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公開番号2024097451
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-19
出願番号2023000904
出願日2023-01-06
発明の名称記録装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ATEN
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240711BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ユーザが再度記録を行う際のデメリットが少ない記録条件の場合には異常ノズルがあっても補完記録を行わない。
【解決手段】異常ノズルが所定数以上である場合に(S102:YES)、記録用紙の種類と記録する画像の解像度とに応じて所定長さを設定する(S103)。記録用紙の搬送方向の長さが所定長さ以上の場合に(S104:YES)、異常ノズルからのインクの吐出を異常ノズルでない他のノズルからのインクの吐出で補完する補完記録によって記録を行う(S106)。記録用紙の搬送方向の長さが所定長さ未満の場合に(S104:NO)、異常ノズルからのインクの吐出を異常ノズルでない他のノズルからのインクの吐出で補完しない非補完記録によって記録を行う(S105)。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
複数のノズルを有し、前記複数のノズルからインクを吐出するヘッドと、
被記録媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記搬送方向の長さが所定長さ以上の第1被記録媒体への記録を行わせるときに、インクの吐出に異常のある異常ノズルからのインクの吐出を前記異常ノズルでない他のノズルからのインクの吐出によって補完する補完記録を行わせるように前記ヘッドおよび前記搬送部を制御し、
前記搬送方向の長さが前記所定長さ未満の第2被記録媒体への記録を行わせるときに、前記異常ノズルからのインクの吐出を前記異常ノズルでない他のノズルからのインクの吐出によって補完しない非補完記録を行わせるように前記ヘッドおよび前記搬送部を制御することを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
被記録媒体の種類によって前記所定長さが異なることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
記録する画像の解像度によって前記所定長さが異なることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項4】
前記第1被記録媒体を供給する第1供給部と、
前記第2被記録媒体を供給する第2供給部と、を備え、
前記制御部は、
前記第1供給部から供給された前記第1被記録媒体への記録を行わせるときに、前記補完記録を行わせるように前記ヘッドおよび前記搬送部を制御し、
前記第2供給部から供給された前記第2被記録媒体への記録を行わせるときに、前記非補完記録を行わせるように前記ヘッドおよび前記搬送部を制御することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項5】
前記第1被記録媒体がロール紙であり、
前記第2被記録媒体がカット紙であることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
【請求項6】
表示部、を備え、
前記制御部は、
前記第1被記録媒体に記録を行わせる前に、前記補完記録を行わせるか否かをユーザに選択させるためのオブジェクトを前記表示部に表示させ、
前記オブジェクトに基づくユーザの選択結果を示す選択信号を受信した後に、前記第1被記録媒体への記録を行わせ、
前記第1被記録媒体への記録を行わせるときに、
前記選択信号が前記補完記録を行うことを示している場合には、前記補完記録を行わせるように前記ヘッドおよび前記搬送部を制御し、
前記選択信号が前記補完記録を行わないことを示している場合には、前記非補完記録を行わせるように前記ヘッドおよび前記搬送部を制御することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記第2被記録媒体に記録を行わせるときには、前記オブジェクトを前記表示部に表示させることなく前記非補完記録を行わせるように前記ヘッドおよび前記搬送部を制御することを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
【請求項8】
前記複数のノズルの各々について、前記異常ノズルであるか否かに関する異常情報を記憶する記憶部、を備え、
前記制御部は、
前記異常情報が、前記異常ノズルが所定数以上あることを示している場合に、
前記第1被記録媒体への記録を行わせるときに、前記補完記録を行わせるように前記ヘッドおよび前記搬送部を制御し、
前記第2被記録媒体への記録を行わせるときに、前記非補完記録を行わせるように前記ヘッドおよび前記搬送部を制御することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項9】
複数のノズルを有し、前記複数のノズルからインクを吐出するヘッドと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
1つの被記録媒体に画像を記録するための記録データであってデータ量が所定量以上の前記記録データに基づいて前記ヘッドに前記複数のノズルからインクを吐出させて記録を行わせるときには、インクの吐出に異常のある異常ノズルからのインクの吐出を前記異常ノズルでない他のノズルからのインクの吐出によって補完する補完記録を行わせるように前記ヘッドを制御し、
データ量が前記所定量未満の前記記録データに基づいて前記ヘッドに前記複数のノズルからインクを吐出させて記録を行わせるときには、前記異常ノズルからのインクの吐出を前記異常ノズルでない他のノズルからのインクの吐出によって補完しない非補完記録を行わせるように前記ヘッドを制御することを特徴とする記録装置。
【請求項10】
前記複数のノズルの各々について、前記異常ノズルであるか否かに関する異常情報を記憶する記憶部、を備え、
