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公開番号2024087983
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022202913
出願日2022-12-20
発明の名称印刷システム、課金システム、および印刷モードを設定する方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人弁理士法人明成国際特許事務所
主分類B41J 29/38 20060101AFI20240625BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】複数の種類のインクに対応した印刷装置の技術の提供。
【解決手段】内部にインクが収容され、外部にインクの種類の情報を含む識別情報が記載されたインク収容容器と、インク収容容器によってインクを供給される印刷装置であって、複数のインクの種類のそれぞれに対応した、複数の印刷モードを備える印刷装置と、識別情報を読み取る読取装置と、印刷装置および読取装置とネットワークによって接続されている管理サーバーであって、読取装置が読み取った識別情報を受け取り、識別情報に含まれるインクの種類に対応する印刷モードを表す印刷モード情報を印刷装置に送信する管理サーバーと、を備え、印刷装置は、管理サーバーから受信した印刷モード情報に基づいて、印刷モードを設定する、印刷システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
印刷システムであって、
内部にインクが収容され、外部に前記インクの種類の情報を含む識別情報が記載されたインク収容容器と、
前記インク収容容器によってインクを供給される印刷装置であって、複数のインクの種類のそれぞれに対応した、複数の印刷モードを備える印刷装置と、
前記識別情報を読み取る読取装置と、
前記印刷装置および前記読取装置とネットワークによって接続されている管理サーバーであって、前記読取装置が読み取った識別情報を受け取り、前記識別情報に含まれる前記インクの種類に対応する印刷モードを表す印刷モード情報を前記印刷装置に送信する管理サーバーと、
を備え、
前記印刷装置は、前記管理サーバーから受信した前記印刷モード情報に基づいて、印刷モードを設定する、印刷システム。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の印刷システムであって、
前記印刷装置は、前記管理サーバーから受信した前記印刷モード情報に基づく印刷モードが、前記印刷装置において既に設定されている印刷モードと異なる場合に、
予め設定されている印刷モードから、異なる印刷モードに変更することができる、印刷システム。
【請求項3】
請求項2に記載の印刷システムであって、
さらにユーザーからの指示を受け取る指示受部を備え、
前記指示受部は、
前記管理サーバーから受信した前記印刷モード情報に基づく印刷モードが、既に設定されている印刷モードと異なる場合に、前記読取装置または前記印刷装置を介して前記ユーザーにその旨を通知し、
前記印刷装置は、
前記指示受部が前記ユーザーから設定の許可を受けた場合は、予め設定されている印刷モードから、異なる印刷モードに変更し、
前記指示受部が前記ユーザーから設定の不許可を受けた場合は、異なる印刷モードへ変更しない、印刷システム。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の印刷システムであって、
前記識別情報は、前記インク収容容器を識別するためのシリアル番号と対応づけられている情報であって、前記インクが販売された場所の情報と、販売された前記インクの量の情報と、のうち一つ以上を含み、
前記管理サーバーは、前記識別情報を記憶する識別情報記憶部を備え、
ユーザーの要求に応じて前記識別情報記憶部が記憶する前記識別情報を前記ユーザーに提供することが可能な、印刷システム。
【請求項5】
請求項1に記載の印刷システムであって、
前記識別情報は、印刷装置の1以上の種類であって、容器に収容されているインクで印刷を行うことができる印刷装置の種類の情報を含んでおり、
前記管理サーバーは、前記印刷装置が、前記印刷装置の種類に含まれていないときに、前記印刷装置または前記読取装置に不可信号を送信し、
前記印刷装置または前記読取装置は、前記不可信号を受信したときに、ユーザーに前記印刷装置が前記印刷装置の種類に含まれていないことを通知する、印刷システム。
【請求項6】
請求項4に記載の印刷システムであって、
さらに、前記インクを販売する場所であるインク販売部を備え、
前記インク販売部は、前記インクの、前記ユーザーによって指定された量を、前記識別情報が記載されている前記インク収容容器に注入し、
