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公開番号2024091987
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-05
出願番号2024073607,2023067753
出願日2024-04-30,2017-05-19
発明の名称発光素子
出願人株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類H10K 50/12 20230101AFI20240628BHJP()
要約【課題】新規発光素子を提供することを目的とする。または、発光効率の良好な新規発光
素子を提供することを目的とする。
【解決手段】第1の電極と、第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極との間に位
置するEL層とを有する発光素子であって、前記EL層は発光層を有し、前記発光層は第
1の物質と第2の物質とを有し、前記発光層において前記第1の物質は前記第2の物質よ
りも多く含まれ、前記第2の物質が発光を呈し、前記発光素子のaの値(前記発光層中の
前記第2の物質の平均的な遷移双極子モーメントの向きを、互いに直交するx、y、z三
成分に分割し、前記第1の電極又は前記第2の電極に水平な成分をx方向、y方向と仮定
し、垂直な成分をz方向と仮定した場合のz方向の成分の割合)が0.2以下である発光
素子を提供する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1の電極と第2の電極との間に、第2の発光層と膜厚調節層とを有する第2の発光素子を用いて、測定および算出したaの値(前記第2の発光層中の発光材料の平均的な遷移双極子モーメントの向きを、互いに直交するx、y、z三成分に分割し、前記第1の電極又は前記第2の電極に水平な成分をx方向、y方向と仮定し、垂直な成分をz方向と仮定した場合のz方向の成分の割合)が0.2以下であるときの前記第2の発光層と、同じ構成である第1の発光層を有する、発光素子。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記第1の発光層は、前記第2の発光層と同じ材料を有し、各材料の濃度が同じである、発光素子。
【請求項3】
請求項1または請求項2において、
前記膜厚調節層は、前記第2の発光素子の正面方向に向かう光を減衰させるため、光路長を調整する層である、発光素子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の一態様は、発光素子、ディスプレイモジュール、照明モジュール、表示装置、
発光装置、電子機器及び照明装置に関する。なお、本発明の一態様は、上記の技術分野に
限定されない。本明細書等で開示する発明の一態様の技術分野は、物、方法、または、製
造方法に関するものである。または、本発明の一態様は、プロセス、マシン、マニュファ
クチャ、または、組成物(コンポジション・オブ・マター)に関するものである。そのた
め、より具体的に本明細書で開示する本発明の一態様の技術分野としては、半導体装置、
表示装置、液晶表示装置、発光装置、照明装置、蓄電装置、記憶装置、それらの駆動方法
、または、それらの製造方法、を一例として挙げることができる。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
薄型軽量、入力信号に対する高速な応答性、低消費電力などのポテンシャルから、照明
装置や表示装置として有機化合物又は有機金属錯体を発光物質とする発光素子(有機EL
素子)を用いた表示装置が開発されている。
【0003】
有機EL素子は電極間に発光層を挟んで電圧を印加することにより、電極から注入され
た電子およびホールが再結合して発光物質が励起状態となり、その励起状態が基底状態に
戻る際に発光する。発光物質が発する光のスペクトルはその発光物質特有のものであり、
異なる種類の発光物質を用いることによって、様々な色の発光を呈する発光素子を得るこ
とができる。
【0004】
このように発光素子を用いたディスプレイや照明装置はさまざまな電子機器に適用好適
であるが、その性能にはまだまだ改善の余地がある。例えば、素子の電流効率は高ければ
高いほど良いが、その内部量子効率は、蛍光、りん光共に理論限界値に到達しつつある。
特に蛍光発光を利用する素子に関しては三重項励起状態の利用により、その内部量子効率
の理論限界値である25%以上の内部量子効率を示す素子も実現されている。
【0005】
内部量子効率の改善がなされた発光素子の電流効率をさらに向上させるためには、取出
し効率の改善が必須となる。
【0006】
特許文献1は、発光物質を配向させて成膜することによって、発光方向を制御し、取出し
効率を改善させた発光素子について開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2012-129509号公報
【非特許文献】
【0008】
D.ヨコヤマ、「ジャーナル オブ マテリアルズ ケミストリー(Journal of Materials Chemistry)」、21、 19187 (2011)
P. Liehm、他5名、「アプライド フィジックス レターズ(Applied Physics Letters)」、101, 253304 (2012)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の一態様では、新規発光素子を提供することを目的とする。または、発光効率の良
好な新規発光素子を提供することを目的とする。
【0010】
または、本発明の他の一態様は、消費電力の小さいディスプレイモジュール、照明モジ
ュール、発光装置、表示装置、電子機器、及び照明装置を各々提供することを目的とする

(【0011】以降は省略されています)

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