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公開番号2024090013
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205632
出願日2022-12-22
発明の名称充電施設の案内優先度決定システム
出願人株式会社アイシン
代理人Knowledge Partners弁理士法人
主分類G01C 21/34 20060101AFI20240627BHJP(測定;試験)
要約【課題】充電施設を案内する際に、候補となり得る充電施設のうち相対的に劣化度合いが低い充電施設を案内することの可能性を高める。
【解決手段】バッテリの充電残量と、車両の現在位置からバッテリの各充電施設までの距離と各充電施設の劣化度合いとを取得する取得部と、各充電施設のうち案内する充電施設の優先度を決定する決定部と、を備え、決定部は、バッテリの充電残量が所定値以上である場合に、各充電施設までの距離が短い充電施設ほど優先度を高くし、各充電施設のうち劣化度合いが低い充電施設ほど優先度を高くし、バッテリの充電残量が所定値未満である場合に、各充電施設のうち現在位置から近い充電施設ほど優先度を高くする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載されたバッテリの充電残量と、前記車両の現在位置から前記バッテリの各充電施設までの距離と、前記各充電施設の劣化度合いと、を取得する取得部と、
前記各充電施設のうち案内する充電施設の優先度を決定する決定部と、を備え、
前記決定部は、
前記バッテリの前記充電残量が予め定めた所定値以上である場合に、前記各充電施設までの距離が短い充電施設ほど前記優先度を高くし、
前記各充電施設のうち前記劣化度合いが低い充電施設ほど前記優先度を高くし、
前記バッテリの前記充電残量が前記所定値未満である場合に、前記各充電施設のうち前記現在位置から近い充電施設ほど前記優先度を高くする、
充電施設の案内優先度決定システム。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記劣化度合いは、
前記各充電施設の設置からの経過時間であり
前記決定部は、
前記経過時間が短いほど前記優先度を高くする、
請求項1に記載の充電施設の案内優先度決定システム。
【請求項3】
前記劣化度合いは、
前記各充電施設の設置からの当該各充電施設における使用回数であり、
前記決定部は、
前記使用回数が少ないほど前記優先度を高くする、
請求項1または2に記載の充電施設の案内優先度決定システム。
【請求項4】
前記取得部は、
前記各充電施設の入口のある道路リンクを走行した複数の車両のプローブ情報を取得し、
前記プローブ情報に基づいて、イグニッションのオン、オフを行った車両を抽出し、
前記抽出した車両においてバッテリの充電残量が増加した車両が存在する場合に、当該車両が走行した道路リンク沿いの充電施設の使用回数を「1」増加させる、
請求項3に記載の充電施設の案内優先度決定システム。
【請求項5】
前記決定部は、
前記車両において目的地が設定されているか否かを判断し、
前記目的地が設定されていると判断した場合に、前記目的地までの経路から既定距離内に存在する充電施設の前記優先度を既定距離外に存在する充電施設よりも高くする、
請求項1に記載の充電施設の案内優先度決定システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、充電施設の案内優先度決定システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、充電施設を経由地として経路案内を行う装置が知られている。例えば特許文献1には、案内する経路の近傍に存在する充電施設(充電スタンド)を特定し、車両のバッテリ残量に基づく走行可能距離で到達可能な充電施設を経由地として設定するナビゲーション装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-215295号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
充電施設は、設置からの経過時間や使用回数に応じて当該充電施設が劣化するなどして、充電効率が低下することが知られている。一方、特許文献1の構成では、経由地として充電施設を設定するものの、当該設定される充電施設は、充電施設の劣化等を考慮していないため、充電効率が低い充電施設が案内されるおそれがある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、充電施設を案内する際に、候補となり得る充電施設のうち充電効率が低い充電施設が案内される可能性を低減するシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため、本発明の充電施設の案内優先度決定システムは、車両に搭載されたバッテリの充電残量と、前記車両の現在位置から前記バッテリの各充電施設までの距離と、前記各充電施設の劣化度合いと、を取得する取得部と、前記各充電施設のうち案内する充電施設の優先度を決定する決定部と、を備え、前記決定部は、前記バッテリの前記充電残量が予め定めた所定値以上である場合に、前記各充電施設までの距離が短い充電施設ほど前記優先度を高くし、前記各充電施設のうち前記劣化度合いが低い充電施設ほど前記優先度を高くし、前記バッテリの前記充電残量が前記所定値未満である場合に、前記各充電施設のうち前記現在位置から近い充電施設ほど前記優先度を高くする。
【0007】
すなわち、充電施設の案内優先度決定システムにおいては、車両に搭載されたバッテリの充電残量が所定値以上である場合に、各充電施設のうち充電施設の劣化度合いが低い充電施設の案内の優先度を高くする。これにより、候補となり得る充電施設のうち相対的に劣化度合いが低い充電施設が案内される可能性を高めることができ、その結果、充電効率が低い充電施設が案内される可能性を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
充電施設の案内優先度決定システムの一例を示すブロック図である。
図2Aは充電施設情報の一例を示す図であり、図2Bは充電施設の使用回数情報の一例を示す図である。
案内優先度決定処理の一例を示すフローチャートである。
充電施設使用判定処理の一例を示すフローチャートである。
図5Aは優先度の表示例を示す図であり、図5Bは優先度の他の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)充電施設の案内優先度決定システムの構成:
(2)案内優先度決定処理:
(3)他の実施形態:
【0010】
(1)充電施設の案内優先度決定システムの構成:
図1は、本実施形態にかかる充電施設の案内優先度決定システム10(以下、案内優先度決定システム10と記す)の構成を示すブロック図である。この案内優先度決定システム10は、車両に搭載されたバッテリを充電する充電施設を案内する際に、複数存在する充電施設のうちいずれの充電施設を優先的に案内するかを決定するシステムである。
(【0011】以降は省略されています)

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