前記インクの注入後に、前記注入された前記インクの量の情報を有する識別情報を、前記インク収容容器に新たに記載する、印刷システム。
【請求項7】
請求項6に記載の印刷システムであって、
前記インク販売部は、
前記インク収容容器に前記インクを注入する前に、前記インク収容容器に記載された前記識別情報を読み取る販売読取部と、
前記販売読取部によって読み取られた前記識別情報を、ネットワークによる通信によって前記管理サーバーに送信する販売ネット部と、を備え、
前記販売ネット部は、前記ユーザーに前記インクを販売する前に、前記管理サーバーに前記インクの種類を表す信号を送信し、
前記管理サーバーは、前記販売されるインクが、前記インク収容容器に記載された前記識別情報に基づいて設定された印刷モードに対応していないときに、前記販売ネット部に不一致信号を送信し、
前記インク販売部は、前記販売ネット部が前記不一致信号を受信したときに、前記ユーザーに販売されるインクが前記設定された印刷モードに対応していないことを通知する、印刷システム。
【請求項8】
請求項6に記載の印刷システムであって、
前記インク販売部は、前記インク収容容器に、前記インクが満タンの状態となるように前記インクを注入し、
前記ユーザーによって支払われた代金分の前記インクの量の情報を含んだ前記識別情報を前記インク収容容器に記載し、
前記管理サーバーは、前記ユーザーによって支払われた代金分の前記インクの量を表すインク量信号を前記印刷装置に送信し、
前記印刷装置は、
前記ユーザーによって支払われた代金分の前記インクの量の分だけ、印刷することが可能であり、
前記ユーザーによって支払われた代金分の前記インクの量が消費されたときに、印刷することが不可となり、前記ユーザーにインクの代金を支払うよう通知する、印刷システム。
【請求項9】
請求項6に記載の印刷システムを備える課金システムであって、
前記ユーザーが購入した前記インクの代金を前記ユーザーに請求する代金請求部を備え、
前記インク販売部は、ネットワークによる通信によって、前記注入したインクの量に対する代金の情報を表す信号である代金信号を前記管理サーバーに送信し、
前記管理サーバーは、前記代金を記憶して、予め定められた期間内における前記代金の累積の金額を出力し、
前記代金請求部は、前記管理サーバーが出力した金額を、前記ユーザーに請求する、課金システム。
【請求項10】
複数のインクの種類のそれぞれに対応した、複数の印刷モードを備える印刷装置の印刷モードを設定する方法であって、
内部にインクが収容され、外部に識別情報が記載されたインク収容容器の識別情報を読取装置によって読み取る工程と、
前記読取装置によって読み取られた前記識別情報に基づいて、管理サーバーが前記識別情報に含まれる前記インクの種類に対応する印刷モードを表す印刷モード情報を、ネットワークを介して前記印刷装置に送信する工程と、
前記管理サーバーから受信した前記印刷モード情報に基づいて、前記印刷装置が前記印刷モードを設定する工程と、を備える方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、印刷システム、課金システム、および印刷モードを設定する方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1において、インクカートリッジに印刷されているQRコード(登録商標)に記憶された記憶情報によって、インクカートリッジが印刷装置において使用可能か否かを判定する印刷装置が開示されている。特許文献1の技術においては、ユーザーが携帯端末を用いて、QRコードを読み込むと、QRコードが表すインクカートリッジの情報がネットワークを通じてサーバーに送信される。サーバーは、インクカートリッジの情報に基づいて、記憶部に記憶された使用状況情報を参照して、インクカートリッジが印刷装置に装着された装着回数と、機械情報とを含む使用状況コードを生成し、携帯端末に送信する。携帯端末に送信された使用状況コードを、ユーザーが印刷装置に入力すると、印刷装置の判定手段が、回数情報と機械情報とに基づいて、インクカートリッジが使用可能か否かを判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-179586号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来、水性インクや、顔料インクや、昇華転写用インク等の、それぞれのインクに対応したプリンターが存在する。ユーザーは、種々のインクの種類のうち、特定のインクを使用して印刷を行いたい場合、そのインクに対応したプリンターを購入する必要があり、コスト面や設置場所等において負担となり得る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1の形態によれば、印刷システムが提供される。