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公開番号2024095182
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022212283
出願日2022-12-28
発明の名称クッション体
出願人西川株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A47C 27/14 20060101AFI20240703BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】身体の種々の部分で適切且つ高効率に体圧を分散させることができるクッション体を提供する。
【解決手段】一実施形態に係るクッション体は、平面視において、第1方向D1に沿って互いに隣接する一対の第1大スリット30、及び、第2方向D2に沿って互いに隣接する一対の第2大スリット50に囲まれた複数の大領域G1と、平面視において大領域G1の内部に形成されており、第1大スリット30、第1小スリット20、第2大スリット50、及び第2小スリット60に囲まれた複数の小領域G2と、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向、及び前記第1方向に交差する第2方向に延在する上面と、前記上面とは反対側を向く下面とを有する柔軟性素材によって構成されたクッション体であって、
前記上面において前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれに沿って並ぶように格子状に配列された複数の凸部と、
前記凸部の根元から下方に延びると共に、前記第1方向に沿って並ぶ2つの前記凸部の間において前記第2方向に延びる複数の第1スリットと、
前記凸部の根元から下方に延びると共に、前記第2方向に沿って並ぶ2つの前記凸部の間において前記第1方向に延びる複数の第2スリットと、
を有し、
複数の前記第1スリットは、複数の第1小スリットと、前記凸部の根元から下方への深さが前記第1小スリットよりも深い複数の第1大スリットと、を含み、
複数の前記第2スリットは、複数の第2小スリットと、前記凸部の根元から下方への深さが前記第2小スリットよりも深い複数の第2大スリットと、を含み、
前記第1小スリット及び前記第1大スリットは、前記第1方向に沿って交互に配置されており、
前記第2小スリット及び前記第2大スリットは、前記第2方向に沿って交互に配置されており、
平面視において、前記第1方向に沿って互いに隣接する一対の前記第1大スリット、及び、前記第2方向に沿って互いに隣接する一対の前記第2大スリットに囲まれた複数の大領域と、
平面視において前記大領域の内部に形成されており、前記第1大スリット、前記第1小スリット、前記第2大スリット、及び前記第2小スリットに囲まれた複数の小領域と、
を有する、クッション体。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記凸部の前記第1方向への最大幅が1cm以上且つ4cm以下であり、
前記小領域の前記第1方向への最大幅が2cm以上且つ8cm以下であり、
前記大領域の前記第1方向への最大幅が3cm以上且つ15cm以下である、
請求項1に記載のクッション体。
【請求項3】
前記第1方向に沿って並ぶ2つの前記凸部の間における前記第1スリットが形成されていない部分であって、前記第2方向に延びる複数の第1凹部を有し、
前記第1大スリット、前記第1凹部、前記第1小スリット、前記第1凹部、及び前記第1大スリットが、この順で前記第1方向に沿って並んでいる、
請求項1又は2に記載のクッション体。
【請求項4】
前記第1方向に沿って並ぶ2つの前記凸部の間における前記第1スリットが形成されていない部分であって、前記第2方向に延びる複数の第1凹部を有し、
前記第1凹部は、前記第1凹部の下端において前記第1方向に拡張する拡張空間部を有する、
請求項1又は2に記載のクッション体。
【請求項5】
第1方向、及び前記第1方向に交差する第2方向に延在する上面と、前記上面とは反対側を向く下面とを有する柔軟性素材によって構成されたクッション体であって、
前記上面において前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれに沿って並ぶように格子状に配列された複数の凸部と、
前記凸部の根元から下方に延びる複数の第3スリットと、
前記下面から上方に延びる複数の第4スリットと、
を有し、
前記上面は、複数の前記第3スリットに囲まれた第1包囲領域を有し、
前記下面は、複数の前記第4スリットに囲まれた第2包囲領域を有し、
前記第1包囲領域の面積と、前記第2包囲領域の面積とが互いに異なっている、
クッション体。
【請求項6】
前記第2包囲領域の面積が前記第1包囲領域の面積よりも広い、
請求項5に記載のクッション体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、使用者の身体が載せられるクッション体に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、使用者の身体が載せられるマットレスが記載されている。マットレスは、第1のウレタンフォーム、第2のウレタンフォーム及び第3のウレタンフォームを含む3層構造を有する。第2のウレタンフォームは、第1のウレタンフォーム及び第3のウレタンフォームの間に挟まれている。第2のウレタンフォームは、第1のウレタンフォーム及び第3のウレタンフォームよりも硬い素材によって構成されている。
