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公開番号2024095484
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2023050018
出願日2023-03-27
発明の名称半導体モジュール
出願人富士電機株式会社
代理人弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類H01L 29/78 20060101AFI20240703BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】SiCMOSFET等の半導体装置においては、アバランシェ耐量を高くすることが好ましい。
【解決手段】電気的に並列に接続され、それぞれMOSFETおよび寄生トランジスタが形成された複数のSiCチップと、それぞれのSiCチップにおける前記MOSFETのスイッチングを制御する制御部とを備え、前記制御部は、全ての前記複数のSiCチップについて、少なくとも前記寄生トランジスタがオンする状態では、対応する前記MOSFETのターンオフ時間を0.9μs以下に制御する半導体モジュールを提供する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電気的に並列に接続され、それぞれMOSFETおよび寄生トランジスタが形成された複数のSiCチップと、
それぞれのSiCチップにおける前記MOSFETのスイッチングを制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、全ての前記複数のSiCチップについて、少なくとも前記寄生トランジスタがオンする状態では、対応する前記MOSFETのターンオフ時間を0.9μs以下に制御する
半導体モジュール。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
それぞれの前記SiCチップの前記寄生トランジスタは、対応する前記MOSFETに流れる主電流の電流密度が6000A/cm

以下の領域ではオンしない
請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項3】
前記制御部は、前記寄生トランジスタがオフする状態においても、対応する前記MOSFETのターンオフ時間を0.9μs以下に制御する
請求項1または2に記載の半導体モジュール。
【請求項4】
前記制御部は、前記寄生トランジスタがオフする状態においては、対応する前記MOSFETのターンオフ時間を0.9μsより大きい値に制御する
請求項1または2に記載の半導体モジュール。
【請求項5】
前記制御部は、全ての前記SiCチップの前記MOSFETのターンオフ時間を共通に制御する
請求項4に記載の半導体モジュール。
【請求項6】
前記制御部は、それぞれの前記SiCチップの前記寄生トランジスタの状態に応じて、対応する前記MOSFETのターンオフ時間を個別に制御する
請求項4に記載の半導体モジュール。
【請求項7】
少なくとも1つの前記SiCチップの前記MOSFETに流れる主電流を検知する電流検知部を更に備え、
前記制御部は、前記電流検知部が検知した前記主電流の波形に基づいて、少なくとも1つの前記SiCチップの前記MOSFETのターンオフ時間を制御する
請求項4に記載の半導体モジュール。
【請求項8】
前記制御部は、前記電流検知部が検知した前記主電流の前記波形の立ち上りエッジの傾きに基づいて、少なくとも1つの前記SiCチップの前記MOSFETのターンオフ時間を制御する
請求項7に記載の半導体モジュール。
【請求項9】
前記SiCチップの前記MOSFETのベース領域のアクセプタ濃度が1×10
17
/cm

以上である
請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項10】
前記SiCチップの前記MOSFETのベース領域のアクセプタ濃度が8×10
17
/cm

以上である
請求項9に記載の半導体モジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体モジュールに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
SiCMOSFET等の半導体装置が、非クランプ誘導性スイッチング(UIS)試験等においてアバランシェ破壊することが知られている(例えば非特許文献1参照)。
非特許文献1 A. Konstantinov, F. Allerstam, H. Pham, G. Park, K. S. Park, D. Waible, and T. Neyer, "Critical temperature and failure mechanism of SiC Schottky rectifiers in Unclamped Inductive Switching (UIS)", Proceedings of the 2020 32
nd
International Symposium on Power Semiconductor Devices and ICs (ISPSD), 2020, pp.158-161
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
SiCMOSFET等の半導体装置においては、アバランシェ耐量を高くすることが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために、本発明の一つの態様においては、半導体モジュールを提供する。半導体モジュールは、電気的に並列に接続され、それぞれMOSFETおよび寄生トランジスタが形成された複数のSiCチップを備えてよい。半導体モジュールは、それぞれのSiCチップにおける前記MOSFETのスイッチングを制御する制御部を備えてよい。上記何れかの半導体モジュールの前記制御部は、全ての前記複数のSiCチップについて、少なくとも前記寄生トランジスタがオンする状態では、対応する前記MOSFETのターンオフ時間を0.9μs以下に制御してよい。
【0005】
上記何れかの半導体モジュールのそれぞれの前記SiCチップの前記寄生トランジスタは、対応する前記MOSFETに流れる主電流の電流密度が6000A/cm

以下の領域ではオンしなくてよい。
【0006】
上記何れかの半導体モジュールの前記制御部は、前記寄生トランジスタがオフする状態においても、対応する前記MOSFETのターンオフ時間を0.9μs以下に制御してよい。
【0007】
上記何れかの半導体モジュールの前記制御部は、前記寄生トランジスタがオフする状態においては、対応する前記MOSFETのターンオフ時間を0.9μsより大きい値に制御してよい。
【0008】
上記何れかの半導体モジュールの前記制御部は、全ての前記SiCチップの前記MOSFETのターンオフ時間を共通に制御してよい。
【0009】
上記何れかの半導体モジュールの前記制御部は、それぞれの前記SiCチップの前記寄生トランジスタの状態に応じて、対応する前記MOSFETのターンオフ時間を個別に制御してよい。
【0010】
上記何れかの半導体モジュールは、少なくとも1つの前記SiCチップの前記MOSFETに流れる主電流を検知する電流検知部を備えてよい。上記何れかの半導体モジュールの前記制御部は、前記電流検知部が検知した前記主電流の波形に基づいて、少なくとも1つの前記SiCチップの前記MOSFETのターンオフ時間を制御してよい。
(【0011】以降は省略されています)

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