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公開番号2024085300
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-26
出願番号2022199761
出願日2022-12-14
発明の名称半導体記憶装置
出願人キオクシア株式会社
代理人弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類G11C 16/34 20060101AFI20240619BHJP(情報記憶)
要約【課題】書き込み動作が最適化された半導体記憶装置を提供すること。
【解決手段】一実施形態に係る半導体記憶装置は、第1メモリセル乃至第4メモリセルへのプログラム動作とベリファイ動作とを含む書き込み動作を実行可能に制御すると共に、第1セレクトゲート線に、基準となる基準電圧より高い第1電圧を供給し、第2セレクトゲート線に、第1電圧より低い第2電圧を供給し、第3セレクトゲート線に、第1電圧より高い第3電圧を供給し、第4セレクトゲート線に第3電圧又は第2電圧を供給し、第1ワード線に基準電圧より高い第4電圧を供給し、第2ワード線に第3電圧より高い第5電圧を供給することに基づき、第1選択トランジスタ乃至第4選択トランジスタを制御するRパルス印加動作を、プログラム動作とベリファイ動作との間に実行可能に制御するロジック制御回路と、を含む。
【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向に配置され、前記第1方向に交差する第2方向に延在するビット線と、
前記第1方向及び前記第2方向に延在する第1層に設けられた第1ワード線と、
前記第1層に設けられ、前記第1ワード線とは独立して制御される第2ワード線と、
前記第1方向及び前記第2方向に延在し、前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に対して前記第1層に積層される第2層に設けられる第1セレクトゲート線と、
前記第2層に設けられ、前記第1セレクトゲート線とは独立して制御される第2セレクトゲート線と、
前記第2層に設けられ、前記第2セレクトゲート線とは独立して制御される第3セレクトゲート線と、
前記第2層に設けられ、前記第3セレクトゲート線とは独立して制御される第4セレクトゲート線と、
前記第1ワード線と前記第2ワード線とによって挟まれ、前記第1ワード線に対向する第1メモリセル、及び前記第2ワード線に対向する第2メモリセル、並びに、前記第1メモリセルに電気的に直列に接続され、前記第1セレクトゲート線に接続される第1選択トランジスタ、及び前記第2メモリセルに電気的に直列に接続され、前記第2セレクトゲート線に接続される第2選択トランジスタを含み、前記第3方向に延在し、前記ビット線に電気的に接続される第1メモリピラーと、
前記第1ワード線と前記第2ワード線とによって挟まれ、前記第1ワード線に対向する第3メモリセル、及び前記第2ワード線に対向する第4メモリセル、並びに、前記第3メモリセルに電気的に直列に接続され、前記第3セレクトゲート線に接続される第3選択トランジスタ、及び前記第4メモリセルに電気的に直列に接続され、前記第4セレクトゲート線に接続される第4選択トランジスタを含み、前記第3方向に延在し、前記ビット線に電気的に接続される第2メモリピラーと、
前記第1メモリセル乃至前記第4メモリセルへのプログラム動作とベリファイ動作とを含む書き込み動作を実行可能に制御すると共に、前記第1セレクトゲート線に、基準となる基準電圧より高い第1電圧を供給し、前記第2セレクトゲート線に、前記第1電圧より低い第2電圧を供給し、前記第3セレクトゲート線に、前記第1電圧より高い第3電圧を供給し、前記第4セレクトゲート線に前記第3電圧又は前記第2電圧を供給し、前記第1ワード線に前記基準電圧より高い第4電圧を供給し、前記第2ワード線に前記第3電圧より高い第5電圧を供給することに基づき、前記第1選択トランジスタ乃至前記第4選択トランジスタを制御するRパルス印加動作を、前記プログラム動作と前記ベリファイ動作との間に実行可能に制御するロジック制御回路と、
を含む、半導体記憶装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ロジック制御回路は、前記ビット線に前記第1電圧より高い第6電圧又は前記基準電圧を供給する、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項3】
前記第1メモリピラー及び第2メモリピラーとは異なる複数のメモリピラーをさらに含み、
前記複数のメモリピラーは、前記ビット線とは異なる複数のビット線に電気的に接続され、
前記ロジック制御回路は、前記ビット線及び前記複数のビット線に、前記基準電圧を供給する、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項4】
前記第4電圧は負の電圧である、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項5】
前記ロジック制御回路は、前記プログラム動作において書き込み対象となる前記第1メモリセルに所定の電圧が供給されるときに、前記プログラム動作の後に前記Rパルス印加動作を実行可能に制御する、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項6】
前記第1ワード線へ電圧を供給することを制御する第1ワード線ドライバと、
前記第2ワード線へ電圧を供給することを制御する第2ワード線ドライバと、
をさらに含み、
前記第1ワード線ドライバ及び前記第2ワード線ドライバのそれぞれは、少なくとも前記第1電圧を供給する第1電圧選択回路と、少なくとも前記第3電圧を供給する第2電圧選択回路と、少なくとも前記基準電圧又は前記第2電圧を供給する第3電圧選択回路とを含む、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項7】
前記第1ワード線へ電圧を供給すること、及び、前記第2ワード線へ電圧を供給することを制御する共有ワード線ドライバをさらに含み、
