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公開番号2024089444
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204806
出願日2022-12-21
発明の名称磁気メモリおよびその製造方法
出願人キオクシア株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H10B 61/00 20230101AFI20240626BHJP()
要約【課題】微細化に優れたヨーク構造を有する磁気メモリの提供。
【解決手段】磁気メモリは第1方向に沿って延び第1端部および第2端部を有する筒状の複数の第1磁性部材を備える。第1配線は、第1磁性部材の第2端部側に第1磁性部材から離間して配置され、第2方向に延び、第3方向に隣り合って配置される。第1方向から見た平面視では、隣り合う第1配線間に第1磁性部材が位置する。第2磁性部材の第1部分は第1配線の上方に設けられる。第2磁性部材の第2部分は隣り合う第1配線間において第2方向に延びており、第1部分と電気的に接続される。第2磁性部材の第3部分は複数の第1配線の下方に設けられる。第2磁性部材の第4部分は第1磁性部材の第2端部の内側に少なくとも一部が設けられ、第2部分と電気的に接続される。第3配線は第1磁性部材の第1端部側に設けられ、第3方向に沿って延びている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向に沿って延び第1端部および第2端部を有する筒状の複数の第1磁性部材と、
前記第1磁性部材の前記第2端部側に該第1磁性部材から離間して配置され、前記第1方向に交差する第2方向に延び、前記第1方向および前記第2方向に交差する第3方向に隣り合って配置された複数の第1配線であって、前記第1方向から見た平面視において、隣り合う前記第1配線間に少なくとも1つの前記第1磁性部材が位置する複数の第1配線と、
前記複数の第1配線の上方に設けられた第1部分、隣り合う前記第1配線間において前記第2方向に延びており、前記第1部分と電気的に接続された第2部分、前記複数の第1配線の下方に設けられた第3部分、および、前記第1磁性部材の前記第2端部の内側に少なくとも一部が設けられ、前記第2部分と電気的に接続された第4部分を含む第2磁性部材と、
前記第1磁性部材の前記第1端部側に設けられ、前記第3方向に沿って延びた第3配線と、を備える磁気メモリ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第2部分は、前記複数の第1配線の側面に対向して設けられ、前記複数の第1配線に沿ってその長手方向が延伸した形状を有する、請求項1に記載の磁気メモリ。
【請求項3】
前記第1配線と前記第2部分とは、前記第2方向に略平行に延び、前記第3方向に交互に配置されている、請求項1に記載の磁気メモリ。
【請求項4】
前記第1部分は、前記複数の第1配線の上面に対向して設けられ、前記第2および第3方向に広がるプレート状に構成され、
前記第3部分は、前記複数の第1配線の底面に対向して設けられ、前記第2および第3方向に広がるプレート状に構成され、前記第1磁性部材の前記第2端部を取り囲む部分を有し、
前記第4部分は、前記第1方向に延びるポール状に構成されている、請求項2に記載の磁気メモリ。
【請求項5】
前記第3部分と前記第4部分との間の距離は、前記第3部分と前記第2部分との間の距離よりも短い、請求項1に記載の磁気メモリ。
【請求項6】
前記第2部分は、該第2部分と前記第1磁性部材との間に設けられた前記第4部分に電気的に接続される、請求項1に記載の磁気メモリ。
【請求項7】
前記第3部分は前記第1部分から電気的に分離された、請求項1に記載の磁気メモリ。
【請求項8】
複数の第1磁性部材の前記第1端部にそれぞれの一端が電気的に接続された複数の磁気抵抗素子をさらに備える、請求項1に記載の磁気メモリ。
【請求項9】
前記複数の磁気抵抗素子のそれぞれと前記第3配線との間に設けられたスイッチング素子をさらに備える、請求項8に記載の磁気メモリ。
【請求項10】
非磁性層の第1面から第1方向に沿って延びる複数のホールを該非磁性層内に形成し、
前記第1面上の前記複数のホールの周囲に磁性材料の第3部分を形成し、
前記複数のホールのそれぞれの内壁に筒状の第1磁性部材を形成し、
前記第1磁性部材の内側に非磁性絶縁体を埋め込み、
前記第1面側から前記非磁性絶縁体の一部をエッチバックし、
前記第1磁性部材の内側の前記非磁性絶縁体上に磁性材料を埋め込んで前記第1磁性部材の内側に第4部分を形成し、
前記第1面の上方に、前記第1磁性部材から離間して配置され、前記第1方向に交差する第2方向に延び、前記第1方向および前記第2方向に交差する第3方向に隣り合って配置された複数の第1配線を、前記第1方向から見た平面視において、隣り合う前記第1配線間に少なくとも1つの前記第1磁性部材が位置するように形成し、
隣り合う前記第1配線間に磁性材料を埋め込むことによって、隣り合う前記第1配線間に前記第2方向に延びた第2部分を形成し、
前記第2部分に電気的に接続された磁性材料の第1部分を、前記複数の第1配線の上方に形成することを具備する磁気メモリの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本実施形態は、磁気メモリおよびその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
磁性部材に電流を流すことにより磁性部材の磁壁を移動(シフト)させる磁気メモリが知られている。このような磁気メモリにおいて、磁性部材への情報の書き込みは、フィールドラインに電流を流し、この電流によってヨークに発生する磁場により行われる。しかし、従来のヨーク構造では、微細化が困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許登録第11101012号明細書
特開2019-033121号公報
特許登録第6886888号明細書
特開2021-141250号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
微細化に優れたヨーク構造を有する磁気メモリおよびその製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本実施形態による磁気メモリは、第1方向に沿って延び第1端部および第2端部を有する筒状の複数の第1磁性部材を備える。複数の第1配線は、第1磁性部材の第2端部側に該第1磁性部材から離間して配置され、第1方向に交差する第2方向に延び、第1方向および第2方向に交差する第3方向に隣り合って配置されている。第1方向から見た平面視において、隣り合う第1配線間に少なくとも1つの第1磁性部材が位置する。第2磁性部材の第1部分は、複数の第1配線の上方に設けられている。第2磁性部材の第2部分は、隣り合う第1配線間において第2方向に延びており、第1部分と電気的に接続されている。第2磁性部材の第3部分は、複数の第1配線の下方に設けられている。第2磁性部材の第4部分は、第1磁性部材の第2端部の内側に少なくとも一部が設けられ、第2部分と電気的に接続されている。第3配線は、第1磁性部材の第1端部側に設けられ、第3方向に沿って延びている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態による磁気メモリの概略平面図。
図1に示すA-A線に沿った概略断面図。
磁性部材の構成例を示す断面図。
ヨークおよびその周辺の構成例を示す断面図。
ヨークおよびその周辺の他の構成例を示す断面図。
本実施形態に係る磁気メモリの構成例を示す概略平面図。
本実施形態に係る磁気メモリの構成例を示す概略断面図。
本実施形態に係る磁気メモリの構成例を示す概略断面図。
本実施形態に係る磁気メモリの構成例を示す概略断面図。
メモリ部の磁性部材に情報を書き込む場合を説明する図。
フィールドラインに書き込み電流を流して書き込みを行う場合を説明する模式図。
図1のB-B線に沿った断面図。
本実施形態に係る磁気メモリの製造方法の一例を示す平面図。
本実施形態に係る磁気メモリの製造方法の一例を示す断面図。
図13Aに続く、磁気メモリの製造方法の一例を示す平面図。
図13Bに続く、磁気メモリの製造方法の一例を示す断面図。
図14Aに続く、磁気メモリの製造方法の一例を示す平面図。
図14Bに続く、磁気メモリの製造方法の一例を示す断面図。
図15Aに続く、磁気メモリの製造方法の一例を示す平面図。
図15Bに続く、磁気メモリの製造方法の一例を示す断面図。
図16Aに続く、磁気メモリの製造方法の一例を示す平面図。
図16Bに続く、磁気メモリの製造方法の一例を示す断面図。
図17Aに続く、磁気メモリの製造方法の一例を示す平面図。
図17Bに続く、磁気メモリの製造方法の一例を示す断面図。
図18Aに続く、磁気メモリの製造方法の一例を示す平面図。
図18Bに続く、磁気メモリの製造方法の一例を示す断面図。
本実施形態に係る磁気メモリの完成構造の一例を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。図面は模式的または概念的なものである。明細書と図面において、同一の要素には同一の符号を付す。
【0008】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態による磁気メモリの概略平面図である。図2は、図1に示すA-A線に沿った概略断面図である。第1実施形態の磁気メモリは、m、nを自然数とするとき、m行n列に配置されたメモリ部10
ij
(i=1,・・・m、j=1,・・・,n)を備えている。なお、図1では、3行5列に配列されたメモリ部10
11
~10
35
を示している。
【0009】
第i行のメモリ部10
i1
~10
in
は、x方向に延びているビット線BL

