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公開番号2024087192
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022201840
出願日2022-12-19
発明の名称アライメントマーク及びインプリント方法
出願人キオクシア株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H01L 21/027 20060101AFI20240624BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】テンプレートと基板との位置合わせ精度を高めること。
【解決手段】実施形態のアライメントマークは、半導体装置が製造されることとなる第1の基板の光透過性を有する第1の膜に配置された第1のマークと、第1の基板側に転写される第1のパターンを有する第2の基板に配置され、第1のマークとの位置合わせに用いられる第2のマークと、第1及び第2のマークが上下に重なる位置に第1の基板と第2の基板とが配置された場合に、第2の基板側から見て、第1のマークの周辺領域と重なる位置であって、第1及び第2の基板の少なくともいずれかに配置される第2のパターンと、を備え、第2のパターンは、ランダムな寸法分布を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
半導体装置が製造されることとなる第1の基板の光透過性を有する第1の膜に配置された第1のマークと、
前記第1の基板側に転写される第1のパターンを有する第2の基板に配置され、前記第1のマークとの位置合わせに用いられる第2のマークと、
前記第1及び第2のマークが上下に重なる位置に前記第1の基板と前記第2の基板とが配置された場合に、前記第2の基板側から見て、前記第1のマークの周辺領域と重なる位置であって、前記第1及び第2の基板の少なくともいずれかに配置される第2のパターンと、を備え、
前記第2のパターンは、ランダムな寸法分布を有する、
アライメントマーク。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記第2のパターンの前記寸法分布は、
前記第2のパターンが属する階層に配置された前記半導体装置の実パターンが有する寸法の最小値以上かつ最大値以下の範囲内となっている、
請求項1に記載のアライメントマーク。
【請求項3】
前記第2のパターンの前記寸法分布は、
前記第2のパターンが属する階層に配置された前記半導体装置の実パターンが有する寸法の中間値を中心とし、前記実パターンが有する寸法の最小値と最大値との差の半値である標準偏差を有する、
請求項1に記載のアライメントマーク。
【請求項4】
第1の基板の光透過性を有する第1の膜に配置された第1のマークと、
前記第1の基板側に転写される第1のパターンを有する第2の基板に配置され、前記第1のマークとの位置合わせに用いられる第2のマークと、
前記第1及び第2のマークが上下に重なる位置に前記第1の基板と前記第2の基板とが配置された場合に、前記第2の基板側から見て、前記第1のマークの周辺領域と重なる位置であって、前記第1及び第2の基板の少なくともいずれかに配置される第2のパターンと、を備え、
前記第2のパターンは、
前記第1の膜に沿う第1の方向に延びる第1のラインアンドスペースパターンと、
前記第1の膜に沿い、前記第1の方向に交差する第2の方向に延びる第2のラインアンドスペースパターンと、を有し、
前記第1のラインアンドスペースパターンにおいて、
前記第2の方向のライン幅、ライン間ピッチ、スペース幅、及びスペース間ピッチのそれぞれが分散した値を取って変移し、
前記第2のラインアンドスペースパターンにおいて、
前記第1の方向のライン幅、ライン間ピッチ、スペース幅、及びスペース間ピッチのそれぞれが分散した値を取って変移している、
アライメントマーク。
【請求項5】
前記第1及び第2のラインアンドスペースパターンのライン同士が交差する部分には、スペースパターンが配置されている、
請求項4に記載のアライメントマーク。
【請求項6】
前記第1のマークに隣接して前記第1の膜に配置され、前記第1の膜に沿う第1の方向に周期構造を有する第3のマークと、
前記第2のマークに隣接して前記第2の基板に配置され、前記第1の方向に周期構造を有し、前記第3のマークとの位置合わせに用いられる第4のマークと、を更に備え、
前記第2のパターンは、
前記第1及び第2のマークが上下に重なる位置に前記第1の基板と前記第2の基板とが配置された場合に、前記第1のマークの前記周辺領域と重なる位置であって、前記第1の膜に沿い前記第1の方向に交差する第2の方向から前記第1のマークを挟む位置に少なくとも配置されることとなる、
請求項1または請求項4に記載のアライメントマーク。
【請求項7】
前記第2のパターンは、
前記第1及び第2のマークが上下に重なる位置に前記第1の基板と前記第2の基板とが配置された場合に、前記第1のマークの前記周辺領域と重なる位置に、前記第1のマークを取り囲むように配置されることとなる、
請求項1または請求項4に記載のアライメントマーク。
【請求項8】
前記第1の膜は、
前記第1のパターンの形状に加工される被加工膜の下方に配置されており、
前記第2のパターンは、
前記第1の膜に配置されている、
請求項1または請求項4に記載のアライメントマーク。
【請求項9】
前記第2のパターンは、
前記第1の膜の上方であって、前記第1のパターンの形状に加工される被加工膜、または、
