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公開番号2024088062
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203040
出願日2022-12-20
発明の名称半導体記憶装置、および半導体記憶装置の製造方法
出願人キオクシア株式会社
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類H10B 43/50 20230101AFI20240625BHJP()
要約【課題】一実施形態は、半導体記憶装置の信頼性の向上を図る。
【解決手段】一実施形態の半導体記憶装置は、積層体と、第1柱状体と、第2柱状体とを備える。前記積層体は、第1ゲート電極層と、第2ゲート電極層とを含む。前記第1柱状体は、前記第1ゲート電極層を第1方向に貫通して前記第1ゲート電極層に電気的に接続された第1導電部を含む。前記第2柱状体は、前記第2ゲート電極層および前記第1ゲート電極層を前記第1方向に貫通して前記第2ゲート電極層に電気的に接続された第2導電部を含む。前記第1ゲート電極層は、バリアメタル膜を含む。前記バリアメタル膜の前記第2方向の端の少なくとも一部は、前記第2方向に関して前記第1導電部の少なくとも一部と前記第2導電部との間に位置するとともに、前記第3方向に直線状に延びている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
複数のゲート電極層と複数の第1絶縁層とを含み、前記複数のゲート電極層と前記複数の第1絶縁層とが第1方向に1層ずつ交互に積層された積層体と、
前記第1方向に延びた第1柱状体と、
前記第1方向に延びた第2柱状体と、
を備え、
前記複数のゲート電極層は、第1ゲート電極層と、前記第1ゲート電極層に対して前記第1方向における第1側に配置され、前記第1方向とは交差した第2方向の長さが前記第1ゲート電極層よりも短い第2ゲート電極層とを含み、
前記第1柱状体は、前記第1ゲート電極層を前記第1方向に貫通して前記第1ゲート電極層に電気的に接続された第1導電部を含み、
前記第2柱状体は、前記第2ゲート電極層および前記第1ゲート電極層を前記第1方向に貫通して前記第2ゲート電極層に電気的に接続された第2導電部と、前記第1ゲート電極層と前記第2導電部との間に配置された絶縁部とを含み、
前記第1ゲート電極層は、バリアメタル膜を含み、
前記バリアメタル膜の前記第2方向の端の少なくとも一部は、前記第2方向に関して前記第1導電部の少なくとも一部と前記第2導電部との間に位置するとともに、前記第1方向および前記第2方向とは交差した第3方向に直線状に延びている、
半導体記憶装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記第1ゲート電極層は、前記第1方向から見た場合に、前記第2ゲート電極層と重ならないテラス部と、前記第2ゲート電極層と重なる非テラス部とを含み、
前記テラス部の前記第1方向の厚さと、前記非テラス部の前記第1方向の厚さとが同じである、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項3】
前記第1ゲート電極層は、前記第1方向から見た場合に、前記第2ゲート電極層と重ならないテラス部を含み、
前記テラス部の前記第1方向の厚さと、前記絶縁部の前記第1方向の厚さとが同じである、
請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置。
【請求項4】
前記絶縁部の前記第2方向の厚さは、20nm以上である、
請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置。
【請求項5】
前記第2導電部の少なくとも一部は、前記第1方向から見た場合、前記第2ゲート電極層の前記第2方向の端よりも前記第1導電部の近くに位置する、
請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置。
【請求項6】
前記積層体の前記第3方向の端部は、前記複数の第1絶縁層に含まれる2つの第1絶縁層の間に配置された半導体層を含み、
前記半導体層は、アモルファスシリコンを含むとともに、前記2つの第1絶縁層の間を前記第2方向に延びている、
請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置。
【請求項7】
前記積層体の前記第3方向の端部は、前記第3方向で前記第1ゲート電極層と並ぶ第2絶縁層と、前記第2絶縁層に対して前記第1ゲート電極層とは反対側に配置された半導体層とを含み、
前記半導体層は、前記複数の第1絶縁層に含まれる2つの第1絶縁層の間を前記第2方向に延びている、
請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置。
【請求項8】
前記積層体の前記第3方向の端部は、前記第3方向で前記第1ゲート電極層と並ぶ第2絶縁層と、前記第2絶縁層に対して前記第1ゲート電極層とは反対側に配置された金属層とを含み、
前記金属層は、前記複数の第1絶縁層に含まれる2つの第1絶縁層の間を前記第2方向に延びている、
請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置。
【請求項9】
前記複数のゲート電極層に含まれる2以上のゲート電極層および前記複数の第1絶縁層に含まれる2以上の第1絶縁層をZ方向に貫通した支持体をさらに備え、
前記第1ゲート電極層は、前記第1方向から見た場合に、前記第2ゲート電極層と重ならないテラス部と、前記第2ゲート電極層と重なる非テラス部とを含み、