【0003】
第3のウレタンフォームは第2のウレタンフォームの上側に位置し、第1のウレタンフォームは第2のウレタンフォームの下側に位置する。第3のウレタンフォームには、放物線状を呈する複数の凸部が形成されており、2つの凸部の間には下方に延びる複数のスリットと、複数の凹部とが形成されている。各スリットは、第3のウレタンフォームから第1のウレタンフォームにまで達している。各凹部は、第2のウレタンフォームの上部にまで達している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7018378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、使用者の身体が載せられるクッション体においては、更なる体圧分散性の向上が求められている。人の身体には、突出した部分、大きく硬い部分、及び凹んだ部分があり、更に、突出した部分でも、急峻に突出した部分と、緩やかに突出した部分とがある。このように、身体にはあらゆる形状の部分があるため、身体の種々の部分で適切且つ高効率に体圧を分散させることが求められる。
【0006】
本開示は、身体の種々の部分で適切且つ高効率に体圧を分散させることができるクッション体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一側面に係るクッション体は、(1)第1方向、及び第1方向に交差する第2方向に延在する上面と、上面とは反対側を向く下面とを有する柔軟性素材によって構成されたクッション体である。クッション体は、上面において第1方向及び第2方向のそれぞれに沿って並ぶように格子状に配列された複数の凸部と、凸部の根元から下方に延びると共に、第1方向に沿って並ぶ2つの凸部の間において第2方向に延びる複数の第1スリットと、凸部の根元から下方に延びると共に、第2方向に沿って並ぶ2つの凸部の間において第1方向に延びる複数の第2スリットと、を有する。複数の第1スリットは、複数の第1小スリットと、凸部の根元から下方への深さが第1小スリットよりも深い複数の第1大スリットと、を含む。複数の第2スリットは、複数の第2小スリットと、凸部の根元から下方への深さが第2小スリットよりも深い複数の第2大スリットと、を含む。第1小スリット及び第1大スリットは、第1方向に沿って交互に配置されており、第2小スリット及び第2大スリットは、第2方向に沿って交互に配置されている。クッション体は、平面視において、第1方向に沿って互いに隣接する一対の第1大スリット、及び、第2方向に沿って互いに隣接する一対の第2大スリットに囲まれた複数の大領域と、平面視において大領域の内部に形成されており、第1大スリット、第1小スリット、第2大スリット、及び第2小スリットに囲まれた複数の小領域と、を有する。
【0008】
このクッション体は、柔軟性素材によって構成されており、且つ、複数の凸部、複数の第1スリット、及び複数の第2スリットを上面に有する。第1スリットは第2方向に沿って延在しており、第2スリットは第1方向に沿って延在している。複数の第1スリットは、複数の第1小スリットと、第1小スリットよりも深い複数の第1大スリットとを含み、複数の第2スリットは、複数の第2小スリットと、第2小スリットよりも深い複数の第2小スリットとを含む。第1小スリット及び第1大スリットは第1方向に沿って交互に配置されており、第2小スリット及び第2大スリットは第2方向に沿って交互に配置されている。クッション体は、小領域と、平面視における面積が小領域よりも大きい大領域とを有する。大領域は、互いに隣接する一対の第1大スリット、及び互いに隣接する一対の第2大スリットによって囲まれた領域である。小領域は、大領域の内部に形成された領域であって、第1大スリット、第1小スリット、第2大スリット及び第2小スリットによって囲まれている。従って、凸部によって身体の急峻に突出した部分の体圧を分散し、小領域で身体の緩やかに突出した部分の体圧を分散し、大領域で身体の大きく硬い部分の体圧を分散することができる。よって、このクッション体では、身体の種々の部分で適切且つ高効率に体圧を分散させることができる。
【0009】
(2)上記(1)において、凸部の第1方向への最大幅が1cm以上且つ4cm以下であってもよく、小領域の第1方向への最大幅が2cm以上且つ8cm以下であってもよく、大領域の第1方向への最大幅が3cm以上且つ15cm以下であってもよい。この場合、凸部における身体の急峻な部分の体圧分散、小領域における緩やかに突出した部分の体圧分散、及び大領域における大きく硬い部分の体圧分散、をより効果的に行うことができる。
【0010】
(3)上記(1)又は(2)において、クッション体は、第1方向に沿って並ぶ2つの凸部の間における第1スリットが形成されていない部分であって、第2方向に延びる複数の第1凹部を有してもよい。第1大スリット、第1凹部、第1小スリット、第1凹部、及び第1大スリットが、この順で第1方向に沿って並んでいてもよい。この場合、凸部、第1大スリットと第1小スリットとの間の小領域、及び一対の第1大スリットの間の大領域、のそれぞれにおける体圧分散を一層効果的に行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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