に沿って配置され、第1端部(図3の11a)がビット線BL

に電気的に接続される。本明細書では、「AとBが電気的に接続される」とは、AとBが直接接続されてもよいし、導電体を介して間接的に接続されてもよいことを意味する。第i行において、奇数列のメモリ部10
i1
,10
i3
,・・・と、偶数列のメモリ部10
i2
,10
i4
,・・・は、紙面上で上下方向(y方向)にずれて配置される。例えば、偶数列のメモリ部10
i2
は、奇数列のメモリ部10
i1
とメモリ部10
i3
との間に設けられ、かつ、-y方向にずれて配置される。このような配置を用いたことにより、複数のメモリ部を稠密に配置することができ、集積化を行うことができる。
【0010】
第j列に配置されたメモリ部10
1j
、・・・10
mj
のそれぞれに対して、2つのフィールドラインFL

,FL
j+1
(j=1,・・・,n-1)が設けられている。z方向から見た平面視において、メモリ部10
1j
~10
mj
は、フィールドラインFL

とフィールドラインFL
j+1
との間に対応して位置されている。フィールドラインFL
j+1
は、z方向から見た平面視において、第j列のメモリ部10
ij
のそれぞれの一部に重なるとともに第j+1列のメモリ部10
ij+1
のそれぞれの一部に重なるように配置されてもよい。図2に示すように、フィールドラインFL
j+1
は、第j列のメモリ部10
ij
と第j+1列のメモリ部10
ij+1
との間の領域の上方(+z方向)に配置される。
(【0011】以降は省略されています)

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