前記テラス部は、前記第2方向において、前記バリアメタル膜の前記端に対して前記非テラス部とは反対側に位置した第1部分と、前記バリアメタル膜の前記端と前記非テラス部との間に位置した第2部分とを有し、
前記支持体は、前記第1部分に設けられている、
請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置。
【請求項10】
複数のゲート電極層と複数の第1絶縁層とを含み、前記複数のゲート電極層と前記複数の第1絶縁層とが第1方向に1層ずつ交互に積層され積層体と、
前記第1方向に延びた第1柱状体と、
前記第1方向に延びた第2柱状体と、
を備え、
前記複数のゲート電極層は、第1ゲート電極層と、前記第1ゲート電極層に対して前記第1方向における第1側に配置され、前記第1方向とは交差した第2方向の長さが前記第1ゲート電極層よりも短い第2ゲート電極層とを含み、
前記第1ゲート電極層は、前記第1方向から見た場合に、前記第2ゲート電極層と重ならないテラス部と、前記第2ゲート電極層と重なる非テラス部とを含み、
前記第1柱状体は、前記第1ゲート電極層の前記テラス部を前記第1方向に貫通して前記第1ゲート電極層に電気的に接続された第1導電部を含み、
前記第2柱状体は、前記第2ゲート電極層と、前記第1ゲート電極層の前記非テラス部とを前記第1方向に貫通して前記第2ゲート電極層に電気的に接続された第2導電部と、前記第1ゲート電極層の前記非テラス部と前記第2導電部との間に配置された絶縁部とを含み、
前記テラス部の前記第1方向の厚さと、前記非テラス部の前記第1方向の厚さとが同じである、
半導体記憶装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体記憶装置、および半導体記憶装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 3,600 文字)【背景技術】
【0002】
複数のゲート電極層と複数の絶縁層とが1層ずつ交互に積層された積層体と、複数のコンタクトとを有した半導体記憶装置が知られている。積層体は、複数のゲート電極層の長さが異なる階段領域を有する。複数のコンタクトは、上記階段領域で複数のゲート電極層に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2019/0326316号明細書
特開2019-161080号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一実施形態は、半導体記憶装置の信頼性の向上を図る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態の半導体記憶装置は、積層体と、第1柱状体と、第2柱状体とを備える。前記積層体は、複数のゲート電極層と複数の第1絶縁層とを含み、前記複数のゲート電極層と前記複数の第1絶縁層とが第1方向に1層ずつ交互に積層されている。前記第1柱状体は、前記第1方向に延びている。前記第2柱状体は、前記第1方向に延びている。前記複数のゲート電極層は、第1ゲート電極層と、前記第1ゲート電極層に対して前記第1方向における第1側に配置され、前記第1方向とは交差した第2方向の長さが前記第1ゲート電極層よりも短い第2ゲート電極層とを含む。前記第1柱状体は、前記第1ゲート電極層を前記第1方向に貫通して前記第1ゲート電極層に電気的に接続された第1導電部を含む。前記第2柱状体は、前記第2ゲート電極層および前記第1ゲート電極層を前記第1方向に貫通して前記第2ゲート電極層に電気的に接続された第2導電部と、前記第1ゲート電極層と前記第2導電部との間に配置された絶縁部とを含む。前記第1ゲート電極層は、バリアメタル膜を含む。前記バリアメタル膜の前記第2方向の端の少なくとも一部は、前記第2方向に関して前記第1導電部の少なくとも一部と前記第2導電部との間に位置するとともに、前記第3方向に直線状に延びている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態の半導体記憶装置の構成の一部を示すブロック図。
第1実施形態のメモリセルアレイの一部の等価回路を示す図。
第1実施形態のメモリセルアレイの一部を示す断面図。
図3に示されたメモリセルアレイの一部のF4-F4線に沿う断面図。
図4に示されたメモリセルアレイのF5線で囲まれた領域を拡大して示す断面図。
図5に示されたメモリセルアレイのF6-F6線に沿う断面図。
第1実施形態のメモリセルアレイの一部を示す断面図。
図3に示された階段領域のF8線で囲まれた領域を拡大して示す断面図。
第1実施形態の階段領域の一部を示す断面図。
図9に示された階段領域のF10-F10線に沿う断面図。
図7に示されたダミー階段領域のF11-F11線に沿う断面図。
第1実施形態の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第1実施形態の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第1実施形態の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第1実施形態の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第1実施形態の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第1実施形態の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第1実施形態の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第1実施形態の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第1実施形態の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第1実施形態の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第1実施形態の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第1実施形態の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第1実施形態の第1変形例の半導体記憶装置の一部を示す断面図。
