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公開番号2024079296
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022192154
出願日2022-11-30
発明の名称色調採得支援方法
出願人個人
代理人個人
主分類A61C 19/04 20060101AFI20240604BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 歯科用補綴物の製作の依頼元と依頼先の双方で歯科用補綴物の製作作業の効率化を実現する。
【解決手段】 本発明の色調採得支援方法は、歯科用補綴物の製作を依頼する際の色調採得を支援する色調採得支援方法であって、前記歯科用補綴物の製作の依頼元は第1の電子機器を用いて、前記歯科用補綴物を利用する患者の口腔内と歯の色見本を共に写した画像と当該依頼元からの依頼情報を入力可能とし、前記歯科用補綴物製作の依頼先は第2の電子機器を用いて前記画像と前記依頼情報を出力可能とし、前記第1及び第2の電子機器はソーシャルネットワークサービスを利用可能とし、前記第1及び第2の電子機器の間の前記画像と前記依頼情報の通信は前記ソーシャルネットワークサービスを介することを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
歯科用補綴物の製作を依頼する際の色調採得を支援する色調採得支援方法であって、
前記歯科用補綴物の製作の依頼元は第1の電子機器を用いて、前記歯科用補綴物を利用する患者の口腔内と歯の色見本を共に写した画像と当該依頼元からの依頼情報を入力可能とし、
前記歯科用補綴物製作の依頼先は第2の電子機器を用いて前記画像と前記依頼情報を出力可能とし、
前記第1及び第2の電子機器はソーシャルネットワークサービスを利用可能とし、前記第1及び第2の電子機器の間の前記画像と前記依頼情報の通信は、前記ソーシャルネットワークサービスを介することを特徴とする色調採得支援方法。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
請求項1記載の色調採得支援方法であって、前記依頼情報の一部は、前記ソーシャルネットワークサービスを利用する際に選択される情報であることを特徴とする色調採得支援方法。
【請求項3】
請求項1記載の色調採得支援方法であって、前記第1及び第2の電子機器はダウンロードされるアプリケーションを開いて、前記画像と前記依頼情報の通信をなし得ることを特徴とする色調採得支援方法。
【請求項4】
請求項1記載の色調採得支援方法であって、前記患者の口腔内と歯の色見本を共に写した画像を撮影する際には、前記患者の歯に対する歯の色見本の位置を輪郭線で示すことを特徴とする色調採得支援方法。
【請求項5】
請求項4記載の色調採得支援方法であって、前記輪郭線に付随して歯の色見本の固有番号の位置も第2の輪郭線で示すことを特徴とする色調採得支援方法。
【請求項6】
請求項4記載の色調採得支援方法であって、前記患者の歯に対する歯の色見本の位置を示す輪郭線は上顎と下顎で切り替えられることを特徴とする色調採得支援方法。
【請求項7】
請求項1記載の色調採得支援方法であって、前記患者の口腔内と歯の色見本を共に写した画像を撮影する際には、その画像をフラッシュ有で撮影することを必須としながら、フラッシュなしで撮影することも追加できることを特徴とする色調採得支援方法。
【請求項8】
請求項1記載の色調採得支援方法であって、前記患者の口腔内と歯の色見本を共に写した画像を撮影する際には、合わせて前記患者の顔貌の写真も追加できることを特徴とする色調採得支援方法。
【請求項9】
請求項1記載の色調採得支援方法であって、の撮像、および前記患者の顔貌の撮影時には、撮影法についてのチュートリアルを表示できることを特徴とする色調採得支援方法。
【請求項10】
請求項1記載の色調採得支援方法であって、撮影された前記患者の口腔内の画像には、前記依頼情報が明示されるように取り込まれることを特徴とする色調採得支援方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は歯科医師が歯科技工所に対して歯科用補綴物の製作を依頼する際に行う色調採得を支援する色調採得支援方法に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
歯科医師から歯科技工所への前装冠等の歯科用補綴物の製作を依頼するに当り、歯科医師は千差万別の患者の歯の色味を歯科技工所に伝達するため、シェードガイドと呼ばれる歯の色見本と、患者の歯の色味とを比較判定する作業を行っている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかし、色見本の情報だけでは個人差による患者の色調情報を伝達するには不十分であり、実際には、歯科医師はシェードガイドと患者の歯(口腔内)とを同時に撮影した写真を歯科技工所に対し送付することによって、患者の歯の色味を伝達している。この写真撮影による歯の色味の情報化は「色調採得」と呼ばれ、正確な色味を有する歯科用技工物の製作には欠かせない情報となっている。