前記制御部は、
前記異常情報が、前記異常ノズルが所定数以上あることを示している場合に、
データ量が前記所定量以上の前記記録データに基づいて前記ヘッドに前記複数のノズルからインクを吐出させて記録を行わせるときには、前記補完記録を行わせるように前記ヘッドを制御し、
データ量が前記所定量未満の前記記録データに基づいて前記ヘッドに前記複数のノズルからインクを吐出させて記録を行わせるときには、前記非補完記録を行わせるように前記ヘッドを制御することを特徴とする請求項9に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ノズルからインクを吐出して記録を行う記録装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
ノズルからインクを吐出して記録を行う記録装置の一例として、特許文献1には、ノズルからインクを吐出して記録を行うプリンタが記載されている。特許文献1のプリンタでは、ヘッドユニットに複数の吐出部が設けられている。各吐出部はノズルを有しノズルからインクを吐出する。また、特許文献1では、複数の吐出部の各々について、吐出異常が生じていないか否かを判定する吐出状態判定処理を実行する。
【0003】
そして、特許文献1のプリンタで印刷を行う際に、吐出異常状態となった吐出部である異常吐出部がない場合に通常印刷処理を実行する。一方、異常吐出部がある場合には、補完印刷処理が可能であるか否かを判定し、補完印刷処理が可能であると判断した場合には、補完印刷処理を実行する。補完印刷処理では、異常吐出部と隣接する補完吐出部からのインクの吐出量を通常印刷処理よりも多くして形成されるドットを大きくすることにより、異常吐出部に対応するドットの抜けを目立ちにくくする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-1559号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、異常吐出部がある場合には、補完印刷処理を実行して記録を行うと、通常印刷処理を実行して記録を行うよりもドットの抜けを目立ちにくくできることが記載されている。一方で、補完印刷処理をする場合には補完印刷処理をしない通常印刷処理よりも印刷時間が増加する。ユーザによっては、記録される画像の画質が多少悪くても補完印刷処理をせず記録時間が短いことを望むことがある。
【0006】
本発明の目的は、ユーザが再度記録を行うことによるデメリットが少ない場合には異常ノズルがあっても補完記録を行わないようにすることが可能な記録装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の記録装置は、複数のノズルを有し、前記複数のノズルからインクを吐出するヘッドと、被記録媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記搬送方向の長さが所定長さ以上の第1被記録媒体への記録を行わせるときに、インクの吐出に異常のある異常ノズルからのインクの吐出を前記異常ノズルでない他のノズルからのインクの吐出によって補完する補完記録を行わせるように前記ヘッドおよび前記搬送部を制御し、前記搬送方向の長さが前記所定長さ未満の第2被記録媒体への記録を行わせるときに、前記異常ノズルからのインクの吐出を前記異常ノズルでない他のノズルからのインクの吐出によって補完しない非補完記録を行わせるように前記ヘッドおよび前記搬送部を制御する。
【0008】
また、本発明の記録装置は、複数のノズルを有し、前記複数のノズルからインクを吐出するヘッドと、制御部と、を備え、前記制御部は、1つの被記録媒体に画像を記録するための記録データであってデータ量が所定量以上の前記記録データに基づいて前記ヘッドに前記複数のノズルからインクを吐出させて記録を行わせるときには、インクの吐出に異常のある異常ノズルからのインクの吐出を前記異常ノズルでない他のノズルからのインクの吐出によって補完する補完記録を行わせるように前記ヘッドを制御し、データ量が前記所定量未満の前記記録データに基づいて前記ヘッドに前記複数のノズルからインクを吐出させて記録を行わせるときには、前記異常ノズルからのインクの吐出を前記異常ノズルでない他のノズルからのインクの吐出によって補完しない非補完記録を行わせるように前記ヘッドを制御する。
【0009】
また、本発明の記録装置は、複数のノズルを有し、前記複数のノズルからインクを吐出するヘッドと、制御部と、を備え、前記制御部は、記録データに基づいて前記ヘッドに前記複数のノズルからインクを吐出させて記録を行うときに、前記記録データが、1つの被記録媒体に画像を記録するのに必要な時間が所定時間以上であることを示している場合には、インクの吐出に異常のある異常ノズルからのインクの吐出を前記異常ノズルでない他のノズルからのインクの吐出によって補完する補完記録を行わせるように前記ヘッドを制御し、前記記録データが、1つの被記録媒体に画像を記録するのに必要な時間が前記所定時間未満であることを示している場合には、前記異常ノズルからのインクの吐出を前記異常ノズルでない他のノズルからのインクの吐出によって補完しない非補完記録を行わせるように前記ヘッドを制御する。
【0010】
また、本発明の記録装置は、複数のノズルを有し、前記複数のノズルからインクを吐出するヘッドと、制御部と、を備え、前記制御部は、記録データに基づいて前記ヘッドに前記複数のノズルからインクを吐出させて被記録媒体への記録を行うときに、前記記録データが、1つの被記録媒体に画像を記録するのに必要なインクの量が所定量以上であることを示している場合には、インクの吐出に異常のある異常ノズルからのインクの吐出を前記異常ノズルでない他のノズルからのインクの吐出によって補完する補完記録を行わせるように前記ヘッドを制御し、前記記録データが、1つの被記録媒体に画像を記録するのに必要なインクの量が前記所定量未満であることを示している場合には、前記異常ノズルからのインクの吐出を前記異常ノズルでない他のノズルからのインクの吐出によって補完しない非補完記録を行わせるように前記ヘッドを制御する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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