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公開番号2024092078
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022207750
出願日2022-12-26
発明の名称巻取ユニット及び自動ワインダ
出願人村田機械株式会社
代理人個人
主分類B65H 67/02 20060101AFI20240701BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】様々な状況においてトレイを取り込んだり排出したりすることができる巻取ユニットを提供する。
【解決手段】自動ワインダは、複数の巻取ユニットを備える。巻取ユニットは、給糸部20と、巻取部と、を備える。給糸部20は、第1ガイド41と、第2ガイド42と、第1モータ51と、第2モータ52と、を備える。第1ガイド41は、トレイ19を取り込む。第2ガイド42は、第1ガイド41により取り込まれたトレイ19を受け取って、糸を解舒する糸供給位置にトレイ19を位置合わせし、糸の解舒が終了した後にトレイ19を排出する。第1モータ51は、第1ガイド41を駆動する。第2モータ52は、第1モータ51と独立して動作可能であり、第2ガイド42を駆動する。第1ガイド41は、トレイ19をガイドするための単一の切欠きが形成された円板状の部材である。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
複数の巻取ユニットを備える自動ワインダにおいて、
前記巻取ユニットは、
給糸ボビンを直立させた状態で支持して搬送するトレイの取込み及び排出を行う給糸部と、
前記給糸部が取り込んだ前記トレイにセットされた前記給糸ボビンから糸を解舒し、当該糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取部と、
を備え、
前記給糸部は、
前記トレイを取り込む第1ガイドと、
前記第1ガイドにより取り込まれた前記トレイを受け取って、糸を解舒する糸供給位置に前記トレイを位置合わせし、糸の解舒が終了した後に前記トレイを排出する第2ガイドと、
前記第1ガイドを駆動する第1駆動源と、
前記第1駆動源と独立して動作可能であり、前記第2ガイドを駆動する第2駆動源と、
を備え、
前記第1ガイドは、前記トレイをガイドするための単一の切欠きが形成された円板状の部材であることを特徴とする自動ワインダ。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
請求項1に記載の自動ワインダであって、
前記トレイを搬送して前記巻取ユニットに供給する供給経路と、
前記巻取ユニットから排出された前記トレイを搬送する排出経路と、
前記供給経路と前記糸供給位置を接続するユニット経路を備え、
前記第1ガイドは前記第1駆動源により所定の角度範囲内で往復旋回駆動され、
前記第1ガイドは、第1方向に旋回することにより前記供給経路と前記ユニット経路とを接続し、その後に第2方向に旋回することにより前記トレイが前記糸供給位置に近づくように当該トレイを押圧することを特徴とする自動ワインダ。
【請求項3】
請求項2に記載の自動ワインダであって、
前記第1ガイドは、前記ユニット経路の壁面との間に前記トレイを挟み込みながら当該トレイを前記排出経路側に向けて搬送し、
前記トレイが前記ユニット経路の壁面と前記第1ガイドに挟み込まれる状態において、前記第1ガイドにより、前記ユニット経路の前記供給経路側が閉鎖され、当該閉鎖された箇所において、前記ユニット経路の輪郭と前記第1ガイドの輪郭で形成される角度が鋭角であることを特徴とする自動ワインダ。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の自動ワインダであって、
前記巻取ユニット毎に設けられ、前記トレイを検出するトレイセンサと、
前記巻取ユニットを制御するユニット制御部と、
前記複数の巻取ユニットと接続された機台制御装置と、
前記巻取ユニットに供給される前記給糸ボビンの本数を調整する調整機構と、
を備え、
前記調整機構は、前記トレイセンサと、前記ユニット制御部と、前記機台制御装置と、前記第1駆動源と、を含むことを特徴とする自動ワインダ。
【請求項5】
請求項2又は3に記載の自動ワインダであって、
前記供給経路に設けられ、前記トレイを検出するトレイセンサと、
前記巻取ユニットを制御するユニット制御部と、
前記複数の巻取ユニットと接続された機台制御装置と、
前記巻取ユニットに供給される前記給糸ボビンの本数を調整する調整機構と、
を備え、
前記調整機構は、前記トレイセンサと、前記ユニット制御部と、前記機台制御装置と、前記第1駆動源と、を含むことを特徴とする自動ワインダ。
【請求項6】
請求項2から5までの何れか一項に記載の自動ワインダであって、
前記第1ガイドは、前記第1方向に旋回することにより、前記ユニット経路にある前記トレイを前記供給経路に向けて排出することを特徴とする自動ワインダ。
【請求項7】
請求項2から6までの何れか一項に記載の自動ワインダであって、
前記第2ガイドは前記第2駆動源により回転駆動され、
前記糸供給位置に前記トレイを位置合わせする際の前記第2ガイドの回転方向と、前記トレイを排出する際の前記第2ガイドの回転方向とが同一であることを特徴とする自動ワインダ。
【請求項8】
請求項2から7までの何れか一項に記載の自動ワインダであって、
前記給糸ボビンの軸方向で見たときに、前記第1ガイドと前記第2ガイドが異なる高さに取り付けられることにより、前記第1ガイドの動作軌跡と前記第2ガイドの動作軌跡は重なっており、当該重なっている部分において前記トレイが前記第1ガイドから前記第2ガイドに受け渡されることを特徴とする自動ワインダ。
【請求項9】
請求項2から8までの何れか一項に記載の自動ワインダであって、
前記第1ガイドと前記第2ガイドが異なる高さに取り付けられることにより、前記給糸ボビンの軸方向で見たときに、前記第1ガイドの動作軌跡と前記第2ガイドの動作軌跡は重なっており、
前記第1ガイドは、前記トレイの第1部分に接触することで当該トレイを取り込み、
前記第2ガイドは、前記トレイの前記第1部分とは高さが異なる第2部分に接触することで当該トレイの位置合わせを行うことを特徴とする自動ワインダ。
