TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024089607
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2023116216
出願日2023-07-14
発明の名称記憶装置
出願人キオクシア株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H10B 63/00 20230101AFI20240626BHJP()
要約【課題】特性の優れたスイッチング素子を有する記憶装置を提供する。
【解決手段】実施形態の記憶装置は、第1の導電層と、第2の導電層と、第1の導電層と第2の導電層との間に設けられた第3の導電層と、第1の導電層と第3の導電層との間に設けられたスイッチング層と、第3の導電層と第2の導電層との間に設けられた抵抗変化層と、を含むメモリセルを備え、スイッチング層は、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、イットリウム(Y)、タンタル(Ta)、ランタン(La)、セリウム(Ce)、マグネシウム(Mg)、及びチタン(Ti)からなる群から選ばれる少なくとも一つの元素である第1の元素の酸化物と、アンチモン(Sb)と、炭素(C)、ホウ素(B)、窒素(N)、ケイ素(Si)、及びスズ(Sn)からなる群から選ばれる少なくとも一つの元素である第2の元素と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1の導電層と、
第2の導電層と、
前記第1の導電層と前記第2の導電層との間に設けられた第3の導電層と、
前記第1の導電層と前記第3の導電層との間に設けられたスイッチング層と、
前記第3の導電層と前記第2の導電層との間に設けられた抵抗変化層と、を含むメモリセルを備え、
前記スイッチング層は、
ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、イットリウム(Y)、タンタル(Ta)、ランタン(La)、セリウム(Ce)、マグネシウム(Mg)、及びチタン(Ti)からなる群から選ばれる少なくとも一つの元素である第1の元素の酸化物と、
アンチモン(Sb)と、
炭素(C)、ホウ素(B)、窒素(N)、ケイ素(Si)、及びスズ(Sn)からなる群から選ばれる少なくとも一つの元素である第2の元素と、
を含む、記憶装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記スイッチング層に含まれる前記第1の元素の原子濃度と、前記スイッチング層に含まれる酸素(O)の原子濃度の和が20原子%以上95原子%以下である、請求項1記載の記憶装置。
【請求項3】
前記スイッチング層に含まれるアンチモン(Sb)の原子濃度は1原子%以上である、請求項1記載の記憶装置。
【請求項4】
前記スイッチング層に含まれる前記第2の元素の原子濃度は1原子%以上30原子%以下である、請求項1記載の記憶装置。
【請求項5】
前記スイッチング層における、前記第2の元素の原子濃度に対するアンチモン(Sb)の原子濃度の比率は、3分の1以上3未満である、請求項1記載の記憶装置。
【請求項6】
前記スイッチング層における、前記第2の元素の原子濃度に対するアンチモン(Sb)の原子濃度の比率は、0.8以上2以下である、請求項1記載の記憶装置。
【請求項7】
前記スイッチング層は、ゲルマニウム(Ge)を含むか又は含まず、前記スイッチング層におけるゲルマニウム(Ge)の原子濃度は0.5原子%以下であり、
前記スイッチング層は、テルル(Te)を含むか又は含まず、前記スイッチング層におけるテルル(Te)の原子濃度は0.5原子%以下であり、
前記スイッチング層は、ヒ素(As)を含むか又は含まず、前記スイッチング層におけるヒ素(As)の原子濃度は0.5原子%以下である、請求項1記載の記憶装置。
【請求項8】
前記スイッチング層は、ゲルマニウム(Ge)を含むか又は含まず、前記スイッチング層におけるアンチモン(Sb)の原子濃度に対するゲルマニウム(Ge)の原子濃度の比率は0.03以下であり、
前記スイッチング層は、テルル(Te)を含むか又は含まず、前記スイッチング層におけるアンチモン(Sb)の原子濃度に対するテルル(Te)の原子濃度の比率は0.03以下であり、
前記スイッチング層は、ヒ素(As)を含むか又は含まず、前記スイッチング層におけるアンチモン(Sb)の原子濃度に対するヒ素(As)の原子濃度の比率は0.03以下である、請求項1記載の記憶装置。
【請求項9】
前記第1の導電層、前記第2の導電層、又は前記第3の導電層は、炭素、窒化炭素、タングステン、炭化タングステン、及び窒化タングステンからなる群から選ばれる少なくとも一つの物質を含む、請求項1記載の記憶装置。
【請求項10】
前記第1の導電層、前記第2の導電層、又は前記第3の導電層は、ハフニウム、ホウ化ハフニウム、ホウ化アルミニウムマグネシウム、ジルコニウム、ホウ化ジルコニウム、及びホウ化チタンからなる群から選ばれる少なくとも一つの物質を含む、請求項1記載の記憶装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、記憶装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
大容量の不揮発性記憶装置として、クロスポイント型の2端子の記憶装置がある。クロスポイント型の2端子の記憶装置は、メモリセルの微細化・高集積化が容易である。
【0003】
クロスポイント型の2端子の記憶装置のメモリセルは、例えば、抵抗変化素子とスイッチング素子を有する。メモリセルがスイッチング素子を有することで、選択メモリセル以外のメモリセルに流れる電流が抑制される。
【0004】
スイッチング素子には、低いリーク電流、高いオン電流、及び高い信頼性など、優れた特性を備えることが要求される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-150417号公報
特開2023-66387号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の一実施形態では、特性の優れたスイッチング素子を有する記憶装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態の記憶装置は、第1の導電層と、第2の導電層と、前記第1の導電層と前記第2の導電層との間に設けられた第3の導電層と、前記第1の導電層と前記第3の導電層との間に設けられたスイッチング層と、前記第3の導電層と前記第2の導電層との間に設けられた抵抗変化層と、を含むメモリセルを備え、前記スイッチング層は、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、イットリウム(Y)、タンタル(Ta)、ランタン(La)、セリウム(Ce)、マグネシウム(Mg)、及びチタン(Ti)からなる群から選ばれる少なくとも一つの元素である第1の元素の酸化物と、アンチモン(Sb)と、
炭素(C)、ホウ素(B)、窒素(N)、ケイ素(Si)、及びスズ(Sn)からなる群から選ばれる少なくとも一つの元素である第2の元素と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態の記憶装置のブロック図。
第1の実施形態の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第1の実施形態の記憶装置の課題の説明図。
第1の実施形態のスイッチング素子の電流電圧特性の説明図。
第1の実施形態の記憶装置の作用及び効果の説明図
