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公開番号2024092123
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022207832
出願日2022-12-26
発明の名称変圧器システムおよび変圧器
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人個人,個人
主分類H01F 30/14 20060101AFI20240701BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 三相/単相変圧器の故障時においても電力供給が可能な冗長性に優れた変圧器システムを提供する。
【解決手段】 三相交流電源の電力を2組の単相交流電源の電力に変換する変圧器システムであって、一次巻線と二次巻線を有する第1乃至第3の単位変圧器と、変圧器の一次側において第2の単位変圧器の一次巻線の他端に接続され第1の単位変圧器の一次巻線の中間タップと第3の単位変圧器の一次巻線の中間タップとのいずれかに接続を切り替える第1の制御スイッチと、第3の単位変圧器の一次巻線の他端に接続され三相交流電源のV相とW相とのいずれかに接続を切り替える第2の制御スイッチとを有し、変圧器の二次側において単相交流電源と接続を切替える第3乃至第6の制御スイッチを有し、第1乃至第6の制御スイッチを制御することで変圧器の結線状態を切替える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
三相交流電源の電力を2組の単相交流電源の電力に変換する変圧器システムであって、
一次巻線と二次巻線を有する第1の単位変圧器と、
一次巻線と二次巻線を有する第2の単位変圧器と、
一次巻線と二次巻線を有する第3の単位変圧器と、
第2の単位変圧器の一次巻線の他端に接続され第1の単位変圧器の一次巻線の中間タップと第3の単位変圧器の一次巻線の中間タップとのいずれかに接続を切り替える第1の制御スイッチと、
第3の単位変圧器の一次巻線の他端に接続され三相交流電源のV相とW相とのいずれかに接続を切り替える第2の制御スイッチと、
一方の単相交流電源の一端に接続され第1の単位変圧器の二次巻線の一端と第3の単位変圧器の二次巻線の一端とのいずれかに接続を切り替える第3の制御スイッチと、
一方の単位交流電源の他端に接続され第1の単位変圧器の二次巻線の他端と第3の単位変圧器の二次巻線の他端とのいずれかに接続を切り替える第4の制御スイッチと、
他方の単相交流電源の一端に接続され第2の単位変圧器の二次巻線の一端と第3の単位変圧器の二次巻線の一端とのいずれかに接続を切り替える第5の制御スイッチと、
他方の単位交流電源の他端に接続され第2の単位変圧器の二次巻線の他端と第3の単位変圧器の二次巻線の他端とのいずれかに接続を切り替える第6の制御スイッチと、
第1乃至第6の制御スイッチを制御する制御部とを有する変圧器システム。
続きを表示(約 4,200 文字)【請求項2】
制御部は、
第1の制御スイッチを第2の単位変圧器の一次巻線の他端と第1の単位変圧器の一次巻線の中間タップとを接続するように切り替え、
第3の制御スイッチを一方の単相交流電源の一端と第1の単位変圧器の二次巻線の一端とを接続するように切り替え、
第4の制御スイッチを一方の単位交流電源の他端と第1の単位変圧器の二次巻線の他端とを接続するように切り替え、
第5の制御スイッチを他方の単相交流電源の一端と第2の単位変圧器の二次巻線の一端とを接続するように切り替え、
第6の制御スイッチを他方の単位交流電源の他端と第2の単位変圧器の二次巻線の他端とを接続するように切り替える請求項1記載の変圧器システム。
【請求項3】
第1の制御スイッチを第2の単位変圧器の一次巻線の他端と第3の単位変圧器の一次巻線の中間タップとを接続するように切り替え、
第2の制御スイッチを第3の単位変圧器の一次巻線の他端と三相交流電源のW相とを接続するように切り替え、
