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公開番号2024101306
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-29
出願番号2023005213
出願日2023-01-17
発明の名称半導体記憶装置
出願人キオクシア株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G11C 11/56 20060101AFI20240722BHJP(情報記憶)
要約【課題】動作の性能を向上させることができる半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】実施形態の半導体記憶装置は、2つ以上のメモリセルを備えるメモリセルアレイ11A及び11Bと、2つ以上のメモリセルに第1データを書き込む書き込み動作、及び2つ以上のメモリセルから第1データを読み出す読み出し動作を制御するシーケンサ14とを備える。シーケンサ14は、書き込み動作時に、第1データに含まれる第2データに応じて2つ以上のメモリセルのセル状態を設定し、読み出し動作時に、2つ以上のメモリセルから読み出した読み出しデータに含まれる第2データに応じて読み出しデータを第1データに変換する。
【選択図】図18
特許請求の範囲【請求項1】
2つ以上のメモリセルを備えるメモリセルアレイと、
前記2つ以上のメモリセルに第1データを書き込む書き込み動作、及び前記2つ以上のメモリセルから前記第1データを読み出す読み出し動作を制御する制御回路と、
を具備し、
前記制御回路は、前記書き込み動作時に、前記第1データに含まれる第2データに応じて前記2つ以上のメモリセルのセル状態を設定し、
前記読み出し動作時に、前記2つ以上のメモリセルから読み出した読み出しデータに含まれる前記第2データに応じて前記読み出しデータを前記第1データに変換する半導体記憶装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記2つ以上のメモリセルの前記セル状態の各々は、2の(k+0.5)乗個以上の区分された閾値電圧分布のうちの1つに属し(kは1以上の整数)、
前記制御回路は、前記2つ以上のメモリセルに、前記セル状態の組合せにより前記第1データとして(2k+1)ビットのデータを記憶させ、
前記第2データは、(2k+1)ビットの中の1ビットである請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項3】
前記2つ以上のメモリセルの前記セル状態の各々は、区分された複数の閾値電圧分布のうちの1つに属し、前記書き込み動作時に前記セル状態が属する閾値電圧分布が一方向に遷移する場合において、
前記制御回路は、前記メモリセルの各々にkビットのデータを記憶させ(kは1以上の整数)、その後に前記第2データに応じた前記セル状態の切り替えによって、前記メモリセルの前記セル状態の組合せにより1ビットのデータを記憶させ、その後に前記メモリセルの各々にkビットのデータを記憶させる請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項4】
前記2つ以上のメモリセルは第1メモリセル及び第2メモリセルを有し、
前記第1メモリセル及び前記第2メモリセルは第1ワード線に接続される請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項5】
前記2つ以上のメモリセルは第1メモリセル及び第2メモリセルを有し、
前記メモリセルアレイは、第1セルアレイ及び第2セルアレイを有し、前記第1セルアレイは前記第1メモリセル、及び前記第1メモリセルに接続された第1ワード線を含み、前記第2セルアレイは前記第2メモリセル、及び前記第2メモリセルに接続された第2ワード線を含み、
前記第1ワード線に接続された第1ロウデコーダと、前記第2ワード線に接続された第2ロウデコーダとをさらに備える請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項6】
前記第1データは、kビット、1ビット、及びkビットのデータを含み(kは1以上の整数)、
前記制御回路は、前記書き込み動作時に、前記2つ以上のメモリセルに前記kビット、1ビット、及びkビットの順で書き込みを行う請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項7】
前記制御回路は、前記書き込み動作時に、前記1ビットの書き込みを行う前に、前記2つ以上のメモリセルに書き込まれた前記kビットを読み出し、読み出したkビットと前記1ビットの書き込みを行う請求項6に記載の半導体記憶装置。
【請求項8】
前記第1データは、k+1ビット、及びkビットのデータを含み(kは1以上の整数)、
前記制御回路は、前記書き込み動作時に、前記2つ以上のメモリセルに前記k+1ビット、及びkビットの順で書き込みを行う請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項9】
前記制御回路は、前記書き込み動作時に、前記kビットの書き込みを行う前に、前記2つ以上のメモリセルに書き込まれた前記k+1ビットの中の一部のビットを読み出し、読み出した前記一部のビットに応じて前記kビットの書き込みを行う請求項8に記載の半導体記憶装置。
