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公開番号2024090816
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206948
出願日2022-12-23
発明の名称歩行姿勢矯正シューズ
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人ネクスト
主分類A43B 13/20 20060101AFI20240627BHJP(履物)
要約【課題】着用者の歩行に対応した衝撃緩和体の動作を行わせることで、着用者の歩行姿勢を改善することを可能にした歩行姿勢矯正シューズを提供する。
【解決手段】着用者の足底の中心よりも踵方向側の足底に対応して設けられるとともに内部に流体が充填され、外部からの加重によって内容積が変化する第1エアバッグ4と、着用者の足底の中心よりも爪先方向側の足底に対応して設けられるとともに内部に流体が充填され、外部からの加重によって内容積が変化する第2エアバッグ5と、第1エアバッグ4の内部と第2エアバッグ5の内部との間を連通し、第1エアバッグ4及び第2エアバッグ5に充填された流体が行き来する流体通路6とを有し、流体通路6を通過する流体の流量を第1調整バルブ12により調整可能に構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
着用者の足底の中心よりも踵方向側の足底に対応して設けられるとともに内部に流体が充填され、外部からの加重によって内容積が変化する第1衝撃緩和体と、
着用者の足底の中心よりも爪先方向側の足底に対応して設けられるとともに内部に流体が充填され、外部からの加重によって内容積が変化する第2衝撃緩和体と、
前記第1衝撃緩和体の内部と前記第2衝撃緩和体の内部との間を連通し、前記第1衝撃緩和体及び前記第2衝撃緩和体に充填された流体が行き来する流体通路と、
前記流体通路に設けられ、前記流体通路を通過する前記流体の流量を調整する第1調整バルブと、を有する歩行姿勢矯正シューズ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1衝撃緩和体と前記第2衝撃緩和体との間の着用者の足底の位置に対応して設けられるとともに、前記第1衝撃緩和体及び前記第2衝撃緩和体に充填されている流体とは分離した流体が充填された第3衝撃緩和体と、
前記第3衝撃緩和体に充填された流体の量を調整する第2調整バルブと、を有する請求項1に記載の歩行姿勢矯正シューズ。
【請求項3】
着用者の足底の中心よりも踵方向側の足底に対応して設けられるとともに内部に流体が充填され、外部からの加重によって内容積が変化する第1衝撃緩和体と、
着用者の足底の中心よりも爪先方向側の足底に対応して設けられるとともに内部に流体が充填され、外部からの加重によって内容積が変化する第2衝撃緩和体と、
前記第1衝撃緩和体の内部と前記第2衝撃緩和体の内部との間を連通し、前記第1衝撃緩和体及び前記第2衝撃緩和体に充填された流体が行き来する流体通路と、
前記第1衝撃緩和体と前記第2衝撃緩和体との間の着用者の足底の位置に対応して設けられるとともに、前記第1衝撃緩和体及び前記第2衝撃緩和体に充填されている流体とは分離した流体が充填された第3衝撃緩和体と、
前記第3衝撃緩和体に充填された流体の量を調整する第2調整バルブと、を有する歩行姿勢矯正シューズ。
【請求項4】
前記第2調整バルブによってソール底面から前記第3衝撃緩和体の頂上部までの高さが調整可能であって、
前記第1衝撃緩和体及び前記第3衝撃緩和体に外部から荷重が加わっていない状態でのソール底面から前記第1衝撃緩和体の頂上部までの高さとソール底面から前記第3衝撃緩和体の頂上部までの高さとの相対関係を調整することで、着用者の歩行時に前記第2衝撃緩和体に荷重が加わるタイミングを制御する請求項2又は請求項3に記載の歩行姿勢矯正シューズ。
【請求項5】
着用者の足底とは対応しない位置に設けられるとともに前記第1衝撃緩和体よりも小さい容量からなる内部に流体が充填された第1リザーバータンクと、
前記第1衝撃緩和体の内部と前記第1リザーバータンクの内部との間を連通し、前記第1衝撃緩和体及び前記第1リザーバータンクに充填された流体が行き来する第1補助流体通路と、
前記第1補助流体通路に設けられ、前記第1補助流体通路を通過する前記流体の流量を調整する第3調整バルブと、
着用者の足底とは対応しない位置に設けられるとともに前記第2衝撃緩和体よりも小さい容量からなる内部に流体が充填された第2リザーバータンクと、
前記第2衝撃緩和体の内部と前記第2リザーバータンクの内部との間を連通し、前記第2衝撃緩和体及び前記第2リザーバータンクに充填された流体が行き来する第2補助流体通路と、
前記第2補助流体通路に設けられ、前記第2補助流体通路を通過する前記流体の流量を調整する第4調整バルブと、を有する請求項1又は請求項3に記載の歩行姿勢矯正シューズ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、着用者の歩行姿勢を改善する為の歩行姿勢矯正シューズに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来より着用者がシューズを履いて歩行する場合において歩行者への足の負担を軽減する手段の一つとして、シューズのソール部分に例えばエアバッグ等の衝撃緩和体を設けることについて提案されている。