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公開番号
2024178798
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-25
出願番号
2023097220
出願日
2023-06-13
発明の名称
電力供給システムおよび自動切替分電盤
出願人
ニチコン株式会社
代理人
弁理士法人みのり特許事務所
主分類
H02J
9/06 20060101AFI20241218BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】系統出力と自立出力とを切り替える切替スイッチに故障が生じていても、負荷に安定して電力を供給することが可能な電力供給システムを提供する。
【解決手段】蓄電池12の充放電を行う充放電装置11と自動切替分電盤20Aとを備える電力供給システム1Aであって、自動切替分電盤20Aは、第1系統入力端T11と第1自立入力端T12とを切り替えて第1出力端T13に接続する第1切替スイッチSW1と、第2系統入力端T21と第2自立入力端T22とを切り替えて第2出力端T23に接続する第2切替スイッチSW2と、第1入力端T31と第2入力端T32とを切り替えて第3出力端T33に接続する第3切替スイッチSW3と、第1切替スイッチSW1、第2切替スイッチSW2および第3切替スイッチSW3を制御する制御部22Aと、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電力系統に接続される交流端と、蓄電池に接続される直流端と、自立出力端とを備え、前記自立出力端から前記蓄電池の放電電力を出力する充放電装置と、
一方側に前記電力系統および前記充放電装置の前記自立出力端が接続され、他方側に負荷が接続される自動切替分電盤と、
を備える電力供給システムであって、
前記自動切替分電盤は、
前記電力系統に接続される第1系統入力端、前記自立出力端に接続される第1自立入力端、第1出力端を備え、前記第1系統入力端と前記第1出力端とが導通接続された状態と前記第1自立入力端と前記第1出力端とが導通接続された状態とに切り替える第1切替スイッチと、
前記電力系統に接続される第2系統入力端、前記自立出力端に接続される第2自立入力端、第2出力端を備え、前記第2系統入力端と前記第2出力端とが導通接続された状態と前記第2自立入力端と前記第2出力端とが導通接続された状態とに切り替える第2切替スイッチと、
前記第1出力端に接続される第1入力端、前記第2出力端に接続される第2入力端、前記負荷に接続される第3出力端を備え、前記第1入力端と前記第3出力端とが導通接続された状態と前記第2入力端と前記第3出力端とが導通接続された状態とに切り替える第3切替スイッチと、
前記負荷に対する給電経路が形成されるように、前記第1切替スイッチ、前記第2切替スイッチおよび前記第3切替スイッチを制御する制御部と、を備える
ことを特徴とする電力供給システム。
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【請求項2】
前記自動切替分電盤は、
前記第1出力端と前記第1入力端とを接続する第1電力線に介装され、前記第1電力線を導通状態と非導通状態とに切り替える第4切替スイッチと、
前記第2出力端と前記第2入力端とを接続する第2電力線に介装され、前記第2電力線を導通状態と非導通状態とに切り替える第5切替スイッチと、を備え、
前記制御部は、
前記第1電力線および前記第2電力線のいずれか一方を導通状態にして他方を非導通状態にするように、前記第4切替スイッチおよび前記第5切替スイッチを制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
【請求項3】
前記制御部は、
前記第1切替スイッチが切り替え不能の故障の場合、前記第4切替スイッチを制御して前記第1電力線を非導通状態にする一方、前記第5切替スイッチを制御して前記第2電力線を導通状態にし、
前記第2切替スイッチが切り替え不能の故障の場合、前記第5切替スイッチを制御して前記第2電力線を非導通状態にする一方、前記第4切替スイッチを制御して前記第1電力線を導通状態にする
ことを特徴とする請求項2に記載の電力供給システム。
【請求項4】
前記制御部は、
前記第1系統入力端が前記第1出力端に接続された状態において前記第1切替スイッチが切り替え不能の故障の場合、前記電力系統が通電状態の時には、前記第4切替スイッチを制御して前記第1電力線を導通状態にする一方、
前記第2自立入力端が前記第2出力端に接続された状態において前記第2切替スイッチが切り替え不能の故障の場合、前記電力系統が停電状態の時には、前記第5切替スイッチを制御して前記第2電力線を導通状態にする
ことを特徴とする請求項2に記載の電力供給システム。
【請求項5】
前記制御部は、
前記第1切替スイッチの前段および後段の電圧に応じて、前記第1切替スイッチの切り替え不能の故障を検出し、当該検出結果に応じて前記第4切替スイッチを制御する第1検出部と、
前記第2切替スイッチの前段および後段の電圧に応じて、前記第2切替スイッチの切り替え不能の故障を検出し、当該検出結果に応じて前記第5切替スイッチを制御する第2検出部と、を備える
ことを特徴とする請求項2に記載の電力供給システム。
【請求項6】
前記自動切替分電盤は、
前記第3出力端と前記負荷とを接続する第3電力線に介装され、前記第3電力線を導通状態と非導通状態とに切り替える第6切替スイッチをさらに備え、
前記制御部は、
前記第1切替スイッチおよび前記第2切替スイッチの双方が切り替え不能の故障の場合に、前記第6切替スイッチを制御して前記第3電力線を非導通状態にする
ことを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