【請求項10】
前記2つ以上のメモリセルは第1メモリセル、第2メモリセル、第3メモリセル、及び第4メモリセルを有し、
前記メモリセルアレイは、第1組合せ及び第2組合せを有し、前記第1組合せは前記第1メモリセルと前記第2メモリセルを含み、前記第2組合せは前記第3メモリセル及び前記第4メモリセルを含み、
前記制御回路は、前記第1組合せ及び前記第2組合せに対して前記第1データを書き込む請求項1に記載の半導体記憶装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体記憶装置に関する。
続きを表示(約 4,200 文字)【背景技術】
【0002】
データを不揮発に記憶することが可能なNAND型フラッシュメモリが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-107387号公報
特開2022-2158号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
書き込み動作及び読み出し動作の性能を向上させることができる半導体記憶装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の半導体記憶装置は、2つ以上のメモリセルを備えるメモリセルアレイと、前記2つ以上のメモリセルに第1データを書き込む書き込み動作、及び前記2つ以上のメモリセルから前記第1データを読み出す読み出し動作を制御する制御回路とを備える。前記制御回路は、前記書き込み動作時に、前記第1データに含まれる第2データに応じて前記2つ以上のメモリセルのセル状態を設定し、前記読み出し動作時に、前記2つ以上のメモリセルから読み出した読み出しデータに含まれる前記第2データに応じて前記読み出しデータを前記第1データに変換する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係る半導体記憶装置を備えるメモリシステムの構成を示すブロック図である。
第1実施形態に係るメモリセルアレイのブロックの回路図である。
第1実施形態に係るメモリセルアレイの平面レイアウトを示す図である。
第1実施形態に係るメモリセルアレイの断面構造を示す図である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置のロウデコーダの回路構成を示す図である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置のセンスアンプの回路構成を示す図である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置のセンスアンプの構成例1を示す図である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置のセンスアンプの構成例2を示す図である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置のセンスアンプの構成例3を示す図である。
第1実施形態に係るセンスアンプユニットの回路図である。
第1実施形態に係るメモリセルトランジスタの閾値電圧分布を示す図である。
第1実施形態に係るメモリセルトランジスタの閾値電圧分布を示す図である。
第1実施形態に係るメモリセルトランジスタの閾値電圧分布を示す図である。
通常のページデータの構成を示す図である。
第1実施形態に係るページデータの構成を示す図である。
第1実施形態に係る複数プレーンを用いてページを記憶する場合のページデータの構成を示す図である。
第1実施形態に係るプレーンの2つのワード線を用いてページを記憶する場合のページデータの構成を示す図である。
第1実施形態に係る座標空間へのデータ配置と書き込み動作及び読み出し動作時のデータ変換を示す図である。
第1実施形態に係る“2k+1”ビットデータの処理容易化に対応した閾値コーディング例を示す図である。
第2実施形態に係る書き込み動作におけるページデータを示す図である。
第2実施形態に係る後書きにおけるメモリセルの閾値電圧を示す図である。
第2実施形態に係る先書きにおけるメモリセルの閾値電圧を示す図である。
第2実施形態に係るメモリセルがD1.5に対応する場合の書き込み動作における閾値テーブルを示す図である。
第2実施形態に係るメモリセルがD1.5に対応する場合の書き込み動作におけるメモリセルの閾値電圧を示す図である。
第2実施形態に係るメモリセルがD1.5に対応する場合の書き込み動作の第1例を示す図である。
第2実施形態に係るメモリセルがD1.5に対応する場合の書き込み動作の第2例を示す図である。
第2実施形態に係るメモリセルがD1.5に対応する場合の書き込み動作の第3例を示す図である。
第2実施形態に係るメモリセルがD1.5に対応する場合の書き込み動作の第4例を示す図である。
第2実施形態に係るメモリセルがD1.5に対応する場合の書き込み動作の第5例を示す図である。
第2実施形態に係るメモリセルがD1.5に対応する場合の書き込み動作の第6例を示す図である。
第2実施形態に係るメモリセルがD2.5に対応する場合の書き込み動作における閾値テーブルを示す図である。