【請求項10】
請求項4又は5に記載の自動ワインダであって、
前記トレイセンサは、前記供給経路のうち、複数の前記巻取ユニットに対して1つの割合で配置されていることを特徴とする自動ワインダ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主として、トレイを用いて搬送された給糸ボビンの糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取ユニットに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ボビン搬送経路に沿ってトレイを巻取ユニットまで搬送する自動ワインダを開示する。特許文献1の自動ワインダは、給糸部を備える。給糸部は、トレイを巻取ユニットに取り込んで所定位置で保持する。給糸部は、ターンテーブルと搬送ガイドとを備える。ターンテーブルは、カム機構を介してステッピングモータにより駆動される。ターンテーブルが回転することにより、トレイが所定位置に向けて搬送される。搬送ガイドは、ターンテーブルと同様、カム機構を介してステッピングモータにより駆動される。搬送ガイドが動作することにより、トレイの取込み、トレイの排出、及びトレイの所定位置での保持が行われる。なお、ターンテーブルと搬送ガイドを駆動するステッピングモータは共通である。また特許文献2のボビン交換装置には、モータで駆動される入力ディスク20と、出力ディスク30が開示されている。入力ディスク20と、出力ディスク30にはそれぞれ複数の溝部が形成されており、これら溝部でボビンの受け渡しを行っている。また出力ディスク30には、第2曲線部33が形成された第2側壁部を有している。この第2側壁部の第2曲線部は、第1の供給経路12から来るボビンホルダ7のプレート8の進入を防止するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-197702号公報
欧州特許出願公開第4015429号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、ターンテーブルと搬送ガイドを駆動するステッピングモータが共通であるため、様々な状況において、トレイを取り込んだり排出したりできない場合がある。例えば、トレイの取込み、トレイの排出、及びトレイの保持の何れにも搬送ガイドが用いられているため、例えばトレイの保持中にトレイの取込みやトレイの排出ができない可能性がある。また、特許文献2では2枚のディスクに設けられた溝部間でのトレイの受け渡しを実現しなければならないため、ディスクの回転位置の制御や、回転タイミングの制御を厳密に行う必要がある。また、複数の溝部が形成された複雑な形状のディスクが露出しているので、搬送時の振動などにより給糸ボビンから解き落とされた糸端がディスクに絡まってしまう危険性が有る。
【0005】
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、様々な状況においてトレイを取り込んだり排出したりすることができる巻取ユニットを提供することにある。
【発明の概要】
課題を解決するための手段及び効果
【0006】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
【0007】
本発明の観点によれば、以下の構成の自動ワインダが提供される。即ち、自動ワインダは、複数の巻取ユニットを備える。前記巻取ユニットは、給糸部と、巻取部と、を備える。前記給糸部は、給糸ボビンを直立させた状態で支持して搬送するトレイの取込み及び排出を行う。前記巻取部は、前記給糸部が取り込んだ前記トレイにセットされた前記給糸ボビンから糸を解舒し、当該糸を巻き取ってパッケージを形成する。前記給糸部は、第1ガイドと、第2ガイドと、第1駆動源と、第2駆動源と、を備える。前記第1ガイドは、前記トレイを取り込む。前記第2ガイドは、前記第1ガイドにより取り込まれた前記トレイを受け取って、糸を解舒する糸供給位置に前記トレイを位置合わせし、糸の解舒が終了した後に前記トレイを排出する。前記第1駆動源は、前記第1ガイドを駆動する。前記第2駆動源は、前記第1駆動源と独立して動作可能であり、前記第2ガイドを駆動する。前記第1ガイドは、前記トレイをガイドするための単一の切欠きが形成された円板状の部材である。
【0008】
これにより、トレイの取込みを行う第1ガイドと、トレイの位置合わせ及び排出を行う第2ガイドと、をそれぞれ独立して駆動できる。その結果、様々な状況においてトレイを取り込んだり排出したりすることができる。また、第1ガイドが単一の切欠きが形成された形状であるため、不要な切欠きでトレイが搬送されたり、不要な切欠きでトレイを噛み込んだりする可能性をなくすことができる。更に、第1ガイドを円板状とすることにより、回転位相が変化しても動作軌跡が略一定であるため、第1ガイドがトレイと不意に接触する可能性を低減できる。以上により、様々な状況においてトレイを取り込んだり排出したりすることができる。
【0009】
前記の自動ワインダにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、自動ワインダは、供給経路と、排出経路と、ユニット経路と、を備える。前記供給経路は、前記トレイを搬送して前記巻取ユニットに供給する。前記排出経路は、前記巻取ユニットから排出された前記トレイを搬送する。前記ユニット経路は、前記供給経路と前記糸供給位置を接続する。前記第1ガイドは前記第1駆動源により所定の角度範囲内で往復旋回駆動される。前記第1ガイドは、第1方向に旋回することにより前記供給経路と前記ユニット経路とを接続し、その後に第2方向に旋回することにより前記トレイが前記糸供給位置に近づくように当該トレイを押圧する。
【0010】
これにより、第1ガイドを往復旋回駆動することにより、供給経路からのトレイの取込みと、ユニット経路に沿ったトレイの搬送と、を行うことができる。また、同一方向に第1ガイドを回転させ続けると給糸ボビンの糸が第1ガイドに絡み易いが、第1ガイドを往復旋回させることにより、糸の絡みを抑えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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