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公開番号2024100438
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2023004435
出願日2023-01-16
発明の名称転倒検知システムおよび転倒検知方法
出願人おおいたサテライトオフィス株式会社
代理人個人
主分類A47K 13/24 20060101AFI20240719BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】ユーザのプライバシーを守りながらユーザが便座から立ち上がる際に転倒したか否かを検知して出力することにより、遠隔でもユーザの見守りを行うことができる転倒検知システムおよび転倒検知方法を提供する。
【解決手段】転倒検知システムは、複数の圧力センサ24a~24jが設けられ、ユーザが着座することができる着座シート22と、着座シート22の各圧力センサ24a~24jに通信可能に接続された制御装置10とを備えている。制御装置10は、各圧力センサ24a~24jによる検知結果に基づいて作成される複数の圧力波形に基づいて着座シート22から離座したユーザが転倒したか否かを判断し、ユーザが転倒したと判断したときにユーザが転倒した旨の情報を出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の圧力センサが設けられ、ユーザが着座することができる着座シートと、
前記着座シートの各前記圧力センサに通信可能に接続された制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
各前記圧力センサによる検知結果に基づいて作成される複数の圧力波形に基づいて前記着座シートから離座したユーザが転倒したか否かを判断し、ユーザが転倒したと判断したときにユーザが転倒した旨の情報を出力する制御部を有する、転倒検知システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記制御部は、各前記圧力センサによる検知結果に基づいて作成される各圧力波形と、予め設定されているユーザが転倒することなく離座したときの各圧力波形との差異に基づいて、前記着座シートから離座したユーザが転倒したか否かを判断する、請求項1記載の転倒検知システム。
【請求項3】
前記制御装置は、ユーザの身体特徴量に係る情報を受け付ける受付部を有しており、
前記制御部は、各前記圧力センサによる検知結果に基づいて作成される各圧力波形および前記受付部により受け付けたユーザの身体特徴量と、当該身体特徴量に対応する予め設定されているユーザが転倒することなく離座したときの各圧力波形との差異に基づいて、前記着座シートから離座したユーザが転倒したか否かを判断する、請求項1記載の転倒検知システム。
【請求項4】
前記着座シートには、2個乃至8個の範囲内の数の前記圧力センサからなるセンサ群が左右一対配置されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の転倒検知システム。
【請求項5】
各前記圧力センサは前記着座シートが載置される便座の手前側から奥方に向かって並ぶよう配置されている、請求項4記載の転倒検知システム。
【請求項6】
前記制御部は、左右一対の前記センサ群のうち一方の前記センサ群を構成する各前記圧力センサによる検知結果に基づいて作成される各圧力波形と、他方の前記センサ群を構成する各前記圧力センサによる検知結果に基づいて作成される各圧力波形との差異に基づいて、前記着座シートから離座したユーザが転倒したか否かを判断する、請求項4または5記載の転倒検知システム。
【請求項7】
前記制御部は、ユーザが転倒することなく前記着座シートから離座したときの各前記圧力センサによる検知結果に基づいて作成される複数の圧力波形と、ユーザが前記着座シートから離座したときに転倒したときの各前記圧力センサによる検知結果に基づいて作成される複数の圧力波形とをそれぞれ教師データとして機械学習により作成される学習済データを用いて、各前記圧力センサによる検知結果に基づいて作成される複数の圧力波形に基づいて前記着座シートから離座したユーザが転倒したか否かを判断する、請求項1記載の転倒検知システム。
【請求項8】
前記制御装置は、ユーザの身体特徴量に係る情報を受け付ける受付部を有しており、
前記制御部は、ユーザが転倒することなく前記着座シートから離座したときの各前記圧力センサによる検知結果に基づいて作成される複数の圧力波形およびこのユーザの身体的特徴と、ユーザが前記着座シートから離座したときに転倒したときの各前記圧力センサによる検知結果に基づいて作成される複数の圧力波形およびこのユーザの身体的特徴とをそれぞれ教師データとして機械学習により作成される学習済データを用いて、各前記圧力センサによる検知結果に基づいて作成される複数の圧力波形および前記受付部により受け付けたユーザの身体的特徴に基づいて前記着座シートから離座したユーザが転倒したか否かを判断する、請求項1記載の転倒検知システム。
【請求項9】
各前記圧力センサによる検知結果に係る情報を表示する表示装置を更に備えた、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の転倒検知システム。
【請求項10】
前記制御装置は、前記制御部により出力されたユーザが転倒した旨の情報を外部装置に送信する通信部を有している、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の転倒検知システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザが着座することができる着座シートおよび制御装置を備えた転倒検知システムおよびこのような転倒検知システムによる転倒検知方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