第3の制御スイッチを一方の単相交流電源の一端と第3の単位変圧器の二次巻線の一端とを接続するように切り替え、
第4の制御スイッチを一方の単位交流電源の他端と第3の単位変圧器の二次巻線の他端とを接続するように切り替え、
第5の制御スイッチを他方の単相交流電源の一端と第2の単位変圧器の二次巻線の一端とを接続するように切り替え、
第6の制御スイッチを他方の単位交流電源の他端と第2の単位変圧器の二次巻線の他端とを接続するように切り替える請求項1記載の変圧器システム。
【請求項4】
制御部は、
第2の制御スイッチを第3の単位変圧器の一次巻線の他端と三相交流電源のV相とを接続するように切り替え、
第3の制御スイッチを一方の単相交流電源の一端と第1の単位変圧器の二次巻線の一端とを接続するように切り替え、
第4の制御スイッチを一方の単位交流電源の他端と第1の単位変圧器の二次巻線の他端とを接続するように切り替え、
第5の制御スイッチを他方の単相交流電源の一端と第3の単位変圧器の二次巻線の一端とを接続するように切り替え、
第6の制御スイッチを他方の単位交流電源の他端と第3の単位変圧器の二次巻線の他端とを接続するように切り替える請求項1記載の変圧器システム。
【請求項5】
三相交流電源の電力を2組の単相交流電源の電力に変換する変圧器システムであって、
一次巻線と二次巻線を有する第4の単位変圧器と、
一次巻線と切替タップを備えた二次巻線を有する第5の単位変圧器と、
一次巻線と切替タップを備えた二次巻線を有する第6の単位変圧器と、
第4の単位変圧器の一次巻線の中間タップに接続され第5の単位変圧器の一次巻線の他端と第6の単位変圧器の一次巻線の他端とのいずれかに接続を切り替える第7の制御スイッチと、
第5の単位変圧器の一次巻線の他端に接続され第4の単位変圧器の一次巻線の中間タップと三相交流電源のW相とのいずれかに接続を切り替える第8の制御スイッチと、
第6の単位変圧器の一次巻線の他端に接続され第4の単位変圧器の一次巻線の中間タップと三相交流電源のU相とのいずれかに接続を切り替える第9の制御スイッチと、
一方の単相交流電源の一端に接続され第4の単位変圧器の二次巻線の一端と第6の単位変圧器の二次巻線の一端とのいずれかに接続を切り替える第10の制御スイッチと、
一方の単位交流電源の他端に接続され第4の単位変圧器の二次巻線の他端と第6の単位変圧器の二次巻線の他端とのいずれかに接続を切り替える第11の制御スイッチと、
他方の単相交流電源の一端に接続され第5の単位変圧器の二次巻線の一端と第6の単位変圧器の二次巻線の一端とのいずれかに接続を切り替える第12の制御スイッチと、
他方の単位交流電源の他端に接続され第5の単位変圧器の二次巻線の他端と第6の単位変圧器の二次巻線の他端とのいずれかに接続を切り替える第13の制御スイッチと、
第7乃至第13の制御スイッチを制御する制御部とを有する変圧器システム。
【請求項6】
制御部は、
第7の制御スイッチを第4の単位変圧器の一次巻線の中間タップと第5の単位変圧器の一次巻線の他端とを接続するように切り替え、
第8の制御スイッチを第5の単位変圧器の一次巻線の他端と第4の単位変圧器の一次巻線の中間タップとを接続するように切り替え、
第10の制御スイッチを一方の単相交流電源の一端と第4の単位変圧器の二次巻線の一端とを接続するように切り替え、
第11の制御スイッチを一方の単位交流電源の他端と第4の単位変圧器の二次巻線の他端とを接続するように切り替え、
第12の制御スイッチを他方の単相交流電源の一端と第5の単位変圧器の二次巻線の一端とを接続するように切り替え、
第13の制御スイッチを他方の単位交流電源の他端と第5の単位変圧器の二次巻線の他端とを接続するように切り替える請求項5記載の変圧器システム。
【請求項7】
制御部は、
第7の制御スイッチを第4の単位変圧器の一次巻線の中間タップと第6の単位変圧器の一次巻線の他端とを接続するように切り替え、