この印刷システムは、内部にインクが収容され、外部に前記インクの種類の情報を含む識別情報が記載されたインク収容容器と、前記インク収容容器によってインクを供給される印刷装置であって、複数のインクの種類のそれぞれに対応した、複数の印刷モードを備える印刷装置と、前記識別情報を読み取る読取装置と、前記印刷装置および前記読取装置とネットワークによって接続されている管理サーバーであって、前記読取装置が読み取った識別情報を受け取り、前記識別情報に含まれる前記インクの種類に対応する印刷モードを表す印刷モード情報を前記印刷装置に送信する管理サーバーと、を備え、前記印刷装置は、前記管理サーバーから受信した前記印刷モード情報に基づいて、印刷モードを設定する。
【0006】
本開示の第2の形態によれば、上記第1の形態の印刷システムを備える課金システムが提供される。この課金システムは、前記ユーザーが購入した前記インクの代金を前記ユーザーに請求する代金請求部を備え、前記インク販売部は、ネットワークによる通信によって、前記注入したインクの量に対する代金の情報を表す信号である代金信号を前記管理サーバーに送信し、前記管理サーバーは、前記代金を記憶して、予め定められた期間内における前記代金の累積の金額を出力し、前記代金請求部は、前記管理サーバーが出力した金額を、前記ユーザーに請求する。
【0007】
本開示の第3の形態によれば、複数のインクの種類のそれぞれに対応した、複数の印刷モードを備える印刷装置の印刷モードを設定する方法が提供される。この方法は、内部にインクが収容され、外部に識別情報が記載されたインク収容容器の識別情報を読取装置によって読み取る工程と、前記読取装置によって読み取られた前記識別情報に基づいて、管理サーバーが前記識別情報に含まれる前記インクの種類に対応する印刷モードを表す印刷モード情報を、ネットワークを介して前記印刷装置に送信する工程と、前記管理サーバーから受信した前記印刷モード情報に基づいて、前記印刷装置が前記印刷モードを設定する工程と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態の印刷システムの全体構成を示す説明図。
印刷制御部と読取制御部と販売制御部と管理サーバーの構成を説明するブロック図。
新品のインク収容容器の購入を説明する工程図。
販売タッチパネルに印刷装置の機種が対応していないことが表示されている図。
印刷装置の初期設定を説明する工程図。
端末ディスプレイに印刷装置の機種が対応していないことが表示されている図。
インクの追加の購入を説明する工程図。
購入の確認が、販売タッチパネルに表示された図。
代金分のインクの消費後の、代金の支払いを説明する工程図。
印刷装置のディスプレイに追加の代金の支払いを求める表示がされている図。
異なる印刷モードの設定の工程図。
端末ディスプレイに、指示受部による通知が表示された図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
A.第1実施形態:
A1.第1実施形態の構成:
図1は、第1実施形態の印刷システム1の全体構成を示す説明図である。印刷システム1は、後述する印刷装置10の印刷モードを設定する。印刷システム1は、印刷装置10と、インク収容容器20と、読取装置30と、インク販売部40と、管理サーバー50を備える。印刷装置10と、読取装置30と、管理サーバー50は、それぞれ互いにネットワークによって接続されている。インク販売部40と、管理サーバー50は、ネットワークによって接続されている。
【0010】
印刷装置10は、インク収容容器20によってインクを供給されて印刷を行う。印刷装置10は、複数のインクの種類に対応した、複数の印刷モードを備える。本実施形態においては、印刷装置10は、3つのインクの種類に対応した、3つの印刷モードを備える。3つのインクは、水性インクと、顔料インクと、昇華転写インクである。3つの印刷モードは、水性インクによって印刷装置10が印刷を行う水性インクモードMD1と、顔料インクを用いて印刷装置10が印刷を行う顔料インクモードMD2と、昇華転写インクを用いて印刷装置10が印刷を行う昇華転写インクモードMD3である。本実施形態において、印刷装置10の初期の設定時に、ユーザーによって1つの印刷モードが選択される。印刷装置10は、印刷モードに対応したファームウェアを管理サーバー50から自動でダウンロードする。印刷装置10は、ディスプレイ11とインクタンクと、印刷制御部12を備える。図1において、インクタンクと印刷制御部12の図示を省略している。
(【0011】以降は省略されています)

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