前記共有ワード線ドライバは、少なくとも前記第1電圧を供給する第1電圧選択回路と、少なくとも前記第3電圧を供給する第2電圧選択回路と、少なくとも前記基準電圧又は前記第2電圧を供給する第3電圧選択回路とを含む、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項8】
前記第1ワード線へ電圧を供給することを制御する第1ワード線ドライバと、
前記第2ワード線へ電圧を供給することを制御する第2ワード線ドライバと、
をさらに含み、
前記第1ワード線ドライバ及び前記第2ワード線ドライバのそれぞれは、前記第1電圧、前記基準電圧又は前記第2電圧の何れか一つの電圧を供給する第5電圧選択回路と、少なくとも前記第3電圧を供給する第2電圧選択回路とを含む、
請求項1に記載の半導体記憶装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は半導体記憶装置に関する。
続きを表示(約 4,500 文字)【背景技術】
【0002】
不揮発性半導体記憶装置としてNAND型フラッシュメモリが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-164070号公報
特開2017-168163号公報
特開2022-144318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
書き込み動作が最適化された半導体記憶装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態に係る半導体記憶装置は、第1方向に配置され、前記第1方向に交差する第2方向に延在するビット線と、前記第1方向及び前記第2方向に延在する第1層に設けられた第1ワード線と、前記第1層に設けられ、前記第1ワード線とは独立して制御される第2ワード線と、前記第1方向及び前記第2方向に延在し、前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に対して前記第1層に積層される第2層に設けられる第1セレクトゲート線と、前記第2層に設けられ、前記第1セレクトゲート線とは独立して制御される第2セレクトゲート線と、前記第2層に設けられ、前記第2セレクトゲート線とは独立して制御される第3セレクトゲート線と、前記第2層に設けられ、前記第3セレクトゲート線とは独立して制御される第4セレクトゲート線と、前記第1ワード線と前記第2ワード線とによって挟まれ、前記第1ワード線に対向する第1メモリセル、及び前記第2ワード線に対向する第2メモリセル、並びに、前記第1メモリセルに電気的に直列に接続され、前記第1セレクトゲート線に接続される第1選択トランジスタ、及び前記第2メモリセルに電気的に直列に接続され、前記第2セレクトゲート線に接続される第2選択トランジスタを含み、前記第3方向に延在し、前記ビット線に電気的に接続される第1メモリピラーと、前記第1ワード線と前記第2ワード線とによって挟まれ、前記第1ワード線に対向する第3メモリセル、及び前記第2ワード線に対向する第4メモリセル、並びに、前記第3メモリセルに電気的に直列に接続され、前記第3セレクトゲート線に接続される第3選択トランジスタ、及び前記第4メモリセルに電気的に直列に接続され、前記第4セレクトゲート線に接続される第4選択トランジスタを含み、前記第3方向に延在し、前記ビット線に電気的に接続される第2メモリピラーと、前記第1メモリセル乃至前記第4メモリセルへのプログラム動作とベリファイ動作とを含む書き込み動作を実行可能に制御すると共に、前記第1セレクトゲート線に、基準となる基準電圧より高い第1電圧を供給し、前記第2セレクトゲート線に、前記第1電圧より低い第2電圧を供給し、前記第3セレクトゲート線に、前記第1電圧より高い第3電圧を供給し、前記第4セレクトゲート線に前記第3電圧又は前記第2電圧を供給し、前記第1ワード線に前記基準電圧より高い第4電圧を供給し、前記第2ワード線に前記第3電圧より高い第5電圧を供給することに基づき、前記第1選択トランジスタ乃至前記第4選択トランジスタを制御するRパルス印加動作を、前記プログラム動作と前記ベリファイ動作との間に実行可能に制御するロジック制御回路と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係る半導体記憶装置を含むメモリシステムの構成を示すブロック図である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置中のメモリセルアレイの回路構成を示す図である。
第1実施形態に係るドレイン側セレクトゲート線、ビット線、及びメモリピラーの平面レイアウトを示す図である。
第1実施形態に係るワード線及びメモリピラーの平面レイアウトを示す図である。
図4に示される半導体記憶装置のA1-A2に沿った断面図である。
図4に示される半導体記憶装置のB1-B2に沿った断面図である。
第1実施形態に係る電圧生成回路、ドライバセット、セレクトゲート線又はワード線の電気的接続を説明するための図である。
第1の例において、図5に示されるメモリセルトランジスタのC1-C2線に沿った断面図である。
図8に示されるメモリセルトランジスタのD1-D2線に沿った断面図である。
第2の例において、図5に示されるメモリセルトランジスタのC1-C2線に沿った断面図である。
図10に示されるメモリセルトランジスタのE1-E2線に沿った断面図である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置において、隣接するメモリストリングの等価回路を示す図である。
