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公開番号2024088216
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203278
出願日2022-12-20
発明の名称電動アクチュエータ
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人
主分類H02K 7/116 20060101AFI20240625BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ハウジングの内部に温められた空気がこもることを抑制できる電動アクチュエータを提供する。
【解決手段】電動アクチュエータ40は、駆動軸151を有する電気モータ140と、駆動軸151に連結される入力軸153と、入力軸153と一体に回転する入力ギア152と、入力ギア152から伝達される動力に基づき回転する出力ギア160と、電気モータ140と入力軸153と入力ギア152と出力ギア160とを収容するハウジング100と、を備える。入力軸153は、入力ギア152から電気モータ140の駆動軸151に向かって延びる第1軸部154と、入力ギア152から第1軸部154とは逆方向に延びる第2軸部155と、を有する。入力軸153の第2軸部155は、軸方向に進むにつれて周方向に進むように延びる外周溝155aを有する。ハウジング100は、入力軸153の第2軸部155を外部に露出させる露出孔123を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
駆動軸を有する電気モータと、
前記駆動軸に連結される入力軸と、
前記入力軸と一体に回転する入力ギアと、
前記入力ギアから伝達される動力に基づき回転する出力ギアと、
前記入力軸を回転可能に支持する軸受と、
前記電気モータと前記入力軸と前記入力ギアと前記出力ギアと前記軸受とを収容するハウジングと、を備え、
前記入力軸は、前記入力ギアから前記電気モータの前記駆動軸に向かって延びる第1軸部と、前記入力ギアから前記第1軸部とは逆方向に延びるとともに前記軸受に支持される第2軸部と、を有し、
前記入力軸の前記第2軸部は、軸方向に進むにつれて周方向に進むように延びる外周溝を有し、
前記ハウジングは、前記入力軸の前記第2軸部を外部に露出させる露出孔を有する
電動アクチュエータ。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記入力ギアは、ヘリカルギアであり、
前記第2軸部の前記外周溝は、前記入力ギアの歯溝に接続している
請求項1に記載の電動アクチュエータ。
【請求項3】
前記駆動軸と前記入力軸とは、金属材料により一体に構成されている
請求項1又は請求項2に記載の電動アクチュエータ。
【請求項4】
前記入力軸と前記入力ギアとは、一体に構成されている
請求項1又は請求項2に記載の電動アクチュエータ。
【請求項5】
前記ハウジングにおいて、前記露出孔は、前記入力軸の軸線を延長した方向に位置している
請求項1又は請求項2に記載の電動アクチュエータ。
【請求項6】
前記入力ギアの軸線及び前記出力ギアの軸線は平行な位置関係である
請求項1又は請求項2に記載の電動アクチュエータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動アクチュエータに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両のスライドドアなどを駆動する電動アクチュエータが記載されている。電動アクチュエータは、電気モータと、電気モータの回転軸の回転速度を減速する減速機構と、電動アクチュエータの構成部品を収容するハウジングと、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-11828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような電動アクチュエータは、駆動態様によって、電気モータの温度が上昇する。このような場合、電気モータによって温められた空気がハウジングの内部にこもらないことが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
[態様1]上記課題を解決する電動アクチュエータは、駆動軸を有する電気モータと、前記駆動軸に連結される入力軸と、前記入力軸と一体に回転する入力ギアと、前記入力ギアから伝達される動力に基づき回転する出力ギアと、前記入力軸を回転可能に支持する軸受と、前記電気モータと前記入力軸と前記入力ギアと前記出力ギアと前記軸受とを収容するハウジングと、を備え、前記入力軸は、前記入力ギアから前記電気モータの前記駆動軸に向かって延びる第1軸部と、前記入力ギアから前記第1軸部とは逆方向に延びるとともに前記軸受に支持される第2軸部と、を有し、前記入力軸の前記第2軸部は、軸方向に進むにつれて周方向に進むように延びる外周溝を有し、前記ハウジングは、前記入力軸の前記第2軸部を外部に露出させる露出孔を有する。
【0006】
電動アクチュエータにおいて、電気モータが駆動される場合には、電気モータの動力が入力ギアを介して出力ギアに伝達される。そして、出力ギアから駆動対象に動力が伝達される。ここで、入力ギアが回転する場合、すなわち、入力軸が回転する場合には、軸受に支持される第2軸部が回転する。第2軸部は軸方向に進むにつれて周方向に進む外周溝を有するため、第2軸部が回転する場合には、外周溝の内部の空気が軸方向に搬送される。詳しくは、第2軸部の回転方向に応じて、ハウジングの内部の空気がハウジングの外部に排出されたり、ハウジングの外部の空気がハウジングの内部に取り込まれたりする。こうして、電動アクチュエータは、電気モータによって温められた空気がハウジングの内部にこもることを抑制できる。その結果、電動アクチュエータは、ハウジングの内部の温度上昇を抑制できる。
【0007】
[態様2]前記入力ギアは、ヘリカルギアであり、前記第2軸部の前記外周溝は、前記入力ギアの歯溝に接続している態様1に記載の電動アクチュエータ。
電動アクチュエータは、第2軸部の外周溝だけでなく、入力ギアの歯溝を介しても、空気を軸方向に搬送できる。このため、電動アクチュエータは、電気モータによって温められた空気がハウジングの内部にこもることをより抑制できる。
【0008】
[態様3]前記駆動軸と前記入力軸とは、金属材料により一体に構成されている態様1又は態様2に記載の電動アクチュエータ。
電動アクチュエータにおいて、駆動軸から入力軸に熱が伝わりやすくなる。このため、電動アクチュエータは、駆動軸の温度上昇を抑制できる。
【0009】
[態様4]前記入力軸と前記入力ギアとは、一体に構成されている態様1~態様3の何れかに記載の電動アクチュエータ。
入力軸と入力ギアとを別体に構成する場合と比較して、電動アクチュエータを構成する部品点数が少なくなる。
【0010】
[態様5]前記ハウジングにおいて、前記露出孔は、前記入力軸の軸線を延長した方向に位置している態様1~態様4の何れかに記載の電動アクチュエータ。
電動アクチュエータは、入力軸が回転するときに、露出孔を介してハウジングの外部の空気を取り込みやすくなったり、露出孔を介してハウジングの内部の空気を排出しやすくなったりする。電動アクチュエータは、電気モータの発熱による熱気がハウジングの内部にこもることをさらに抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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