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公開番号2024090375
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206243
出願日2022-12-23
発明の名称走行可能エリア表示システム
出願人株式会社アイシン
代理人Knowledge Partners弁理士法人
主分類G01C 21/26 20060101AFI20240627BHJP(測定;試験)
要約【課題】車両の進行方向に着目した走行可能なエリアの表示が可能なシステムを提供する。
【解決手段】車両の現在の残エネルギー量で走行することが可能な走行可能エリアを、前記車両が走行するに連れて狭くなる前記車両の進行方向を含む対象範囲から取得する取得部と、取得された前記走行可能エリアを表示する表示制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の現在の残エネルギー量で走行することが可能な走行可能エリアを、前記車両が走行するに連れて狭くなる前記車両の進行方向を含む対象範囲から取得する取得部と、
取得された前記走行可能エリアを表示する表示制御部と、を備える、
走行可能エリア表示システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記車両は駆動力源であるモータに電力を供給するバッテリを備え、前記残エネルギー量は前記バッテリの充電残量であり、
前記取得部は、
前記バッテリの前記充電残量に基づいて前記車両が走行可能な最大の走行距離である走行可能距離を算出し、
算出した前記走行可能距離で到達可能な複数の地点を前記対象範囲から取得し、
現在位置から前記複数の地点までの経路を探索し、
探索した前記経路に応じた前記充電残量の変化を特定し、前記充電残量が予め定められた所定値以下になるまでの範囲を前記走行可能エリアとする、
請求項1に記載の走行可能エリア表示システム。
【請求項3】
前記表示制御部は、
前記経路を前記走行する際の前記充電残量の変化を取得し、
前記走行可能エリアの前記表示を、前記充電残量の変化に応じて色分けして行う、
請求項2に記載の走行可能エリア表示システム。
【請求項4】
前記複数の地点の数は、前記対象範囲が狭くなっても維持される、
請求項2に記載の走行可能エリア表示システム。
【請求項5】
前記対象範囲は、前記車両の進行方向を挟む所定角度の範囲であり、前記所定角度は前記車両の走行に連れて小さくなる、
請求項1に記載の走行可能エリア表示システム。
【請求項6】
前記取得部は、
第1地点から所定の地点を経由して前記第1地点から前記所定の地点より近い第2地点まで走行する経由モードにおいて前記車両の現在の残エネルギー量で走行することが可能な走行可能エリアを取得し、
前記表示制御部は、
前記経由モードが選択された場合に、前記経由モードにおける前記走行可能エリアを表示する、
請求項1に記載の走行可能エリア表示システム。
【請求項7】
前記車両は、運転者が任意に設定した速度で前記走行するクルーズコントロール機能を有し、
前記クルーズコントロール機能は、前記速度を一定速度に制限し、または、前記車両が備える電装品の動作を制限することにより、これらの制限がない場合よりも前記バッテリの電力消費を抑制する低負荷モードを含み、
前記表示制御部は、
前記低負荷モードが設定された場合に、前記低負荷モードで走行した場合の前記走行可能エリアの前記表示を行う、
請求項2に記載の走行可能エリア表示システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、走行可能エリア表示システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両のバッテリの充電残量に応じた航続可能距離を算出し、当該航続可能距離を表示する装置が知られている。例えば特許文献1には、バッテリの劣化状態を考慮して航続可能距離を算出するナビゲーション装置が開示されている。また、特許文献2には、航続可能距離に対応する位置に到達できる確率を到達確率として演算し、航続可能距離および当該到達確率を表示する表示装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2012/133670号
特開2022-007768号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1および特許文献2の構成では、車両の現在位置からの航続可能距離を表示する際に、車両の現在位置から全周方向(360°の方向)における航続可能距離を表示させる。一方、車両の進行方向は車両が走行するに連れて所定の方向に決まってくるため、運転者にとっては、全周方向の航続可能距離(すなわち走行可能なエリアを示す走行可能エリア)の表示がされるより、進行方向に着目した当該表示がされることを好む場合がある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、車両の進行方向に着目した走行可能なエリアの表示が可能なシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため、本発明の走行可能エリア表示システムは、車両の現在の残エネルギー量で走行することが可能な走行可能エリアを、前記車両が走行するに連れて狭くなる前記車両の進行方向を含む対象範囲から取得する取得部と、取得された前記走行可能エリアを表示する表示制御部と、を備える。
【0007】
すなわち、走行可能エリア表示システムにおいては、現在の残エネルギー量で走行することが可能な走行可能エリアを、車両が走行するに連れて狭くなる進行方向を含む対象範囲から取得し、当該取得した走行可能エリアを表示部に表示する。これにより、当該表示部には、常に運転者が走行する進行方向が含まれる走行可能エリアの表示がされるとともに、車両の走行に連れて進行方向以外の領域の表示は除外される。つまり、進行方向に着目した走行可能エリアの表示がされる。そのため、例えば車両の全周方向の走行可能エリアが表示されるより、進行方向に着目した表示を好む運転者に対して、進行方向以外の走行可能エリアが表示されることの煩わしさを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
走行可能エリア表示システムの一例を示すブロック図である。
本実施形態における処理の一例を示すフローチャートであって、図2Aは走行可能エリア表示処理を示し、図2Bは図2Aにおけるサブルーチンを示す。
走行可能エリアの表示例である。
図3の表示から車両が走行した場合の走行可能エリアの表示例である。
他の実施形態(往復モード)における処理の一例を示すフローチャートであって、図5Aは走行可能エリア表示処理を示し、図5Bは図5Aにおけるサブルーチンを示す。
往復モードにおける走行可能エリアの表示例である。
他の実施形態(低負荷モード)における処理の一例を示すフローチャートであって、図7Aは走行可能エリア表示処理を示し、図7Bは図7Aにおけるサブルーチンを示す。
他の実施形態における走行可能エリアの表示例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)走行可能エリア表示システムの構成:
(2)走行可能エリア表示処理:
(3)他の実施形態:
【0010】
(1)走行可能エリア表示システムの構成:
図1は、車両に搭載された走行可能エリア表示システム10の構成を示すブロック図である。この走行可能エリア表示システム10は、車両の現在の残エネルギー量で走行することが可能な走行可能エリア(航続可能距離)をユーザI/F部44の表示部等に表示させるシステムである。本実施形態において、走行可能エリア表示システム10は、車両に搭載され、ナビゲーションシステムによって実現される。本実施形態に係る車両は、充電可能な蓄電池であるバッテリ40を搭載しており、バッテリ40が蓄積している電力をモータ50に供給して駆動する電気自動車(BEV:Battery Electric Vehicle)である。すなわち図1に示す走行可能エリア表示システム10は、バッテリ40の現在の充電残量で走行することが可能である走行可能エリアをユーザI/F部44の表示部に表示させる。
(【0011】以降は省略されています)

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