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公開番号2024100526
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2023004586
出願日2023-01-16
発明の名称ゴム組成物及びホース
出願人横浜ゴム株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08L 23/16 20060101AFI20240719BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】本発明は、環境負荷を軽減し、耐熱老化性に優れるゴム組成物、及び、ホースを提供することを目的とする。
【解決手段】エチレンの少なくとも一部がバイオマス由来のエチレンであり、かつ、ジエン量が8.0質量%以上であるエチレン-プロピレン-ジエン共重合体と、カーボンブラックと、パラフィンオイルと、硫黄とを含有するゴム組成物、及び、上記ゴム組成物を用いて形成されたホース。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
エチレンの少なくとも一部がバイオマス由来のエチレンであり、かつ、ジエン量が8.0質量%以上であるエチレン-プロピレン-ジエン共重合体と、カーボンブラックと、パラフィンオイルと、硫黄とを含有するゴム組成物。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記エチレン-プロピレン-ジエン共重合体を構成するジエンが、エチリデンノルボルネンを含む、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項3】
前記エチレン-プロピレン-ジエン共重合体の全エチレン量が、前記エチレン-プロピレン-ジエン共重合体中の60質量%以下である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項4】
前記エチレン-プロピレン-ジエン共重合体を構成するエチレンが、全て、前記バイオマス由来のエチレンである、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項5】
ポリマー成分が前記エチレン-プロピレン-ジエン共重合体のみである、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項6】
前記エチレン-プロピレン-ジエン共重合体100質量部に対して、
前記カーボンブラックの含有量が80~100質量部であり、
前記パラフィンオイルの含有量が30~40質量部であり、
前記硫黄の含有量が0.5~2.0質量部である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項7】
ホース用である、請求項1~6のいずれか1項に記載のゴム組成物。
【請求項8】
請求項1~6のいずれか1項に記載のゴム組成物を用いて形成されたホース。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はゴム組成物及びホースに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、エチレン-プロピレン-ジエン三元共重合体(以下、これを「EPDM」とも称する)は耐熱性や耐候性等の機能性に優れ、比較的低コストであることから、EPDMを含有するゴム組成物(例えば、特許文献1)はホース等で広く使用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-273827号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らは特許文献1を参考にしてジエン量が高いEPDM及び硫黄を含有するゴム組成物を調製しこれを評価したところ、このようなゴム組成物から得られる硬化物(加硫後の硬化物)は耐熱老化性が悪い場合があった。
一方、近年、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の増加を抑制するため、EPDMについても、サステナブル原料によるEPDMを利用して、環境負荷を軽減する商品開発要求が高まっている。
【0005】
そこで、本発明は、環境負荷を軽減し、耐熱老化性に優れるゴム組成物を提供することを目的とする。
また、本発明はホースを提供することも目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、エチレンの少なくとも一部がバイオマス由来のエチレンであり、かつ、ジエン量が8.0質量%以上であるエチレン-プロピレン-ジエン共重合体と、カーボンブラックと、パラフィンオイルと、硫黄とを含有するゴム組成物によれば所望の効果が得られることを見出し、本発明に至った。
本発明は上記知見等に基づくものであり、具体的には以下の構成により上記課題を解決するものである。
【0007】
[1] エチレンの少なくとも一部がバイオマス由来のエチレンであり、かつ、ジエン量が8.0質量%以上であるエチレン-プロピレン-ジエン共重合体と、カーボンブラックと、パラフィンオイルと、硫黄とを含有するゴム組成物。
[2] 上記エチレン-プロピレン-ジエン共重合体を構成するジエンが、エチリデンノルボルネンを含む、[1]に記載のゴム組成物。
[3] 上記エチレン-プロピレン-ジエン共重合体の全エチレン量が、上記エチレン-プロピレン-ジエン共重合体中の60質量%以下である、[1]又は[2]に記載のゴム組成物。
[4] 上記エチレン-プロピレン-ジエン共重合体を構成するエチレンが、全て、上記バイオマス由来のエチレンである、[1]~[3]のいずれか1つに記載のゴム組成物。
[5] ポリマー成分が上記エチレン-プロピレン-ジエン共重合体のみである、[1]~[4]のいずれか1つに記載のゴム組成物。
[6] 上記エチレン-プロピレン-ジエン共重合体100質量部に対して、
上記カーボンブラックの含有量が80~100質量部であり、
上記パラフィンオイルの含有量が30~40質量部であり、
上記硫黄の含有量が0.5~2.0質量部である、[1]~[5]のいずれか1つに記載のゴム組成物。
[7] ホース用である、[1]~[6]のいずれか1つに記載のゴム組成物。
[8] [1]~[6]のいずれか1つに記載のゴム組成物を用いて形成されたホース。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、環境負荷を軽減し、耐熱老化性に優れるゴム組成物を提供することができる。
また、本発明によればホースを提供することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明のホースの一例について、各層を切り欠いて表した、模式的な斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明について以下詳細に説明する。
本明細書において、本明細書において「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を含む範囲を意味する。
本明細書において、特に断りのない限り、各成分はその成分に該当する物質をそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。成分が2種以上の物質を含む場合、成分の含有量は、2種以上の物質の合計の含有量を意味する。
本明細書において、本発明における「エチレンの少なくとも一部がバイオマス由来のエチレンであり、かつ、ジエン量が8.0質量%以上であるエチレン-プロピレン-ジエン共重合体」を「特定EPDM」とも称する。
(【0011】以降は省略されています)

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