第1実施形態に係るメモリセルトランジスタの閾値分布を示す図である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置におけるプログラムループの一例を示す図である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置におけるプログラムループの一例を示す図である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置のプログラム動作時における各種信号のタイミングチャートを示す図である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置のRパルス印加動作時における各種信号のタイミングチャートを示す図である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置のRパルス印加動作時における各種信号のタイミングチャートを示す図である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置の隣接するメモリストリングの等価回路を参照し、PR2期間におけるメモリピラーの状態を示す図である。
図20(A)及び図20(B)は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の隣接するメモリストリングの等価回路を参照し、PR2期間におけるメモリピラーの状態を示す図である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置の隣接するメモリストリングの等価回路を参照し、PR2期間におけるメモリピラーの状態を示す図である。
図22(A)及び図22(B)は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の隣接するメモリストリングの等価回路を参照し、PR2期間におけるメモリピラーの状態を示す図である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置のベリファイ動作時における各種信号のタイミングチャートを示す図である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置のRパルス印加動作の第1の変形例における各種信号のタイミングチャートを示す図である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置のRパルス印加動作の第2の変形例における各種信号のタイミングチャートを示す図である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置のRパルス印加動作の第3の変形例における各種信号のタイミングチャートを示す図である。
第2実施形態に係る半導体記憶装置のRパルス印加動作時における各種信号のタイミングチャートを示す図である。
第2実施形態に係る半導体記憶装置の隣接するメモリストリングの等価回路を参照し、PR2期間におけるメモリピラーの状態を示す図である。
第2実施形態に係る半導体記憶装置のRパルス印加動作の第4の変形例における各種信号のタイミングチャートを示す図である。
第2実施形態に係る半導体記憶装置のRパルス印加動作の第5の変形例における各種信号のタイミングチャートを示す図である。
第2実施形態に係る半導体記憶装置のRパルス印加動作の第6の変形例における各種信号のタイミングチャートを示す図である。
第2実施形態に係る半導体記憶装置のRパルス印加動作の第7の変形例における各種信号のタイミングチャートを示す図である。
第3実施形態に係る電圧生成回路、ドライバセット、セレクトゲート線又はワード線の電気的接続を説明するための図である。
第3実施形態に係る偶数ワード線ドライバとロウデコーダの電気的接続を説明するための模式図である。
第3実施形態に係る奇数ワード線ドライバとロウデコーダの電気的接続を説明するための模式図である。
第3実施形態に係る電圧生成回路と偶数ワード線ドライバの電気的接続を説明するための模式図である。
第3実施形態に係る電圧生成回路と奇数ワード線ドライバの電気的接続を説明するための模式図である。
第4実施形態に係る電圧生成回路、ドライバセット、セレクトゲート線又はワード線の電気的接続を説明するための図である。
第4実施形態に係る共通ワード線ドライバとロウデコーダの電気的接続を説明するための模式図である。
第4実施形態に係る電圧生成回路と共通ワード線ドライバの電気的接続を説明するための模式図である。
第5実施形態に係る電圧生成回路と偶数ワード線ドライバの電気的接続を説明するための模式図である。
第5実施形態に係る電圧生成回路と奇数ワード線ドライバの電気的接続を説明するための模式図である。
図43(A)は第3実施形態及び第4実施形態に係るワード線ドライバが出力可能な電圧を説明するための図であり、図43(B)は第5実施形態に係るワード線ドライバが出力可能な電圧を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一、又は類似する機能及び構成を有する構成要素については、共通する参照符号を付す。共通する参照符号を有する複数の構成要素を区別する場合、当該共通する参照符号に添え字(、例えば、アルファベットの大文字、アルファベットの大文字、数字、ハイフンとアルファベットの大文字と数字など)を付して区別する。
【0008】
以下の説明では、信号X<p:0>(pは自然数)とは、(p+1)ビットの信号であり、各々が1ビットの信号である信号X<0>、X<1>、・・・、及びX<p>の集合を意味する。構成要素Y<p:0>とは、信号X<p:0>の入力又は出力に1対1に対応する構成要素Y<0>、Y<1>、・・・、及びY<p>の集合を意味する。
【0009】
<第1実施形態>
以下に、第1実施形態に係る半導体記憶装置1について説明する。
【0010】
<1-1.構成例>
<1-1―1.メモリシステム>
図1は、半導体記憶装置1を含むメモリシステム3の構成の一例を示すブロック図である。図1に示されるように、メモリシステム3は、半導体記憶装置1及びメモリコントローラ2を含む。メモリシステム3は、例えば、SSD(solid state drive)、SDTMカードのようなメモリカード等である。メモリシステム3は、ホストデバイス(図示は省略)を含んでもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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