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公開番号2024089373
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204702
出願日2022-12-21
発明の名称半導体集積回路、インタフェース装置及びメモリシステム
出願人キオクシア株式会社
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類H03K 19/0185 20060101AFI20240626BHJP(基本電子回路)
要約【課題】ISIを低減すると共に消費電力を削減することができる。
【解決手段】 実施形態の半導体集積回路は、第1電圧に基づいて動作し、前記第1信号に基づく差動の第3信号を生成する第1回路部と、第2電圧に基づいて動作し、前記第3信号から前記第2信号を生成する第2回路部と、を具備し、前記第2回路部は、前記第1回路部から前記第2回路部に前記第3信号を伝送する第1及び第2の信号線と、前記第1の信号線に接続される第1端子及び前記第2の信号線に接続される第2端子を有する第3回路と、を含み、前記第3回路は、導通時に第1抵抗値の抵抗として機能する第1抵抗回路と、導通時に第2抵抗値の抵抗として機能する第2抵抗回路とを有し、前記第1抵抗値は前記第2抵抗値より大きく、前記第1抵抗回路及び前記第2抵抗回路は、前記第1端子と前記第2端子との間に並列に接続され、それぞれ導通、非導通の状態がスイッチング制御可能である。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
第1電圧の差動の第1信号を第2電圧の第2信号に変換して出力する半導体集積回路であって、前記第1電圧は前記第2電圧より低く、
前記第1電圧に基づいて動作し、前記第1信号に基づく差動の第3信号を生成する第1回路部と、
前記第2電圧に基づいて動作し、前記第3信号から前記第2信号を生成する第2回路部と、を具備し、
前記第2回路部は、前記第1回路部から前記第2回路部に前記第3信号を伝送する第1の信号線及び第2の信号線と、前記第1の信号線に接続される第1端子及び前記第2の信号線に接続される第2端子を有する第3回路と、を含み、
前記第3回路は、導通時に第1抵抗値の抵抗として機能する第1抵抗回路と、導通時に第2抵抗値の抵抗として機能する第2抵抗回路とを有し、前記第1抵抗値は前記第2抵抗値より大きく、
前記第1抵抗回路及び前記第2抵抗回路は、前記第1端子と前記第2端子との間に並列に接続され、それぞれ導通、非導通の状態がスイッチング制御可能である、半導体集積回路。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記第1抵抗回路は、第1ゲートを有する第1トランジスタであって、前記第1ゲートに入力される前記第1抵抗回路用の制御信号によってスイッチング動作する第1トランジスタを含み、
前記第2抵抗回路は、第2ゲートを有する第2トランジスタであって、前記第2ゲートに入力される前記第2抵抗回路用の制御信号によってスイッチング動作する第2トランジスタを含む、請求項1に記載の半導体集積回路。
【請求項3】
前記第1抵抗回路は、前記第1端子と前記第2端子との間に、それぞれの電流経路が直列接続される第1トランジスタ、第2トランジスタ、及び第3トランジスタを含み、
前記第2抵抗回路は、その電流経路が前記第2トランジスタの電流経路に並列に接続される第4トランジスタを含み、
前記第1から第3トランジスタは、それぞれに供給されるイネーブル信号に基づいてスイッチング制御され、
前記第4トランジスタは、前記第1又は第3トランジスタに供給されるイネーブル信号を遅延させた信号に基づいてスイッチング制御される、請求項1に記載の半導体集積回路。
【請求項4】
前記第4トランジスタの電流経路の一端と基準電位との間にその電流経路が接続されてイネーブル信号に基づいてオン・オフ制御される第5トランジスタと、
前記第4トランジスタの電流経路の他端と前記基準電位との間にその電流経路が接続されてイネーブル信号に基づいてオン・オフ制御される第6トランジスタと、を更に含む請求項3に記載の半導体集積回路。
【請求項5】
前記第1の信号線の一端の第1ノードと前記第2電圧が供給される配線との間にその電流経路が接続され、ゲートが前記第2信号線の一端の第2ノードに接続される第7トランジスタと、
前記第2ノードと前記第2電圧が供給される配線との間にその電流経路が接続され、ゲートが前記第1ノードに接続される第8トランジスタと、
前記第2ノードに接続される入力端を有する第1インバータと、
前記第1インバータの出力端に接続される入力端を有する第2インバータと、
前記第第1ノードと前記第2インバータの入力端との間にその電流経路が接続される第9トランジスタと、を更に具備する請求項1に記載の半導体集積回路。
【請求項6】
前記第2電圧が供給される配線と前記第1ノードとの間にその電流経路が接続され、前記第8トランジスタのオン時に導通する第10トランジスタと、
前記第2電圧が供給される配線と前記第2ノードとの間にその電流経路が接続され、前記第7トランジスタのオン時に導通する第11トランジスタと、を更に具備する請求項5に記載の半導体集積回路。
【請求項7】
前記第2電圧が供給される配線と前記10トランジスタの電流経路との間にその電流経路が接続され、前記第2回路の非動作時にオフとなる第12トランジスタと、
前記第2電圧が供給される配線と前記11トランジスタの電流経路との間にその電流経路が接続され、前記第2回路の非動作時にオフとなる第13トランジスタと、
