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公開番号2024087136
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022201759
出願日2022-12-19
発明の名称プラント監視制御システム
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人ぱるも特許事務所
主分類G05B 19/05 20060101AFI20240624BHJP(制御;調整)
要約【課題】従来よりもシステムコストを低減したプラント監視制御システムを提供する。
【解決手段】プラント制御用のPLC装置1と、ロギング設定および監視用のエンジニアリングツール装置4とを備え、エンジニアリングツール装置4は、PLC装置1に対してロギングデータを取得するロギング条件を設定するロギング設定機能部51と、ロギング設定機能部51で設定されたロギング条件に適合したデータ送信プログラム6を生成してPLC装置1に送信するプログラム生成機能部としてのPLCサポート部53と、PLC装置1からロギング条件に基づいて送信されるロギングデータを記憶する外部記憶装置7と、外部記憶装置7に記憶されたロギングデータを監視するロギング監視機能部52とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
プラント制御用のＰＬＣ装置と、ロギング設定および監視用のエンジニアリングツール装置とを備え、
前記エンジニアリングツール装置は、
前記ＰＬＣ装置に対してロギングデータを取得するロギング条件を設定するロギング設定機能部と、
前記ロギング設定機能部で設定された前記ロギング条件に適合したデータ送信プログラムを生成して前記ＰＬＣ装置に送信するプログラム生成機能部と、
前記ＰＬＣ装置から前記ロギング設定機能部によりロギング設定された前記ロギング条件に基づいて送信される前記ロギングデータを記憶する外部記憶装置と、
前記外部記憶装置に記憶された前記ロギングデータを監視するロギング監視機能部と、
を含み、
前記ＰＬＣ装置は、
前記データ送信プログラムに基づいて、制御周期毎に前記外部記憶装置に対して前記ロギングデータを送信し、
前記外部記憶装置は、前記ＰＬＣ装置から制御周期で送信されてくる前記ロギングデータを順次蓄積し、
前記ロギング監視機能部は、前記外部記憶装置に記憶された前記ロギングデータを監視する、
プラント監視制御システム。
続きを表示（約 680 文字）【請求項２】
複数の機種のＰＬＣ装置が同一システムに存在している場合において、前記プログラム生成機能部は、各々の前記ＰＬＣ装置の機種に応じたデータ送信プログラムを生成する、請求項１に記載のプラント監視制御システム。
【請求項３】
前記ＰＬＣ装置にはＥｔｈｅｒｎｅｔユニットを別途設ける一方、前記ロギング設定機能部には、接続方式を設定する接続方式設定機能部を設け、前記プログラム生成機能部は、前記接続方式設定機能部で設定された前記Ｅｔｈｅｒｎｅｔユニットの接続方式に応じたデータ送信プログラムを生成する、請求項１または請求項２に記載のプラント監視制御システム。
【請求項４】
複数のＰＬＣ装置が同一システムに存在している場合において、前記ロギング設定機能部には、前記ＰＬＣ装置毎にロギングデータの送信タイミングを設定する送信タイミング設定機能部を設け、前記プログラム生成機能部は、前記送信タイミング設定機能部で設定された送信タイミングに適合した前記データ送信プログラムを生成する、請求項１または請求項２に記載のプラント監視制御システム。
【請求項５】
前記ロギング設定機能部には、過去に得られたロギングデータの送信タイミングを設定する過去値回数設定機能部を設け、前記過去値回数設定機能部で設定された送信タイミングに応じてデータ送信プログラムを生成し、前記ＰＬＣ装置は、前記データ送信プログラムに基づいて過去に得られたロギングデータを送信する、請求項１または請求項２に記載のプラント監視制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本願は、プラント監視制御システムに関するものである。
続きを表示（約 2,300 文字）【背景技術】
【０００２】
従来のプラント監視制御システムは、ＰＬＣ（ＰｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅＬｏｇｉｃＣｏｎｔｒｏｌｌｅｒ）装置を利用し、プラント機器で得られるロギングデータの監視を行いながら制御を行ってＦＡ（ＦａｃｔｏｒｙＡｕｔｏｍａｔｉｏｎ）化を実現するようにしている。
【０００３】
