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公開番号
2025007305
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023108603
出願日
2023-06-30
発明の名称
補正装置、補正プログラム、及び補正方法
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H04N
23/84 20230101AFI20250109BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】輝度成分の変化量に関係なく色差成分を強調する補正を行う場合に比較して色にじみを改善できる補正装置、補正プログラム、及び補正方法を提供することを目的とする。
【解決手段】補正装置10は、変調された映像信号を受け付ける受付部110と、映像信号を色差信号及び輝度信号に分離する分離部120と、輝度信号から復調された復調輝度信号のうち、既定の周波数帯の輝度成分の変化量が既定の閾値以上である場合は、当該変化量が既定の閾値未満である場合に比較して、色差信号から復調された復調色差信号のうち、輝度成分に対応する色差成分を強調するように補正する補正部150と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
変調された映像信号を受け付ける受付部と、
前記映像信号を色差信号及び輝度信号に分離する分離部と、
前記輝度信号から復調された復調輝度信号のうち、既定の周波数帯の輝度成分の変化量が既定の閾値以上である場合は、当該変化量が前記既定の閾値未満である場合に比較して、前記色差信号から復調された復調色差信号のうち、前記輝度成分に対応する色差成分を強調するように補正する補正部と、
を含む、補正装置。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記補正部は、前記輝度成分の変化量が前記既定の閾値未満である場合は、前記色差成分の補正をキャンセルする、請求項1に記載の補正装置。
【請求項3】
前記復調輝度信号の周波数帯域は、前記復調色差信号の周波数帯域より狭い、請求項1に記載の補正装置。
【請求項4】
前記色差成分が補正された前記復調色差信号及び前記復調輝度信号を組み合わせたYUVデータから変換されたRGBデータを出力する出力部を更に備える、請求項1に記載の補正装置。
【請求項5】
変調された映像信号を受け付け、
前記映像信号を色差信号及び輝度信号に分離し、
前記輝度信号から復調された復調輝度信号のうち、既定の周波数帯の輝度成分の変化量が既定の閾値以上である場合は、当該変化量が前記既定の閾値未満である場合に比較して、前記色差信号から復調された復調色差信号のうち、前記輝度成分に対応する色差成分を強調するように補正する、
処理をコンピュータに実行させる、
補正プログラム。
【請求項6】
変調された映像信号を受け付け、
前記映像信号を色差信号及び輝度信号に分離し、
前記輝度信号から復調された復調輝度信号のうち、既定の周波数帯の輝度成分の変化量が既定の閾値以上である場合は、当該変化量が前記既定の閾値未満である場合に比較して、前記色差信号から復調された復調色差信号のうち、前記輝度成分に対応する色差成分を強調するように補正する、
処理をコンピュータが実行する、
補正方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、補正装置、補正プログラム、及び補正方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
アナログ変調方式で映像信号を伝送すると、色と色との境界がにじむ場合がある。特に、隣り合う2つのピクセルを1セットとして一部の情報を共有するYUV422形式等、輝度より色差の周波数帯域が狭いほど色にじみが大きくなる。デジタル映像は色と色との境界が明確であり色の変化が大きい。したがって、アナログ変調方式及びアナログ復調方式を用いてデジタルの映像信号を伝送すると色にじみが目立つ場合がある。
【0003】
特許文献1には、映像信号処理装置が開示されている。この映像信号処理装置は、入力デジタル映像信号のプレーン領域の階調差をパラメータに応じて低減するスムージングブロックを有する。また、この映像信号処理装置は、入力デジタル映像信号の周波数状態を判定するとき、第1のケースとして予め設定された周波数より低い低域側の周波数成分がこれより高域側の周波数成分より少ないケースの判定結果を得る周波数状態判定ブロックを有する。なお、この周波数状態判定ブロックは、第2のケースとして予め設定された周波数より低い低域側の周波数成分が高域側の周波数成分より多いケースの判定結果も得る。そして、この映像信号処理装置は、判定結果が、第2のケースの場合は、スムージングブロックのスムージング処理を第1のケースのときよりも強化する補正パラメータを出力する補正パラメータ出力ブロックを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-199993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
色差信号から復調された復調色差信号のうち、既定の周波数帯の色差成分を強調する補正を行うことで色にじみを改善させる方法がある。しかし、本来色にじみが目立たない、輝度成分の変化量が相対的に小さい場合においても同様に色差成分を強調する補正を行うと、不自然な色にじみが目立ってしまうという課題があった。
【0006】
本開示は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、輝度成分の変化量に関係なく色差成分を強調する補正を行う場合に比較して色にじみを改善できる補正装置、補正プログラム、及び補正方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示に係る補正装置は、変調された映像信号を受け付ける受付部と、前記映像信号を色差信号及び輝度信号に分離する分離部と、前記輝度信号から復調された復調輝度信号のうち、既定の周波数帯の輝度成分の変化量が既定の閾値以上である場合は、当該変化量が前記既定の閾値未満である場合に比較して、前記色差信号から復調された復調色差信号のうち、前記輝度成分に対応する色差成分を強調するように補正する補正部と、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、輝度成分の変化量に関係なく色差成分を強調する補正を行う場合に比較して色にじみを改善できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係る補正装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態に係る補正装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
輝度成分の変化量が既定の閾値以上である場合の色差成分の一例を示す模式図である。
輝度成分の変化量が既定の閾値未満である場合の色差成分の一例を示す模式図である。
本実施形態に係る補正装置における補正処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面において同一または等価な構成要素および部分には同一の参照符号を付与している。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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