前記第2電圧が供給される配線と前記1ノードとの間にその電流経路が接続され、前記第2回路の非動作時に導通する第14トランジスタと、
前記2ノードと基準電位との間にその電流経路が接続され、前記第2回路の非動作時に導通する第15トランジスタと、を更に具備する請求項6に記載の半導体集積回路。
【請求項8】
請求項1から請求項7の何れか1項に記載の半導体集積回路を備えるレベルシフト回路と、
前記レベルシフト回路が出力する信号を受けるバッファと、を具備するインタフェース装置。
【請求項9】
請求項8に記載のインタフェース装置と、前記インタフェース装置を制御する制御回路と、を具備する第1半導体装置と、
前記インタフェース装置を介して前記第1半導体装置から送信されるデータを記憶する記憶部を備える第2半導体装置と、
を具備するメモリシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
実施形態は、半導体集積回路、インタフェース装置及びメモリシステムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、互いに異なる電源電圧を用いる電気回路間の信号伝送に際して、レベルシフト回路が採用されることがある。例えば、ある電源電圧を用いる電気回路から、これよりも高い電源電圧を用いる電気回路への信号伝送に用いられる、レベルシフト回路は、低電圧回路部と高電圧回路部とを有する。この場合、レベルシフト回路は、低電圧の入力信号から高電圧の出力信号を生成する。この種のレベルシフト回路においては、出力信号に生じるISI(符号間干渉)を抑制するために、抵抗性回路が採用されることがある。
【0003】
しかしながら、レベルシフト回路は、抵抗性回路によって、貫通電流が流れて消費電力が増大してしまうという問題がある
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-88997号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
実施形態は、ISIを低減すると共に、消費電力を削減することができる半導体集積回路、インタフェース装置及びメモリシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の半導体集積回路は、第1電圧の差動の第1信号を第2電圧の第2信号に変換して出力する半導体集積回路であって、前記第1電圧は前記第2電圧より低く、前記第1電圧に基づいて動作し、前記第1信号に基づく差動の第3信号を生成する第1回路部と、前記第2電圧に基づいて動作し、前記第3信号から前記第2信号を生成する第2回路部と、を具備し、前記第2回路部は、前記第1回路部から前記第2回路部に前記第3信号を伝送する第1の信号線及び第2の信号線と、前記第1の信号線に接続される第1端子及び前記第2の信号線に接続される第2端子を有する第3回路と、を含み、前記第3回路は、導通時に第1抵抗値の抵抗として機能する第1抵抗回路と、導通時に第2抵抗値の抵抗として機能する第2抵抗回路とを有し、前記第1抵抗値は前記第2抵抗値より大きく、前記第1抵抗回路及び前記第2抵抗回路は、前記第1端子と前記第2端子との間に並列に接続され、それぞれ導通、非導通の状態がスイッチング制御可能である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施形態に係る半導体集積回路を備えるメモリシステムを含むストレージシステムを示すブロック図。
本実施形態に係る半導体集積回路を備えるレベルシフト回路の比較例1を示す回路図。
比較例1における信号及びノードの波形を示すタイミングチャート。
本実施形態に係る半導体集積回路を備えるレベルシフト回路の比較例2を示す回路図。
比較例2における信号及びノードの波形を示すタイミングチャート。
第1の実施形態に係る半導体集積回路を示す回路図。
可変抵抗性スイッチ回路の回路構成の一例を示すブロック図。
可変抵抗性スイッチ回路の他の例を示す回路図。
第1の実施形態の動作を説明するためのタイミングチャート。
可変抵抗性スイッチ回路の変形例1を示す回路図。
変形例1の動作を説明するためのタイミングチャート。
可変抵抗性スイッチ回路の変形例2を示す回路図。
変形例2の動作を説明するためのタイミングチャート。
第2の実施形態に係る半導体集積回路を示す回路図。
第3の実施形態に係る半導体集積回路を示す回路図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して実施形態について詳細に説明する。
【0009】
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係る半導体集積回路を備えるメモリシステムを含むストレージシステムを示すブロック図である。
【0010】
本実施形態に係る半導体集積回路は、入力信号のレベルをシフト(すなわち変更)した出力信号を生成するレベルシフト回路に備えられる。本実施形態に係る半導体集積回路は、可変抵抗性スイッチ回路を備えると共に、この可変抵抗性スイッチ回路の抵抗値をレベルシフト回路の動作・非動作等に応じて変更する。これによって、本実施形態に係る半導体集積回路は、ISIを低減すると共に、消費電力を削減することができるレベルシフト回路を構成することを可能にする。
(【0011】以降は省略されています)

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