その場合、従来技術では、ＰＬＣ装置によるデータロギングを実現するために、ＰＬＣ装置にデータロガーユニットなどの専用のロギングデータ送信装置を設け、ＰＬＣ装置の制御周期でもってロギングデータを外部記憶装置に送信する技術が提案されている（例えば、下記の特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特許第６１６０７８１号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、上記特許文献１に記載の従来技術では、制御周期でロギングデータを送信することは、ＰＬＣ装置で実行するプログラムに基づいて実現する方式ではなく、ＰＬＣ装置に専用のロギングデータ送信装置を装着して実現しなければならず、このため、システムコストが増加する問題点があった。
【０００６】
本願は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、専用のロギングデータ送信装置をＰＬＣ装置に装着しなくても、制御周期でロギングデータを外部記憶装置に送信できるようにして、システムコストを低減したプラント監視制御システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本願に開示されるプラント監視制御システムは、プラント制御用のＰＬＣ装置と、ロギング設定および監視用のエンジニアリングツール装置とを備え、前記エンジニアリングツール装置は、前記ＰＬＣ装置に対してロギングデータを取得するロギング条件を設定するロギング設定機能部と、前記ロギング設定機能部で設定された前記ロギング条件に適合したデータ送信プログラムを生成して前記ＰＬＣ装置に送信するプログラム生成機能部と、前記ＰＬＣ装置から前記ロギング設定機能部によりロギング設定された前記ロギング条件に基づいて送信される前記ロギングデータを記憶する外部記憶装置と、前記外部記憶装置に記憶された前記ロギングデータを監視するロギング監視機能部とを含み、前記ＰＬＣ装置は、前記データ送信プログラムに基づいて、制御周期毎に前記外部記憶装置に対して前記ロギングデータを送信し、前記外部記憶装置は、前記ＰＬＣ装置から制御周期で送信されてくる前記ロギングデータを順次蓄積し、前記ロギング監視機能部は、前記外部記憶装置に記憶された前記ロギングデータを監視するものである。
【発明の効果】
【０００８】
本願に開示されるプラント監視制御システムによれば、ＰＬＣ装置に専用のロギングデータ送信装置を装着して実現する必要がなくなり、システムコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
実施の形態１によるプラント監視制御システムの構成を示す機能ブロック図である。
図１のロギング設定機能部およびロギング監視機能部の詳細を示す図である。
実施の形態１によるロギング設定動作を示すフローチャートである。
実施の形態１によるロギング監視動作を示すフローチャートである。
実施の形態２によるプラント監視制御システムの構成を示す機能ブロック図である。
図５のロギング設定機能部およびロギング監視機能部の詳細を示す図である。
実施の形態２によるロギングデータの送信データフォーマットを示す説明図である。
実施の形態２によるロギングデータのデータ送信プログラムの一例を示す説明図である。
実施の形態３によるプラント監視制御システムの構成を示す機能ブロック図である。
図９のロギング設定機能部およびロギング監視機能部の詳細を示す図である。
実施の形態４によるプラント監視制御システムの構成を示す機能ブロック図である。
図１１のロギング設定機能部およびロギング監視機能部の詳細を示す図である。
実施の形態４によるロギングデータの送信データフォーマットを示す説明図である。
実施の形態４によるロギングデータのデータ送信プログラムの一例を示す説明図である。
実施の形態４によるＰＬＣ装置の制御周期、収集したロギングデータ、およびデータ送信タイミングの相互の関係性を示す説明図である。
実施の形態５によるプラント監視制御システムの構成を示す機能ブロック図である。
図１６のロギング設定機能部およびロギング監視機能部の詳細を示す図である。
実施の形態５によるロギングデータの送信データフォーマットを示す説明図である。
実施の形態５によるロギングデータのデータ送信プログラムの一例を示す説明図である。
実施の形態５によるＰＬＣの各制御周期・収集データ・格納先・データ送信タイミングの関係図を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
実施の形態１．
図１は本願の実施の形態１によるプラント監視制御システムの構成を示す機能ブロック図であり、図２は図１のロギング設定機能部およびロギング監視機能部の詳細を示す図である。
（【００１１】以降は省略されています）

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