TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024089605
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2023116214
出願日2023-07-14
発明の名称記憶装置
出願人キオクシア株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H10B 63/00 20230101AFI20240626BHJP()
要約【課題】特性の優れたスイッチング素子を有する記憶装置を提供する。
【解決手段】実施形態の記憶装置は、第1の導電層と、第2の導電層と、第1の導電層と第2の導電層との間に設けられた第3の導電層と、第1の導電層と第3の導電層との間に設けられた抵抗変化層と、第3の導電層と第2の導電層との間に設けられたスイッチング層と、を含むメモリセルを備える。スイッチング層は、ジルコニウム、イットリウム、タンタル、ランタン、セリウム、チタン、ハフニウム、及びマグネシウムからなる群から選ばれる少なくとも一つの元素である第1の元素の酸化物と、亜鉛、スズ、ガリウム、インジウム、及びビスマスからなる群から選ばれる少なくとも一つの元素である第2の元素と、テルル、硫黄、及びセレンからなる群から選ばれる少なくとも一つの元素である第3の元素との化合物と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1の導電層と、
第2の導電層と、
前記第1の導電層と前記第2の導電層との間に設けられた第3の導電層と、
前記第1の導電層と前記第3の導電層との間に設けられた抵抗変化層と、
前記第3の導電層と前記第2の導電層との間に設けられたスイッチング層と、を含むメモリセルを備え、
前記スイッチング層は、
ジルコニウム(Zr)、イットリウム(Y)、タンタル(Ta)、ランタン(La)、セリウム(Ce)、チタン(Ti)、ハフニウム(Hf)、及びマグネシウム(Mg)からなる群から選ばれる少なくとも一つの元素である第1の元素の酸化物と、
亜鉛(Zn)、スズ(Sn)、ガリウム(Ga)、インジウム(In)、及びビスマス(Bi)からなる群から選ばれる少なくとも一つの元素である第2の元素と、テルル(Te)、硫黄(S)、及びセレン(Se)からなる群から選ばれる少なくとも一つの元素である第3の元素との化合物と、
を含む、記憶装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第3の元素は、テルル(Te)である、請求項1記載の記憶装置。
【請求項3】
前記スイッチング層は、炭素(C)、ボロン(B)、窒素(N)、ゲルマニウム(Ge)、シリコン(Si)、及びアルミニウム(Al)からなる群から選ばれる少なくとも一つの元素である第4の元素を、更に含む、請求項1記載の記憶装置。
【請求項4】
前記スイッチング層における、前記第1の元素、前記第2の元素、前記第3の元素、及び酸素(O)の原子濃度の和に対する、前記第1の元素と酸素(O)の原子濃度の和の比率が、3%以上97%以下である、請求項1記載の記憶装置。
【請求項5】
前記スイッチング層における、前記第1の元素、前記第2の元素、前記第3の元素、及び酸素(O)の原子濃度の和に対する、前記第1の元素と酸素(O)の原子濃度の和の比率が、5%以上80%未満であり、
前記第1の元素、前記第2の元素、前記第3の元素、及び酸素(O)の原子濃度の和に対する、前記第3の元素の原子濃度と前記第2の元素の原子濃度の差の絶対値の比率が20%以下である、請求項1記載の記憶装置。
【請求項6】
前記スイッチング層における、前記第3の元素の原子濃度が前記第2の元素の原子濃度より高く、
前記第1の元素、前記第2の元素、前記第3の元素、及び酸素(O)の原子濃度の和に対する、前記第1の元素と酸素(O)の原子濃度の和の比率が、5%以上80%未満であり、
前記第1の元素、前記第2の元素、前記第3の元素、及び酸素(O)の原子濃度の和に対する、前記第3の元素の原子濃度と前記第2の元素の原子濃度の差の比率が5%以上20%以下である、請求項1記載の記憶装置。
【請求項7】
前記スイッチング層における、前記第1の元素、前記第2の元素、前記第3の元素、及び酸素(O)の原子濃度の和に対する、前記第1の元素と酸素(O)の原子濃度の和の比率が、5%以上80%未満であり、
前記スイッチング層における、前記第3の元素の原子濃度が前記第2の元素の原子濃度より高い、請求項1記載の記憶装置。
【請求項8】
前記スイッチング層における、前記第1の元素、前記第2の元素、前記第3の元素、及び酸素(O)の原子濃度の和に対する、前記第1の元素と酸素(O)の原子濃度の和の比率が、5%以上80%未満であり、
前記第1の元素、前記第2の元素、前記第3の元素、及び酸素(O)の原子濃度の和に対する、前記第3の元素の原子濃度と前記第2の元素の原子濃度の差の絶対値の比率が5%以下である、請求項1記載の記憶装置。
【請求項9】
前記スイッチング層における、前記第1の元素、前記第2の元素、前記第3の元素、及び酸素(O)の原子濃度の和が90%以上である、請求項1記載の記憶装置。
【請求項10】
