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公開番号2024087520
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022202383
出願日2022-12-19
発明の名称アルミニウム合金圧延材
出願人MAアルミニウム株式会社
代理人個人
主分類C22C 21/00 20060101AFI20240624BHJP(冶金;鉄または非鉄合金;合金の処理または非鉄金属の処理)
要約【課題】粗大な金属間化合物の生成が抑制され、強度と成形性に優れたアルミニウム合金を提供する。
【解決手段】アルミニウム合金は、質量%で、Mn:0.7~1.7%、Si:0.5~1.7%、Cu:0.1~0.9%、Fe:0.2~0.8%、Zn:0.05~1.1%、を含有し、残りはAlおよび不可避不純物からなる組成を有し、前記組成における成分含有量が[%Mn]+[%Fe]+|(1-[%Si])/[%Si]|≦2.6の関係式を満たし、100nm~500nmの分散粒子の分布密度が1mm2あたり1.0×106個~5.0×106個で分布しており、かつ、200μm以上の化合物が10mm2に1個以下で分布しており、引張強さが150MPa~250MPa、0.2%耐力が50~80MPa、圧延方向に対して0°、45°、90°方向から測定したr値より算出される平均値raveが0.6以上を有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
質量%で、
Mn:0.7~1.7%、
Si:0.5~1.7%、
Cu:0.1~0.9%、
Fe:0.2~0.8%、
Zn:0.05~1.1%、
を含有し、残りはAlおよび不可避不純物からなる組成を有し、
前記組成における成分含有量が[%Mn]+[%Fe]+|(1-[%Si])/[%Si]|≦2.6の関係式を満たし、
100nm~500nmの分散粒子の分布密度が1mm

あたり1.0×10

個~5.0×10

個で分布しており、かつ、200μm以上の化合物が10mm

に1個以下で分布しており、
引張強さが150MPa~250MPa、0.2%耐力が50~80MPa、圧延方向に対して0°、45°、90°方向から測定したr値より算出される平均値r
ave
が0.6以上を有する、
ことを特徴とするアルミニウム合金。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
上記組成に、さらに、
質量%で、
Cr:0.01~0.10%、
Zr:0.01~0.20%、
Ti:0.01~0.20%、
を1種以上含む請求項1記載のアルミニウム合金。
【請求項3】
上記組成に、さらに、
質量%で、
Mg:0.1~1.2%、
を含有する請求項1または2に記載のアルミニウム合金。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、高い強度と成形性に優れるアルミニウム合金に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
アルミニウム合金では、高強度化のためにMn、Si、Cu、Feを含有させるものが知られている。
例えば特許文献1では、Si、Mn、Feを適量含有する熱交換器用アルミニウム合金ブレージングシートが提供されており、高い強度と、優れた耐食性及び曲げ疲労特性を有するものとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-152325号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、アルミニウム合金に、Mn,Si,Cu,Feの元素が多く含まれると、鋳造時に巨大な金属間化合物(例えば200μm径以上)が多量に生成することが知られている。それら化合物が多量に生成すると微細な分散粒子の分布密度が低下し、材料に対する強化機能が低下する。また巨大な金属間化合物が存在すると、成形時に化合物を起点とした割れやき裂が生成するため成形性も劣る。
展伸材に使用するためには、成分および製法の観点から巨大な金属間化合物が生成しないように製造することが望まれる。
また、高強度化のために元素が多く含まれると一般的には伸びの低下や板材の異方性が大きくなるため、成形性が低下し所望する形状の製品を得にくくなる。そのため、板材の高強度化と成形性を両立することは困難とされている。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、巨大な金属間化合物の生成が抑制され、かつ高い強度を有し成形性に優れるアルミニウム合金を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
すなわち、本発明のアルミニウム合金のうち第1の形態は、
質量%で、
Mn:0.7~1.7%、
Si:0.5~1.7%、
Cu:0.1~0.9%、
Fe:0.2~0.8%、
Zn:0.05~1.1%、
を含有し、残りはAlおよび不可避不純物からなる組成を有し、
前記組成における成分含有量が[%Mn]+[%Fe]+|(1-[%Si])/[%Si]|≦2.6の関係式を満たし、
100nm~500nmの分散粒子の分布密度が1mm

あたり1.0×10

個~5.0×10

個で分布しており、かつ、200μm以上の化合物が10mm

に1個以下で分布しており、
引張強さが150MPa~250MPa、0.2%耐力が50~80MPa、圧延方向に対して0°、45°、90°方向から測定したr値より算出される平均値raveが0.6以上を有する、ことを特徴とする。
【0006】
他の形態のアルミニウム合金の発明は、前記形態の発明において、
質量%で、
Cr:0.01~0.10%、
Zr:0.01~0.20%、
Ti:0.01~0.20%、
を1種以上含む。
【0007】
さらに、他の形態のアルミニウム合金の発明は、前記形態の発明において、
上記組成に、さらに、
質量%で、
Mg:0.1~1.2%、
を含有する。
【0008】
以下に、本発明で規定する組成成分などの規定理由を説明する。
(組成)
各元素の添加バランスの適正化により巨大な金属間化合物の生成を抑制する。以下の含有量はいずれも質量%で示される。
【0009】
Mn:0.7~1.7%、
Mnの含有は、固溶強化および、Al-Mn系、Al-Mn-Si系、Al-Mn-Fe系、Al-Mn-Fe-Si系などの金属間化合物として析出によって材料強度を向上する。Mn含有量が過小であると所望の強度向上効果を得られない。一方、含有量が過剰であると鋳造時に巨大な金属間化合物を生成し、製造性が低下する。このため、Mn含有量の下限を0.7%とし、上限を1.7%とする。
なお、同様の理由で上限を1.5%、下限を0.8%とするのが望ましい。
【0010】
Si:0.5~1.7%、
Siの含有は、固溶強化および、Al-Mn-Si系、Al-Mn-Fe-Si系などの金属間化合物として析出する分散強化によって材料強度を向上する。
Si含有量が過小であると所望の強度向上効果を得られない。一方、含有量が過剰であると、鋳造時に巨大な金属間化合物を生成し、製造性が低下する。このため、Si含有量の下限を0.5%とし、上限を1.7%とする。
なお、同様の理由で上限を1.6%、下限を0.6%とするのが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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