【請求項7】
前記自動切替分電盤は、
前記第1切替スイッチおよび前記第2切替スイッチの少なくとも一方が切り替え不能の故障の場合に、発光手段、表示手段または音声手段により当該故障をユーザに伝える故障表示部を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
【請求項8】
一方側に電力系統および蓄電池の充放電装置が接続され、他方側に負荷が接続される自動切替分電盤であって、
前記充放電装置は、前記蓄電池の放電電力を出力する自立出力端を備え、
前記自動切替分電盤は、
前記電力系統に接続される第1系統入力端、前記自立出力端に接続される第1自立入力端、第1出力端を備え、前記第1系統入力端と前記第1出力端とが導通接続された状態と前記第1自立入力端と前記第1出力端とが導通接続された状態とに切り替える第1切替スイッチと、
前記電力系統に接続される第2系統入力端、前記自立出力端に接続される第2自立入力端、第2出力端を備え、前記第2系統入力端と前記第2出力端とが導通接続された状態と前記第2自立入力端と前記第2出力端とが導通接続された状態とに切り替える第2切替スイッチと、
前記第1出力端に接続される第1入力端、前記第2出力端に接続される第2入力端、前記負荷に接続される第3出力端を備え、前記第1入力端と前記第3出力端とが導通接続された状態と前記第2入力端と前記第3出力端とが導通接続された状態とに切り替える第3切替スイッチと、
前記負荷に対する給電経路が形成されるように、前記第1切替スイッチ、前記第2切替スイッチおよび前記第3切替スイッチを制御する制御部と、を備える
ことを特徴とする自動切替分電盤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力供給システムおよび自動切替分電盤に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の電力供給システムとして、系統出力と自立出力とを切り替えて、重要負荷と一般負荷とを区別することなく全ての負荷(例えば、電化製品)に電力を供給することができる全負荷対応型のシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図7に、全負荷対応型の電力供給システム1Dの構成を示す。電力供給システム1Dは、蓄電システム10と自動切替分電盤20Dとを備える。電力供給システム1Dは、電力系統2および蓄電システム10からの系統出力と蓄電システム10からの自立出力とを自動切替分電盤20Dで切り替えて、家庭用コンセントに接続された電化製品等の負荷3に電力を供給する。
【0004】
蓄電システム10は、充放電装置11と蓄電池12とを備える。充放電装置11は、蓄電池12の充放電を行うよう構成され、系統電力線L11に接続される交流端と、自立出力用の電力線(以下、自立出力線L12)に接続される自立出力端とを備える。充放電装置11は、電力系統2の通電時には、系統電力線L11に蓄電池12の放電電力を出力(系統出力)する一方、電力系統2の停電時には、自立出力線L12に蓄電池12の放電電力を出力(自立出力)する。
【0005】
自動切替分電盤20Dは、切替スイッチ21Dと、切替スイッチ21Dを制御する制御部22Dとを備える。自動切替分電盤20Dの出力側は、図示しない一般分電盤を介して負荷3に接続される。切替スイッチ21Dは、制御部22Dの制御下で、電力系統2の通電時には系統電力線L11側に接続され、電力系統2の停電時には自立出力線L12側に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-198203号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
自動切替分電盤20Dでは、切替スイッチ21Dに切り替え不能の故障が生じる場合がある。例えば、切替スイッチ21Dが系統電力線L11側に接続された状態で切り替え不能となった場合、従来の電力供給システム1Dでは、電力系統2の停電時に、充放電装置11の自立出力を負荷3に供給することができなくなる。
【0008】
また、切替スイッチ21Dが自立出力線L12側に接続された状態で切り替え不能となった場合、従来の電力供給システム1Dでは、電力系統2の通電時に、系統出力(電力系統2の系統電力や充放電装置11の交流端から出力される放電電力)を負荷3に供給することができなくなる。この場合、電力系統2の通電時に、充放電装置11の自立出力が負荷3に供給されるため、切替スイッチ21Dの故障の発見が遅れてしまうおそれがある。
【0009】
さらに、自立出力線L12に自立出力用ブレーカが介装されている場合、自立出力用ブレーカのブレーカ容量は、一般に充放電装置11の自立出力の定格値に見合った値に設定されており、自立出力の定格値は、充放電装置11の系統出力の定格値よりも小さい値となる。このため、切替スイッチ21Dが自立出力線L12側に接続された状態で切り替え不能となった場合、従来の電力供給システム1Dでは、電力系統2の通電時に負荷3に供給できる電力が充放電装置11の自立出力の定格値に制限されてしまい、負荷3が増大するとブレーカ落ちの頻度が高まるおそれがある。
【0010】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、系統出力と自立出力とを切り替える切替スイッチに故障が生じていても、負荷に安定して電力を供給することが可能な電力供給システムおよび自動切替分電盤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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