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公開番号2024091115
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022207572
出願日2022-12-23
発明の名称画像処理システム、画像処理装置、情報処理装置、その制御方法及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人ひのき国際特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20240627BHJP(電気通信技術)
要約【課題】画像処理装置へログインするための情報の入力作業は、煩雑である。
【解決手段】 ネットワークを介して互いに接続が可能な画像処理装置及び情報処理装置からなる画像処理システムにおいて画像処理装置は、接続のための情報を含むコードを表示する第1の表示手段と、前記情報処理装置からの接続要求から該情報処理装置の装置固有情報を取得する取得手段と、前記装置固有情報から識別情報を生成する生成手段と、前記識別情報に基づいてログイン認証を行う認証手段と、前記ログイン認証の結果を通知する通知手段を有し、前記情報処理装置は、カメラにより読み取られた前記コードに含まれる接続のための情報に基づき前記画像処理装置にログインするためのアプリケーションがある場合は該アプリケーションを起動し、接続要求を行う要求手段と、前記画像処理装置から通知された前記ログイン認証の結果を表示する第2の表示手段とを有することを特徴とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ネットワークを介して互いに接続が可能な画像処理装置及び情報処理装置からなる画像処理システムにおいて
画像処理装置は、
接続のための情報を含むコードを表示する第1の表示手段と、
前記情報処理装置からの接続要求から該情報処理装置の装置固有情報を取得する取得手段と、
前記装置固有情報から識別情報を生成する生成手段と、
前記識別情報に基づいてログイン認証を行う認証手段と、
前記ログイン認証の結果を通知する通知手段を有し、
前記情報処理装置は、
カメラにより読み取られた前記コードに含まれる接続のための情報に基づき前記画像処理装置にログインするためのアプリケーションがある場合は該アプリケーションを起動し、接続要求を行う要求手段と、
前記画像処理装置から通知された前記ログイン認証の結果を表示する第2の表示手段とを有する
ことを特徴とする画像処理システム。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記コードは、QRコードであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
【請求項3】
前記接続のための情報は、SSID及びパスワードであることを特徴とする請求項1又は2の画像処理システム。
【請求項4】
前記装置固有情報は、MACアドレス又はBDアドレスであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理システム。
【請求項5】
前記生成手段は、前記装置固有情報からハッシュアルゴリズムで前記識別情報を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理システム。
【請求項6】
前記第2の表示手段は、前記ログイン認証の結果がログインの失敗であった場合は、識別情報を前記画像処理装置に登録することを促す画面を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
【請求項7】
前記第2の表示手段は、前記アプリケーションがない場合は、該アプリケーションをインストールすることを促す表示を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
【請求項8】
請求項1に記載の画像処理システムの画像処理装置。
【請求項9】
請求項1に記載の画像処理システムの情報処理装置。
【請求項10】
画像処理装置の制御方法であって、
接続のための情報を含むコードを表示する表示工程と、
前記情報処理装置からの接続要求から該情報処理装置の装置固有情報を取得する取得工程と、
前記装置固有情報から識別情報を生成する生成工程と、
前記識別情報に基づいてログイン認証を行う認証工程と、
前記ログイン認証の結果を通知する通知工程を有する
ことを特徴とする制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理システム、画像処理装置、情報処理装置その制御方法及びプログラムに関するものである。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、画像形成装置はオフィス中心の利用にとどまらず、家庭における在宅業務の利用ニーズの高まりとともにセキュリティ上の機能向上が図られている。なかでもマルチユーザーと呼ばれる複数のユーザーが同じ画像形成装置を利用可能とする機能がある。これは、利用するユーザーごとに認証を行うことにより、印刷データの出力契機を限定することで他人に見られることや、印刷物が長時間放置されること等を防止し、機密性を担保することが出来るというものである。
このように、利用する際にユーザーが画像形成装置にログインすることにより機密性の向上を図り、また、ログインしたユーザーごとの利用環境に切り替える機能を備えたものが増えてきている。これは、ユーザーごとに必要の無い機能へのアクセスを抑止し、効率良く業務を遂行するための画面構成や、定型作業のボタンなどのカスタマイズを可能とする機能群で構成される。
特許文献1に記載のものでは、ログインしたユーザーがログインしたままの状態となることを防止することができる。そして、ログインを実行した情報処理装置の操作により適切にログアウト状態とすることで画像処理装置のユーザー利便性および、セキュリティ向上の両立を実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-213045号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、画像処理装置へ情報処理装置からのログインを実施した場合は、画像処理装置そのものの操作ができない場合が多く、画像処理装置でのコピーやFAX送信などを行うためには、画像形成装置に直接ログインすることが必要となる。
