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公開番号2024083890
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022197968
出願日2022-12-12
発明の名称給湯機
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人加藤国際特許事務所
主分類A47K 3/00 20060101AFI20240617BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】洗浄の際に洗浄に斑を発生することを抑える。
【解決手段】給湯機50の制御部は、洗浄運転の間に人感センサー39dが人を検知した場合、洗浄運転を停止する中断運転を行い、中断運転の後、洗浄運転を再開するよう洗浄ユニット41を制御する。制御部は、洗浄運転で中断運転が行われる場合、洗浄運転が再開してから終了するまでの間に洗浄ノズル47が洗剤を噴射する時間に対するそのうちの洗浄ノズル47が浴槽28の壁面に向けて洗剤を噴射する時間の割合が、洗浄運転の開始から中断運転により中断するまでの間に洗浄ノズル47が洗剤を噴射する時間に対するそのうちの洗浄ノズル47が浴槽28の壁面に向けて洗剤を噴射する時間の割合より大きくなるように洗浄ノズル47を制御する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
浴槽に湯を供給する給湯ユニット、
前記浴槽に取付けられる洗浄ノズル、
前記洗浄ノズルに洗剤を供給する洗浄運転と、前記洗浄運転の終了後に前記洗浄ノズルにすすぎ水を供給するすすぎ運転とを行う洗浄ユニット、
前記給湯ユニット及び前記洗浄ユニットを制御する制御部、及び、
前記浴槽の設置される浴室に取付けられる人感センサー、を備え、
前記制御部は、前記洗浄運転の間に前記人感センサーが人を検知した場合、前記洗浄運転を停止する中断運転を行い、前記中断運転の後、前記洗浄運転を再開するよう前記洗浄ユニットを制御し、
前記制御部は、前記洗浄運転で前記中断運転が行われる場合、前記洗浄運転が再開してから終了するまでの間に前記洗浄ノズルが洗剤を噴射する時間に対するそのうちの前記洗浄ノズルが前記浴槽の壁面に向けて洗剤を噴射する時間の割合が、前記洗浄運転の開始から前記中断運転により中断するまでの間に前記洗浄ノズルが洗剤を噴射する時間に対するそのうちの前記洗浄ノズルが前記浴槽の壁面に向けて洗剤を噴射する時間の割合より大きくなるように前記洗浄ノズルを制御する、ことを特徴とする給湯機。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記中断運転により前記洗浄運転が中断している中断時間を算出し、その中断時間が所定時間を超えたときに、前記洗浄運転が再開してから終了するまでの間に前記洗浄ノズルが洗剤を噴射する時間に対するそのうちの前記洗浄ノズルが前記浴槽の壁面に向けて洗剤を噴射する時間の割合が、前記洗浄運転の開始から前記中断運転により中断するまでの間に前記洗浄ノズルが洗剤を噴射する時間に対するそのうちの前記洗浄ノズルが前記浴槽の壁面に向けて洗剤を噴射する時間の割合より大きくなるように前記洗浄ノズルを制御する、ことを特徴とする請求項1記載の給湯機。
【請求項3】
前記制御部は、前記中断運転が行われる場合、中断する時間を除く前記洗浄運転の開始から終了するまでの時間が、前記中断運転が行われない場合の前記洗浄運転の開始から終了するまでの時間より長くなるように前記洗浄ユニットを制御する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の給湯機。
【請求項4】
前記制御部は、前記中断運転が行われる場合、前記すすぎ運転において前記洗浄ノズルが前記浴槽の底面に向けて噴射する水の水圧が、前記中断運転が行われない場合の前記すすぎ運転において前記洗浄ノズルが前記浴槽の底面に向けて噴射する水の水圧より高くなるように前記洗浄ユニットを制御する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の給湯機。
【請求項5】
前記制御部は、前記中断運転が行われる場合、前記すすぎ運転の開始から終了までに前記洗浄ノズルが水を噴射する噴射時間が、前記中断運転が行われない場合の前記洗浄運転の開始から終了するまでに前記洗浄ノズルが水を噴射する噴射時間より長くなるように前記洗浄ユニットを制御する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の給湯機。
【請求項6】
前記制御部は、前記すすぎ運転の間に前記人感センサーが人を検知した場合、前記洗浄ノズルへのすすぎ水の供給を停止する別の中断運転を行い、前記すすぎ運転が開始してから前記別の中断運転により中断するまでの中断時間に基づき、前記すすぎ運転を再開する前に前記洗浄ノズルから洗剤を噴射する別の洗浄運転を行うか否かを決定する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の給湯機。
【請求項7】
前記制御部は、前記中断運転中に、前記浴室以外の場所に設置される前記給湯機のリモコン又はネットワーク上で前記制御部と通信可能な通信端末からのユーザーによる操作に基づき前記洗浄運転を再開するよう前記洗浄ユニットを制御する、ことを特徴とした請求項1又は請求項2記載の給湯機。
【請求項8】
前記制御部は、前記中断運転中に前記人感センサーで人が検知されていない状態が所定時間続いた場合、前記洗浄運転を再開するよう前記洗浄ユニットを制御する、ことを特徴とした請求項1又は請求項2に記載の給湯機。
【請求項9】
前記洗浄運転及び前記すすぎ運転を含む浴槽洗浄運転が行われることを、前記給湯機のリモコン、又は、ネットワーク上で前記制御部と通信可能な外部端末から報知する、ことを特徴とした請求項1又は請求項2に記載の給湯機。