第9の制御スイッチを第6の単位変圧器の一次巻線の他端と第4の単位変圧器の一次巻線の中間タップとを接続するように切り替え、
第10の制御スイッチを一方の単相交流電源の一端と第4の単位変圧器の二次巻線の一端とを接続するように切り替え、
第11の制御スイッチを一方の単位交流電源の他端と第4の単位変圧器の二次巻線の他端とを接続するように切り替え、
第12の制御スイッチを他方の単相交流電源の一端と第6の単位変圧器の二次巻線の一端とを接続するように切り替え、
第13の制御スイッチを他方の単位交流電源の他端と第6の単位変圧器の二次巻線の他端とを接続するように切り替える請求項5記載の変圧器システム。
【請求項8】
制御部は、
第8の制御スイッチを第5の単位変圧器の一次巻線の他端と三相交流電源のW相とを接続するように切り替え、
第9の制御スイッチを第6の単位変圧器の一次巻線の他端と三相交流電源のU相とを接続するように切り替え、
第10の制御スイッチを一方の単相交流電源の一端と第6の単位変圧器の二次巻線の一端とを接続するように切り替え、
第11の制御スイッチを一方の単位交流電源の他端と第6の単位変圧器の二次巻線の他端とを接続するように切り替え、
第12の制御スイッチを他方の単相交流電源の一端と第5の単位変圧器の二次巻線の一端とを接続するように切り替え、
第13の制御スイッチを他方の単位交流電源の他端と第5の単位変圧器の二次巻線の他端とを接続するように切り替え、
第5の単位変圧器の二次巻線の切替タップと第6の単位変圧器の二次巻線の切替タップを所定の出力電圧となるように切替える請求項5記載の変圧器システム。
【請求項9】
三相交流電源の電力を2組の単相交流電源の電力に変換する変圧器システムであって、
一次巻線と二次巻線を有する第7の単位変圧器と、
切替タップを備えた一次巻線と二次巻線を有する第8の単位変圧器と、
切替タップを備えた一次巻線と二次巻線を有する第9の単位変圧器と、
第7の単位変圧器の一次巻線の中間タップに接続され第8の単位変圧器の一次巻線の他端と第9の単位変圧器の一次巻線の他端とのいずれかに接続を切り替える第14の制御スイッチと、
第8の単位変圧器の一次巻線の他端に接続され第7の単位変圧器の一次巻線の中間タップと三相交流電源のW相とのいずれかに接続を切り替える第15の制御スイッチと、
第9の単位変圧器の一次巻線の他端に接続され第7の単位変圧器の一次巻線の中間タップと三相交流電源のU相とのいずれかに接続を切り替える第16の制御スイッチと、
一方の単相交流電源の一端に接続され第7の単位変圧器の二次巻線の一端と第9の単位変圧器の二次巻線の一端とのいずれかに接続を切り替える第17の制御スイッチと、
一方の単位交流電源の他端に接続され第7の単位変圧器の二次巻線の他端と第9の単位変圧器の二次巻線の他端とのいずれかに接続を切り替える第18の制御スイッチと、
他方の単相交流電源の一端に接続され第8の単位変圧器の二次巻線の一端と第9の単位変圧器の二次巻線の一端とのいずれかに接続を切り替える第19の制御スイッチと、
他方の単位交流電源の他端に接続され第8の単位変圧器の二次巻線の他端と第9の単位変圧器の二次巻線の他端とのいずれかに接続を切り替える第20の制御スイッチと、
第14乃至第20の制御スイッチを制御する制御部とを有する変圧器システム。
【請求項10】
制御部は、
第14の制御スイッチを第4の単位変圧器の一次巻線の中間タップと第5の単位変圧器の一次巻線の他端とを接続するように切り替え、
第15の制御スイッチを第5の単位変圧器の一次巻線の他端と第4の単位変圧器の一次巻線の中間タップとを接続するように切り替え、
第17の制御スイッチを一方の単相交流電源の一端と第7の単位変圧器の二次巻線の一端とを接続するように切り替え、
第18の制御スイッチを一方の単位交流電源の他端と第7の単位変圧器の二次巻線の他端とを接続するように切り替え、
第19の制御スイッチを他方の単相交流電源の一端と第8の単位変圧器の二次巻線の一端とを接続するように切り替え、