介護施設等において、高齢者等の被介護者がトイレに入ったときに便座から立ち上がる際に上手く立ち上がることができず転倒してしまうことがある。このため、被介護者の介護を行う介護者は、被介護者がトイレの中にいるときには常にトイレの前で待機していなければならず、その間に他の作業を行うことができないという問題がある。従来から、例えば特許文献1等に開示されるように被介護者が便座に座ったか否かを圧力センサにより検出するシステムは知られているが、このような従来のシステムでは被介護者が便座から立ち上がる際に転倒したか否かまでは検知することはできなかった。
【0003】
また、特許文献2には、高齢者の転倒リスクを防止する目的で、立位姿勢および座位姿勢の間の遷移に対応する起居候補運動を識別できる圧力センサシート装置が開示されている。しかしながら、特許文献2に開示される圧力センサシート装置は被計測者の足底から圧力センサシートにかかる圧力分布の変化から被計測者の坐位状態から立位状態への遷移運動を推定するものであり、被介護者が便座から立ち上がる際に転倒したか否かまでは検知することはできなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-012426号公報
特開2020-190515号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、ユーザのプライバシーを守りながらユーザが便座から立ち上がる際に転倒したか否かを検知して出力することにより、遠隔でもユーザの見守りを行うことができる転倒検知システムおよび転倒検知方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の転倒検知システムは、
複数の圧力センサが設けられ、ユーザが着座することができる着座シートと、
前記着座シートの各前記圧力センサに通信可能に接続された制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
各前記圧力センサによる検知結果に基づいて作成される複数の圧力波形に基づいて前記着座シートから離座したユーザが転倒したか否かを判断し、ユーザが転倒したと判断したときにユーザが転倒した旨の情報を出力する制御部を有することを特徴とする。
【0007】
本発明の転倒検知方法は、
複数の圧力センサが設けられ、ユーザが着座することができる着座シートと、前記着座シートの各前記圧力センサに通信可能に接続された制御装置とを備えた転倒検知システムによる転倒検知方法であって、
各前記圧力センサによる検知結果に基づいて作成される複数の圧力波形に基づいて前記着座シートから離座したユーザが転倒したか否かを前記制御装置により判断する工程と、
前記制御装置によりユーザが転倒したと判断されたときにユーザが転倒した旨の情報を前記制御装置により出力する工程と、
を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の転倒検知システムおよび転倒検知方法によれば、ユーザのプライバシーを守りながらユーザが便座から立ち上がる際に転倒したか否かを検知して出力することにより、遠隔でもユーザの見守りを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施の形態による転倒検知システムの概略的な構成を示す概略構成図である。
図1に示す転倒検知システムにおける着座シートの構成を示す構成図である。
図1に示す転倒検知システムにおける制御装置の構成を示す構成図である。
着座シートから離座したユーザが転倒することなく立ち上がったときの各圧力センサによる検知結果に基づいて作成される複数の圧力波形のグラフである。
ユーザが左手で手すりを握りながら転倒することなく着座シートから離座したときの各圧力センサによる検知結果に基づいて作成される複数の圧力波形のグラフである。
図5に示すグラフのうち左側のセンサ群の各圧力センサによる検知結果に基づいて作成される複数の圧力波形のグラフである。
着座シートから離座したユーザが左側に転倒したときの各圧力センサによる検知結果に基づいて作成される複数の圧力波形のグラフである。
図7に示すグラフのうち左側のセンサ群の各圧力センサによる検知結果に基づいて作成される複数の圧力波形のグラフである。
図7に示すグラフのうち右側のセンサ群の各圧力センサによる検知結果に基づいて作成される複数の圧力波形のグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図3は、本実施の形態に係る転倒検知システムを示す図である。また、図4乃至図9は、着座シートからユーザが離座したときの各圧力センサによる検知結果に基づいて作成される複数の圧力波形のグラフである。なお、図4乃至図9に示すグラフにおいて、各グラフ61~70は、それぞれ各圧力センサ24a~24jによる検知結果に基づいて作成される圧力波形である。具体的には、グラフ61は圧力センサ24aに対応し、グラフ62は圧力センサ24bに対応し、グラフ63は圧力センサ24cに対応し、グラフ64は圧力センサ24dに対応し、グラフ65は圧力センサ24eに対応している。また、グラフ66は圧力センサ24fに対応し、グラフ67は圧力センサ24gに対応し、グラフ68は圧力センサ24hに対応し、グラフ69は圧力センサ24iに対応し、グラフ70は圧力センサ24jに対応している。
(【0011】以降は省略されています)

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