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公開番号2023160240
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-02
出願番号2022070448
出願日2022-04-22
発明の名称組立式入浴装置
出願人個人
代理人
主分類A47K 3/06 20060101AFI20231026BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】通常の入浴でお湯に浸かる場合、浴槽をまたいだり、浴槽内で体を横たえなければならないため、体力の低下に伴い転倒のリスクや介助の必要性が高くなる。転倒のリスクや介助の必要性の懸念なく、いつでも気軽に一人でお湯に浸かることができる入浴装置を提供する。
【解決手段】浴槽を浴槽側面シート1と浴槽底面シート2に分離した構成とする。それぞれのシートに温まると互いに接着する特性の素材を利用する。浴槽が分離している状態の浴槽に入り、一人で浴槽側面シート1と浴槽底面シート2を重ねる。シャワーのお湯で素材が温められることで、浴槽側面シート同士の接触面8と浴槽側面シートと浴槽底面シートの接触面9が接着しお湯が溜まるようになり、お湯に浸かることができるようになる。
【選択図】図6

特許請求の範囲【請求項1】
浴槽の側面を構成する浴槽側面シートと浴槽の底面を構成する浴槽底面シートで浴槽が構成されることを特徴とする組立式入浴装置。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記浴槽側面シートと前記浴槽底面シートに、温めるとやわらかくなり、互いに接触した部分が接着する特性をもつ防水性の素材を使用することを特徴とする請求項1に記載の組立式入浴装置。
【請求項3】
未使用状態では、前記浴槽側面シートと前記浴槽底面シートはコンパクトに束ねられ、使用時に設置場所にあるシャワーまたは水源のお湯を利用し、前記浴槽側面シート同士の接触部と前記浴槽側面シートと前記浴槽底面シートの接触部が接着し、お湯が溜められ入浴できる形状になることを特徴とする請求項2に記載の組立式入浴装置。
【請求項4】
前記浴槽側面シートと前記浴槽底面シートに防汚性・抗菌性を持たせることで、入浴後に前記浴槽側面シートと前記浴槽底面シートに分解して排水または水をかけて流すだけで、浴槽の洗浄が完了することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の組立式入浴装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、浴槽への出入り時の転倒による怪我のリスクや浴槽内で滑って溺れるリスクを軽減し、椅子に座った状態で入浴が可能な、一般の家庭風呂に設置できる組立式入浴装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
入浴のために浴槽に入ったり出たりするときの浴槽をまたぐ動作は、不安定な姿勢で足腰への負担が大きく、バランスを崩して転倒する危険が伴う。また浴槽内でお湯につかるためには、体を倒す必要があり、浴槽内で足を滑らせおぼれてしまうという危険も伴う。こういった無理のかかる動作の負担は、高齢となり体力が低下してくると顕著になり、浴槽をまたぐ時や浴槽内で体を傾けたり起こしたりする時に一時的に体を支える介助も必要となり、全面的な介助とはいかなくとも、自力での入浴が難しくなる。
【0003】
そのため、浴槽の一部に設置する滑り止めや転倒防止用の補助器具等が開発されている。しかしながら、浴槽の形状は様々であり、浴室の設置条件や各個人の身体的な要求事項(足腰が弱い、指先や腕力が弱い等)も鑑みると一様の補助器具の取り付けだけでは解決できない。
【0004】
通常の浴槽の形状は、入浴後のお湯を捨てる際に垢が浴槽側面や底に付着しやすく、清潔な浴槽を保つためには付着物の洗浄が不可欠となる。浴槽の洗浄は、浴槽内に入ったり洗い場から手を伸ばしたり等の不安定な姿勢が多く、入浴同様に身体への負担が大きく、転倒等の危険を伴う。そのため、取っ手の長い浴槽清掃用ブラシや吹き付けて洗い流すだけの洗剤等が開発されている。また、大掛かりな自動洗浄装置も開発されている。しかしながら、これらは洗浄作業の負担を軽減するも、根本的に浴槽の洗浄作業は依然残っている。また、大掛かりな洗浄装置の設置は、設置条件や費用面から一般家庭向きとは言い難い。
【0005】
上述のような入浴時の動作や一部介助の必要性、浴槽の洗浄といった身体的・精神的負担や危険性は、入浴したいけれど入浴をあきらめてしまうという結果を導く。入浴が減ることで、不衛生な状態が常態化してしまうと、他人から疎まれてしまうのではないかという意識が生まれ、人との関わりに消極的になる、という負の連鎖が発生し、孤独を助長するという社会的な問題にもつながる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平9-234232
特開2002-360654
特許第4299359号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、浴槽をまたいで入ったり出たりする不安定な姿勢やお湯につかるために浴槽内で体を傾けたり起こしたりという身体的負担のある動作による転倒や浴槽内でおぼれるリスクを回避する入浴装置を提供することである。
【0008】
浴槽をまたがないで入湯できる入浴装置として、特許第4299359号や特開平9-234232のような袋状の浴槽が発明されているが、袋状の浴槽に入るには、浴槽をまたぐという動作はないものの、体をかがめたり丸めたりする動作が必要であり、これらは介助者の存在が前提となっている。健常者にとっても、袋状の浴槽に入る動作は容易とはいえない。
【0009】
袋状の浴槽に入ったあとも、お湯を溜めるためには開閉部を閉じるファスナーを引き上げる必要がある。ファスナーの引き上げを外側から行う場合、この作業を入浴者本人が行うことはできず、必ず介助者を伴う必要がある。入浴者本人がファスナーの引き上げを内側から行えるデザインであったとしても、狭い袋に入ってしゃがんでいるまたは横たわっている状態のままでファスナーを引き上げる動作は、一定の握力とバランスが必要で、特に高齢者のように体力が低下している場合には困難である。
【0010】
一般家庭の比較的狭い浴室内で手軽に使用でき、椅子に着席した状態でお湯に浸かれる入浴装置として、特開2002-360654のような折り畳まれた袋状の浴槽が発明されているが、お湯を溜めるには、介助者がこの折り畳まれた袋状の浴槽を引き上げる必要があり、介助者の存在が前提となっている。入浴者本人が袋状の浴槽を引き上げるデザインであったとしても、袋状の浴槽をつかむために一度しゃがんで引き上げる必要があり、一定の握力や腕力やバランスが必要で、特に高齢者のように体力が低下している場合には困難である。
(【0011】以降は省略されています)

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