また、画像処理装置のローカルUIからのログインを行うには、画像処理装置の操作パネルからユーザーの選択を行い、選択したユーザーのパスワードを入力する必要がある。ここで、パスワードの入力に関して画像形成装置のローカルUI画面の構成やボタン配置などにもよるが、一般には操作は煩雑で苦労を伴うものであることが多い。
上記課題を鑑み、情報処理装置からのログインの利便性を向上させた画像処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、ネットワークを介して互いに接続が可能な画像処理装置及び情報処理装置からなる画像処理システムにおいて画像処理装置は、接続のための情報を含むコードを表示する第1の表示手段と、前記情報処理装置からの接続要求から該情報処理装置の装置固有情報を取得する取得手段と、前記装置固有情報から識別情報を生成する生成手段と、前記識別情報に基づいてログイン認証を行う認証手段と、前記ログイン認証の結果を通知する通知手段を有し、前記情報処理装置は、カメラにより読み取られた前記コードに含まれる接続のための情報に基づき前記画像処理装置にログインするためのアプリケーションがある場合は該アプリケーションを起動し、接続要求を行う要求手段と、前記画像処理装置から通知された前記ログイン認証の結果を表示する第2の表示手段とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、情報処理装置から画像処理装置へのログインの利便性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
MFPとモバイル端末のハードウェア構成図
MFPとモバイル端末のソフトウェア構成図
MFPとモバイル端末におけるログイン準備のための処理シーケンス図
MFPとモバイル端末におけるログイン時の処理シーケンス図
MFPのローカルUIに表示される画面表示例
モバイル端末の画面に表示される画面表示例
MFPにおけるモバイル端末ログインフロー図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に図面を参照して、本発明の実施形態を例示的に説明する。ただし、本発明については、その趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下に記載する実施形態に対して適宜変更、改良が加えられたものについても本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
本実施形態に係る画像処理装置及び情報処理装置であるモバイル端末について説明する。画像処理装置として、本実施形態ではMFP(複合機)を例に説明する。MFPは、印刷、コピー、スキャン、FAXなどの画像を取り扱う機能と、それらを送受信するための通信機能を備えた装置である。なお、MFPに限定されず、後述のモバイル端末と接続を行うことが可能な装置であれば、種々のものを適用可能である。例えば、プリンターであれば、インクジェットプリンター、フルカラーレーザービームプリンター、モノクロプリンター等に適用することができる。なお、モバイル端末として、本実施形態ではスマートフォンを例示しているが、これに限定されず、携帯端末、ノートパソコン、タブレット端末、PDA等であってもよい。
【0009】
[実施形態1]
図1は本実施形態に係わる画像処理装置であるMFP100と情報処理装置であるモバイル端末200のハードウェア構成及び画像処理システムの全体構成を示すブロック図である。
・MFPのハードウェア構成
以下、画像処理装置であるMFP100のハードウェア構成について、図1(a)に示すブロック図を用いて説明する。
MFP100は、CPU101、ROM102、RAM103を有する。
CPU101は、MFP100内の各部を統括的に制御するための中央演算装置である。
ROM102は各種のシステムプログラムなどプログラムコードが記憶されている。
RAM103には、CPU101がプログラムをRAM103上に展開して実行する。また、各サービス実行時に画像データ等が一時的に記憶されるワークエリアとして、またバッファとして利用される。
【0010】
また、MFP100は、通信部107と、各ネットワーク形態に応じた接続ユニットを有する。ネットワーク接続ユニットには無線LAN接続ユニット110、Bluetooth接続ユニット111及びNFC接続ユニット112があるが、これ以外のネットワーク接続形態の接続ユニットが存在しても構わない。
通信部107は、例えば無線LAN接続ユニット110を介してアクセスポイントである無線ルータ又は直接に情報処理装置に接続される。即ち、通信部107は、無線LAN接続ユニット110を介してインターネット等のネットワークに接続して通信を行うことや、情報処理装置に直接接続して印刷データの受信や、スキャンしたデータの送信を行うことができる。
記録部106には、通信部107が受信した印刷データや、スキャンした画像データ等を一時的に記憶する。
表示部105は、例えば液晶表示器等により構成されており、文字、図形および指標(インジケータ)等を表示することが可能である。表示部105によって表示する情報としては、例えば、MFP100に対する設定情報や、現在ログインしているユーザー名称などがある。また、ログインしているユーザーに与えられた機能を実行するためのボタンや機能に関する情報の表示も行う。表示部105への表示指示はCPU101によって制御される。
操作部104は、ユーザーが各種の入力操作を行うためのスイッチ、ハードキー等からなる。また、表示部105は情報表示にとどまらず、タッチパネルとして入力操作等を行う操作部としての機能も併せ持つ。
(【0011】以降は省略されています)

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