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公開番号2024095477
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022212954
出願日2022-12-28
発明の名称皮膚用乳化組成物
出願人株式会社ピカソ美化学研究所
代理人
主分類A61K 8/06 20060101AFI20240703BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】優れた乳化安定性を発揮するだけでなく、塗布時にコクのある使用感が得られるにもかかわらず、肌上での延展性が良好で、かつ、塗布後の肌にべたつき感が残らない皮膚用乳化組成物を提供。
【解決手段】成分A:ミリスチル2-グリセリルアスコルビン酸、成分B:多価アルコール、成分C:抱水性油剤、並びに成分D:炭素数14~18の高級アルコールを含有することを特徴とする皮膚用乳化組成物とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記成分A、下記成分B、下記成分C、並びに下記成分Dを含有することを特徴とする皮膚用乳化組成物。
成分A:ミリスチル2-グリセリルアスコルビン酸
成分B:多価アルコール
成分C:抱水性油剤
成分D:炭素数14~18の高級アルコール
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記成分Aに対する前記成分Cの含有量の比(成分C/成分A)が、20~60である請求項1に記載の皮膚用乳化組成物。
【請求項3】
さらに、下記成分Eを含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の皮膚用乳化組成物。
成分E:(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマーおよび/又は(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー
【請求項4】
さらに、下記成分Fを含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の皮膚用乳化組成物。
成分F:室温で液状の油剤(ただし、前記成分Cおよび前記成分Dを除く。)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
皮膚用乳化組成物に採用される乳化技術は、化粧品、医薬部外品、医薬品等の製品で広く利用されている。これらの製品では、乳化状態をより安定化させるために、微細で均一な乳化滴をもつ水中油型乳化組成物の形態とすることが求められている。
続きを表示(約 1,400 文字)【0002】
このような微細な水中油型乳化物を得る方法としては、D相乳化法が一般的に知られている。D相乳化とは、乳化剤(界面活性剤)を含んだ多価アルコール溶液に油相を添加して乳化する方法であり、これによって多価アルコール中油型乳化組成物が得られる。次に、当該多価アルコール中油型乳化組成物を水相に混合することで微細な水中油型乳化組成物が得られる。
【0003】
前述したD相乳化法によって得られた微細な水中油型乳化組成物は、乳化安定性が良好となる以外にも、肌上での延展性が良く、べたつかずに瑞々しい使用感を発揮させることが可能となる。その一方で、コクのある使用感、より詳細には、塗布時に適度な抵抗感があり、濃厚クリームのような厚みのある剤を塗布しているかのような使用実感が得られ難いといった課題がある。
【0004】
これまでにもD相乳化方法を利用した試みとして、界面活性剤を含有せずに、グリチルリチン酸または塩等の水溶性有効成分と、(PEG-240/デシルテトラデセス-20/HDI)コポリマーと、ムコ多糖と、コラーゲンとを含有する多価アルコール中油型エマルションへと調製する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。しかしながら、当該試みでは、界面活性剤が配合されないため、界面活性剤を用いた多価アルコール中油型組成物と比べて、乳化安定性に劣り、塗布時の感触が軽く、コクのある使用感が得られ難いという課題があった。
【0005】
また、乳化安定性を高める試みとして、コエンザイムQ10と、ポリグリセリン脂肪酸エステルとを含有する多価アルコール中油型組成物へと調製する技術も提案されている(例えば、特許文献2を参照)。しかしながら、このようなポリグリセリン脂肪酸エステルを用いた多価アルコール中油型組成物では、コクのある使用感をある程度発揮させることができる反面、肌上での延展性が悪く、べたつきを感じ易いという欠点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2015-091783号公報
特開2007-209251号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、本発明は、上記技術に鑑みてされたものであり、優れた乳化安定性を発揮するだけでなく、塗布時にコクのある使用感が得られるにもかかわらず、肌上での延展性が良好で、かつ、塗布後の肌にべたつき感が残らない皮膚用乳化組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、本発明は、下記成分A、下記成分B、下記成分C、並びに下記成分Dを含有することを特徴とする皮膚用乳化組成物を提供する。
成分A:ミリスチル2-グリセリルアスコルビン酸
成分B:多価アルコール
成分C:抱水性油剤
成分D:炭素数14~18の高級アルコール
【0009】
上記成分Aに対する上記成分Cの含有量の比(成分C/成分A)が、20~60であることが好ましい。
【0010】
本発明の皮膚用乳化組成物は、下記成分Eを含有することが好ましい
成分E:(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマーおよび/又は(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー
(【0011】以降は省略されています)

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