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公開番号2024088120
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203139
出願日2022-12-20
発明の名称スキンケアセット、表皮ブドウ球菌の増殖促進方法、及び肌の乾燥防止方法
出願人ライオン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61N 5/06 20060101AFI20240625BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】皮膚表面部の角層から表皮の状態を改善することを目的として、病原菌から表皮を守るバリアーとして機能する表皮ブドウ球菌を効率的に増殖させる。また、肌の乾燥を効率的に防止する。
【解決手段】ピーク波長が600~700nmの範囲にある赤色光を照射する光照射装置とナイアシンアミド、及びアミノ酪酸の一方又は両方からなる成分(A)を含む皮膚化粧料からなり、顔及び首の一方又は両方に用いるスキンケアセットと、このスキンケアセットを用いた表皮ブドウ球菌の増殖促進方法、及び肌の乾燥防止方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ピーク波長が600~700nmの範囲にある赤色光を照射する光照射装置と、
ナイアシンアミド、及びアミノ酪酸の一方又は両方からなる成分(A)を含む皮膚化粧料からなり、
顔及び首の一方又は両方に用いるスキンケアセット。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記赤色光は、ピーク波長が625~635nmの範囲にあり、ピーク波長における光強度の1/2の強度となる長波長側の波長が640~700nmの範囲にある、請求項1に記載のスキンケアセット。
【請求項3】
顔及び首の一方又は両方に対して、ナイアシンアミド、及びアミノ酪酸の一方又は両方からなる成分(A)を含む皮膚化粧料を塗布すると共に、ピーク波長が600~700nmの範囲にある赤色光を照射する、表皮ブドウ球菌の増殖促進方法。
【請求項4】
前記赤色光は、ピーク波長が625~635nmの範囲にあり、ピーク波長における光強度の1/2の強度となる長波長側の波長が640~700nmの範囲にある、請求項3に記載の表皮ブドウ球菌の増殖促進方法。
【請求項5】
前記赤色光をエネルギー積算量が10~100J/cm

となるように照射する、請求項3又は4に記載の表皮ブドウ球菌の増殖促進方法。
【請求項6】
顔及び首の一方又は両方に対して、ナイアシンアミド、及びアミノ酪酸の一方又は両方からなる成分(A)を含む皮膚化粧料を塗布すると共に、ピーク波長が600~700nmの範囲にある赤色光を照射する、肌の乾燥防止方法。
【請求項7】
前記赤色光は、ピーク波長が625~635nmの範囲にあり、ピーク波長における光強度の1/2の強度となる長波長側の波長が640~700nmの範囲にある、請求項6に記載の肌の乾燥防止方法。
【請求項8】
前記赤色光をエネルギー積算量が10~100J/cm

となるように照射する、請求項6又は7に記載の肌の乾燥防止方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スキンケアセット、表皮ブドウ球菌の増殖促進方法、及び肌の乾燥防止方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
これまでの赤色光の肌への有効性においては、真皮のコラーゲン産生による抗シワ効果が主に知られている(非特許文献1)。しかし、表在化しているシワを改善するためには、皮膚内部の真皮だけでなく、皮膚表面部の角層から表皮の状態が良くなることが必要とされる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Journal of Cosmetic Dermatology、7、2008年、p263-267
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、皮膚表面部の角層から表皮の状態を改善することを目的として、病原菌から表皮を守るバリアーとして機能する表皮ブドウ球菌を効率的に増殖させること、また、肌の乾燥を効率的に防止することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
[1]ピーク波長が600~700nmの範囲にある赤色光を照射する光照射装置と、
ナイアシンアミド、及びアミノ酪酸の一方又は両方からなる成分(A)を含む皮膚化粧料からなり、
顔及び首の一方又は両方に用いるスキンケアセット。
[2]前記赤色光は、ピーク波長が625~635nmの範囲にあり、ピーク波長における光強度の1/2の強度となる長波長側の波長が640~700nmの範囲にある、[1]に記載のスキンケアセット。
[3]顔及び首の一方又は両方に対して、ナイアシンアミド、及びアミノ酪酸の一方又は両方からなる成分(A)を含む皮膚化粧料を塗布すると共に、ピーク波長が600~700nmの範囲にある赤色光を照射する、表皮ブドウ球菌の増殖促進方法。
[4]前記赤色光は、ピーク波長が625~635nmの範囲にあり、ピーク波長における光強度の1/2の強度となる長波長側の波長が640~700nmの範囲にある、[3]に記載の表皮ブドウ球菌の増殖促進方法。
[5]前記赤色光をエネルギー積算量が10~100J/cm

となるように照射する、[3]又は[4]に記載の表皮ブドウ球菌の増殖促進方法。
[6]顔及び首の一方又は両方に対して、ナイアシンアミド、及びアミノ酪酸の一方又は両方からなる成分(A)を含む皮膚化粧料を塗布すると共に、ピーク波長が600~700nmの範囲にある赤色光を照射する、肌の乾燥防止方法。
[7]前記赤色光は、ピーク波長が625~635nmの範囲にあり、ピーク波長における光強度の1/2の強度となる長波長側の波長が640~700nmの範囲にある、[6]に記載の肌の乾燥防止方法。
[8]前記赤色光をエネルギー積算量が10~100J/cm

となるように照射する、[6]又は[7]に記載の肌の乾燥防止方法。
【発明の効果】
【0006】
本発明のキンケアセットによれば、病原菌から表皮を守るバリアーとして機能する表皮ブドウ球菌を効率的に増殖させることができる。また、肌の乾燥を効率的に防止することができる。
また、本発明の表皮ブドウ球菌の増殖促進方法によれば、表皮ブドウ球菌を効率的に増殖させることができる。本発明の肌の乾燥防止方法によれば、効率的に肌の乾燥を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明で使用する光照射装置の一例を示す内側斜視図である。
本発明で使用する光照射装置の一例を示す外側斜視図である。
実施例で使用した光照射装置の発光スペクトルである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<スキンケアセット>
本発明のスキンケアセットは、ピーク波長が600~700nmの範囲にある赤色光を照射する光照射装置と、ナイアシンアミド、及びアミノ酪酸の一方又は両方からなる成分(A)を含む皮膚化粧料からなる。本発明のスキンケアセットは、顔及び首の一方又は両方に適用される。
【0009】
[光照射装置]
光照射装置は、ピーク波長が600~700nmの範囲にある赤色光を照射する装置である。ピーク波長は620~670nmの範囲にあることが好ましく、625~635nmの範囲にあることがより好ましい。
【0010】
赤色光は、ピーク波長が625~635nmの範囲にあり、ピーク波長における光強度の1/2の強度となる長波長側の波長が640~700nmの範囲にあることが好ましい。
ピーク波長における光強度の1/2の強度となる長波長側の波長は、640~680nmの範囲にあることがより好ましい。640~700nmの長波長側にピーク波長における光強度の1/2という充分な光の強度があることにより、本発明の効果がより高まる。
(【0011】以降は省略されています)

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