第2実施形態に係るメモリセルがD2.5に対応する場合の書き込み動作におけるメモリセルの閾値電圧を示す図である。
第2実施形態に係るメモリセルがD2.5に対応する場合の書き込み動作の第1例を示す図である。
第2実施形態に係るメモリセルがD2.5に対応する場合の書き込み動作の第2例を示す図である。
第2実施形態に係るページデータの書き込みで使用されるメモリセルの閾値電圧範囲を示す図である。
第2実施形態に係るページデータの書き込みにおけるラッチ回路の値と閾値電圧との対応を示す閾値テーブルである。
第2実施形態に係る書き込み動作におけるページデータの書き込みタイミングを示す図である。
第2実施形態に係る連続書き込みにおける書き込みタイミングを示す図である。
第2実施形態に係る連続書き込みにおける書き込み範囲を示す図である。
第2実施形態に係る連続書き込みにおける書き込みページを示す図である。
第2実施形態に係る第1書き込みにおける書き込みタイミングを示す図である。
第2実施形態に係る第1書き込みにおける書き込み範囲を示す図である。
第2実施形態に係る第1書き込みにおける書き込みページを示す図である。
第2実施形態に係る第2書き込みにおける書き込みタイミングを示す図である。
第2実施形態に係る第2書き込みにおける書き込み範囲を示す図である。
第2実施形態に係る第2書き込みにおける書き込みページを示す図である。
第2実施形態に係る“+1”ページデータを先に書き込み、続いてページデータを書き込む場合の書き込みタイミングを示す図である。
第2実施形態に係る“+1”ページデータを先に書き込み、続いてページデータを書き込む場合の書き込み範囲を示す図である。
第2実施形態に係る“+1”ページデータを先に書き込み、続いてページデータを書き込む場合の書き込みページ及び読み出しページを示す図である。
第2実施形態に係るページデータを先に書き込み、続いて“+1”ページデータを書き込む場合の書き込みタイミングを示す図である。
第2実施形態に係るページデータを先に書き込み、続いて“+1”ページデータを書き込む場合の書き込み範囲を示す図である。
第2実施形態に係るページデータを先に書き込み、続いて“+1”ページデータを書き込む場合の書き込みページ及び読み出しページを示す図である。
第2実施形態に係るメモリセルがD3.5に対応する場合の閾値コーディングを示す図である。
第2実施形態に係る書き込み動作時の演算シーケンスを示すフローチャートである。
第2実施形態に係る書き込み動作時の他の演算シーケンスを示すフローチャートである。
第2実施形態に係るメモリセルがD1.5に対応する場合の読み出し動作に使用する読み出し電圧を示すテーブルである。
第2実施形態に係るメモリセルがD2.5に対応する場合の読み出し動作に使用する読み出し電圧を示すテーブルである。
第2実施形態に係るメモリセルがD3.5に対応する場合の読み出し動作に使用する読み出し電圧を示すテーブルである。
第2実施形態に係るメモリセルがD3及びD3.5にそれぞれ対応する場合の読み出し動作に使用する読み出し電圧を示すテーブルである。
第2実施形態に係るメモリセルがD3及びD3.5にそれぞれ対応する場合の読み出し動作における読み出し範囲を示す図である。
第2実施形態に係るメモリセルの閾値電圧を細分化した例を示す図である。
図61に示す例で記憶されたデータを読み出す場合の読み出し動作に使用する読み出し電圧を示すテーブルである。
第2実施形態に係るメモリセルがD3.5に対応する場合の閾値コーディングを示す図である。
第2実施形態に係る読み出し動作時の演算シーケンスを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して実施形態について説明する。以下の説明において、同一の機能及び構成を有する構成要素については、共通する参照符号を付す。また、以下に示す実施形態は、この実施形態の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、構成部品の材質、形状、構造、及び配置等を下記のものに特定するものではない。
【0008】
機能ブロックは、ハードウェア、コンピュータソフトウェアのいずれかまたは両者を組み合わせたものとして実現することができる。機能ブロックが以下の例のように区別されていることは必須ではない。例えば、一部の機能が例示の機能ブロックとは別の機能ブロックによって実行されてもよい。さらに、例示の機能ブロックがさらに細かい機能サブブロックに分割されていてもよい。
【0009】
1.第1実施形態
第1実施形態の半導体記憶装置について説明する。図1は、第1実施形態の半導体記憶装置を備えるメモリシステム1の構成を示すブロック図である。
【0010】
メモリシステム1は、例えば、半導体記憶装置10及びメモリコントローラ20を備える。半導体記憶装置10としては、メモリセルトランジスタがデータを不揮発に記憶可能なNAND型フラッシュメモリを例に挙げる。以下に、半導体記憶装置10及びメモリコントローラ20のそれぞれの構成の一例について順に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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