第10の制御スイッチを他方の単位交流電源の他端と第8の単位変圧器の二次巻線の他端とを接続するように切り替える請求項9記載の変圧器システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、故障時の予備回路を有する変圧器システムおよび変圧器に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
高圧の電力を受電する受変電設備には、所望の電圧に変換する変圧器が設けられている。変圧器としては、三相交流電圧を三相交流電圧に変換する方法としてデルタ結線とスター結線を組み合わせた構成や、三相交流電圧を単相交流電圧に変換する方法としてスコット結線が知られている。
【0003】
受変電設備は、ビル、工場、病院、鉄道などの施設に設けられるものであり、安定した電力供給を行うことが求められる。
受変電設備において、変圧器の故障は電源断に繋がるため、例えば、予備の変圧器を配置することで複数個のうち1つが故障したときに復旧時間の短縮化を実現するシステムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平2-079139号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記予備の変圧器を配置することによる復旧短時間化を実現するシステムは、一次側二次側ともに三相交流の変圧器のみであり、三相/単相変圧器などでは検討されていない。
また、復旧にともない回路切替を行う必要があるが、その作業は全て手作業で行う必要があった。
【0006】
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、三相/単相変圧器の故障時においても電力供給が可能な冗長性に優れた変圧器を提供し、また復旧にともなう回路切替を制御スイッチで実現してシステム化することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の変圧器システムは、三相交流電源の電力を2組の単相交流電源の電力に変換する変圧器システムであって、一次巻線と二次巻線を有する第1の単位変圧器と、一次巻線と二次巻線を有する第2の単位変圧器と、一次巻線と二次巻線を有する第3の単位変圧器と、第2の単位変圧器の一次巻線の他端に接続され第1の単位変圧器の一次巻線の中間タップと第3の単位変圧器の一次巻線の中間タップとのいずれかに接続を切り替える第1の制御スイッチと、第3の単位変圧器の一次巻線の他端に接続され三相交流電源のV相とW相とのいずれかに接続を切り替える第2の制御スイッチと、一方の単相交流電源の一端に接続され第1の単位変圧器の二次巻線の一端と第3の単位変圧器の二次巻線の一端とのいずれかに接続を切り替える第3の制御スイッチと、一方の単位交流電源の他端に接続され第1の単位変圧器の二次巻線の他端と第3の単位変圧器の二次巻線の他端とのいずれかに接続を切り替える第4の制御スイッチと、他方の単相交流電源の一端に接続され第2の単位変圧器の二次巻線の一端と第3の単位変圧器の二次巻線の一端とのいずれかに接続を切り替える第5の制御スイッチと、他方の単位交流電源の他端に接続され第2の単位変圧器の二次巻線の他端と第3の単位変圧器の二次巻線の他端とのいずれかに接続を切り替える第6の制御スイッチと、第1乃至第6の制御スイッチを制御する制御部とを有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施形態に係る変圧器の構成図である。
図2は、スコット結線変圧器の説明図である。
図3は、第1の単位変圧器と第2の単位変圧器に流れる電流を示した図である。
図4は、第3の単位変圧器をM座として用いる場合の構成図である。
図5は、第2の単位変圧器と第3の単位変圧器に流れる電流を示した図である。
図6は、第3の単位変圧器をT座として用いる場合の構成図である。
図7は、第1の単位変圧器と第3の単位変圧器に流れる電流を示した図である。
