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公開番号2024100284
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2023004161
出願日2023-01-13
発明の名称家具組立キット
出願人公立大学法人岡山県立大学
代理人個人,個人,個人
主分類A47B 47/04 20060101AFI20240719BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】
家具を構成するパーツを、ボルト等の留め具を要することなく、シンプルな構造で連結することができる家具組立キットを提供する。
【解決手段】
家具を組み立てるための家具組立キットを、厚さがa(aは定数)で横幅が3×aの複数本の帯状板材10を備えたものとし、その複数本の帯状板材10の中に、少なくとも一方の端部が、縦長が3×aで横幅がaの矩形状を為す開口部αを有する口型端部Aとされた帯状板材10と、少なくとも一方の端部が、深さがaよりも大きく横幅がaの矩形状を為す凹部βを有する凹型端部Bとされた帯状板材10とを混在させた。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
家具を組み立てるための家具組立キットであって、
厚さがa(aは定数)で横幅が3×aの複数本の帯状板材を備え、
前記複数本の帯状板材のなかに、
少なくとも一方の端部が、縦長が3×aで横幅がaの矩形状を為す開口部αを有する口型端部とされた帯状板材と、
少なくとも一方の端部が、深さがaよりも大きく横幅がaの矩形状を為す凹部βを有する凹型端部とされた帯状板材と
が混在された
ことを特徴とする家具組立キット。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
机、椅子、棚、ベッド又は間仕切りの中から選択される少なくとも2種類以上の家具を組立可能な請求項1記載の家具組立キット。
【請求項3】
前記複数本の帯状板材が、木材である請求項2記載の家具組立キット。
【請求項4】
開口部αが、口型端部の横幅方向中間部に形成された請求項3記載の家具組立キット。
【請求項5】
口型端部の先端面から開口部αまでの距離が、aとされた請求項4記載の家具組立キット。
【請求項6】
凹部βが、凹型端部の横幅方向中間部に形成された請求項5記載の家具組立キット。
【請求項7】
凹部βの深さが、4×aとされた請求項6記載の家具組立キット。
【請求項8】
前記複数本の帯状板材のなかに、
両方の端部が口型端部とされた帯状板材が混在された請求項1~7いずれか記載の家具組立キット。
【請求項9】
前記複数本の帯状板材のなかに、
両方の端部が凹型端部とされた帯状板材が混在された請求項8記載の家具組立キット。
【請求項10】
前記複数本の帯状板材のなかに、
一方の端部が口型端部とされて他方の端部が凹型端部とされた帯状板材が混在された請求項9記載の家具組立キット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、家具を組み立てるための家具組立キットに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
水害等の警報が発令されたときには、災害種別に応じた避難所へ避難することが推奨されている。避難所としては、体育館等、大きな空間がある公共施設が指定されることが多く、避難者は、自宅に帰れる状況になるまでの間、その空間で他の人達と一緒に過ごすことになる。災害警報がなかなか解除されない場合や、実際に災害が発生してしまった場合には、その避難所で何日も寝泊まりしなければならない状況が生じ得る。このため、体育館等の大きな空間でも避難者のプライバシーを確保できるように、間仕切り等を用意している避難所もある。このような用途で用いられる間仕切りとしては、複数枚のパネル材を連結するもの(例えば、特許文献1を参照。)や、立方体状に組んだフレームの側面(立方体の側面)を不透明なシートで覆うもの(例えば、特許文献2を参照。)等が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-194043号公報
特開2022-138577号公報
実用新案登録第3176572号公報
特開2012-130525号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1,2のような間仕切りは、その用途(間仕切りの用途)でしか使用することができず、平常時には、分解した状態で倉庫等に保管されることになる。このため、保管場所を確保する必要がある。また、人目に触れにくい状態で保管されるため、いざというときに問題なく使用できるかの点検が疎かになるおそれもある。平常時には、間仕切り以外の用途(机や椅子等の家具)で使用しながらも、災害発生時等には、間仕切りとして使用できるものがあれば良いのであるが、そのような間仕切りはこれまでに存在しなかった。
【0005】
