路は、パワートランジスタのゲートに電流をソースするよう構成されたターンオン回路と、パワートランジスタのゲートから電流をシンクするよう構成されたターンオフ回路と、を備える。ターンオン回路は、第1電流量と第1電流量より少ない第2電流量で切り替え可能な第1電流を生成するよう構成された第1電流源と、第1電流源が接続された入力ノードと、第1出力ノードと、を有する第1カレントミラー回路と、第1カレントミラー回路の第1出力ノードとパワートランジスタのゲートの間に接続された第1スイッチと、第2電流を生成する第2電流源と、第2電流源が接続された入力ノードと、第1出力ノードと、を有する第2カレントミラー回路と、第2カレントミラー回路の第1出力ノードとパワートランジスタのゲートの間に接続された第2スイッチと、第1スイッチ、第2スイッチ、第1電流源、第2電流源を制御するよう構成された制御回路と、を含む。制御回路は、パワートランジスタのターンオンの指示に応答して、(i)第1期間において、第1電流を第1電流量とし、第1スイッチをオン、第2スイッチをオフとし、(ii)第2期間において、第1電流を第2電流量とし、第1スイッチをオン、第2スイッチをオフとし、(iii)第3期間において、第1スイッチをオフ、第2スイッチをオンとするように構成される。
(【0011】以降は省略されています)
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