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公開番号2024087499
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022202347
出願日2022-12-19
発明の名称半導体記憶装置および半導体記憶装置の製造方法
出願人キオクシア株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H10B 43/50 20230101AFI20240624BHJP()
要約【課題】リソグラフィの補正マージンを確保して寸法変換差を低減すること。
【解決手段】実施形態の半導体記憶装置は、階段部が、複数の板状部で分割された領域であって、第2の方向にこの順に隣接する第1乃至第3の領域を有し、第2の方向に沿う断面で見た場合に、第1乃至第3の領域のそれぞれは、第2の方向に並び、異なる高さ位置を有する複数のテラス面を有し、第1及び第2の領域では、複数の板状部のうち第1及び第2の領域を分割する板状部に対して、複数のテラス面の高さ位置の配置が線対称となっており、第2及び第3の領域では、複数の板状部のうち第2及び第3の領域を分割する板状部に対して、複数のテラス面の高さ位置の配置が非線対称となっている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の導電層と複数の絶縁層とが1層ずつ交互に積層された積層体と、
前記複数の導電層が階段状に加工された階段部と、
前記積層体の積層方向および前記積層方向に交差する第1の方向に前記積層体内を延び、前記積層方向と前記第1の方向とに交差する第2の方向に、前記積層体および前記積層体の前記階段部を分割する複数の板状部と、を備え、
前記階段部は、
前記複数の板状部で分割された領域であって、前記第2の方向にこの順に隣接する第1乃至第3の領域を有し、
前記第2の方向に沿う断面で見た場合に、
前記第1乃至第3の領域のそれぞれは、前記第2の方向に並び、異なる高さ位置を有する複数のテラス面を有し、
前記第1及び第2の領域では、前記複数の板状部のうち前記第1及び第2の領域を分割する板状部に対して、前記複数のテラス面の高さ位置の配置が線対称となっており、
前記第2及び第3の領域では、前記複数の板状部のうち前記第2及び第3の領域を分割する板状部に対して、前記複数のテラス面の高さ位置の配置が非線対称となっている、
半導体記憶装置。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記階段部は、
前記複数の板状部で分割された領域であって、前記第2の領域の反対側で前記第3の領域に隣接する第4の領域を更に有し、
前記第2の方向に沿う断面で見た場合に、
前記第4の領域は、前記第2の方向に並び、異なる高さ位置を有する複数のテラス面を有し、
前記第3及び第4の領域では、前記複数の板状部のうち前記第3及び第4の領域を分割する板状部に対して、前記複数のテラス面の高さ位置の配置が非線対称となっている、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項3】
前記階段部は、
前記複数の板状部で分割された領域であって、前記第3の領域の反対側で前記第4の領域に隣接する第5の領域を更に有し、
前記第2の方向に沿う断面で見た場合に、
前記第5の領域は、前記第2の方向に並び、異なる高さ位置を有する複数のテラス面を有し、
前記第4及び第5の領域では、前記複数の板状部のうち前記第4及び第5の領域を分割する板状部に対して、前記複数のテラス面の高さ位置の配置が線対称となっている、
請求項2に記載の半導体記憶装置。
【請求項4】
前記第2の方向に沿う断面で見た場合に、
前記第1乃至第5の領域のそれぞれは、前記複数の導電層のうち、前記積層方向に連続する導電層をテラス面とする3つのテラス面を有する、
請求項3に記載の半導体記憶装置。
【請求項5】
前記階段部では、
前記複数の導電層のうち、前記第1の方向に並ぶテラス面の導電層の階層が3つずつ増加していく、
請求項3に記載の半導体記憶装置。
【請求項6】
前記第2の方向に沿う断面で見た場合に、
前記第1乃至第5の領域のそれぞれは、前記複数の導電層のうち、前記積層方向に連続する導電層をテラス面とする4つのテラス面を有する、
請求項3に記載の半導体記憶装置。
【請求項7】
前記階段部では、
前記複数の導電層のうち、前記第1の方向に並ぶテラス面の導電層の階層が4つずつ増加していく、
請求項3に記載の半導体記憶装置。
【請求項8】
複数の第1の絶縁層と複数の第2の絶縁層とが1層ずつ交互に積層された積層体を形成し、
前記複数の第1の絶縁層が階段状に加工された階段部を形成し、
前記積層体の積層方向および前記積層方向に交差する第1の方向に前記積層体内を延び、前記積層方向と前記第1の方向とに交差する第2の方向に、前記積層体および前記積層体の前記階段部を分割する複数の板状部を形成し、
前記階段部を形成するときは、
前記複数の板状部で分割されることとなる領域であって、前記第2の方向にこの順に隣接する第1乃至第3の領域に跨って、前記第1乃至第3の領域の前記第2の方向の幅未満の幅を前記第2の方向に有するよう第1のマスクパターンを形成し、
前記第1のマスクパターンから露出する前記積層体の表面から、前記複数の第1及び第2の絶縁層のうち1対の第1及び第2の絶縁層を除去し、
前記第1のマスクパターンを除去した後、前記複数の板状部で分割されることとなる領域であって、前記第2及び第3の領域と、記第2の領域の反対側で前記第3の領域に隣接する第4の領域とに跨って、前記第2乃至第4の領域の前記第2の方向の幅未満の幅を前記第2の方向に有するよう第2のマスクパターンを形成し、
前記第2のマスクパターンから露出する前記積層体の表面から、前記1対の第1及び第2の絶縁層を除去し、
前記第1のマスクパターンを形成するときは、
前記第2及び第3の領域の境界部分に対して、前記第2の方向における中心位置を前記第2の領域側にずらして前記第1のマスクパターンを形成し、
前記第2のマスクパターンを形成するときは、
