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公開番号2024089359
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204676
出願日2022-12-21
発明の名称電流導入ラインおよび超伝導磁石装置
出願人住友重機械工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H10N 60/81 20230101AFI20240626BHJP()
要約【課題】超伝導磁石装置の電流導入ラインへの結露を簡易な構成で抑制する。
【解決手段】真空容器14内の超伝導コイル12に電流を導入するための電流導入ライン20が提供される。電流導入ライン20は、真空フィードスルー24と、真空容器14内に配置され、超伝導コイル12に電気接続されるブスバー28と、真空容器14に熱的に結合されるとともに真空容器14から電気絶縁されるように真空容器14に固定され、真空フィードスルー24をブスバー28に電気接続する剛性導体26と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
真空容器内の超伝導コイルに電流を導入するための電流導入ラインであって、
真空フィードスルーと、
前記真空容器内に配置され、前記超伝導コイルに電気接続されるブスバーと、
前記真空容器に熱的に結合されるとともに前記真空容器から電気絶縁されるように前記真空容器に固定され、前記真空フィードスルーを前記ブスバーに電気接続する剛性導体と、を備えることを特徴とする電流導入ライン。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記剛性導体は、導体板を備え、
前記導体板は、電気絶縁層を前記真空容器と前記導体板との間に挟み込むようにして前記真空容器に固定され、前記電気絶縁層を介して前記真空容器に熱的に結合されることを特徴とする請求項1に記載の電流導入ライン。
【請求項3】
前記剛性導体は、前記剛性導体を前記ブスバーに電気接続するように前記ブスバーに取り付けられる変形可能部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の電流導入ライン。
【請求項4】
真空容器と、
前記真空容器内に配置される超伝導コイルと、
前記超伝導コイルに電流を導入するための電流導入ラインであって、
真空フィードスルーと、
前記真空容器内に配置され、前記超伝導コイルに電気接続されるブスバーと、
前記真空容器に熱的に結合されるとともに前記真空容器から電気絶縁されるように前記真空容器に固定され、前記真空フィードスルーを前記ブスバーに電気接続する剛性導体と、を備える電流導入ラインと、を備えることを特徴とする超伝導磁石装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電流導入ラインおよび超伝導磁石装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、超伝導磁石装置は、超伝導コイルと、これを極低温に冷却した状態で収容する真空容器とを備える。外部から超伝導コイルに給電するために、コイル用電極が真空容器の外側に設けられている。コイル用電極は、超伝導コイルからの熱伝導により冷却される。そのため、コイル用電極には、真空容器周囲の空気中の水分が付着しまたは凍結しうる。従来、このような結露を防ぐために、加熱された空気をコイル用電極に送風し、コイル用電極を加熱することが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-283678号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明のある態様の例示的な目的のひとつは、超伝導磁石装置の電流導入ラインへの結露を簡易な構成で抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のある態様によると、真空容器内の超伝導コイルに電流を導入するための電流導入ラインが提供される。電流導入ラインは、真空フィードスルーと、真空容器内に配置され、超伝導コイルに電気接続されるブスバーと、真空容器に熱的に結合されるとともに真空容器から電気絶縁されるように真空容器に固定され、真空フィードスルーをブスバーに電気接続する剛性導体と、を備える。
【0006】
本発明のある態様によると、超伝導磁石装置は、真空容器と、真空容器内に配置される超伝導コイルと、超伝導コイルに電流を導入するための電流導入ラインと、を備える。電流導入ラインは、真空フィードスルーと、真空容器内に配置され、超伝導コイルに電気接続されるブスバーと、真空容器に熱的に結合されるとともに真空容器から電気絶縁されるように真空容器に固定され、真空フィードスルーをブスバーに電気接続する剛性導体と、を備える電流導入ラインと、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、超伝導磁石装置の電流導入ラインへの結露を簡易な構成で抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係る超伝導磁石装置を概略的に示す図である。
実施の形態に係る電流導入ラインを概略的に示す斜視図である。
実施の形態に係る電流導入ラインの他の例を概略的に示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。説明および図面において同一または同等の構成要素、部材、処理には同一の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。図示される各部の縮尺や形状は、説明を容易にするために便宜的に設定されており、特に言及がない限り限定的に解釈されるものではない。実施の形態は例示であり、本発明の範囲を何ら限定するものではない。実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
【0010】
図1は、実施の形態に係る超伝導磁石装置10を概略的に示す図である。超伝導磁石装置10は、例えば単結晶引き上げ装置、NMR(Nuclear Magnetic Resonance)システム、MRI(Magnetic Resonance Imaging)システム、サイクロトロンなどの加速器、核融合システムなどの高エネルギー物理システム、またはその他の高磁場利用機器(図示せず)の磁場源として高磁場利用機器に搭載され、その機器に必要とされる高磁場を発生させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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