前記第1の膜の下方であって、前記光透過性を有する第2の膜もしくは前記第1の基板に配置されている、
請求項1または請求項4に記載のアライメントマーク。
【請求項10】
前記第2のパターンは、
前記第1のパターンを有する前記第2の基板の表面に前記第2のマークとともに配置されている、
請求項1または請求項4に記載のアライメントマーク。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、アライメントマーク及びインプリント方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
半導体装置の製造工程に、インプリント処理が含まれる場合がある。インプリント処理では、テンプレートのパターンを基板のショット領域に転写する。このとき、テンプレートと基板とにそれぞれ設けられたアライメントマークを用いて、テンプレートと基板との位置合わせを行う。
【0003】
アライメントマークには、大まかな位置合わせに用いる粗検マークと、精密な位置合わせに用いる精検マークとが含まれる。また、精検マークによる位置合わせ精度を更に高めるため、アライメントの光源には偏光照明が用いられることがある。しかしながら、偏光照明を用いることでマークの検出光に多重反射による干渉が起こり、粗検マークにおいて位置ずれが生じてしまう場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5284423号公報
特開2002-062489号公報
特表2004-507901号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
1つの実施形態は、テンプレートと基板との位置合わせ精度を高めることができるアライメントマーク及びインプリント方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態のアライメントマークは、半導体装置が製造されることとなる第1の基板の光透過性を有する第1の膜に配置された第1のマークと、前記第1の基板側に転写される第1のパターンを有する第2の基板に配置され、前記第1のマークとの位置合わせに用いられる第2のマークと、前記第1及び第2のマークが上下に重なる位置に前記第1の基板と前記第2の基板とが配置された場合に、前記第2の基板側から見て、前記第1のマークの周辺領域と重なる位置であって、前記第1及び第2の基板の少なくともいずれかに配置される第2のパターンと、を備え、前記第2のパターンは、ランダムな寸法分布を有する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態にかかるインプリント装置の構成の一例を示す模式図。
実施形態にかかるインプリント装置が備えるアライメント部の照明系の構成の一例を示す模式図。
実施形態にかかるインプリント装置が備えるテンプレートステージの構成の一例を示す模式図。
実施形態にかかるテンプレートが備えるアライメントマークの構成の一例を示す模式図。
実施形態にかかるウェハの構成の一例を示す上面図。
実施形態にかかるウェハが備えるアライメントマークの構成の一例を示す上面図。
実施形態にかかるウェハが備えるアライメントマーク及び転写領域の構成の一例を示す断面図。
実施形態にかかる半導体装置の製造方法の手順の一部を順に例示する断面図。
実施形態にかかる半導体装置の製造方法の手順の一部を順に例示する断面図。
実施形態にかかる半導体装置の製造方法の手順の一部を順に例示する断面図。
実施形態にかかる半導体装置の製造方法の手順の一部を順に例示する断面図。
実施形態にかかる粗検マークを用いたラフアライメントの様子を示す模式図。
比較例にかかる粗検マークを用いたラフアライメントの様子を示す模式図。
実施形態の変形例1にかかるアライメントマークの構成の一例を示す断面図。
実施形態の変形例2にかかるアライメントマークの構成の一例を示す断面図。
実施形態の変形例3にかかるアライメントマークの構成の一例を示す断面図。
実施形態のその他の変形例にかかるアライメントマークの構成の一例を示す一部拡大上面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明の実施形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の実施形態により、本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0009】
(インプリント装置の構成例)
図1は、実施形態にかかるインプリント装置1の構成の一例を示す模式図である。図1(a)はインプリント装置1の全体図であり、図1(b)はインプリント装置1が備える撮像素子84(84a~84d)の詳細構成を示す検出系86aの拡大図である。
【0010】
図1に示すように、インプリント装置1は、テンプレートステージ81、ウェハステージ82、撮像素子83,84a~84d、基準マーク85、アライメント部86、液滴下装置87、ステージベース88、光源89、及び制御部90を備えている。インプリント装置1には、ウェハ20上のレジストにパターンを転写するテンプレート10が装着可能である。ウェハ20には、インプリント装置1での処理を含め、各種の処理が施され、半導体装置が製造されることとなる。このようなウェハ20は、半導体基板、絶縁性基板、または導電性基板等であり得る。
(【0011】以降は省略されています)

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