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公開番号2024086896
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-28
出願番号2024065109,2022171423
出願日2024-04-15,2016-12-21
発明の名称発光素子
出願人株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類H10K 85/60 20230101AFI20240621BHJP()
要約【課題】新規の化合物を提供する。また、信頼性が高い発光素子を提供する。
【解決手段】ベンゾフロピリミジン骨格またはベンゾチエノピリミジン骨格と、第1の置
換基と、第2の置換基と、を有する化合物である。第1の置換基及び第2の置換基は、フ
ラン骨格、チオフェン骨格、またはピロール骨格を有する。第1の置換基は、ベンゾフロ
ピリミジン骨格が有するピリミジン環、またはベンゾチエノピリミジン骨格が有するピリ
ミジン環と結合し、第2の置換基は、ベンゾフロピリミジン骨格が有するベンゼン環、ま
たはベンゾチエノピリミジン骨格が有するベンゼン環と結合する。また、当該化合物を有
する発光素子である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ベンゾフロピリミジン骨格またはベンゾチエノピリミジン骨格と、第1の置換基と、第2の置換基と、を有し、
前記第1の置換基は、フラン骨格、チオフェン骨格、またはピロール骨格のいずれかを有し、
前記第2の置換基は、フラン骨格、チオフェン骨格、またはピロール骨格のいずれかを有し、
前記第1の置換基は、前記ベンゾフロピリミジン骨格が有するピリミジン環、または前記ベンゾチエノピリミジン骨格が有するピリミジン環、と結合し、
前記第2の置換基は、前記ベンゾフロピリミジン骨格が有するベンゼン環、または前記ベンゾチエノピリミジン骨格が有するベンゼン環、と結合する化合物を有する発光素子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の一態様は、ベンゾフロピリミジン骨格またはベンゾチエノピリミジン骨格と、
フラン骨格、チオフェン骨格、またはピロール骨格とを有する化合物に関する。または、
該化合物を有する発光素子に関する。または、該発光素子を有する表示装置、電子機器、
及び照明装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【0002】
なお、本発明の一態様は、上記の技術分野に限定されない。本明細書等で開示する発明
の一態様の技術分野は、物、方法、または、製造方法に関する。または、本発明の一態様
は、プロセス、マシン、マニュファクチャ、または、組成物(コンポジション・オブ・マ
ター)に関する。そのため、より具体的に本明細書で開示する本発明の一態様の技術分野
としては、半導体装置、表示装置、液晶表示装置、発光装置、照明装置、蓄電装置、記憶
装置、それらの駆動方法、または、それらの製造方法、を一例として挙げることができる

【背景技術】
【0003】
近年、エレクトロルミネッセンス(Electroluminescence:EL)
を利用した発光素子の研究開発が盛んに行われている。これら発光素子の基本的な構成は
、一対の電極間に発光性の材料を含む層(EL層)を挟んだ構成である。この素子の電極
間に電圧を印加することにより、発光性の物質からの発光が得られる。
【0004】
上述の発光素子は自発光型であるため、これを用いた表示装置は、視認性に優れ、バッ
クライトが不要であり、消費電力が少ない等の利点を有する。さらに、薄型軽量に作製で
き、該表示装置は、応答速度が高いなどの利点も有する。
【0005】
発光性の物質に有機化合物を用い、一対の電極間に当該発光性の有機化合物を含むEL
層を設けた発光素子(例えば、有機EL素子)の場合、一対の電極間に電圧を印加するこ
とにより、陰極から電子が、陽極から正孔(ホール)がそれぞれ発光性のEL層に注入さ
れ、電流が流れる。そして、注入された電子及び正孔が再結合することによって発光性の
有機化合物が励起状態となり、励起された発光性の有機化合物から発光を得ることができ
る。
【0006】
有機化合物が形成する励起状態の種類としては、一重項励起状態(S

)と三重項励起
状態(T

)があり、一重項励起状態からの発光が蛍光、三重項励起状態からの発光が燐
光と呼ばれている。また、発光素子におけるそれらの統計的な生成比率は、S

:T


1:3である。そのため、蛍光を発する化合物(蛍光性化合物)を用いた発光素子より、
燐光を発する化合物(燐光性化合物)を用いた発光素子の方が、高い発光効率を得ること
が可能となる。したがって、三重項励起状態を発光に変換することが可能な燐光性化合物
を用いた発光素子の開発が近年盛んに行われている(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
このような発光素子の重要な特性の一つに、発光効率および寿命があるが、発光素子の
発光効率や寿命といった性能は、発光性の物質のみに依存する訳ではなく、発光性の物質
を励起するために必要なホスト材料や、キャリアを輸送するために必要なキャリア材料の
性能にも大きく影響を受ける。そのため、発光素子の発光効率や寿命を高めるために、様
々な分子構造を有する化合物が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2010-182699号公報
特開2014-209611号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
近年、発光装置および表示装置の高性能化の要求に伴い、低い消費電力で駆動する発光
装置および表示装置が求められている。そのため、効率が高い発光を呈する発光素子が求
められている。また、長い寿命を有する発光素子が求められている。なお、これまでに多
くの発光素子用の材料が提案されているが、発光効率が高く、寿命が長い発光素子を実現
する材料を開発することは難航している。
【0010】
そこで、本発明の一態様では、新規な化合物を提供することを課題の一とする。または
、本発明の一態様では、三重項励起エネルギー準位が高い新規な化合物を提供することを
課題の一とする。または、本発明の一態様では、新規な化合物を有する発光素子を提供す
ることを課題の一とする。または、本発明の一態様では、信頼性が高い発光素子を提供す
ることを課題の一とする。または、本発明の一態様では、発光効率が高い発光素子を提供
することを課題の一とする。本発明の一態様では、新規な発光装置を提供することを課題
の一とする。または、本発明の一態様では、新規な表示装置を提供することを課題の一と
する。
(【0011】以降は省略されています)

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