【請求項10】
前記中断運転が行われていることを、前記給湯機のリモコン又はネットワーク上で前記制御部と通信可能な外部端末から報知する、ことを特徴とした請求項1又は請求項2に記載の給湯機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、浴槽に湯を供給する給湯機に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されているように、洗剤を浴槽壁面に噴射させ、その後すすぎ水を噴射して洗剤とともに汚れを洗い流す浴槽自動洗浄機能を有する給湯機が知られている。特許文献1に記載の給湯機では、浴槽洗浄中にユーザーが誤って浴槽蓋を開け、洗剤が浴室内に飛び散ることでユーザーが被水する可能性があるため、浴槽洗浄中に浴室へ入室した際には洗浄機能を停止し、浴室から退室した際に運転を再開する機能を備えている。浴室への入室は、浴室内に設置されたリモコンの赤外線センサーにより検知される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実願平2-117617号(実開平4-73366号)のマイクロフィルム
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1において、洗剤を使った浴槽洗浄を長時間停止させた場合、浴槽の壁面についた洗剤が底面に流れることで、洗浄に斑が生じてしまうことが問題点の一つである。この問題点を解決するため、本開示は、浴槽の洗浄を行う機能を有する給湯機において、洗浄の際に洗浄に斑を発生することを抑えることができる給湯システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示に係る給湯機は、浴槽に湯を供給する給湯ユニット、浴槽に取付けられる洗浄ノズル、洗浄ノズルに洗剤を供給する洗浄運転と、洗浄運転の後に洗浄ノズルにすすぎ水を供給するすすぎ運転とを行う洗浄ユニット、給湯ユニット及び洗浄ユニットを制御する制御部、及び、浴槽の設置される浴室に取付けられる人感センサーを備える。制御部は、洗浄運転の間に人感センサーが人を検知した場合、洗浄運転を停止する中断運転を行い、中断運転の後、洗浄運転を再開するよう洗浄ユニットを制御する。制御部はさらに、洗浄運転で中断運転が行われる場合、洗浄運転が再開してから終了するまでの間に洗浄ノズルが洗剤を噴射する時間に対するそのうちの洗浄ノズルが浴槽の壁面に向けて洗剤を噴射する時間の割合が、洗浄運転の開始から中断運転により中断するまでの間に洗浄ノズルが洗剤を噴射する時間に対するそのうちの洗浄ノズルが浴槽の壁面に向けて洗剤を噴射する時間の割合より大きくなるように洗浄ノズルを制御する。
【発明の効果】
【0006】
本発明に係る給湯機によれば、洗浄に斑を発生させることを抑えた浴槽の洗浄が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施の形態1における貯湯式給湯機50の構成図である。
洗浄運転が途中で中断した場合を含む、浴槽洗浄運転の動作状態を示すタイミングチャートである。
浴槽洗浄運転中に洗剤が浴槽28に噴射された状態及びすすぎ水が浴槽28に噴射された状態を示した概要図である。
すすぎ運転が途中で中断した場合を含む、浴槽洗浄運転の動作状態を示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。なお、各図において同一のもの及び実質的に同一のものには同一の符号を付し、同一の符号のものについて重複する説明を省略する。
【0009】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る給湯機の構成図である。実施の形態1の給湯機は貯湯式給湯機50を例示する。貯湯式給湯機50は、給湯ユニット32及びリモコン装置39を備える。給湯ユニット32は、タンクユニット30と、ヒートポンプ(HP)ユニット6とを含み、浴槽28に湯を供給する。HPユニット6とタンクユニット30とは、HP往き配管13と、HP戻り配管14と、図示しない電気配線とを介して接続されている。タンクユニット30は、給湯ユニット32を制御する制御部33を備える。タンクユニット30及びHPユニット6が備える各種弁類、ポンプ類等の作動は、これらと電気的に接続された制御部33により制御される。制御部33とリモコン装置39とは、相互通信が可能に接続されている。リモコン装置39は運転動作の指令及び設定値の変更操作をする。リモコン装置39には貯湯式給湯機50の状態等の情報を表示する表示部、ユーザーが操作するスイッチ等の操作部、スピーカー、マイク等が搭載され、ユーザーに情報を音声、音等で報知することができる。
【0010】
HPユニット6は、圧縮機1、水冷媒熱交換器2、膨張弁3及び空気熱交換器5を備え、タンクユニット30が備える貯湯タンク7から導かれた低温水等を加熱するための加熱手段として機能する。HPユニット6は、圧縮機1、水冷媒熱交換器2、膨張弁3及び空気熱交換器5を冷媒循環配管4にて環状に接続し、ヒートポンプサイクルを構成している。水冷媒熱交換器2は、冷媒循環配管4を流れる冷媒とタンクユニット30から導かれた低温水との間で熱交換を行うためのものである。また、水冷媒熱交換器2は、冷媒循環配管4を流れる冷媒と水道等の水源から直接供給される低温水と熱交換する構成とされてもよい。空気熱交換器5は、冷媒循環配管4を流れる冷媒と外気との間で熱交換を行うためのものである。圧縮機1は空気熱交換器5から流出する冷媒を圧縮して水冷媒熱交換器2に送る。膨張弁3は水冷媒熱交換器2から流出する冷媒を減圧して空気熱交換器5に送る。
(【0011】以降は省略されています)

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