図8は、第1の単位変圧器と第3の単位変圧器を用いてV結線とする構成図である。
図9は、第1の単位変圧器と第3の単位変圧器に流れる電流を示した図である。
図10は、第2の実施形態に係る変圧器システムの構成図である。
図11は、第1の単位変圧器をM座と第2の単位変圧器をT座として用いる場合の構成図である。
図12は、第3の単位変圧器をM座として用いる場合の構成図である。
図13は、第1の単位変圧器と第3の単位変圧器を用いてV結線とする構成図である。
図14は、第3の実施形態に係る変圧器システムの構成図である。
図15は、第1の単位変圧器をM座と第2の単位変圧器をT座として用いる場合の構成図である。
図16は、第3の単位変圧器をT座として用いる場合の構成図である。
図17は、第2の単位変圧器と第3の単位変圧器を用いてV結線とする構成図である。
図18は、第4の実施形態に係る変圧器システムの構成図である。
図19は、第1の単位変圧器をM座と第2の単位変圧器をT座として用いる場合の構成図である。
図20は、第3の単位変圧器をT座として用いる場合の構成図である。
図21は、第2の単位変圧器と第3の単位変圧器を用いてV結線とする構成図である。
図22は、第5の実施形態に係る変圧器システムの構成図である。
図23は、第1の単位変圧器をM座と第2の単位変圧器をT座として用いる場合の構成図である。
図24は、第3の単位変圧器をM座として用いる場合の構成図である。
図25は、第3の単位変圧器をT座として用いる場合の構成図である。
図26は、第6の実施形態に係る変圧器システムの構成図である。
図27は、第1の単位変圧器をM座と第2の単位変圧器をT座として用いる場合の構成図である。
図28は、第3の単位変圧器をM座として用いる場合の構成図である。
図29は、第3の単位変圧器とT座として用いる場合の構成図である。
図30は、第7の実施形態に係る変圧器システムの構成図である。
図31は、第8の実施形態に係る変圧器システムの構成図である。
図32は、第9の実施形態に係る変圧器システムの構成図である。
図33は、第10の実施形態に係る変圧器システムの構成図である。
図34は、第11の実施形態に係る変圧器システムの構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態に係る変圧器の構成図である。
変圧器は、第1の単相変圧器1と、第2の単相変圧器2と,第3の単相変圧器3と、第1の開閉器4と、第2の開閉器5と、第3の開閉器6とを備えている。
第1~第3の単位変圧器は、一次側が第1~第3の開閉器に接続されており、二次側が負荷に接続されている。
第1~第3の開閉器は、一次側が三相交流電源に接続されており、二次側が第1~第3の変圧器に接続されている。
第1~第3の開閉器は、閉路する開閉器を切り替えて、三相交流電源から供給された電力を単相電力に変換して二次側に出力する。
【0010】
ここで、図2を用いて、スコット結線変圧器について説明する。
スコット結線変圧器は、M座変圧器とT座変圧器の2台の単相変圧器で構成される。M座変圧器及びT座変圧器の三相側巻線と単相側巻線の巻数比は、ともにn1:n2とする。
M座変圧器の三相側巻線の両端子は三相交流電源のU相及びW相に接続される。M座変圧器は、三相側巻線の1/2(0.5)の部分(中点O)をT座変圧器の三相側巻線の一端に接続する。
T座変圧器は、M座変圧器の三相側巻線の両端子に三相交流電源のU相及びW相が接続されたときに、電圧がpu値で0.866(√3/2)[p.u.]となるタップを三相交流電源のV相に接続する。pu値は、定格に対する割合を表している。
スコット結線変圧器の単相側からは90°の位相差がある2組の単相交流電圧Vm,Vtが出力される。単相側電圧Vmは、M座変圧器のa-c端子間から出力され、単相側電圧Vtは、T座変圧器のb-d端子間から出力される。
(【0011】以降は省略されています)

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