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公開番号
2024149747
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-18
出願番号
2024134231,2019088329
出願日
2024-08-09,2019-05-08
発明の名称
ドア制御方法
出願人
富士電機株式会社
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
B61D
19/02 20060101AFI20241010BHJP(鉄道)
要約
【課題】戸開動作時におけるドアと戸袋との間への物体の挟み込みを検出することが可能な技術を提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態に係るドア制御方法は、ドア60を駆動制御するドア制御装置20が実行するドア制御方法であって、ドア60の戸開動作時において、ドア60と戸袋との間への物体の挟み込みを検出するステップS104と、ステップS104で挟み込みが検出された場合、ドア60を閉方向に移動させることなく、戸開動作中のドア60を停止させるステップS110と、ステップS110でドア60が停止されてから所定時間T1が経過した後にドア60の戸開動作を再開させるステップS114及びステップS102と、を含む。
【選択図】図3A
特許請求の範囲
【請求項1】
ドアを駆動制御するドア制御装置が実行するドア制御方法であって、
前記ドアの戸開動作時において、前記ドアと戸袋との間への物体の挟み込みを検出する第1のステップと、
前記第1のステップで前記挟み込みが検出された場合、前記ドアを閉方向に移動させることなく、戸開動作中の前記ドアを停止させる第2のステップと、
前記第2のステップで前記ドアが停止されてから所定時間経過した後に前記ドアの戸開動作を再開させる第3のステップと、を含む、
ドア制御方法。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記第2のステップが所定回数実行された場合、前記第1のステップ及び前記第2のステップを実行しない、
請求項1に記載のドア制御方法。
【請求項3】
前記第2のステップが前記所定回数実行された場合、前記第1のステップ及び前記第2のステップを実行せずに、前記ドアの戸開動作を再開させる第4のステップを含む、
請求項2に記載のドア制御方法。
【請求項4】
ドアを駆動制御するドア制御装置が実行するドア制御方法であって、
前記ドアの戸開動作時において、前記ドアと戸袋との間への物体の挟み込みを検出する第1のステップと、
前記第1のステップで前記挟み込みが検出された場合、前記ドアを閉方向に移動させることなく、戸開動作中の前記ドアを停止させる第2のステップと、
前記第2のステップで前記ドアが停止された後、前記ドアを駆動するモータを制御することにより、前記挟み込みに対応する第5のステップと、を含む、
ドア制御方法。
【請求項5】
前記第5のステップでは、前記モータの推力をゼロにする、
請求項4に記載のドア制御方法。
【請求項6】
前記第5のステップでは、前記ドアが動作しない程度の前記ドアを閉じる方向の推力を前記モータから出力させる、
請求項4に記載のドア制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ドア制御方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、列車を構成する各車両の側面に設けられるドアの戸閉動作時において、二枚のドアパネルの間への物体(例えば、乗客の衣服や持ち物等)の挟み込みが発生した場合に、乗客等が挟まれた物体を引き抜き可能なようにドア推力を制御するドア制御装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-176708号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ドアの戸開動作時においても、ドアの戸開動作に起因して、ドアパネルと戸袋との間への物体の引き込みによる挟み込みが発生する可能性がある。戸開動作時における物体の挟み込みは、ドアの開き始めから開き終わりまでのどの時点でも発生しうるため、ドア制御装置は、戸閉動作時における物体の挟み込みの場合のように、挟まれた物体の影響でドアが全閉位置に到達していないこと等のドアの位置に着目して、戸開動作時における物体の挟み込みを検出することが難しい。また、戸開動作時における物体の挟み込みが発生した場合、挟まれた物体を引きずりながらドアが動作し続ける場合もありうるため、ドア制御装置は、戸閉動作時における物体の挟み込みの場合のように、ドアが全閉する前に停止してしまう等のドアの停止に着目して、戸開動作時における物体の挟み込みを検出することが難しい。よって、戸閉動作時における物体の挟み込みの場合の検出手法を利用することができず、戸開動作時における物体の挟み込みの発生を検出する検出方法が望まれている。
【0005】
そこで、上記課題に鑑み、戸開動作時におけるドアと戸袋の間への物体の挟み込みを検出することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本開示の一実施形態では、
ドアを駆動制御するドア制御装置が実行するドア制御方法であって、
前記ドアの戸開動作時において、前記ドアと戸袋との間への物体の挟み込みを検出する第1のステップと、
前記第1のステップで前記挟み込みが検出された場合、前記ドアを閉方向に移動させることなく、戸開動作中の前記ドアを停止させる第2のステップと、
前記第2のステップで前記ドアが停止されてから所定時間経過した後に前記ドアの戸開動作を再開させる第3のステップと、を含む、
ドア制御方法が提供される。
【0007】
また、本開示の他の実施形態では、
ドアを駆動制御するドア制御装置が実行するドア制御方法であって、
前記ドアの戸開動作時において、前記ドアと戸袋との間への物体の挟み込みを検出する第1のステップと、
前記第1のステップで前記挟み込みが検出された場合、前記ドアを閉方向に移動させることなく、戸開動作中の前記ドアを停止させる第2のステップと、
前記第2のステップで前記ドアが停止された後、前記ドアを駆動するモータを制御することにより、前記挟み込みに対応する第5のステップと、を含む、
ドア制御方法。
【発明の効果】
【0008】
上述の実施形態によれば、戸開動作時におけるドアと戸袋の間への物体の挟み込みを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係るドア制御装置を含むドア制御システムの構成の一例を示す図である。
第1実施形態に係るドア制御装置による戸開動作時における物体の挟み込みの検出方法を説明するタイミングチャートである。
ドア制御装置による戸開制御の第1例を概略的に示すフローチャートである。
ドア制御装置による戸開制御の第1例に対応するドアの移動状態に関する状態遷移図である。
ドア制御装置による戸開制御の第2例を概略的に示すフローチャートである。
ドア制御装置による戸開制御の第2例に対応するドアの移動状態に関する状態遷移図である。
ドア制御装置による戸開制御の第3例を概略的に示すフローチャートである。
ドア制御装置による戸開制御の第3例に対応するドアの移動状態に関する状態遷移図である。
ドア制御装置による戸開制御の第4例を概略的に示すフローチャートである。
ドア制御装置による戸開制御の第4例に対応するドアの移動状態に関する状態遷移図である。
第2実施形態に係るドア制御装置を含むドア制御システムの構成の一例を示す図である。
第2実施形態に係るドア制御装置による戸開動作時における物体の挟み込みの検出方法を説明するタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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