ところで、これまでには、複数のパーツを組み合わせることによって家具を組み立てる家具組立キットであって、1種類の家具だけでなく、形態や用途の異なる複数種類の家具を組み立てることができるようにしたものも提案されている。例えば、特許文献3には、同文献の図1に示される特定寸法の板材を組み合わせることによって、同文献の図3~5に示されるように、寸法や構造が異なる複数種類のボックスを組み立てることができる簡易組立家具部材セット(家具組立キット)が開示されている。特許文献3の家具組立キットにおいては、それらのボックスを組み合わせることで、同文献の図6に示されるような棚を組み立てることもできる。また、特許文献4には、同文献の図1に示される特定寸法の棒材を組み合わせることによって、机(同文献の図9,21,22)や、棚(同文献の図23,24)を組み立てることができる家具組立材料セット(家具組立キット)が開示されている。
【0006】
しかし、家具組立キットは、パーツを連結する構造が複雑であったり、その連結のためにボルトや釘等の留め具を用いる必要のあったりするものが多い。このため、家具を組み立てる際や、それを分解する際に、手間取るおそれがある。また、複数種類の家具を組み立できる旨を謳っている家具組立キットであっても、ある1種類の家具を組み立てた後に、それを別の種類の家具に組み立て直すことを想定していないものもある。例えば、上記の特許文献4の家具組立キットでは、パーツ(第一棒状部材2及び第二棒状部材3)の固定に接着剤を用いるようになっており、一度接着したパーツ同士を再度バラバラにしにくくなっている。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、家具を構成するパーツを、ボルト等の留め具を要することなく、シンプルな構造で連結することができる家具組立キットを提供するものである。また、ある家具を組み立てた後も、それを容易に分解でき、それを別の種類の家具へと容易に組み立て直すことができる家具組立キットを提供することも本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題は、
家具を組み立てるための家具組立キットであって、
図3(a),(b)に示すように、
厚さがa(aは定数)で横幅が3×aの複数本の帯状板材を備え、
前記複数本の帯状板材のなかに、
少なくとも一方の端部が、縦長が3×aで横幅がaの矩形状を為す開口部αを有する口型端部(図3(a))とされた帯状板材と、
少なくとも一方の端部が、深さがaよりも大きく横幅がaの矩形状を為す凹部βを有する凹型端部(図3(b))とされた帯状板材と
が混在された
ことを特徴とする家具組立キット
を提供することによって解決される。
【0009】
本発明の家具組立キットは、口型端部を備えた帯状板材と、凹型端部を備えた帯状板材というシンプルなパーツで構成されている。
それにもかかわらず、
[工程1] 図4(a)に示すように、一の帯状板材(帯状板材10a)における口型端部を、他の帯状板材(帯状板材10b)における口型端部の開口部αに挿入する。
[工程2] 図4(b)に示すように、帯状板材10aにおける口型端部の開口部αに、また別の帯状板材(帯状板材10c)における凹型端部を挿入する。
という2つの工程を経ることで、図4(c)に示すように、一の帯状板材10aの口型端部と、他の帯状板材10bの口型端部と、別の帯状板材10cの凹型端部とが互いに嵌合した状態とすることができる。
このため、互いに直交する帯状板材の端部同士を、ボルト等の留め具を使用することなく、容易に連結することができる。したがって、家具を容易に組み立てることができるだけでなく、組み立てられた家具の分解も容易に行うことができる。よって、それを別の種類の家具へと組み立て直すことも容易である。
【0010】
本発明の家具組立キットで組み立てる家具の種類は、特に限定されないが、机、椅子、棚、ベッド又は間仕切りの中から選択される少なくとも2種類以上の家具とすることが好ましい。これらの家具のうち、机や、椅子や、棚等は、いずれも利用頻度が高いため、これらの家具を本発明の家具組立キットで組み立てできるようにしておくことで、本発明の家具組立キットの使用場面を広げることができる。また、間仕切りやベッドは、上述したように、避難所に設置されることが多いところ、間仕切りやベッドを本発明の家具組立キットで組み立てできるようにしておけば、災害発生時には、それを間仕切りやベッドとして使用しながらも、間仕切りが不要になった平常時には、机や、椅子や、棚等の利用頻度が高い一般的な家具に組み立て直し、利用に供することができる。したがって、避難所の間仕切りに関わる上述した問題点(保管場所の問題や、点検の問題)等を解決することも可能になる。加えて、本発明の家具組立キットは、上述したように、留め具等を用いることなく組立及び分解ができることから、間仕切りの形態を避難フェーズに応じて柔軟に変更することも可能になる。
(【0011】以降は省略されています)

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