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公開番号2024091005
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022207252
出願日2022-12-23
発明の名称検査装置
出願人日東精工株式会社
代理人
主分類G01N 21/89 20060101AFI20240627BHJP(測定;試験)
要約【課題】本発明は、ねじの個数を正確に測定可能な検査装置の提供をする。
【解決手段】並列配置された一対の無端ベルト31,31を回転駆動源の駆動で回転させることにより、無端ベルト31に吊下された有頭部品Sを前方に搬送する搬送ユニット30と、前記搬送ユニット30が搬送途中の有頭部品Sを良否判別する検査ユニットと、前記検査ユニットの検査結果に基づき有頭部品Sを分別排出する分別ユニット50とを備え、前記分別ユニット50が前記搬送ユニット30の前方に配置された良品シュート54と、前記搬送ユニット30の直下に配置される不良品シュート58と、良品と判別された有頭部品Sを良品シュート54に向かい吹き飛ばすエアガン51を有するとともに前記良品シュート54には、内部に進入した有頭部品Sを検知し、計数するカウントセンサ57を備えていることを特徴とする検査装置10による。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
並列配置された一対の無端ベルトを回転駆動源の駆動で回転させることにより、無端ベルトに吊下された有頭部品を前方に搬送する搬送ユニットと、
前記搬送ユニットが搬送途中の有頭部品の良否を判別する検査ユニットと、
前記搬送ユニットの前端部に達したねじを前記検査ユニットの検査結果に基づき排出する分別ユニットと、
前記分別ユニットの駆動を制御する制御ユニットを備えた検査装置において、
前記分別ユニットが前記搬送ユニットの前方に配置された良品シュートと、前記搬送ユニットの前端部の直下に配置される不良品シュートと、検査ユニットにより良品と判別された有頭部品を良品シュートに向かい吹き飛ばすエアガンと、前記良品シュートの内部に進入した有頭部品を検知可能なカウントセンサを備えていることを特徴とする検査装置。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記カウントセンサは、所定の検出範囲内を有頭部品が通過したことを検出する非接触式のセンサであり、当該カウントセンサの検出範囲が前記良品シュートの開口部より若干前方に位置し、なおかつ前記開口部以上の広さに設定されていることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項3】
カウントセンサは、その検出光が良品シュートの側壁に貫通形成されたスリットを通過して当該良品シュートの内部に侵入するよう配置された光学センサであることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項4】
前記カウントセンサは、受光量の瞬間的な変化から有頭部品の通過を検知することを特徴とする請求項3に記載の検査装置。
【請求項5】
前記良品シュートは、その内部に進入した有頭部品と衝突する緩衝部材を備えていることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項6】
前記エアガンは、有頭部品の頭部に空気を噴出する頭部エアガンおよび脚部に空気を噴出する脚部エアガンからなることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項7】
前記搬送ユニット30は、無端ベルトに吊下された有頭部品を挟むように配置された一対の姿勢保持部材を備え、
当該姿勢保持部材は、その対向面に前記脚部エアガンを収容可能な収容溝が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、有頭部品を搬送する無端ベルトを備えた有頭部品の検査装置に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ねじ等の有頭部品を搬送検査する検査装置として、特許文献1に示された検査装置が知られている。この検査装置は、一対の無端ベルトを回転させることでねじを前方に搬送する搬送ユニットと、この搬送ユニットにより搬送途中のねじを撮像する検査ユニットと、この検査ユニットの撮像結果を基にねじが良品か不良品かを検査する検査ユニットと、この検査ユニットの検査結果を基にねじを良品あるいは不良品に分別する分別ユニットとを備えている。なお、前記分別ユニットは、前記搬送ユニットの前端部の下方に位置する良品側の容器および良品側の容器と横並びに配置された不良品側の容器と、前記搬送ユニットの前端部まで到達したねじを圧縮空気により良品側の容器あるいは不良品側の容器まで吹き飛ばすエアガンを有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5466382号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記検査装置は、無端ベルトの搬送経路の延長線上に良品側の容器が位置するよう構成されており、何らかの不具合でエアガンによる空気の噴射が停止したり、弱くなったりすると、不良品のねじを含めた全てのねじが良品側の容器に落下するという問題があった。
【0005】