第1の実施形態の第1の変形例の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第1の実施形態の第2の変形例の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第1の実施形態の第3の変形例の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第1の実施形態の第4の変形例の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第2の実施形態の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第3の実施形態の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第3の実施形態のメモリ素子の電流電圧特性の説明図。
第3の実施形態の記憶装置のメモリ動作の第1の動作例の説明図。
第3の実施形態の記憶装置のメモリ動作の第2の動作例の説明図。
第3の実施形態の第1の変形例のメモリ素子の電流電圧特性の説明図。
第3の実施形態の第1の変形例の記憶装置のメモリ動作の第3の動作例の説明図。
第3の実施形態の第1の変形例の記憶装置のメモリ動作の第4の動作例の説明図。
第3の実施形態の第2の変形例のメモリ素子の電流電圧特性の説明図。
第3の実施形態の第2の変形例の記憶装置のメモリ動作の第5の動作例の説明図。
第3の実施形態の第2の変形例の記憶装置のメモリ動作の第6の動作例の説明図。
第3の実施形態の第3の変形例のメモリ素子の電流電圧特性の説明図。
第3の実施形態の第3の変形例の記憶装置のメモリ動作の第7の動作例の説明図。
第3の実施形態の第3の変形例の記憶装置のメモリ動作の第8の動作例の説明図。
第4の実施形態の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第4の実施形態の第1の変形例の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第4の実施形態の第2の変形例の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第4の実施形態の第3の変形例の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第4の実施形態の第4の変形例の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第5の実施形態の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第6の実施形態の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第7の実施形態の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第7の実施形態の第1の変形例の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第7の実施形態の第2の変形例の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第7の実施形態の第3の変形例の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第7の実施形態の第4の変形例の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第8の実施形態の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
第9の実施形態の記憶装置のメモリセルの模式断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明では、同一又は類似の部材などには同一の符号を付し、一度説明した部材などについては適宜その説明を省略する。
【0010】
本明細書中の記憶装置を構成する化学組成の定性分析及び定量分析は、例えば、ラザフォード後方散乱分光法(Rutherford Backscattering Spectroscopy:RBS)、二次イオン質量分析法(Secondary Ion Mass Spectroscopy:SIMS)、エネルギー分散型X線分光法(Energy Dispersive X-ray Spectroscopy:EDS)、電子エネルギー損失分光法(Electron Energy Loss Spectroscopy:EELS)などにより行うことが可能である。また、記憶装置を構成する部材の厚さ、部材間の距離等の測定には、例えば、透過型電子顕微鏡(Transmission Electron Microscope:TEM)を用いることが可能である。また、記憶装置を構成する部材の構成物質の同定、構成物質の存在割合の計測には、例えば、X線光電子分光法(X-ray Photoelectron Spectroscopy:XPS)、硬X線光電子分光法(Hard X-ray Photoelectron Spectroscopy:HAXPES)、EELSを用いることが可能である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日本電気株式会社
量子デバイス
3日前
日本電気株式会社
量子デバイス
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光デバイス
24日前
株式会社デンソー
表示装置
8日前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光デバイス
24日前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光デバイス
24日前
キオクシア株式会社
記憶装置
2日前
キオクシア株式会社
記憶装置
2日前
キオクシア株式会社
記憶装置
2日前
株式会社アイシン
熱電発電装置
15日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
4日前
キヤノン株式会社
発光素子
1日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
4日前
東レ株式会社
正孔輸送性組成物、透明電極、光起電力素子
28日前
キオクシア株式会社
半導体装置
15日前
キヤノン株式会社
有機発光素子
10日前
キヤノン株式会社
有機発光素子
10日前
三菱マテリアル株式会社
積層型熱電変換素子とその製造方法
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機化合物、および発光デバイス
24日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
22日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
3日前
株式会社半導体エネルギー研究所
表示装置、表示モジュール、電子機器
24日前
キオクシア株式会社
磁気メモリおよびその製造方法
2日前
浜松ホトニクス株式会社
有機半導体素子の製造方法
22日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
15日前
住友重機械工業株式会社
電流導入ラインおよび超伝導磁石装置
2日前
キオクシア株式会社
半導体装置およびその製造方法
3日前
セイコーエプソン株式会社
圧電素子、圧電アクチュエーター
1か月前
株式会社NSCore
半導体記憶装置
1か月前
キヤノン株式会社
有機化合物及び有機発光素子
28日前
キオクシア株式会社
半導体記憶素子およびその製造方法
3日前
株式会社リコー
光電変換素子、電子機器、及び電源モジュール
8日前
深セン市華星光電半導体顕示技術有限公司
表示パネル及びその製造方法
1日前
富士フイルム株式会社
表示装置
16日前
株式会社Gaianixx
積層構造体、素子、電子デバイス、電子機器及びシステム
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光デバイス、表示装置、表示モジュール、電子機器
24日前
続きを見る