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公開番号2024087638
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022202572
出願日2022-12-19
発明の名称電動車両の駆動装置
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社アイシン
代理人個人,個人,個人
主分類H02K 5/00 20060101AFI20240624BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電動機の回転軸方向におけるハウジングの全長が短縮された電動車両の駆動装置を提供する。
【解決手段】減速機室26の一部である電動機室24側の端部が、電動機室24内に回転軸30の軸方向に入り込んでいるので、電動機14の回転軸30方向におけるハウジング20の全長Lが、回転軸30の軸方向に入り込んだ分だけ短縮される。また、電動機室24内のうち、電動機14の回転軸30の径方向視で減速機室26と重なっている部分には空間Sが形成され、その空間S内には、電動機14に接続される動力線46又はオイルポンプ50が配置される。これにより、特に小型電動車両への搭載性が高められる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸により回転可能に支持されたロータを有する電動機と、前記電動機の回転軸の回転を減速して出力する減速機とをそれぞれ収容するハウジング内が、隔壁を介して、前記電動機を収容する電動機室と、前記減速機を収容する減速機室とに分割され、電動機室内と減速機室内とにおいて相互に異なる冷媒を用いる電動車両の駆動装置であって、
前記減速機室の少なくとも一部が、前記電動機室内に前記回転軸の軸方向に入り込んでいる
ことを特徴とする電動車両の駆動装置。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記電動機室内のうち、前記電動機の回転軸の径方向視で前記減速機室と重なっている部分には空間が形成され、前記空間内には、前記電動機に接続される動力線及び/又は前記電動機室内の冷媒を循環させるオイルポンプが配置されている
ことを特徴とする請求項1の電動車両の駆動装置。
【請求項3】
前記電動機室は、前記電動機室の幅方向の中心線に対して線対象に位置する2台の電動機を収容し、
前記減速機室は、前記中心線に対して線対象に位置する二組の減速機を収容し、
前記減速機は、
前記電動機に直列に連結された入力軸と、
前記入力軸に平行に配置されたカウンタ軸と、
前記カウンタ軸に直交して配置された出力軸と、を有し、
前記カウンタ軸および前記出力軸との間には減速歯車対が設けられており、前記減速歯車対はハイポイントギヤである
ことを特徴とする請求項1の電動車両の駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動車両の駆動装置に関し、特に、駆動装置の全長を短縮する技術に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来の電動車両の駆動装置は、ハウジングを備えている。そのハウジング内には、電動機と減速機とが収容されている。電動機は、回転軸により回転可能に支持されたロータを有する。減速機は、前記電動機の回転軸の回転を減速して駆動輪へ出力する。上記ハウジング内は、隔壁により、前記電動機を収容する電動機室と、前記減速機を収容する減速機室とに分割されている。それら電動機室内および減速機室内には、相互に異なる冷却液が用いられている。たとえば、特許文献1に記載された電動車両の駆動装置がそれである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-018909号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の電動車両の駆動装置によれば、電動機室には、電動機の冷却の優れた性質を有する電動機専用の冷媒が収容されている。これにより、電動機の冷却効率が高められる。減速機室には、潤滑油のように、減速機の攪拌抵抗の抑制や潤滑および冷却に優れた性質を有する減速機専用の冷媒が収容されている。これにより、車両の走行効率や電動機の耐久性が高められる。
【0005】
しかしながら、上記従来の電動車両の駆動装置では、電動機の回転軸方向におけるハウジングの全長が短縮されていない。このため、特に小型電動車両への搭載性が必ずしも十分に得られないという問題があった。
【0006】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものである。本発明の目的とするところは、電動機の回転軸方向におけるハウジングの全長が短縮された電動車両の駆動装置を、提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の要旨とするところは、(a)回転軸により回転可能に支持されたロータを有する電動機と、前記電動機の回転軸の回転を減速して出力する減速機とをそれぞれ収容するハウジング内が、隔壁を介して、前記電動機を収容する電動機室と、前記減速機を収容する減速機室とに分割され、電動機室内と減速機室内とにおいて相互に異なる冷媒を用いる電動車両の駆動装置であって、(b)前記減速機室の少なくとも一部が、前記電動機室内に前記回転軸の軸方向に入り込んでいることにある。
【発明の効果】
【0008】
本発明の電動車両の駆動装置によれば、前記減速機室の少なくとも一部が、前記電動機室内に前記回転軸の軸方向に入り込んでいる。これにより、電動機の回転軸方向におけるハウジングの全長が、前記回転軸の軸方向に入り込んだ分だけ短縮される。これにより、特に小型電動車両への搭載性が高められる。
【0009】
ここで、好適には、前記電動機室内のうち、前記電動機の回転軸の径方向視で前記減速機室と重なっている部分には空間が形成され、前記空間内には、前記電動機に接続される動力線及び/又は前記電動機室内の冷媒を循環させるオイルポンプが配置されている。これにより、駆動装置の作動に必要な部品も電動機室内に収容されて回転軸の軸方向に重複させられるので、駆動装置が一層小型となる。
【0010】
また、好適には、前記電動機室は、中心線に対して線対象に位置する2台の電動機を収容し、前記減速機室は、前記中心線に対して線対象に位置する二組の減速機を収容し、前記減速機は、前記電動機に直列に連結された入力軸と、
前記入力軸に平行に配置されたカウンタ軸と、前記カウンタ軸に直交して配置された出力軸と、を有し、前記カウンタ軸および前記出力軸との間には減速歯車対が設けられており、前記減速歯車対はハイポイントギヤである。これにより、2台の電動機によって一対の駆動輪が独立してそれぞれ駆動されるので、差動歯車が不要となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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