更に特開2007-309228号公報には、衝撃緩和体を踵方向側の足底に対応した位置と爪先方向側の足裏に対応した位置の2ヶ所に配置し、更に各衝撃緩和体の内部を通路で連通して各衝撃緩和体に充填された流体を行き来可能とする技術について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-309228号公報(段落0025、0026、0039、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上記特許文献1のように衝撃緩和体を踵方向側の足底に対応した位置と爪先方向側の足裏に対応した位置の前後2ヶ所に配置し、更に各衝撃緩和体の内部を通路で連通して各衝撃緩和体に充填された流体を行き来可能としたシューズは、着用者が歩行するのに伴って以下のような動作を示す。先ず、踵が地面に接地するタイミングでは踵方向側の足底に対応した位置にある衝撃緩和体(以下、第1衝撃緩和体という)に荷重が加わって容量が小さくなる一方で、流体が爪先方向側の足底に対応した位置にある衝撃緩和体(以下、第2衝撃緩和体という)に移動して第2衝撃緩和体の容量が大きくなる。また、その後に踵が地面から離れて爪先が接地するタイミングでは逆に第2衝撃緩和体に荷重が加わって容量が小さくなる一方で、流体が第1衝撃緩和体に移動して第1衝撃緩和体の容量が大きくなる。
【0005】
そして、着用者が歩行する間において上記動作が繰り返し行われることとなる。このような動作は、衝撃緩和体による着用者の足の負担軽減に加え、踵を押し上げるアシスト機能を発揮し、更に足底の接地時の沈み込み量を増やすことで歩行時の位置エネルギが増加することとなり、歩幅が広くなって歩行姿勢の改善を促すことも期待できる。しかしながら、人によって歩行時の足底への体重のかけ方は千差万別であり、また体重や足底の形状などの条件も異なるため、着用者の歩行に対応した上記動作を行わせることは難しく、着用者の歩行姿勢を改善するまでは難しい問題があった。
【0006】
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、着用者の歩行に対応した衝撃緩和体の動作を行わせることで、着用者の歩行姿勢を改善することを可能にした歩行姿勢矯正シューズを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するため本発明に係る第1の歩行姿勢矯正シューズは、着用者の足底の中心よりも踵方向側の足底に対応して設けられるとともに内部に流体が充填され、外部からの加重によって内容積が変化する第1衝撃緩和体と、着用者の足底の中心よりも爪先方向側の足底に対応して設けられるとともに内部に流体が充填され、外部からの加重によって内容積が変化する第2衝撃緩和体と、前記第1衝撃緩和体の内部と前記第2衝撃緩和体の内部との間を連通し、前記第1衝撃緩和体及び前記第2衝撃緩和体に充填された流体が行き来する流体通路と、前記流体通路に設けられ、前記流体通路を通過する前記流体の流量を調整する第1調整バルブと、を有する。
尚、「流体」とは、一定の形を持たず、力を加えると自由に変形して流れる物質であればよく、例えば気体或いは液体のいずれであっても良い。
【0008】
また、本発明に係る第2の歩行姿勢矯正シューズは、着用者の足底の中心よりも踵方向側の足底に対応して設けられるとともに内部に流体が充填され、外部からの加重によって内容積が変化する第1衝撃緩和体と、着用者の足底の中心よりも爪先方向側の足底に対応して設けられるとともに内部に流体が充填され、外部からの加重によって内容積が変化する第2衝撃緩和体と、前記第1衝撃緩和体の内部と前記第2衝撃緩和体の内部との間を連通し、前記第1衝撃緩和体及び前記第2衝撃緩和体に充填された流体が行き来する流体通路と、前記第1衝撃緩和体と前記第2衝撃緩和体との間の着用者の足底の位置に対応して設けられるとともに、前記第1衝撃緩和体及び前記第2衝撃緩和体に充填されている流体とは分離した流体が充填された第3衝撃緩和体と、前記第3衝撃緩和体に充填された流体の量を調整する第2調整バルブと、を有する。
【発明の効果】
【0009】
前記構成を有する本発明に係る第1の歩行姿勢矯正シューズは、踵側に設けられた第1衝撃緩和体に充填された流体と爪先側に設けられた第2衝撃緩和体に充填された流体とが行き来する際の流量を調整する為のバルブを設けることで、着用者の歩行に対応した衝撃緩和体の動作を行わせることが可能となり、着用者の歩行姿勢を改善することが可能となる。また、本発明に係る第2の歩行姿勢矯正シューズは、踵側に設けられた第1衝撃緩和体と爪先側に設けられた第2衝撃緩和体に加えて、その間に第1衝撃緩和体及び第2衝撃緩和体とは分離した第3衝撃緩和体を設け、更に第3衝撃緩和体に充填された流体の量を調整するバルブを設けることで、特に第2衝撃緩和体への荷重が加わるタイミングを調整して着用者の歩行に対応した衝撃緩和体の動作を行わせることが可能となり、着用者の歩行姿勢を改善することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係る歩行姿勢矯正シューズの概略構成図である。
第1エアバッグに荷重が生じた場合の動きを示した図である。
第2エアバッグに荷重が生じた場合の動きを示した図である。本実施形態に係るナビゲーション装置を示したブロック図である。
第3エアバッグについて説明した図である。
歩行姿勢矯正シューズを着用した着用者の足底が接地した状態での体重移動の態様を示す模式図である。
歩行姿勢矯正シューズを着用した着用者が歩行した場合における各エアバッグの動作と足裏に生じる圧力の大きさを示した図である。
調整バルブを自動で調整可能とした場合の歩行姿勢矯正シューズを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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