前記酸化物の少なくとも一部は結晶質である、請求項1記載の記憶装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、記憶装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
大容量の不揮発性記憶装置として、クロスポイント型の2端子の記憶装置がある。クロスポイント型の2端子の記憶装置は、メモリセルの微細化・高集積化が容易である。
【0003】
クロスポイント型の2端子の記憶装置のメモリセルは、例えば、抵抗変化素子とスイッチング素子を有する。メモリセルがスイッチング素子を有することで、選択メモリセル以外のメモリセルに流れる電流が抑制される。
【0004】
スイッチング素子には、低いリーク電流、高いオン電流、及び高い信頼性など、優れた特性を備えることが要求される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許第10177308号明細書
米国特許出願公開第2017/0352807号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、特性の優れたスイッチング素子を有する記憶装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の記憶装置は、第1の導電層と、第2の導電層と、前記第1の導電層と前記第2の導電層との間に設けられた第3の導電層と、前記第1の導電層と前記第3の導電層との間に設けられた抵抗変化層と、前記第3の導電層と前記第2の導電層との間に設けられたスイッチング層と、を含むメモリセルを備え、前記スイッチング層は、ジルコニウム(Zr)、イットリウム(Y)、タンタル(Ta)、ランタン(La)、セリウム(Ce)、チタン(Ti)、ハフニウム(Hf)、及びマグネシウム(Mg)からなる群から選ばれる少なくとも一つの元素である第1の元素の酸化物と、亜鉛(Zn)、スズ(Sn)、ガリウム(Ga)、インジウム(In)、及びビスマス(Bi)からなる群から選ばれる少なくとも一つの元素である第2の元素と、テルル(Te)、硫黄(S)、及びセレン(Se)からなる群から選ばれる少なくとも一つの元素である第3の元素との化合物と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態の記憶装置のブロック図。
第1の実施形態の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第1の実施形態の記憶装置の分析結果を示す図。
第1の実施形態の記憶装置の分析結果を示す図。
第1の実施形態の記憶装置のスイッチング層の化学組成の一例を示す図。
第1の実施形態の記憶装置の課題の説明図。
第1の実施形態のスイッチング素子の電流電圧特性の説明図。
第1の実施形態の記憶装置の作用及び効果の説明図。
第1の実施形態の第1の変形例の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第1の実施形態の第2の変形例の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第1の実施形態の第3の変形例の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第2の実施形態の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第3の実施形態の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第3の実施形態のメモリ素子の電流電圧特性の説明図。
第3の実施形態の記憶装置のメモリ動作の第1の動作例の説明図。
第3の実施形態の記憶装置のメモリ動作の第2の動作例の説明図。
第3の実施形態の第1の変形例のメモリ素子の電流電圧特性の説明図。
第3の実施形態の第1の変形例の記憶装置のメモリ動作の第3の動作例の説明図。
第3の実施形態の第1の変形例の記憶装置のメモリ動作の第4の動作例の説明図。
第3の実施形態の第2の変形例のメモリ素子の電流電圧特性の説明図。
第3の実施形態の第2の変形例の記憶装置のメモリ動作の第5の動作例の説明図。
第3の実施形態の第2の変形例の記憶装置のメモリ動作の第6の動作例の説明図。
第3の実施形態の第3の変形例のメモリ素子の電流電圧特性の説明図。
第3の実施形態の第3の変形例の記憶装置のメモリ動作の第7の動作例の説明図。
第3の実施形態の第3の変形例の記憶装置のメモリ動作の第8の動作例の説明図。
