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公開番号2024087137
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022201760
出願日2022-12-19
発明の名称監視装置、監視システム、監視方法およびプログラム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G08B 25/04 20060101AFI20240624BHJP(信号)
要約【課題】利用者が監視する対象である対象者の状況を適切に把握することができる監視装置、監視システム、監視方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】クラウドサーバ1は、利用者が監視する対象である対象者が生活する建屋に設置された機器5の状態を示す機器状態情報を取得する機器状態取得部111と、対象者が建屋内に存在するか否かを判定する存否判定部113と、対象者が建屋内に存在すると判定された場合、機器状態情報に基づいて、機器5が無操作の状態を継続している無操作時間を計測する無操作時間計測部114と、対象者が建屋内に存在している場合における無操作時間の長さが、利用者に対して通知情報を通知する通知条件を満たしているか否かを判定する通知判定部115と、対象者が建屋内に存在している場合における無操作時間の長さが、通知条件を満たしていると判定されると、通知情報を端末装置3へ送信する通知部116と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
利用者が監視する対象である対象者が生活する建屋に設置された少なくとも１つの機器それぞれの状態を示す機器状態情報を取得する機器状態取得部と、
前記対象者が前記建屋内に存在するか否かを判定する存否判定部と、
前記対象者が前記建屋内に存在すると判定された場合、前記機器状態情報に基づいて、前記少なくとも１つの機器が無操作の状態を継続している無操作時間を計測する無操作時間計測部と、
前記対象者が前記建屋内に存在している場合における前記無操作時間の長さが、前記利用者に対して前記対象者に関する通知情報を通知する通知条件を満たしているか否かを判定する通知判定部と、
前記対象者が前記建屋内に存在している場合における前記無操作時間の長さが、前記通知条件を満たしていると判定されると、前記通知情報を前記利用者が所持する端末装置へ送信する通知部と、を備える、
監視装置。
続きを表示（約 1,700 文字）【請求項２】
前記通知判定部は、前記対象者が前記建屋内に存在している場合における前記無操作時間の長さの合計時間が、予め設定された通知基準時間以上となった場合、前記通知条件を満たすと判定する、
請求項１に記載の監視装置。
【請求項３】
前記通知判定部は、前記対象者が前記建屋内に不在の状態から前記建屋内に存在する状態となった帰宅時刻からの前記無操作時間の長さが、予め設定された通知基準時間以上となった場合、前記通知条件を満たすと判定する、
請求項１に記載の監視装置。
【請求項４】
前記対象者が前記建屋内から外出した外出時刻と、前記対象者が前記建屋内に不在の状態から前記建屋内に存在する状態となった帰宅時刻と、の少なくとも一方を示す時刻情報を生成する時刻情報生成部を更に備える、
請求項１から３のいずれか１項に記載の監視装置。
【請求項５】
前記無操作時間を計測する際の計測条件を設定する計測条件設定部を更に備える、
請求項１に記載の監視装置。
【請求項６】
利用者が監視する対象である対象者が生活する建屋に設置された少なくとも１つの機器と、
前記利用者が所持する端末装置と、
前記少なくとも１つの機器それぞれの状態を示す機器状態情報を取得する機器状態取得部と、
前記対象者が前記建屋内に存在するか否かを判定する存否判定部と、
前記対象者が前記建屋内に存在すると判定された場合、前記機器状態情報に基づいて、前記少なくとも１つの機器が無操作の状態を継続している無操作時間を計測する無操作時間計測部と、
前記対象者が前記建屋内に存在している場合における前記無操作時間の長さが、前記利用者に対して前記対象者に関する通知情報を通知する通知条件を満たしているか否かを判定する通知判定部と、
前記対象者が前記建屋内に存在している場合における前記無操作時間の長さが、前記通知条件を満たしていると判定されると、前記通知情報を前記端末装置へ送信する通知部と、を備える、
監視システム。
【請求項７】
利用者が監視する対象である対象者が生活する建屋に設置された少なくとも１つの機器それぞれの状態を示す機器状態情報を取得するステップと、
前記対象者が前記建屋内に存在するか否かを判定するステップと、
前記対象者が前記建屋内に存在すると判定された場合、前記機器状態情報に基づいて、前記少なくとも１つの機器が無操作の状態を継続している無操作時間を計測するステップと、
前記対象者が前記建屋内に存在している場合における前記無操作時間の長さが、前記利用者に対して前記対象者に関する通知情報を通知する通知条件を満たしているか否かを判定するステップと、
前記対象者が前記建屋内に存在している場合における前記無操作時間の長さが、前記通知条件を満たしていると判定されると、前記通知情報を前記利用者が所持する端末装置へ送信するステップと、を含む、
監視方法。
【請求項８】
コンピュータを、
利用者が監視する対象である対象者が生活する建屋に設置された少なくとも１つの機器それぞれの状態を示す機器状態情報を取得する機器状態取得部、
前記対象者が前記建屋内に存在するか否かを判定する存否判定部、
前記存否判定部により前記対象者が前記建屋内に存在すると判定された場合、前記機器状態情報に基づいて、前記少なくとも１つの機器が無操作の状態を継続している無操作時間を計測する無操作時間計測部、
前記対象者が前記建屋内に存在している場合における前記無操作時間の長さが、前記利用者に対して前記対象者に関する通知情報を通知する通知条件を満たしているか否かを判定する通知判定部、
前記対象者が前記建屋内に存在している場合における前記無操作時間の長さが、前記通知条件を満たしていると判定されると、前記通知情報を前記利用者が所持する端末装置へ送信する通知部、
として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、監視装置、監視システム、監視方法およびプログラムに関する。
