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公開番号2024085700
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200367
出願日2022-12-15
発明の名称表示装置およびその製造方法
出願人株式会社ジャパンディスプレイ
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類H10K 50/824 20230101AFI20240620BHJP()
要約【課題】 歩留まりを向上させることが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】 一実施形態に係る表示装置は、下電極と、前記下電極に重なる画素開口を有するリブと、前記リブの上に配置された導電性のボトム部、前記ボトム部の上に配置された軸部および前記軸部の上に配置されたトップ部を含む隔壁と、前記画素開口を通じて前記下電極を覆い、電圧の印加に応じて発光する有機層と、前記有機層を覆い、前記ボトム部に接触した上電極と、を備えている。前記ボトム部および前記トップ部は、前記軸部の側面から突出している。前記側面からの前記ボトム部の第1突出長さは、0.2μm以上かつ0.7μm以下である。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
下電極と、
前記下電極に重なる画素開口を有するリブと、
前記リブの上に配置された導電性のボトム部と、前記ボトム部の上に配置された軸部と、前記軸部の上に配置されたトップ部とを含む隔壁と、
前記画素開口を通じて前記下電極を覆い、電圧の印加に応じて発光する有機層と、
前記有機層を覆い、前記ボトム部に接触した上電極と、
を備え、
前記ボトム部および前記トップ部は、前記軸部の側面から突出しており、
前記側面からの前記ボトム部の第1突出長さは、0.2μm以上かつ0.7μm以下である、
表示装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1突出長さは、0.3μm以上かつ0.5μm以下である、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記第1突出長さは、前記側面からの前記トップ部の第2突出長さよりも小さい、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記ボトム部は、前記軸部よりも薄い、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記第1突出長さは、前記ボトム部の厚さよりも大きい、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項6】
前記ボトム部は、窒化チタンで形成されている、
請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項7】
前記軸部は、アルミニウムで形成されている、
請求項6に記載の表示装置。
【請求項8】
下電極を形成し、
前記下電極の少なくとも一部を覆うリブを形成し、
導電性のボトム部と、前記ボトム部の上に位置する軸部と、前記軸部の上に位置するトップ部とを含む隔壁を前記リブの上に形成する、
ことを含み、
前記隔壁の形成は、
導電性の第1層を形成し、
前記第1層の上に第2層を形成し、
前記第2層の上に第3層を形成し、
前記第3層の上にレジストを形成し、
前記第3層のうち前記レジストから露出した部分を除去することにより前記トップ部を形成し、
前記第2層のうち前記トップ部から露出した部分を除去し、
前記トップ部の下方に残された前記第2層の幅を前記トップ部の幅よりも小さい第1幅に低減し、
前記第1層のうち前記第1幅の前記第2層から露出した部分を除去することにより前記ボトム部を形成し、
前記ボトム部を形成した後に、前記第2層の幅を前記ボトム部の幅よりも小さい第2幅に低減することにより前記軸部を形成する、
ことを含む、表示装置の製造方法。
【請求項9】
前記軸部の側面からの前記ボトム部の第1突出長さは、0.2μm以上かつ0.7μm以下である、
請求項8に記載の表示装置の製造方法。
【請求項10】
前記第1突出長さは、0.3μm以上かつ0.5μm以下である、
請求項9に記載の表示装置の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、表示装置およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、表示素子として有機発光ダイオード(OLED)を適用した表示装置が実用化されている。この表示素子は、下電極と、下電極を覆う有機層と、有機層を覆う上電極とを備えている。
【0003】
上記のような表示装置を製造するにあたり、歩留まりを向上させる技術が必要とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-195677号公報
特開2004-207217号公報
特開2008-135325号公報
特開2009-32673号公報
特開2010-118191号公報
国際公開第2018/179308号
米国特許出願公開第2022/0077251号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、歩留まりを向上させることが可能な表示装置およびその製造方法を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態に係る表示装置は、下電極と、前記下電極に重なる画素開口を有するリブと、前記リブの上に配置された導電性のボトム部、前記ボトム部の上に配置された軸部および前記軸部の上に配置されたトップ部を含む隔壁と、前記画素開口を通じて前記下電極を覆い、電圧の印加に応じて発光する有機層と、前記有機層を覆い、前記ボトム部に接触した上電極と、を備えている。前記ボトム部および前記トップ部は、前記軸部の側面から突出している。前記側面からの前記ボトム部の第1突出長さは、0.2μm以上かつ0.7μm以下である。
【0007】
一実施形態に係る表示装置の製造方法は、下電極を形成し、前記下電極の少なくとも一部を覆うリブを形成し、導電性のボトム部と、前記ボトム部の上に位置する軸部と、前記軸部の上に位置するトップ部とを含む隔壁を前記リブの上に形成する、ことを含む。前記隔壁の形成は、導電性の第1層を形成し、前記第1層の上に第2層を形成し、前記第2層の上に第3層を形成し、前記第3層の上にレジストを形成し、前記第3層のうち前記レジストから露出した部分を除去することにより前記トップ部を形成し、前記第2層のうち前記トップ部から露出した部分を除去し、前記トップ部の下方に残された前記第2層の幅を前記トップ部の幅よりも小さい第1幅に低減し、前記第1層のうち前記第1幅の前記第2層から露出した部分を除去することにより前記ボトム部を形成し、前記ボトム部を形成した後に、前記第2層の幅を前記ボトム部の幅よりも小さい第2幅に低減することにより前記軸部を形成する、ことを含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係る表示装置の構成例を示す図である。
図2は、副画素のレイアウトの一例を示す概略的な平面図である。
図3は、図2中のIII-III線に沿う表示装置の概略的な断面図である。
図4は、隔壁に適用し得る構成の一例を示す概略的な断面図である。
図5は、表示装置の製造方法の一例を示すフローチャートである。
図6は、リブおよび隔壁を形成するための工程の一例を示す概略的な断面図である。
図7は、図6に続く工程を示す概略的な断面図である。
図8は、図7に続く工程を示す概略的な断面図である。
図9は、図8に続く工程を示す概略的な断面図である。
図10は、図9に続く工程を示す概略的な断面図である。
図11は、図10に続く工程を示す概略的な断面図である。
図12は、図11に続く工程を示す概略的な断面図である。
図13は、表示素子を形成するための工程の一例を示す概略的な断面図である。
図14は、図13に続く工程を示す概略的な断面図である。
図15は、図14に続く工程を示す概略的な断面図である。
図16は、図15に続く工程を示す概略的な断面図である。
図17は、図16に続く工程を示す概略的な断面図である。
図18は、図17に続く工程を示す概略的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
一実施形態について図面を参照しながら説明する。
開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一または類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
【0010】
なお、図面には、必要に応じて理解を容易にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を記載する。X軸に沿った方向を第1方向Xと称し、Y軸に沿った方向を第2方向Yと称し、Z軸に沿った方向を第3方向Zと称する。第3方向Zは、第1方向Xと第2方向Yを含む平面に対して法線方向である。また、第3方向Zと平行に各種要素を見ることを平面視という。
(【0011】以降は省略されています)

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