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公開番号2024087408
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022202224
出願日2022-12-19
発明の名称メモリシステム
出願人キオクシア株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06F 12/00 20060101AFI20240624BHJP(計算;計数)
要約【課題】PLP動作時の消費電力量を抑制したメモリシステムを提供すること。
【解決手段】メモリコントローラは、エリア単位のアロケートからエリア単位に格納されたデータ単位に対するデータイン動作の完了までの期間のうちから設定される第1タイミングにおいて、バッファエリアの使用量が第1しきい値よりも少ない第1状態の場合には、データ単位に対するデータイン動作の完了に応じてエリア単位をデアロケートし、第1タイミングにおいて、バッファエリアの使用量が第1しきい値より大きい第2しきい値より多い第2状態の場合には、データ単位に対するプログラム動作の完了に応じてエリア単位をデアロケートする。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
ホストに接続可能なメモリシステムであって、
複数のメモリセルを含むメモリセルアレイを有する不揮発性の第1メモリと、
揮発性の第2メモリと、
前記ホストからライト要求を受信した場合、
前記第2メモリのバッファエリアにエリア単位をアロケートし、
前記ライト要求によって前記第1メモリへのライトが要求されたデータ単位を前記エリア単位に格納し、
前記第1メモリに前記データ単位を転送するデータイン動作と、前記データイン動作によって前記第1メモリに入力された前記データ単位を前記メモリセルアレイにライトするプログラム動作と、を含む、前記データ単位に対するライト動作を実行する、
ように構成されたメモリコントローラと、を備え、
前記メモリコントローラは、さらに、
前記エリア単位のアロケートから前記エリア単位に格納された前記データ単位に対する前記データイン動作の完了までの期間のうちから設定される第1タイミングにおいて、前記バッファエリアの使用量が第1しきい値よりも少ない第1状態の場合には、前記データ単位に対する前記データイン動作の完了に応じて前記エリア単位をデアロケートし、
前記第1タイミングにおいて、前記バッファエリアの使用量が前記第1しきい値より大きい第2しきい値より多い第2状態の場合には、前記データ単位に対する前記プログラム動作の完了に応じて前記エリア単位をデアロケートする、
ように構成された、
メモリシステム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
電気エネルギーを蓄えるように構成された蓄電装置をさらに備え、
前記メモリコントローラは、さらに、
電源断が検知された後、前記蓄電装置に蓄えられた前記電気エネルギーによって動作し
前記データ単位に対する前記データイン動作を完了する第2タイミングが、電源断の検知の後であれば、前記データ単位に対する前記プログラム動作においてメモリセル当たりに第1の数のビット数を有するデータをライトする第1プログラム動作を実行し、
前記第2タイミングが電源断の検知の前であれば、前記データ単位に対する前記プログラム動作においてメモリセル当たりに前記第1の数より大きい第2の数のビット数を有するデータをライトする第2プログラム動作を実行する、
ように構成された、
請求項1に記載のメモリシステム。
【請求項3】
前記メモリコントローラは、さらに、
電源断が検知された後、
前記データ単位に対する前記第2プログラム動作が実行中であり、かつ前記データ単位が格納されていた前記エリア単位がデアロケート済みであれば、前記データ単位に対する前記第2プログラム動作を完了まで継続し、
前記データ単位に対する前記第2プログラム動作が実行中であり、かつ前記データ単位が格納されていた前記エリア単位がまだデアロケートされていなければ、前記データ単位の前記第2プログラム動作を中止し、前記まだデアロケートされていないエリア単位に格納されている前記データ単位を前記第1プログラム動作によって前記第1メモリにライトする、
ように構成された、
請求項2に記載のメモリシステム。
【請求項4】
前記メモリコントローラは、さらに
前記第1状態においては前記ホストから前記メモリコントローラへのデータの転送速度を制限せず、
前記第2状態においては前記ホストから前記メモリコントローラへのデータの転送速度を制限する、
ように構成された、
請求項1に記載のメモリシステム。
【請求項5】
前記第1状態は、前記バッファエリアの使用量が前記第1しきい値を下回ってから前記第2しきい値を超えるまでの前記バッファエリアの使用量の状態であり、
前記第2状態は、前記バッファエリアの使用量が前記第2しきい値を超えてから前記第1しきい値を下回るまでの前記バッファエリアの使用量の状態である、
請求項1に記載のメモリシステム。
【請求項6】
前記第2メモリは、第3メモリと、前記第3メモリよりも動作が低速で容量が大きい第4メモリと、を含み、
前記バッファエリアは、前記第3メモリに設けられる第1バッファエリアと、前記第4メモリに設けられる第2バッファエリアと、を含み、
前記第2しきい値は前記第1バッファエリアの容量と等しく、
前記メモリコントローラは、
前記第1バッファエリアに前記エリア単位のアロケートが可能なエリアがある場合には前記第1バッファエリアに前記エリア単位をアロケートし、
前記第1バッファエリアに前記エリア単位のアロケートが可能なエリアがない場合には前記第2バッファエリアに前記エリア単位をアロケートする、
ように構成された、
請求項1に記載のメモリシステム。
【請求項7】
前記第1タイミングは、前記データ単位に対する前記データイン動作が完了されたタイミングである、
請求項1から請求項6の何れか一項に記載のメモリシステム。
【請求項8】
前記第1タイミングは、前記エリア単位がアロケートされたタイミングである、
請求項1から請求項6の何れか一項に記載のメモリシステム。
【請求項9】