前記第2及び第3の領域の境界部分に対して、前記第2の方向における中心位置を前記第3の領域側にずらして前記第2のマスクパターンを形成する、
半導体記憶装置の製造方法。
【請求項9】
前記第2のマスクパターンから露出する前記積層体を加工した後、
前記第1乃至第4の領域のそれぞれは、前記第2の方向に並び、異なる高さ位置を有する複数のテラス面を有することとなり、
前記第2及び第3の領域では、前記第2及び第3の領域の境界部分に対し、前記複数のテラス面の高さ位置の配置が線対称となっている、
請求項8に記載の半導体記憶装置の製造方法。
【請求項10】
前記第2のマスクパターンを除去した後、前記第2及び第3の領域に跨って、前記第2及び第3の領域の一部を覆うよう第3のマスクパターンを形成し、
前記第3のマスクパターンから露出する前記積層体の表面から、前記1対の第1及び第2の絶縁層を除去し、
前記第3のマスクパターンを形成するときは、
前記第2及び第3の領域の境界部分に、前記第2の方向における中心位置を一致させて前記第3のマスクパターンを形成する、
請求項9に記載の半導体記憶装置の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体記憶装置および半導体記憶装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
3次元不揮発性メモリでは、例えば複数の導電層が積層された積層体の一部を階段状に加工して、個々の導電層を上層配線へと引き出している。このような階段状の構造を取る階段部は、リソグラフィ及びエッチングにより形成される。このとき、寸法変換差を抑制するようリソグラフィで補正を行う。しかしながら、導電層の積層数の増加に伴い、リソグラフィの補正限界に達しつつある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-112363号公報
特表2021-523577号公報
特開2021-103773号公報
特開2022-104020号公報
特開2022-041226号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
1つの実施形態は、リソグラフィの補正マージンを確保して寸法変換差を低減することができる半導体記憶装置および半導体記憶装置の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の半導体記憶装置は、複数の導電層と複数の絶縁層とが1層ずつ交互に積層された積層体と、前記複数の導電層が階段状に加工された階段部と、前記積層体の積層方向および前記積層方向に交差する第1の方向に前記積層体内を延び、前記積層方向と前記第1の方向とに交差する第2の方向に、前記積層体および前記積層体の前記階段部を分割する複数の板状部と、を備え、前記階段部は、前記複数の板状部で分割された領域であって、前記第2の方向にこの順に隣接する第1乃至第3の領域を有し、前記第2の方向に沿う断面で見た場合に、前記第1乃至第3の領域のそれぞれは、前記第2の方向に並び、異なる高さ位置を有する複数のテラス面を有し、前記第1及び第2の領域では、前記複数の板状部のうち前記第1及び第2の領域を分割する板状部に対して、前記複数のテラス面の高さ位置の配置が線対称となっており、前記第2及び第3の領域では、前記複数の板状部のうち前記第2及び第3の領域を分割する板状部に対して、前記複数のテラス面の高さ位置の配置が非線対称となっている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態にかかる半導体記憶装置の構成を示す断面図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の階段部のY方向の断面を含む模式図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の階段部のY方向の断面を含む模式図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の階段部のX方向の断面を含む模式図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示するY方向に沿う断面図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示するY方向に沿う断面図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示するY方向に沿う断面図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示するY方向に沿う断面図。
実施形態にかかるGY階段の形成時に用いられるマスクパターンの補正例について説明する積層体の上面図。
比較例にかかるGY階段の形成方法の手順の一例を示すY方向の断面図。
実施形態の変形例にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の実施形態により、本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0008】
(半導体記憶装置の構成例)
図1は、実施形態にかかる半導体記憶装置1の構成を示すX方向に沿う断面図である。ただし、図1においては図面の見やすさを考慮してハッチングを省略する。
【0009】
なお、本明細書において、X方向およびY方向は共に、後述するワード線の面の向きに沿う方向であり、X方向とY方向とは互いに直交する。また、後述するワード線の電気的な引き出し方向を第1の方向と呼ぶことがあり、この第1の方向はX方向に沿う方向である。また、第1の方向と交差する方向を第2の方向と呼ぶことがあり、この第2の方向はY方向に沿う方向である。ただし、半導体記憶装置1は製造誤差を含みうるため、第1の方向と第2の方向とは必ずしも直交しない。
【0010】
図1に示すように、半導体記憶装置1は積層体LMと周辺回路PERとを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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