また、上記検査装置は、エアガンが噴出する圧縮空気によって横並びに配置された良品側の容器または不良品側の容器のどちらかにねじを吹き飛ばすよう構成されている。このため、ねじ同士の間隔が短く、良品のねじを排出した直後に不良品のねじが到達した場合、前段の良品のねじを吹き飛ばした際の残圧により良品側のエアガンから空気が排出されていることがある。その際、不良品のねじは、良品側のエアガンが排出した空気と不良品側のエアガンが排出した空気とが拮抗して前方に飛び、良品側の容器に落ちることがあった。このように、従来の検査装置は、ねじ同士の間隔やエアガンから噴出される空気の強さによってねじがどちらの容器に落下するか不明確であったため、検査ユニットが計数した良品のねじの個数と実際に良品側の容器に入っているねじの個数が乖離する。このため、ねじの良否判別後に別途計数機等でねじの個数を計数する必要があり、作業効率が悪いという問題もあった。
【0006】
そのため、本発明は、ねじの個数を正確に測定可能な検査装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本発明は、並列配置された一対の無端ベルトを回転駆動源の駆動で回転させることにより、無端ベルトに吊下された有頭部品を前方に搬送する搬送ユニットと、前記搬送ユニットが搬送途中の有頭部品の良否を判別する検査ユニットと、前記搬送ユニットの前端部に達したねじを前記検査ユニットの検査結果に基づき排出する分別ユニットと、前記分別ユニットの駆動を制御する制御ユニットを備えた検査装置において、前記分別ユニットが前記搬送ユニットの前方に配置された良品シュートと、前記搬送ユニットの前端部の直下に配置される不良品シュートと、検査ユニットにより良品と判別された有頭部品を良品シュートに向かい吹き飛ばすエアガンを有し、前記良品シュートには、有頭部品が内部に進入したことを検知するカウントセンサを備えていることを特徴とする。なお、前記カウントセンサは、所定の検出範囲内を有頭部品が通過したことを検出する非接触式のセンサであり、当該カウントセンサの検出範囲が前記良品シュートの開口部より若干前方に位置し、なおかつ前記開口部以上の広さに設定されていることが好ましい。また、カウントセンサは、その検出光が良品シュートの側壁に貫通形成されたスリットを通過して当該良品シュートの内部に侵入するよう配置された光学センサであることが好ましい。さらに、前記カウントセンサは、受光量の瞬間的な変化から有頭部品の通過を検知することが好ましい。しかも、前記良品シュートは、その内部に進入した有頭部品と衝突する緩衝部材を備えていることが好ましい。また、前記エアガンは、有頭部品の頭部に空気を噴出する頭部エアガンおよび脚部に空気を噴出する脚部エアガンからなることが好ましい。さらに、前記搬送ユニット30は、無端ベルトに吊下された有頭部品を挟むように配置された一対の姿勢保持部材を備え、当該姿勢保持部材は、その対向面に前記脚部エアガンを収容可能な収容溝が形成されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明の検査装置は、エアガンが前方に位置する良品シュートまで有頭部品を前方に吹き飛ばす構成であるため、エアガンによる空気の噴射が停止したり、弱くなったりしても不良品の有頭部品が良品シュートに混入することがない等の利点を有する。また、良品シュートに進入した有頭部品の個数を計数するカウントセンサを備えているため、下流工程で再度計数する必要が無く作業効率が向上する等の利点も有する。なお、前記カウントセンサの検出範囲が前記良品シュートの開口部より若干前方に位置し、なおかつ前記開口部以上の広さに設定されているため、良品シュートの開口部から進入した有頭部品は、検出範囲を通過する。このため、正確に計数可能となる等の利点も有する。また、カウントセンサは、その検出光が良品シュートの側壁に貫通形成されたスリットを通過して当該良品シュートの内部に侵入するよう配置された光学センサであり、カウントセンサに有頭部品が接触することがないため、カウントセンサの破損を防止する等の利点もある。さらに、前記カウントセンサが受光量の瞬間的な変化から有頭部品の通過を検知するように構成されているため、誤検知等が低下する等の利点がある。しかも、前記良品シュートが緩衝部材を備えており、有頭部品の勢いが吸収されるため、良品シュートや有頭部品の破損を防止する等の利点も有する。また、前記エアガンが有頭部品の頭部に空気を噴出する頭部エアガンおよび脚部に空気を噴出する脚部エアガンからなるため、有頭部品を均一に付勢することが可能になり、有頭部品の回転を防止可能等の利点も有する。さらに、前記脚部エアガンが姿勢保持部材の収容溝に収容されているため、脚部エアガンの位置決めが容易になるとともに、脚部エアガンがずれにくくなる等の利点も有する。しかも、脚部エアガンが姿勢保持部材の収容溝に収容されているため、脚部エアガンの設置が容易になるとともに位置ずれし難くなる等の利点も有する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係る検査装置の構造を示す右面図である。
本発明に係る検査装置の構造を示す平面図である。
図1のA部拡大右側面図である。
図2のB部拡大平面図である。
図3のC―C線断面平面図。
本発明に係る検査装置のプーリの構造を示す要部拡大側面図であり、(a)はスナブプーリの構造を示す要部拡大側面図であり、(b)はテールプーリの構造を示す要部拡大側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。図1ないし図5において10は、有頭部品の一例であるねじSの外観検査を行う検査装置である。この検査装置10は、図1に示すように貯留ボウル(図示せず)と、この貯留ボウルに接続された直進レール20と、この直進レール20からねじSを受け取り前方に搬送する搬送ユニット30と、この搬送ユニット30により搬送途中のねじSの外観を検査する検査ユニット40と、この検査ユニット40の結果を基にねじSを良品と不良品とで分別する分別ユニット50と、各種ユニットの駆動を制御する制御ユニットを備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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