【0004】
一般的に、歯科医師(歯科医院)から歯科技工所(歯科技工所)への写真の送付は、1)デジタルカメラで撮影して得られた画像データをカメラ本体に装着されたSDカードやUSBメモリ等の可搬性の記録媒体に記録し、その記録媒体を送付する、2)デジタルカメラで撮影した得られた画像データをパーソナルコンピュータで一旦取り込み、記録媒体に転送後送付する、3)デジタルカメラで撮影して得られた画像データをパーソナルコンピュータで一旦取り込み、電子メールに当該画像データを添付して送付する、といったような煩雑な手順で行われている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-90223号公報
特開2020-25612号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した写真の送付を伴う色調採得は、少なくとも患者の口腔内の写真を撮る作業と、撮影した写真を電子メールの添付データとして送信することが行われており、その手順の煩雑さによりそれぞれ時間がかかる作業となっている。また、送信する側のカメラ操作も自由度がある分だけ、患者の口腔内の写真の色合いも照明や撮像素子の特性から出上がる歯科用補綴物にもばらつきは生じ易い。さらに患者の口腔にシェードガイドを添えて撮影した場合でも、その写した歯とシェードガイドの位置及び角度などに依存して色調の偏差が生ずることがあり、円滑な歯科用補綴物の製作の妨げとなっていた。
【0007】
そこで本発明は、上述の技術的な課題を解決するため、歯科用補綴物の製作の依頼元と依頼先の双方で歯科用補綴物の製作作業の効率化を実現する色調採得支援方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の技術的な課題を解決するため、本発明の色調採得支援方法は、歯科用補綴物の製作を依頼する際の色調採得を支援する色調採得支援方法であって、前記歯科用補綴物の製作の依頼元は第1の電子機器を用いて、前記歯科用補綴物を利用する患者の口腔内と歯の色見本を共に写した画像と当該依頼元からの依頼情報を入力可能とし、前記歯科用補綴物製作の依頼先は第2の電子機器を用いて前記画像と前記依頼情報を出力可能とし、前記第1及び第2の電子機器はソーシャルネットワークサービスを利用可能とし、前記第1及び第2の電子機器の間の前記画像と前記依頼情報の通信は、前記ソーシャルネットワークサービスを介することを特徴とする。
【0009】
本発明の色調採得支援方法で利用されるソーシャルネットワークサービスは、特定の通信相手に対してテキストと画像の送信を行うことができる通信サービスであって、いわゆるスマートフォンに代表される携帯電話機やタブレット型端末(以下、これらを併せて「モバイル端末」と称する。)を用いて情報の送受信が可能であり、パーソナルコンピュータで一般的な電子メール用のメーラーを用いずに、テキストと画像の送受信ができるサービスである。このようなソーシャルネットワークサービスとして知られているものは、例えばLINE株式会社のライン(登録商標)、メタ・プラットフォームズ・インコーポレイテッドのメッセンジャー(登録商標)、株式会社カカオのカカオトーク(登録商標)、テンセント ホールディングス リミテッドのウイチャット(登録商標)などが知られており、アプリケーションの立ち上がり(Loading)に短時間で良いものを選択できる。これらのモバイル端末では、ソーシャルネットワークサービスを使用するためのアプリケーションをダウンロード可能としており、現在も多くの人が利用しているサービスである。
【0010】
本発明の色調採得支援方法において、依頼元は、典型的には歯科医師若しくは歯科医院であり、患者に対して歯科用補綴物を提供して歯の治療を行う者である。他方、依頼先は歯科技工所若しくはそれに類する加工技術を有する者である。依頼元は第1の電子機器を使用し、依頼先は第2の電子機器を使用するが、これらはそれぞれモバイル端末である。典型的な本発明の色調採得支援方法においては、専用のアプリケーションをそれぞれ第1及び第2の電子機器でダウンロードすることができ、これらの第1及び第2の電子機器ではダウンロードされたアプリケーションを開いて、画像と依頼情報の通信をすることができる。相手が未だ専用のアプリケーションをインストールしていない場合を想定して、通信情報にはダウンロード用のURLを含めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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