第4の実施形態の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第4の実施形態の第1の変形例の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第4の実施形態の第2の変形例の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第4の実施形態の第3の変形例の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第5の実施形態の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第6の実施形態の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第7の実施形態の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第8の実施形態の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第9の実施形態の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明では、同一又は類似の部材などには同一の符号を付し、一度説明した部材などについては適宜その説明を省略する。
【0010】
本明細書中の記憶装置を構成する化学組成の定性分析及び定量分析は、例えば、ラザフォード後方散乱分光法(Rutherford Backscattering Spectroscopy:RBS)、二次イオン質量分析法(Secondary Ion Mass Spectroscopy:SIMS)、エネルギー分散型X線分光法(Energy Dispersive X-ray Spectroscopy:EDX)や電子エネルギー損失分光法(Electron Energy Loss Spectroscopy:EELS)などにより行うことが可能である。また、記憶装置を構成する部材の厚さ、部材間の距離等の測定には、例えば、透過型電子顕微鏡(Transmission Electron Microscope:TEM)を用いることが可能である。また、記憶装置を構成する部材の構成物質の同定、存在割合、結合状態、局所構造(原子間距離、配位数)、化学状態の計測には、例えば、X線光電子分光法(X-ray Photoelectron Spectroscopy:XPS)、X線吸収微細構造解析(X-ray Absorption Fine Structure:XAFS)、ラマン分光法(Raman Spectroscopy:Raman)、又はEELSを用いることが可能である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日本電気株式会社
量子デバイス
3日前
日本電気株式会社
量子デバイス
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光デバイス
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光デバイス
24日前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光デバイス
24日前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光デバイス
24日前
株式会社デンソー
表示装置
8日前
キオクシア株式会社
記憶装置
2日前
キオクシア株式会社
記憶装置
2日前
キオクシア株式会社
記憶装置
2日前
株式会社アイシン
熱電発電装置
15日前
キヤノン株式会社
発光素子
1日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
4日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
4日前
東レ株式会社
正孔輸送性組成物、透明電極、光起電力素子
28日前
キオクシア株式会社
半導体装置
15日前
キヤノン株式会社
有機発光素子
10日前
キヤノン株式会社
有機発光素子
10日前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機化合物、および発光デバイス
24日前
三菱マテリアル株式会社
積層型熱電変換素子とその製造方法
1か月前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
22日前
キオクシア株式会社
磁気メモリおよびその製造方法
2日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
3日前
浜松ホトニクス株式会社
有機半導体素子の製造方法
22日前
株式会社半導体エネルギー研究所
表示装置、表示モジュール、電子機器
24日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
15日前
住友重機械工業株式会社
電流導入ラインおよび超伝導磁石装置
2日前
キオクシア株式会社
半導体装置およびその製造方法
3日前
個人
機能設計可能な圧電材料の製造法と其を用いたトランスデューサーの製造法
1か月前
セイコーエプソン株式会社
圧電素子、圧電アクチュエーター
1か月前
キヤノン株式会社
有機化合物及び有機発光素子
28日前
株式会社NSCore
半導体記憶装置
1か月前
日本化薬株式会社
縮合多環芳香族化合物及び該化合物を含む光電変換素子用材料
1か月前
株式会社リコー
光電変換素子、電子機器、及び電源モジュール
8日前
キオクシア株式会社
半導体記憶素子およびその製造方法
3日前
住友化学株式会社
組成物及びそれを含有する発光素子
1か月前
続きを見る