第1実施形態の第2変形例の半導体記憶装置の一部を示す断面図。
第2変形例の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第2変形例の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第2変形例の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第2変形例の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第2変形例の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第2変形例の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第2実施形態の半導体記憶装置の一部を示す断面図。
第2実施形態の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第2実施形態の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第2実施形態の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第2実施形態の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第2実施形態の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第2実施形態の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第2実施形態の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第2実施形態の半導体記憶装置の製造方法を説明するための断面図。
第3実施形態の半導体記憶装置の一部を示す断面図。
第4実施形態の半導体記憶装置の一部を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態の半導体記憶装置および半導体記憶装置の製造方法を、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。以下の説明において、区別のための数字または英字を末尾に伴う参照符号は、互いに区別されなくてもよい場合、末尾の数字または英字が省略される場合がある。
【0008】
本出願では用語を以下のように定義する。「平行」、「直交」、または「同じ」とは、それぞれ「略平行」、「略直交」、または「略同じ」である場合を含み得る。「接続」とは、機械的な接続に限定されず、電気的な接続を含み得る。すなわち「接続」とは、複数の要素が直接に接続される場合に限定されず、複数の要素が別の要素を間に介在させて接続される場合を含み得る。「重なる」とは、複数の要素が接する場合に限定されず、複数の要素が別の要素を間に介在させて重なる場合を含み得る。「層」および「膜」とは、構成要素の区別のために便宜上使い分けられた用語であり、実質的に同じものを意味する。このため以下の説明において「層」および「膜」は、互いに読み替えられてよい。
【0009】
+X方向、-X方向、+Y方向、-Y方向、+Z方向、および-Z方向を、以下のように定義する。+X方向は、後述するワード線WLが延びた方向であり、後述する第2階段領域SR2から第1階段領域SR1に向かう方向である(図3参照)。-X方向は、+X方向の反対方向である。+X方向と-X方向とを区別しない場合、単にX方向と称する。+Y方向は、X方向とは交差する(例えば直交する)方向であり、後述する1つの分断部STから別の分断部STに向かう方向である(図7参照)。-Y方向は、+Y方向の反対方向である。+Y方向と-Y方向とを区別しない場合、単にY方向と称する。+Z方向は、X方向およびY方向とは交差する(例えば直交する)方向である。+Z方向は、後述する積層体30からビット線BLに向かう方向である(図3参照)。-Z方向は、+Z方向の反対方向である。+Z方向と-Z方向とを区別しない場合、単にZ方向と称する。
【0010】
以下の説明では、+Z方向側を「上」、-Z方向側を「下」と称する場合がある。また以下の説明では、Z方向の位置を「高さ」と称する場合がある。ただしこれら表現は、便宜上のものであり、重力方向を規定するものではない。Z方向は、「第1方向」の一例である。+Z方向側は、「第1方向における第1側」の一例である。X方向は、「第2方向」の一例である。Y方向は、「第3方向」の一例である。以下に説明する図面では、説明と関連しない構成の図示が省略される場合がある。以下に説明する図面では、一部の構成(例えば導電層)の数が模式的である場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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