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公開番号2024099280
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-25
出願番号2023003117
出願日2023-01-12
発明の名称車両用サイドミラー構造
出願人株式会社ペンストン
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類B60R 1/06 20060101AFI20240718BHJP(車両一般)
要約【課題】ミラーの鏡面と反対側に設けられた光源によって警告マークをミラーの表面に表示させる場合に、経時的な警告マークの光量不足を抑制するとともに警告マークが不鮮明になるのを回避する。
【解決手段】車両用サイドミラー構造Aは、警告マークを表示させるための光源ユニット4を備えている。光源ユニット4は、光源40が収容されるユニットケース50と、光源40とミラー2との間に設けられ、光源40から照射された光を警告マークの形状にするための透光窓部61aが貫通形成されるとともにユニットケース50に固着された遮光性両面テープ61と、遮光性両面テープ61よりもミラー2に近い箇所に設けられ、透光窓部61aを通過した光を拡散させる拡散フィルム62と、拡散フィルム62とミラー2との間に介在し、拡散フィルム62とミラー2との間に空気層が形成されないように連続して延びる透明両面テープ63とを備えている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ミラーの鏡面と反対側に配置された光源ユニットから照射された光が前記ミラーを透過することによって前記ミラーの鏡面に警告マークを表示させる車両用サイドミラー構造であって、
前記光源ユニットは、前記ミラーに向けて光を照射する光源と、前記光源が収容されるユニットケースと、前記光源と前記ミラーとの間に設けられ、前記光源から照射された光を警告マークの形状にするための透光窓部が貫通形成されるとともに前記ユニットケースに固着された遮光性両面テープと、前記遮光性両面テープよりも前記ミラーに近い箇所に設けられるとともに前記遮光性両面テープに固着され、前記透光窓部を通過した光を拡散させる拡散フィルムと、前記拡散フィルムと前記ミラーとの間に介在し、前記拡散フィルムと前記ミラーとの間に空気層が形成されないように前記拡散フィルム及び前記ミラーに沿って連続して延びる透明両面テープとを備えていることを特徴とする車両用サイドミラー構造。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用サイドミラー構造において、
前記透明両面テープの厚みは、前記拡散フィルムの厚みよりも薄く設定されていることを特徴とする車両用サイドミラー構造。
【請求項3】
請求項2に記載の車両用サイドミラー構造において、
前記遮光性両面テープの厚みは、前記透明両面テープの厚みよりも厚く設定されていることを特徴とする車両用サイドミラー構造。
【請求項4】
請求項1に記載の車両用サイドミラー構造において、
前記ユニットケースは、前記光源が実装された基板を収容するとともに前記光源の光照射方向に開放されたケース本体と、前記ケース本体の開放部分を覆うように形成され、前記ケース本体に固定された透明なカバー部材とを有し、
前記遮光性両面テープは、前記カバー部材に固着されていることを特徴とする車両用サイドミラー構造。
【請求項5】
請求項4に記載の車両用サイドミラー構造において、
前記遮光性両面テープの前記透光窓部の内部に形成されている空間は、前記カバー部材と前記拡散フィルムとによって密閉されていることを特徴とする車両用サイドミラー構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば後続車の接近を警告する警告機能を持たせた車両用サイドミラー構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、表面から入射された光を反射し、裏面から入射した光を透過させる半透過反射鏡が開示されている。半透過反射鏡はミラーホルダに保持されており、半透過反射鏡の裏側には、ミラーホルダに保持された発光ユニットが設けられている。発光ユニットは、発光体と、発光体から照射された光を拡散させる拡散板と、拡散板を透過した光を所定の形状にして出射する整光性フィルタとを備えている。整光性フィルタを透過した光が半透過反射鏡の裏側に照射された後、当該半透過反射鏡を透過して表面から出射される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-107518号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1では、発光ユニットをミラーホルダに形成された一対の保持爪で保持するようにしているので、経年変化等に起因して発光ユニットと半透過反射鏡との間には隙間ができる可能性がある。発光ユニットと半透過反射鏡との間に隙間ができると、その隙間から水や埃等が入り込んで整光性フィルタの前面に付着し、ひいては半透過反射鏡の表面から出射される光が弱まったり、不鮮明になったりする。
【0005】
ここで、後続車の接近を警告マークの発光によって運転者に警告する警告機能を車両用サイドミラーに持たせる場合があるが、この警告装置として特許文献1の発光ユニットを用いた場合を想定すると、上述した隙間が生じることにより、光量が不足した警告マークになったり、不鮮明な警告マークになったりすることが考えられる。
【0006】
本開示は、かかる点に鑑みたものであり、その目的とするところは、ミラーの鏡面と反対側に設けられた光源によって警告マークをミラーの表面に表示させる場合に、経時的な警告マークの光量不足を抑制するとともに警告マークが不鮮明になるのを回避することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本開示は、ミラーの鏡面と反対側に配置された光源ユニットから照射された光が前記ミラーを透過することによって前記ミラーの鏡面に警告マークを表示させる車両用サイドミラー構造を前提とすることができる。前記光源ユニットは、前記ミラーに向けて光を照射する光源と、前記光源が収容されるユニットケースと、前記光源と前記ミラーとの間に設けられ、前記光源から照射された光を警告マークの形状にするための透光窓部が貫通形成されるとともに前記ユニットケースに固着された遮光性両面テープと、前記遮光性両面テープよりも前記ミラーに近い箇所に設けられるとともに前記遮光性両面テープに固着され、前記透光窓部を通過した光を拡散させる拡散フィルムと、前記拡散フィルムと前記ミラーとの間に介在し、前記拡散フィルムと前記ミラーとの間に空気層が形成されないように前記拡散フィルム及び前記ミラーに沿って連続して延びる透明両面テープとを備えている。
【0008】
この構成によれば、光源から照射された光が遮光性両面テープの透光窓部を透過することで警告マークの形状とされた後、拡散フィルムを透過して拡散されて光の強度が面方向に均一化されてから透明両面テープを透過する。透明両面テープを透過することによっても輝度ムラが抑制される。透明両面テープを透過した光は、ミラーに対して裏側(鏡面と反対側)から入射する。ミラーに入射した光により、ミラーの鏡面に警告マークが表示される。
【0009】
また、上記構成によれば、光源が収容されるユニットケースと拡散フィルムとが遮光性両面テープを介して一体化され、拡散フィルムが透明両面テープを介してミラーに固着される。このとき、透明両面テープが拡散フィルム及びミラーに沿って連続して延びていて、拡散フィルムとミラーとの間に空気層が形成されないので、経年的に、拡散フィルムとミラーとの間に隙間が形成されにくくなる。これにより、拡散フィルムとミラーとの間に水や埃等が入り込みにくくなるとともに、ミラーの裏面に結露が発生しにくくなるので、警告マークの光量不足が抑制されるとともに、警告マークが不鮮明になるのが回避される。
【0010】
前記透明両面テープの厚みを前記拡散フィルムの厚みよりも薄く設定することができる。すなわち、透明両面テープは拡散フィルムとミラーとを一体化できればよいので、透明両面テープをできるだけ薄くすることで、光学的な性能劣化を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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