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公開番号2024084981
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-26
出願番号2022199226
出願日2022-12-14
発明の名称腐食検知装置
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類G01N 17/04 20060101AFI20240619BHJP(測定;試験)
要約【課題】塗膜で被覆された鋼板の腐食検知に有利である腐食検知装置を提供する。
【解決手段】腐食検知装置は、製品筐体の外表面に設けられた導電性の鋼板と、鋼板の外表面を被覆し、製品筐体に使用された塗料と同一の塗料の膜である塗膜と、塗膜の外表面に設けられた絶縁性の絶縁部と、絶縁部の外表面に設けられた導電性の導電部と、鋼板と導電部との間に流れる電流を検知する検知部と、を備える。鋼板は、第1方向の寸法が第1の長さであり、かつ、第1方向に直交する第2方向の寸法が第1の長さより短い第2の長さである矩形状を呈する。導電部は、第1方向に沿って設けられた複数の第1導電部を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
製品筐体の外表面に設けられた導電性の鋼板と、
前記鋼板の外表面を被覆し、前記製品筐体に使用された塗料と同一の塗料の膜である塗膜と、
前記塗膜の外表面に設けられた絶縁性の絶縁部と、
前記絶縁部の外表面に設けられた導電性の導電部と、
前記鋼板と前記導電部との間に流れる電流を検知する検知部と、を備え、
前記鋼板は、第1方向の寸法が第1の長さであり、かつ、前記第1方向に直交する第2方向の寸法が前記第1の長さより短い第2の長さである矩形状を呈し、
前記導電部は、前記第1方向に沿って設けられた複数の第1導電部を有する腐食検知装置。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
製品筐体の外表面に設けられた導電性の鋼板と、
前記鋼板の外表面を被覆し、前記製品筐体に使用された塗料と同一の塗料の膜である絶縁性の塗膜と、
前記塗膜の外表面に設けられた導電性の導電部と、
前記鋼板と前記導電部との間に流れる電流を検知する検知部と、を備え、
前記鋼板は、第1方向の寸法が第1の長さであり、かつ、前記第1方向に直交する第2方向の寸法が前記第1の長さより短い第2の長さである矩形状を呈し、
前記導電部は、前記第1方向に沿って設けられた複数の第1導電部を有する腐食検知装置。
【請求項3】
前記導電部は、前記第2方向に沿って設けられた複数の第2導電部をさらに有する請求項1又は請求項2に記載の腐食検知装置。
【請求項4】
前記塗膜の膜厚は、前記製品筐体に設けられた塗膜の膜厚よりも薄い請求項1又は請求項2に記載の腐食検知装置。
【請求項5】
前記導電部は、導電性ペーストである請求項1又は請求項2に記載の腐食検知装置。
【請求項6】
前記導電部は、金属薄膜である請求項1又は請求項2に記載の腐食検知装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、腐食検知装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
腐食検知装置においては、鋼基板の表面に絶縁ペーストと導電ペーストを積層したものであり、鋼基板と導電ペーストからそれぞれ導線が引き出され、無抵抗電流計等の計測器に接続されたACM(Atmospheric Corrosion Monitor)センサと呼ばれるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-157647号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように、特許文献1に示されるような技術では、鋼板が環境中で腐食する度合いを推定することができる。しかしながら、海岸付近、温泉地等の金属が腐食しやすい環境に投入される製品には塗装を施すことが一般的である。特許文献1に示されるような技術では、母材である鋼板の腐食度合いを推定するものであり、塗装された鋼板の腐食度合いを測定できない。
【0005】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、塗膜で被覆された鋼板の腐食検知に有利である腐食検知装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る腐食検知装置は、製品筐体の外表面に設けられた導電性の鋼板と、前記鋼板の外表面を被覆し、前記製品筐体に使用された塗料と同一の塗料の膜である塗膜と、前記塗膜の外表面に設けられた絶縁性の絶縁部と、前記絶縁部の外表面に設けられた導電性の導電部と、前記鋼板と前記導電部との間に流れる電流を検知する検知部と、を備え、前記鋼板は、第1方向の寸法が第1の長さであり、かつ、前記第1方向に直交する第2方向の寸法が前記第1の長さより短い第2の長さである矩形状を呈し、前記導電部は、前記第1方向に沿って設けられた複数の第1導電部を有する。
【0007】
あるいは、本開示に係る腐食検知装置は、製品筐体の外表面に設けられた導電性の鋼板と、前記鋼板の外表面を被覆し、前記製品筐体に使用された塗料と同一の塗料の膜である絶縁性の塗膜と、前記塗膜の外表面に設けられた導電性の導電部と、前記鋼板と前記導電部との間に流れる電流を検知する検知部と、を備え、前記鋼板は、第1方向の寸法が第1の長さであり、かつ、前記第1方向に直交する第2方向の寸法が前記第1の長さより短い第2の長さである矩形状を呈し、前記導電部は、前記第1方向に沿って設けられた複数の第1導電部を有する。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る腐食検知装置によれば、塗膜で被覆された鋼板の腐食検知に有利であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る腐食検知装置が設けられた製品の一例である照明装置の構成を示す図である。
実施の形態1に係る腐食検知装置の構成を模式的に示す正面図である。
実施の形態1に係る腐食検知装置の塗装欠陥が発生していない時の模式断面図である。
実施の形態1に係る腐食検知装置の塗装欠陥が発生している時の模式断面図である。
実施の形態1に係る腐食検知装置の塗装き裂発生部の拡大図である。
実施の形態1に係る腐食検知装置の変形例の構成を模式的に示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示に係る腐食検知装置を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。なお、本開示は以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、又は各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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