前記第1タイミングは、前記エリア単位がアロケートされたタイミングと、前記データ単位に対する前記データイン動作が完了されたタイミングと、を含む、
請求項1から請求項6の何れか一項に記載のメモリシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本実施形態は、メモリシステムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、不揮発性メモリと揮発性メモリとを備えるメモリシステムが知られている。不揮発性メモリは、ストレージとして機能する。揮発性メモリは、不揮発性メモリに書き込まれる予定のデータのバッファとして使用される。
【0003】
メモリシステムは、キャパシタを有している場合がある。メモリシステムは、電源断(Power Loss)を検知した場合、揮発性メモリに格納されているデータを、キャパシタに蓄えられた電気エネルギーを用いて不揮発性メモリに書き込む。これによって、揮発性メモリに格納されたデータは、不揮発性メモリに退避(save)され、その結果、そのデータがメモリシステムから失われることが防止される。このような機能は、PLP(Power Loss Protection)機能として知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許出願公開第2022/0147444号明細書
米国特許出願公開第2022/0291857号明細書
米国特許第10346072号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一つの実施形態は、PLP動作時の消費電力量を抑制したメモリシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの実施形態によれば、メモリシステムはホストに接続可能である。メモリシステムは、不揮発性の第1メモリと、揮発性の第2メモリと、メモリコントローラと、を備える。第1メモリは、複数のメモリセルを含むメモリセルアレイを有する。メモリコントローラは、第2メモリのバッファエリアにエリア単位をアロケートし、ライト要求によって第1メモリへのライトが要求されたデータ単位をエリア単位に格納し、第1メモリにデータ単位を転送するデータイン動作と、データイン動作によって第1メモリに入力されたデータ単位をメモリセルアレイにライトするプログラム動作と、を含む、データ単位に対するライト動作を実行する。メモリコントローラは、さらに、エリア単位のアロケートからエリア単位に格納されたデータ単位に対するデータイン動作の完了までの期間のうちから設定される第1タイミングにおいて、バッファエリアの使用量が第1しきい値よりも少ない第1状態の場合には、データ単位に対するデータイン動作の完了に応じてエリア単位をデアロケートし、第1タイミングにおいて、バッファエリアの使用量が第1しきい値より大きい第2しきい値より多い第2状態の場合には、データ単位に対するプログラム動作の完了に応じてエリア単位をデアロケートする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態にかかるメモリシステムの構成の一例を示す模式的な図。
実施形態のメモリチップの構成の一例を示す模式的な図。
実施形態のブロックの回路構成を示す模式的な図。
SLCモード、MLCモード、TLCモード、QLCモードのそれぞれのケースにおける実施形態の区分を説明する図。
実施形態のメモリコントローラの機能構成の一例を示す模式的な図。
実施形態のバッファ使用量の変化の一例と、バッファ使用量に応じたホスト転送速度の制御の一例と、を説明するための図。
実施形態の第1デアロケート制御を説明するための模式的な図。
実施形態の第2デアロケート制御を説明するための模式的な図。
バッファ使用量の状態を判定する実施形態の動作の一例を示すフローチャート。
実施形態のメモリシステムがホストからライト要求を受信した際の動作の一例を示すフローチャート。
実施形態のメモリシステムの、電源断が検知されていない期間におけるNANDメモリへのライト動作の一例を示すフローチャート。
実施形態のメモリシステムの、電源断が検知されたときのNANDメモリへのライト動作の一例を示すフローチャート。
実施形態のメモリシステムの制御の一例を示す模式的な図である。
実施形態の変形例1のメモリコントローラの機能構成の一例を示す模式的な図。
実施形態の変形例1のメモリシステムがホストからライト要求を受信した際の動作の一例を示すフローチャート。
実施形態の変形例1のメモリシステムの、電源断が検知されていない期間におけるNANDメモリへのライト動作の一例を示すフローチャート。
実施形態の変形例2のメモリシステムの、電源断が検知されていない期間におけるNANDメモリへのライト動作の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかるメモリシステムを詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0009】
(実施形態)
図1は、実施形態にかかるメモリシステムの構成の一例を示す模式的な図である。図1に示されるように、メモリシステム1は、ホスト2と所定の通信インタフェースで接続され得る。ホスト2は、例えばプロセッサ、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末、またはサーバである。メモリシステム1は、ホスト2から種々の要求を受け付けることができる。種々の要求は、ライト要求またはリード要求などを含む。メモリシステム1は、外部電源3に接続された場合、外部電源3からの電力の供給を受ける。外部電源3はホスト2に内蔵されていてもよい。
【0010】
メモリシステム1は、メモリコントローラ11と、NAND型のフラッシュメモリ(NANDメモリ)12と、DRAM(Dynamic Random Access Memory)13と、電源IC(Power Management Integrated Circuit)14と、蓄電装置15と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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