続きを表示（約 2,700 文字）【背景技術】
【０００２】
冷蔵庫と、サーバ装置と、端末装置と、を備え、冷蔵庫が、扉開閉検知センサ、温度センサの検知結果に基づいて運転情報を生成してサーバ装置へ送信し、サーバ装置が、受信した運転情報に基づいて、通知条件を満たすと判定すると、通知情報を端末装置へ送信する見守りシステムが提案されている（例えば特許文献１参照）。この見守りシステムでは、例えば８時から１０時の間に冷蔵庫の扉の開閉が行われなかった場合に、前述の通知条件が満たされ、通知情報が、サーバ装置から端末装置へ送信される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－１３１７５６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、一人暮らしの見守りの対象者が外出中である場合、冷蔵庫を含む見守り対象者の住居に設置された機器は操作されることがないため一定の状態を継続することになる。このため、見守りの対象者の日常生活における住居の滞在時間帯に基づいて、見守り時間帯を設定してしまうと、見守りの対象者が例えば急用により長期間不在にするといった日常生活とは異なる事態が生じた場合、不在期間中の機器の状態に基づいて誤った通知情報が通知されてしまう虞がある。
【０００５】
本開示は上記事由に鑑みてなされたものであり、利用者が監視する対象である対象者の状況を適切に把握することができる監視装置、監視システム、監視方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するため、本開示に係る監視装置は、
利用者が監視する対象である対象者が生活する建屋に設置された少なくとも１つの機器それぞれの状態を示す機器状態情報を取得する機器状態取得部と、
前記対象者が前記建屋内に存在するか否かを判定する存否判定部と、
前記対象者が前記建屋内に存在すると判定された場合、前記機器状態情報に基づいて、前記少なくとも１つの機器が無操作の状態を継続している無操作時間を計測する無操作時間計測部と、
前記対象者が前記建屋内に存在している場合における前記無操作時間の長さが、前記利用者に対して前記対象者に関する通知情報を通知する通知条件を満たしているか否かを判定する通知判定部と、
前記対象者が前記建屋内に存在している場合における前記無操作時間の長さが、前記通知条件を満たしていると判定されると、前記通知情報を前記利用者が所持する端末装置へ送信する通知部と、を備える。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、通知判定部が、対象者が建屋内に存在している場合における少なくとも１つの機器が無操作の状態を継続している無操作時間の長さが対象者に関する通知情報を通知する通知条件を満たしているか否かを判定する。そして、通知部が、対象者が建屋内に存在している場合における無操作時間の長さが、通知条件を満たしていると判定されると、通知情報を利用者が所持する端末装置へ送信する。これにより、対象者が建屋内に存在しているか否かを考慮して、対象者に関する情報が端末装置へ送信されるので、対象者の状況を適切に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本開示の実施の形態に係る監視システムの概略構成図
実施の形態に係る監視システムのハードウェア構成を示すブロック図
実施の形態に係る監視システムの機能構成を示すブロック図
実施の形態に係る監視システムの動作を説明するためのシーケンス図
実施の形態に係る監視システムの動作を説明するためのシーケンス図
実施の形態に係る監視システムの動作を説明するためのシーケンス図
実施の形態に係るクラウドサーバが実行する監視処理の流れの一例を示すフローチャート
実施の形態に係る無操作時間の計測値の推移を示し、（Ａ）は通知情報が生成されない場合の計測値の推移を示す図、（Ｂ）は通知情報が生成される場合の計測値の推移を示す図
変形例に係るクラウドサーバが実行する監視処理の流れの一例を示すフローチャート
変形例に係る無操作時間の計測値の推移を示し、（Ａ）は通知情報が生成されない場合の計測値の推移を示す図、（Ｂ）は通知情報が生成される場合の計測値の推移を示す図
変形例に係る端末装置に表示される設定操作画面画像の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本開示の実施の形態に係る操作権限管理装置について、図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係る監視装置は、利用者が監視する対象である対象者が生活する建屋に設置された少なくとも１つの機器それぞれの状態を示す機器状態情報を取得する機器状態取得部と、対象者が建屋内に存在するか否かを判定する存否判定部と、対象者が建屋内に存在すると判定された場合、機器状態情報に基づいて、少なくとも１つの機器が無操作の状態を継続している無操作時間を計時する無操作時間計測部と、対象者が建屋内に存在している場合における無操作時間の長さが、利用者に対して対象者に関する通知情報を通知する基準となる予め設定された通知基準時間以上であるか否かを判定する通知判定部と、対象者が建屋内に存在している場合における無操作時間の長さが、通知基準時間以上であると判定されると、通知情報を利用者が所持する端末装置へ送信する通知部と、を備える。
【００１０】
本実施の形態に係る監視システムは、例えば図１に示すような、建屋Ｈ内に設置された機器５と、利用者Ｕ１が所持する端末装置３と、機器５を所有し利用者Ｕ１により見守られる対象である対象者Ｕ２が所持する端末装置４と、クラウドサーバ１と、を備える。建屋Ｈには、機器５と局所ネットワークＮＷ２を介して通信可能なブロードバンドルータ（以下、「ＢＢＲ」と称する。）６が設置されている。ＢＢＲ６は、インターネットのような広域ネットワークＮＷ１に接続されている。局所ネットワークＮＷ２は、無線ＬＡＮ（Local Area Network）または有線ＬＡＮである。端末装置３、４とクラウドサーバ１とは、広域ネットワークＮＷ１を介して互いに通信可能となっている。また、広域ネットワークＮＷ１には、対象者Ｕ２が所持する端末装置４の位置情報を管理する位置管理サーバ８が接続されている。
（【００１１】以降は省略されています）

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