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公開番号2024090673
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206714
出願日2022-12-23
発明の名称アクチュエータ装置及びアクチュエータ装置の製造方法
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人
主分類H02K 7/116 20060101AFI20240627BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】中間部材を挟み込む第1及び第2のケース部材の位置決めを容易にする。
【解決手段】アクチュエータ装置1は、第1及び第2のケース部材11,12と、これらの第1及び第2のケース部材11,12に挟み込まれる中間部材13と、を備える。また、アクチュエータ装置1は、第1のケース部材11に設けられた第1の軸受部41と、第2のケース部材12に設けられた第2の軸受部42と、これら第1及び第2の軸受部41,42に支持される回転軸50を有した回転体となるモータ3のロータ36とを備える。更に、アクチュエータ装置1は、その回転軸50に対して平行に延びるように中間部材13に設けられた第1及び第2の貫通孔を備える。そして、アクチュエータ装置1は、これら第1及び第2の貫通孔の軸方向両端を基準とした中間部材13に対する第1及び第2のケース部材11,12の位置決め構造80を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1及び第2のケース部材と、
前記第1及び第2のケース部材に挟み込まれる中間部材と、
前記第1のケース部材に設けられた第1の軸受部と、
前記第2のケース部材に設けられた第2の軸受部と、
前記第1及び第2の軸受部に支持される回転軸を有した回転体と、
前記回転体の回転軸に対して平行に延びるように前記中間部材に設けられた第1及び第2の貫通孔と、
前記第1及び第2の貫通孔の軸方向両端を基準とした前記中間部材に対する前記第1及び第2のケース部材の位置決め構造と、を備えるアクチュエータ装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
請求項1に記載のアクチュエータ装置において、
前記第1のケース部材に設けられた第1の嵌合突部と、
前記第2のケース部材に設けられた第2の嵌合突部と、を備えるとともに、
前記第1及び第2の貫通孔の少なくとも一方を嵌合孔として、
前記嵌合孔の軸方向両端に対して前記第1及び第2の嵌合突部が嵌合することにより前記位置決め構造が形成されること、を特徴とするアクチュエータ装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のアクチュエータ装置において、
前記第1及び第2の貫通孔の少なくとも一方を支持孔として該支持孔に対して同軸に嵌合する軸状部材と、
前記第1のケース部材に設けられた第1の嵌合孔と、
前記第2のケース部材に設けられた第2の嵌合孔と、を備え、
前記支持孔の軸方向両端から突出した前記軸状部材に前記第1及び第2の嵌合孔が嵌合することにより前記位置決め構造が形成されること、を特徴とするアクチュエータ装置。
【請求項4】
第1及び第2のケース部材と、
前記第1及び第2のケース部材に挟み込まれる中間部材と、
前記第1のケース部材に設けられた第1の軸受部と、
前記第2のケース部材に設けられた第2の軸受部と、
前記第1及び第2の軸受部に支持される回転軸を有した回転体と、を備え、
前記中間部材には、前記回転体の回転軸に対して平行に延びる第1及び第2の貫通孔が設けられるとともに、
前記第1及び第2の貫通孔の軸方向両端を基準として、前記中間部材に対して前記第1及び第2のケース部材を位置決めするアクチュエータ装置の製造方法。
【請求項5】
請求項4に記載のアクチュエータ装置の製造方法において、
金型を用いて前記中間部材が形成されるとともに、
前記第1及び第2の貫通孔を軸方向に分割するような前記金型の合わせ面を有しないこと、を特徴とするアクチュエータ装置の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アクチュエータ装置及びアクチュエータ装置の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ケース内に回転体を収容するアクチュエータ装置には、互いの開口部を嵌め合わせる状態で第1及び第2のケース部材を組み付けることにより、そのケースが形成されるものがある。また、例えば、特許文献1に記載のアクチュエータ装置は、第1のケース部材に設けられた第1の軸受部と、第2のケース部材に設けられた第2の軸受部を有している。そして、これら第1及び第2の軸受部によって、そのケース内に収容された回転体が回転自在に支持される構成となっている。
【0003】
更に、例えば、第1及び第2のケース部材に挟み込まれる中間部材を加える等、ケースの部品数を増やすことで、その設計自由度が向上する。そして、これにより、小型化や搭載性の向上を図ることが可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-11828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のような第1及び第2のケース部材の間に中間部材を挟み込むような分割構造を採用した場合、その中間部材に対する第1及び第2のケース部材の位置決めが難しくなる。即ち、中間部材を挟んで互いに対向する第1及び第2のケース部材の組付け位置がずれることで、これらの第1及び第2のケース部材に設けられた第1及び第2の軸受部を同軸に配置することができなくなる。そして、これにより、これら第1及び第2の軸受部に支持された回転体が円滑に回転できない可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するアクチュエータ装置及びアクチュエータ装置の製造方法の各態様を記載する。
態様1のアクチュエータ装置は、第1及び第2のケース部材と、前記第1及び第2のケース部材に挟み込まれる中間部材と、前記第1のケース部材に設けられた第1の軸受部と、前記第2のケース部材に設けられた第2の軸受部と、前記第1及び第2の軸受部に支持される回転軸を有した回転体と、前記回転体の回転軸に対して平行に延びるように前記中間部材に設けられた第1及び第2の貫通孔と、前記第1及び第2の貫通孔の軸方向両端を基準とした前記中間部材に対する前記第1及び第2のケース部材の位置決め構造と、を備える。
【0007】
上記構成によれば、簡素な構成にて、容易に、中間部材を挟み込む第1及び第2のケース部材を、その中間部材に対して正しく位置決めすることができる。そして、これにより、これら第1及び第2のケース部材に設けられた第1及び第2の軸受部の位置ズレを抑えることができる。その結果、これら第1及び第2の軸受部に回転軸が支持された回転体の円滑な回転を確保することができる。
【0008】
態様2のアクチュエータ装置は、態様1のアクチュエータ装置において、前記第1のケース部材に設けられた第1の嵌合突部と、前記第2のケース部材に設けられた第2の嵌合突部と、を備えるとともに、前記第1及び第2の貫通孔の少なくとも一方を嵌合孔として、前記嵌合孔の軸方向両端に対して前記第1及び第2の嵌合突部が嵌合することにより前記位置決め構造が形成される。
【0009】
態様3のアクチュエータ装置は、態様1又は態様2のアクチュエータ装置において、前記第1及び第2の貫通孔の少なくとも一方を支持孔として該支持孔に対して同軸に嵌合する軸状部材と、前記第1のケース部材に設けられた第1の嵌合孔と、前記第2のケース部材に設けられた第2の嵌合孔と、を備え、前記支持孔の軸方向両端から突出した前記軸状部材に前記第1及び第2の嵌合孔が嵌合することにより前記位置決め構造が形成される。
【0010】
上記各構成によれば、簡素な構成にて、精度よく、その第1及び第2の貫通孔の軸方向両端を基準とした中間部材に対する第1及び第2のケース部材の位置決め構造を形成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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